2000年3月11日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』。
映画・大長編ドラえもんの第21作目で、第18回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞。
ドラえもん誕生30周年記念作品で、20世紀最後のドラえもん映画でもあります。
ドラえもんとのび太が古代の太陽の国「マヤナ国」で、のび太そっくりのティオ王子と出会い、冒険を繰り広げるファンタジー。
南アメリカ大陸に存在したマヤ文明や、マーク・トウェインの『王子と乞食』がモチーフとなっています。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
ドラえもん映画の中でもかなり力の入っていた、ミレニアム作品。学生の時に友だちと観に行き、全く興味の無かった遺跡などを調べ始めた想い出…!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』のあらすじ
ひみつ道具の「タイムホール」が、古代文明の世界につながった。太陽の王国マヤナにやってきたドラえもんたちは、のび太とうりふたつのティオ王子に協力して、魔女レディナと対決することに・・・!
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太の太陽王伝説』で流れる曲
オープニング
ウィーン少年合唱団、大山のぶ代 - ドラえもんのうた
オープニングで流れる曲は、ウィーン少年合唱団、大山のぶ代の『ドラえもんのうた』です。
ドラえもん30thアニバーサリーという事で、世界的に有名なウィーン少年合唱団がオープニングを飾りました!
壮大なオーケストラと天使の歌声、その中にのぶ代ドラの「ハイ!タケコプター!」がいつも通り流れてほっこり♪
メロディに合わせて、獣になったのび太達と青い鳥のドラえもんが登場し、本編さながらの冒険を繰り広げています。
エンディング・スタッフクレジット・主題歌
由紀さおり・安田祥子 - この星のどこかで
エンディング・スタッフクレジットで流れる曲は、由紀さおり・安田祥子の『この星のどこかで』です。
「あざやかな 蒼い勇気が 奇跡を起こすよ」という、映画の内容とドラえもんを表した歌詞と、優しいメロディが魅力的な曲。
日本を代表する姉妹歌手・由紀さおりさん&安田祥子さんが美しいハーモニーを奏でています。
のび太がククとマヤナ国を散歩するシーンや、クライマックスシーンでも使用されていますが、残念ながら曲の配信はありませんでした。(公式動画も無かったので、今回はオルゴールの曲を掲載しました)
今作は、のび太の優しさ・魅力がたっぷりと詰まったもので、ドラえもんというよりはのび太とティオがメインだと思います。
2004年6月発行『ぼくドラえもん』の「ドラデミー大賞・主演キャラクター賞」で、第一位に輝いたのび太。彼の勇姿と優しさに癒される事間違いなし!!
サウンドトラック
何度でも観よう!「のび太の太陽王伝説」をもっと楽しめる小ネタ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太の太陽王伝説』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
のび太の部屋で、のび太とティオの正体をいつものメンバーに教えるシーン。
机の上にある本が、「あやとり」「GUN(射撃)」「宇宙」など、のび太の得意な(好きな)ジャンルの本になっています。
劇中、ティオに扮したのび太がククや子どもたちにあやとりを教えるシーンがあり、「東京タワー」などの技がこの本に掲載されているのかな?と気になりました♪
小ネタ2:
そもそも、冒険の始まりのきっかけとなったのは、演劇の配役についてモメたから。
物語や古代文明の描写が壮大で、またのび太とティオの友情に涙するシーンも多くすっかり忘れていましたが、最後の最後に劇の配役がどうなったかがわかるので、ぜひエンドロールまでまるっと観てください♪
小ネタ3:
ティオの声優を務めたのは、『新世紀エヴァンゲリオン』の碇シンジ、『幽☆遊☆白書』の蔵馬などを演じた緒方恵美さん。
勇ましい声がティオにマッチしていましたが、どうしてもシンジを思い出しエヴァも観たくなりました…。
OPでのウィーン少年合唱団のアレンジ、ゲストに大御所声優の起用という点を見ても、今作にかける熱量がわかりますね!
筆者の『のび太の太陽王伝説』のグッズ紹介
劇場でもらえたパズルのおもちゃ。子どもたちがたまに遊んでいます♪ パンフレットは紛失していました;
大正12年から平成12年まで刊行していた「週刊 アサヒグラフ(2000年3月発行)」では、太陽王伝説の紹介と、主要キャスト陣のインタビュー、ドラえもんの映画史が掲載されています。内容が濃くてびっくり!とっておいてくれた母に感謝。
今作の同時上映のひとつである「ドラえもん感動シリーズ」の『おばあちゃんの思い出』。漫画(てんコミ第4巻)もアニメも映画も絶対に泣く、名作…!
2003〜2004年頃発売されていた、エポック社のフィギュアを載せておきます。
同時上映された『おばあちゃんの思い出』と、『ザ・ドラえもんズドキドキ機関車大暴走』もぜひ!!
👉 映画おばあちゃんの思い出/ザ・ドラえもんズドキドキ機関車大暴走/21エモン宇宙いけ!
『ドラえもん のび太の太陽王伝説』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の宇宙漂流記』の主題歌を解説!
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次作:
映画『ドラえもん のび太と翼の勇者たち』の主題歌を解説!
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