1979年9月1日公開の映画『ロッキー2』。
アメリカのスポーツ映画で、シリーズ2作目。
監督・脚本・主演:シルヴェスター・スタローン。
この記事では、映画『ロッキー2』で流れる音楽4曲をご紹介します。
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『ロッキー2』で流れる曲とは?
ロッキーがエイドリアンを抱きながら帰宅するシーン
Frank Stallone - STREET SCAT
ロッキーがエイドリアンを抱きながら帰宅するシーンで流れた曲は、Frank Stalloneの『STREET SCAT』です。
1979年にリリース。
フランク・スタローンは、アメリカの俳優、歌手、ギタリストで、シルヴェスター・スタローンの弟。
今作はシルヴェスター・スタローン自らが監督・脚本・主演を務めています。
これが初監督作品!本当に多才だ…。
まずは前作のアポロとの戦いのシーンが流れ、2では「その後」が描かれていますが、これがまたリアル!
アドレナリン全開でゾーンに入った状態から解かれたロッキーの、少々放心したような表情。
反対に、まだまだ興奮状態のアポロ。試合後の選手をよく捉えた演出だと思います◎
そして、ロッキーはエイドリアンとついに結婚へ…!
ごく身内のみで行われた小さな結婚式が、ロッキーとエイドリアンらしいですね。
式を終え、ロッキーがエイドリアンを抱っこしながら帰っているシーンで聞こえてくる歌は、シルヴェスター・スタローンの弟・フランク・スタローンが作曲した「STREET SCAT」
ベースボーカルの軽快なリズムが特徴的なア・カペラで、耳馴染みの良い歌です♪
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街角の男性たちが歌うシーン
Frank Stallone - Two Kinds Of Love
街角の男性たちが歌うシーンで流れた曲は、Frank Stalloneの『Two Kinds Of Love』です。
1979年にリリース。
ロッキーが街角で歌う男性たちに声を掛け、祝いの歌を歌ってもらうシーン。
上機嫌なロッキー。幸せそうなエイドリアン。
ずっとお姫様抱っこしているのがスゴ過ぎる場面です◎
スタローンファンとしては、エイドリアンが羨ましくて仕方ありません…!
とにかく、純粋な二人には幸せになって欲しいですね♪
ここで歌われるお祝いの歌は「Two Kinds Of Love」
透明感のある高いリードボーカルに聞き入ってしまう、これまたフランク・スタローン作のア・カペラ。
このシーンにフランク・スタローンがいるらしいのですが、前作に続きどれがフランクなのかわかりません…。笑
ロッキーがトレーニングをしているシーン
Bill Conti - Overtrue
ロッキーがトレーニングをしているシーンで流れた曲は、Bill Contiの『Overtrue』です。
1979年にリリース。
ビル・コンティは、アメリカの作曲家。
※ネタバレ有り
アポロとの戦いで成功したと思ったのもつかの間。贅沢の限りを尽くすも、学が無いため中々仕事が決まらず焦るロッキー。
エイドリアンが妊娠し、一家の主人としてお金を稼ぎたい気持ちとは裏腹に、シビアな現実に打ちのめされます。
一方アポロは、自分のプライドを賭け再戦を画策。なんかもう本当に腹の立つチャンピオンだよ!!
ボクサーとして生きたいロッキー。しかし、目が見えなくなる可能性があるロッキーに引退して欲しいエイドリアン。でもさぁ身重の身体で無理しちゃダメだよ…。案の定ぶっ倒れ重体に陥ってしまいます。
アメリカンドリームから一転し暗い展開に。このツラい演出も、視聴者の心を掴んで離しません。
そして、エイドリアンが奇跡的に目覚めた後、ついにロッキーにGOサインを出し、本気のトレーニングを開始します。
前作にも増してキツそうな、ミッキーならではのトレーニング中に流れているのは、ビル・コンティの「Overtrue」
前作の「going the distance」のミックスバージョンで、やっぱり力の入る有名な楽曲です!!
エンディング
Bill Conti - The Final Bell
エンディングで流れた曲は、Bill Contiの『The Final Bell』です。
1976年にリリース。
※ネタバレ有り
体調は万全なものの、右目には不安しか無いロッキー陣営。ミッキーはとにかく目は守れ、とロッキーに伝えます。
ロッキー自身も右目の視力を失う事はとてつもなく怖い事で、結婚式の時の神父様に祈りを捧げてもらうのでした。
こっちもドキドキです。だって目を守りながらボクシングって。無理じゃない!?
そしてアポロとの再戦は、やはり前回以上に激しいものに!!
お互いの意地とプライドがこんなにもむき出しに演出されている試合、他にあまり無いのでは?
今作もスタント無し、CG無しの体当たりの演技に心を奪われます…!!
ラストはなんと、両者ダウン。しかし不屈の精神で立ち上がったのはロッキー!
ついにチャンピオンベルトを手にしたのでした。アポロも今回ばかりはその勝利を称えます。
ロッキーは、ミッキーと神に感謝し、テレビの向こうにいるエイドリアンに勝利を伝えるのでした。
ゴングが鳴り響き、ロッキーの勝利が確定した時に流れるのは「The Final Bell」
ロッキー1のエンディングでも使用された、感動のラストを盛り上げる楽曲です♪
筆者の感想
前作の「ロッキー」の本当に直後から描かれた「ロッキー2」の前半は、アメリカンドリームを掴んだ男の末路がリアルに表現されており、貧しく孤独に生きて来たロッキーの不器用な人柄に、同情すら覚える作品でした。
本当にボクシングしか無いんだろうなと、ただひたむきに生きて来たロッキーが不憫で。
でも、ここで世渡り上手になりチャラけてしまったら、なんだかそれはロッキーでは無いですよね!
今作では、ボクシングにもエイドリアンにも、ずっと一途な彼に安心感を覚えました◎
そして、エイドリアンのとにかく海より何より深い愛にも感動!
病床でロッキーに「勝って!」と笑顔で伝えたシーンも、グっと来る見どころポイントです。
そんな不器用な愛を貫く二人の間に生まれたジュニアは、どう育って行くのでしょうか?今後も楽しみです!
ストーリーはとても面白かったのですが、今回使用された楽曲に関しては数が少なく、前作のオマージュも多いので聞きごたえとしては物足りないところ。
もう少しオリジナルも作って欲しいなーと思う、ロッキーシリーズファンの筆者でありました。次作に期待♪
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