VCHAメンバープロフィール・経歴！ケイリーKGの2人脱退はなぜ？

VCHAのメンバープロフィールや経歴は？

なぜ2人もVCHAで脱退が発生？

VCHAは今どうなっているの？

JYPのグローバル戦略の中で誕生したガールズグループ「VCHA」。

アメリカを拠点に多様なルーツを持つメンバーで構成されたVCHAは、2024年のデビュー直後から世界中の注目を集めました。

しかし、すでに2人のメンバーがグループを離れる波乱の展開に。

本記事では、VCHAのメンバープロフィールや経歴を詳しく紹介するとともに、2人が脱退した理由や現在の活動状況についても解説します。

てんぷら

K-POP大好きな筆者がお届けします！

VCHAメンバーのプロフィール・経歴

VCHAは、2024年1月にデビューし、アメリカ人5人とカナダ人1人で構成されていました。

しかし、2024年12月にはメンバーのKGが脱退し、JYPエンターテインメントに対して訴訟を起こしています。

また、2025年7月12日、最年少メンバーのケイリー（Kaylee）が正式にグループを脱退し、現在4人体制です。

• レクシー
• カミラ
• ケンダル
• サバンナ
• 【脱退】KG
• 【脱退】ケイリー

1人1人の経歴とプロフィールを見ていきましょう。

レクシー

経歴

4歳から12年間、バレエを習い続け、バレエチームの公演にも多数出演してきました。

2019年からは約3年半、K-POPカバーダンスチーム「Prism Kru（プリズム・クルー）」で活動し、KCON 2022 LAへの出演や、K-POPカバーダンス・フェスティバル・ワールド・ファイナルでの優勝など、華やかな実績を積み重ねました。

バレエで鍛えた体幹と表現力を活かした、しなやかでパワフルなダンスが特徴です。

オーディションA2Kでは、始めの順位は振るわなかったものの、努力の成果が実り、最終順位1位でデビューを勝ち取りました。

明るくユーモアのある性格で、グループの雰囲気を盛り上げるムードメーカーとしても活躍しています。メンバーやファンからの信頼も厚いです。

特技は、モン族風のパパイヤサラダを作ることや、絵を描くことです。
家族構成は両親と3人のきょうだいで、モン族初のK-POPアーティストとしても注目を集めています。

カミラ

経歴

カミラは、スペイン・バルセロナで生まれ、キューバを経てカナダ・モントリオールで育ちました。英語・スペイン語・フランス語を流暢に話す多言語話者です。

幼い頃から、数多くのオーディションやボーカルサバイバル番組に挑戦してきました。2016年には兄とともに「The Voice Kids」に出場し、ファイナリストに選ばれた経験もあります。

看護師を目指して、カナダのジョン・アボット・カレッジで看護学を学んでいましたが、アイドルの夢を諦めきれず、A2Kに応募。

A2Kでは最終順位3位となり、VCHAのメンバーに選ばれました。歌唱力だけでなく、感情表現の豊かさや人柄、そして努力を惜しまない姿勢が高く評価されました。

VCHAでは主に高音のクライマックスパートを担当し、グループの歌唱力を支える中心的な存在です。

身長が高くモデル体型で、ストリート系ファッションや黒を基調としたスタイルがよく似合います。

ケンダル

経歴

ケンダルは、幼少期からバレエ（約5年間）やピアノ（7年間）をはじめ、テコンドー、ジャズダンス、演劇、合唱団など、さまざまな分野に挑戦してきました。学校や教会での舞台にも多く出演し、表現力を磨いてきました。

韓国で短期のダンスアカデミーに参加した経験があり、現地でK-POPカバーダンスのバスキング公演も行いました。

A2Kオーディションでは、豊かなパフォーマンス力と表現力が高く評価されました。

スター性審査では、すらすらと話しながら、針金を折り曲げて作った犬のネックレスを作り、J.Y.Parkにプレゼントしていました。

最終順位は6位。専門的なボーカルレッスンを受けたことはありませんが、ゴスペル合唱団で培った独自の音色と感情表現が魅力です。キュートな顔立ちと豊かな表現力で人気のメンバーです。

サバンナ

経歴

幼少期から7年間、プロの体操選手として活動していましたが、肘の負傷をきっかけに競技を引退しました。
その後、友人の影響でK-POPやダンスに興味を持つようになりました。

A2Kオーディション番組では最終順位4位となり、VCHAのメンバーになりました。

非常に高い身体能力を持ち、ダンスの習得も早く、グループ内では「ダンスリーダー」としても活躍しています。

性格については「楽観的・おおらか・アウトスポークン」と自己評価しており、メンバーからは「一番チルな人」と評されるなど、自然体で親しみやすい雰囲気が魅力です。

A2Kの審査では、NMIXXの「O.O」を披露。体操選手として身につけた体幹やアクロバティックが光っていました。

ボーカル面では、高音が出ないからとキーを下げて歌うこともありましたが、その後J.Y.Parkのレッスンによりすぐに成長を遂げました。

【脱退】KG

経歴

KGは、4歳からモデル活動を開始し、Ford Modelsに所属して世界各地の広告に出演してきました。

7歳のときに兄たちとバンド「Good Kicks」を結成し、音楽活動を本格化させます。
ピアノ、ギター、ベース、ボーカル、ドラム、ミュージカルなど幅広い音楽トレーニングを受け、バンドとしてグラミー賞受賞作家と共演した経験もあります。また、ニコロデオンとの契約実績もあります。

12歳からは「KG Crown」の名義でソロアーティストとして活動を開始。

ロサンゼルスに移住し、SNSで人気を獲得しました。2021年には「Bad」「Gimme That」「Eeny Meeny Miny Mo」などのシングルをリリースし、K-POPやヒップホップの影響を受けたスタイルが話題となりました。

社会活動にも積極的で、LGBTQ支援やメンタルヘルス啓発に力を注いでいます。
The Trevor Projectと提携し、いじめ防止や多様性の重要性を伝える活動にも取り組んでいます。

2022年には音楽プロダクションを学び始め、JYPエンターテインメントとRepublic Recordsによるオーディション番組「A2K」に参加。

歌唱力と、苦手だったダンスの成長が素晴らしく、最終順位2位でVCHAのメンバーに選ばれました。

VCHAとしての活動では、「Y.O.Universe」や「Ready for the World」、デビューシングル「Girls of the Year」などで中核となるボーカルを担当しました。

【脱退】ケイリー

経歴

VCHA唯一の韓国系メンバーかつ最年少として活動していました。

韓国語が堪能で、グループ内で唯一のネイティブスピーカーでもあります。

幼い頃からK-POP好きな両親の影響で、自然とK-POPに親しむようになり、7歳の頃から本格的にファンになります。

12歳で地域予選に参加し、A2Kオーディション本編ではリーダーを任されました。

ダンスをしながらも安定した歌唱力が高く評価されました。

自分の性格については「情熱的」「努力家」「完璧主義者」と表現しており、悔し涙を流しながらも全力で挑戦する姿は、多くの視聴者の心を打ちました。

最終順位5位でVCHAのメンバーに選出され、夢を叶えました。

KGとケイリーがVCHAを脱退した理由・背景

KG

2024年12月8日、KGはJYPエンターテインメントとの契約を解除し、VCHAからの脱退を発表しました。

理由としては「スタッフからのいじめや不当な扱い、激務、私生活の極端な制限、薄給」など、精神的に耐えがたい環境だったとしています。

また、グループ内では薬の大量摂取による自殺未遂や摂食障害・自傷行為に至ったメンバーがいたことも明かし、K-POP業界の構造的な問題についても指摘しました。
脱退に際し、「膨大な会社の借金を背負った」とも語っています。

これに対してJYP側は、「意見の相違があった」としながらも、KGの主張の一部を否定するコメントを発表しています。

宿舎内の隠しカメラ

住居内には隠しカメラが設置され、食事や会話、行動が常に監視されていたと訴えています。

カメラの存在は「防犯用」と説明されていましたが、実際は食事管理や行動制限のためだったと主張しています。

ビバリーヒルズの高額な宿舎

契約上は「任意」とされていたものの、JYPスタッフからの圧力で高額なビバリーヒルズのグループハウス（約2.5億円）に住むことを余儀なくされました。

家賃や生活費などの「会社経費」として、KGには50万ドル（約7,800万円）以上の借金が課せられたとされています。

練習時の身体負担

練習時には水分や休憩が許されず、KGは肩の腱断裂を含む怪我を負い、深刻な身体的負担を強いられたとしています。

長時間のリハーサル（10～11時間／日、週60時間超）、食事・水分なしで動作を反復、公式には19時終了でも、実際は深夜1～2時まで練習が続くなど労働環境が過酷だったとしています。

低賃金

週60時間以上働いても、週給は500ドル（カリフォルニア州の最低賃金を大きく下回る）で、しかもこの報酬も「経費」として相殺され、実質的に無給だったとされています。

自殺未遂

メンバーの1人がNyQuilを42錠服用する深刻な自殺未遂行為に及び、その後嘔吐が続いたとされています。

JYP側は児童相談所や保護機関への通報を行いませんでした。

スタッフは「よくあること」として軽視したと主張しています。

人格否定

KGは誕生日にダンス講師から「ひどいダンサー」と罵倒されるなど、公開の場での侮辱や精神的虐待も受けたと証言しています。

ケイリー

1月にデビュー後すぐの3月に健康上の理由で活動を中断し、2025年7月に正式な脱退が発表されました。

ケイリーは現在Instagramを更新しており、JYP退社についても投稿していますが、明確な理由は書かれていません。

KGが指摘した「自殺未遂や摂食障害」に至ったメンバーはケイリーだと憶測されています。

👉ケイリーのInstagramアカウントを見る

「VCHA（ヴィーチャ・ヴィチャ）」とは？

VCHA（ヴィーチャ／ヴィチャ）は、JYPエンターテインメントと米Republic Recordsが共同でプロデュースした、アメリカを拠点とする多国籍ガールズグループです。

2024年1月26日にシングル「Girls of the Year」で正式デビューしました。

韓国とアメリカで開催されたグローバルオーディション「A2K（America2Korea）」の上位6名によって結成されました。

韓国語で「照らす」を意味する「비춰（ビチュォ）」を英語式にアレンジしたもので、「世界を明るく照らす」「光を与える」との意味が込められています。

プレデビューシングルのタイトル曲「Y.O.Universe」のミュージックビデオが、YouTubeのワールドワイドトレンディング1位になり、アメリカのグラミードットコムが選定した「2024年の注目すべきアーティスト24」に選ばれました。

ファンの呼称は「VLIGHTS（ヴィライツ）」です。

TWICEのワールドツアー「TWICE 5TH WORLD TOUR 'READY TO BE'」のオープニングアクトとして、ステージに立ったこともあります。

VCHAは今どうなっている？

VCHAは現在、新曲リリースやイベントは途絶えており、グループとしての活動はありません。

公式SNSは、メンバーの誕生日を祝う投稿のみが行われており、最新の投稿はケンダルの誕生日である6月1日です。

KGによる訴訟は、資料（現在非公開）や複数の報道で詳細に語られており、K-POP業界の構造的な問題として国際的な注目を集めています。