1999年3月6日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』。
テレビ朝日開局40周年、映画・テレビ20周年記念作品。
第17回ゴールデングロス賞優秀銀賞受賞作。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
宇宙ものはもう良いんじゃないかな!?と思うほど、宇宙はドラ映画の舞台になることが多いですが、本作はひみつ道具がたくさん出て来てファンならずとも楽しめる作品です!!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』のあらすじ
謎のUFOを追って、宇宙へ飛び出したドラえもんたち。宇宙少年騎士団のリアンたちと、銀河漂流船団めざして、大宇宙を旅することになるが・・・。そこへ、謎の怪人に操られた独立軍が出現した!
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』で流れる曲
オープニング
山野さと子、大山のぶ代 - ドラえもんのうた
オープニングで流れる曲は、山野さと子、大山のぶ代の『ドラえもんのうた』です。
ゲーム内の宇宙に取り残され、スネ夫が「ママー!!」と泣くのかと思いきや、ジャイアンと共に「ドラえもーーーん!!」と叫びお馴染みのOPを飾ります。
曲のアニメーションは、ちょっと作画が違うのが気になりました。今風な感じ?
キラキラと星に乗るメインキャラ達はキュートで、夢のある演出となっていました!3Dも良いけどセル画も良いね。
また、のび太達が宇宙船を脱出し探検に出る際には、メインキャラ達でこの歌を口ずさんでいますよ♪
のび太達が惑星を探検しながら歌うシーン
のび太達が惑星を探検しながら歌うシーンで流れる曲は、大山のぶ代、ヤングフレッシュの『ポケットの中に』です。
武田鉄矢さん作詞、菊池俊輔さん作曲。大山ドラの声を思いっきり堪能出来る、ファンにとってはお馴染みの名曲♪
メインキャラ達がみんなで歌っており、とても仲良しな雰囲気が伝わって来ます。
「怪獣でもなんでも出て来い!!」とジャイアンがフラグを立てますよ!
ドラえもんの「ちょっとだけなら…(冒険行こうか)」も、盛大なフラグですよね。笑
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲(主題歌)は、SPEEDの『季節がいく時』です。
国民的アイドル・ダンスグループ・SPEED初のアニメソング。「Precious Time」のCDに収録されています。
SPEED、意外とアニメソングは歌ったことが無かったのだなぁと驚き。この年に解散してしまって衝撃でした。
本作は、前作のようにメインキャラクター達の活躍がしっかりと描かれています。
ひみつ道具を駆使出来るのも、長年ドラえもんと共に生きて来たからこそ!
ドラえもんがどんどん頼りなくなる(頼らなくても良くなって行く)のを観るのは、成長が見られて嬉しい反面、寂しくもありますね。
何度でも観よう!「のび太の宇宙漂流記」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太の宇宙漂流記』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
リアンの乗る宇宙船内部、ガラクタ置き場に小ネタを発見!
パーマン2号(ブービー)、パーマンのマスク、ウメ星デンカ、キテレツ大百科のコロ助、21エモンのモンガー、のび太のおばあちゃんのダルマが箱の中に入っています。
たくさん藤子作品が観られて嬉しいカットでした!
また、その後のジャイアンが「ここで終わるには早すぎる!」とメタ発言をします。確かに、どこでもドアでお終いってわけにはいかないですよね!
小ネタ2(見どころ):
豪華で細部にまでこだわった宇宙船に注目!
本作の宇宙船やメカをデザインしたのは、『さらば宇宙戦艦ヤマト 愛の戦士たち』『マクロス』シリーズを手掛けた、宮武一貴さん。
海の生物をもとにして考えられたそうで、スターノーチラスはオウム貝、スタークラブはカニ、マザーシップガイアは鯉のぼりを参考にしたそうです。(ぼく、ドラえもん第16巻より)
アニメーターの織田さんのツイートに、胸アツな原画がたくさんありますよ!!
#まゆみのアニメのお仕事シリーズ
戦闘艇のスターノーチラスは古代のオウムガイ、巨大都市宇宙船のマザーシップガイアはこいのぼり、独立軍基地はタコといった具合である。#ドラえもん #ドラえもんのび太の宇宙漂流記 pic.twitter.com/fPIL5y1ebP— 織田真由美 (@oda4131) November 28, 2020
小ネタ3(見どころ):
映画を見返したくなる、豪華な声優陣をご紹介!
- リアン役は、『怪物くん』怪物太郎、『パタリロ!』パタリロ・ド・マリネール8世役などの白石冬美さん。
- ログ役は、『ドラゴンボール』『ゲゲゲの鬼太郎』などでお馴染みレジェンド声優・野沢雅子さん。
- フレイヤ役は、『機動戦士Ζガンダム』クム、ハロ、『ドラゴンボール』チチ役の荘真由美さん。
- アンゴルモア役は、『北斗の拳』のラオウ、『魔法使いサリー』サリーのパパ役などの内海賢二さん。
ドラえもん・大山のぶ代さんと、ログ・野沢雅子さんの掛け合いにはほっこり♪
野沢雅子さんは二代目ドラを演じていましたから、夢の共演となっていますよ!!
小ネタ4(見どころ):
同時上映されたのは、藤子・F・不二雄先生亡き後、その意思を受け継ごうという事で原作漫画の中から選んだ作品を映画化した「ドラえもん感動シリーズ」の『のび太の結婚前夜』。
てんコミ第25巻「のび太の結婚前夜」を原作としています。当時、予告ののび太のセリフだけで泣けちゃうと話題になりました!
セリフはコチラ↓
「いつの間にか、僕は夜中に1人でトイレに行けるようになった。1人で電車に乗って会社に通うようになった。…でも本当に僕は変わったのかな?ねぇドラえもん、僕は明日、結婚するよ。」
ぜひこの感動作も観てください!!
筆者の『のび太の宇宙漂流記』のグッズ紹介
劇場でもらえたおもちゃは「ミニドラ・シャトル」。2005年発行の「ぼく、ドラえもん」16巻では、本作の特集が組まれています。
同時上映されたもうひとつの作品は『ザ☆ドラえもんズ おかしなお菓子なオカシナナ?』。こちらはシールハガキになっていて、お友達が送ってくれました♪
『ドラえもん のび太の宇宙漂流記』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の南海大冒険』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『のび太の太陽王伝説』の主題歌を解説!
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