2025年1月17日に公開されたNetflix映画『バック・イン・アクション』
アメリカのアクション・コメディムービー。
数々の危険な任務に就いていた元諜報員の精鋭カップル。
しかし忘れた頃に、あるモノがきっかけで大事件に巻き込まれる!
主演:キャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックス

アクション映画が大好物のbeersyです!
キャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックスという大御所俳優が共演とあって、期待大で視聴。
ストーリーはやや無理があるものの、ネトフリらしくサクっと楽しめました!
この記事では、Netflix映画『バック・イン・アクション』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!
-
Netflix映画『バック・イン・アクション』で流れる10曲をシーン別にご紹介!
続きを見る
『バック・イン・アクション』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 3
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 5
公開直後からネトフリランキング1位をキープした本作。
平凡な両親が実は元CIAの諜報員だった…、こういう設定はありきたりなのに、なぜこうも胸が躍ってしまうのか!
しかも今回は、共に50代のキャメロン・ディアス、ジェイミー・フォックスがW主演。
年齢を感じさせない見事なアクションを、水陸空で堪能させていただきました。
ストーリーは、サプライズはあるものの特に頭を使う事なく、考察の必要もなくゆるっと楽しめます。
映画『101』でお馴染みのグレン・クローズが出演していたのも嬉しかった!
しかし、次回に繋がるようなラストには驚き。筆者的にはこれで終わりでも良かったのでは…?と思いましたが…。
アクション好きな人だけではなく、ドタバタコメディ映画が好きな人にもオススメです!
以下より重要なネタバレを含みます。
『バック・イン・アクション』のネタバレ
諜報員カップルの2人
15年前。
諜報員(スパイ)として働くマットとエミリーは、つい数ヶ月前に恋人同士になった精鋭のカップル。
しかし、エミリーは妊娠している事を言えずにいる様子だった。
そんな中2人は、フランスの武器ブローカーに扮し、東欧の危険なテロリスト集団「ボルカ」のボスで、元KGBの男であるバルサザール・ゴールに近づくため、ゴールの子供の誕生日パーティーに潜入する。
途中追手に見つかりながらも、発電所や原子力など様々なインフラのマスターキー「ICSキー」を盗み出す事に成功。
MI6(イギリスの秘密情報機関)のバロンが待つ合流地点へ向かい、用意された飛行機に乗り込みんだ。
すると機内でエミリーが、マットの子供を妊娠したと告げる。
マットは大喜びで乗務員にシャンパンを頼むが、実はその乗務員はテロリストの仲間であり「キーを渡せ」と言ってエミリーを人質にとった。
それでも2人は、見事な連携プレーと強さでテロリスト達を圧倒したが、操縦不能となった飛行機は墜落。
マットとエミリーは脱出しかろうじて助かり、今後はお腹の子のために「墜落に巻き込まれて死んだ事にして、キャリアなど全てを捨ててこの家業から引退し、新しい人生を歩もう」と決意した。
ーー
現在。
エミリーとマットは、14歳の長女アリスと12歳の長男レオを育てるパパとママになっている。
しかし、思春期真っ只中の子供達の育児に四苦八苦していた。
特にアリスは、エミリーに嘘を付いて彼氏とクラブへ行ったらしい。
エミリーとマットは「もうスパイはしない」と決めていたものの、プロのスキルを発揮し追跡を開始、そのクラブへと向かった。
ーー
若者でごった返している中、2人は派手なメイクをしたアリスを見つけ、無理やり連れて帰ろうとするが激怒される。
周りの若者が面白がって動画を撮ったり、エミリーとマットを「ブーマー世代」などと言ってからかい始め、ついにはアリスの腕を強く引っ張ったのを見て、切れたエミリーが手を出してしまった。
それを皮切りに乱闘が起きたが、エミリーとマットは昔のような動きで周囲を制圧。
若者が撮っていた動画は削除し、アリスを連れて帰った。
しかしまたしても母娘は大喧嘩になり、エミリーはマットに「昔の強い自分に戻りたい」と吐露した。

2人ともプロなのでひた隠しにして来たのでしょうが、娘が14歳でこんなところに入り浸っていたら、そりゃ心配にもなりますよね。
とはいえ、あまり制圧しても良くない。本当に難しいお年頃。レオくんはマイペースで可愛い!
華麗な戦闘アクションも素晴らしかったです。
しかし、妊娠している身体で夫を掴み空を滑空なんて、無理がある。笑
危険な鍵
翌日。
15年前一緒に働いていた、チャックが2人の家に現れる。
再会を喜んだのも束の間、彼は「昨日の動画が拡散され、君たちが生きている事がバレた。これからすぐに、事故現場から無くなったICSキーを探しに敵が来るだろう」と警告した。
また、あの時バロンが2人をテロリストに売っていたらしく、早くキーをCIAに渡した方が良いとの事。
すると突然、喋っていたチャックが撃たれて即死し、2人も激しい銃撃を受ける。
なんとか敵の目を欺き車で逃げ、エミリーが「チャックが死ぬなんて!キーなんか持ってないのに、早く誤解を解かないと」と言うと、なんとマットが「怒らないで聞いてくれ。悪党に渡したくなくて、あの時キーをケースから取り出していたんだ。今は君のお母さんの家にある」と打ち明けた。
実はエミリーの母・ジニーはMI6の伝説的な存在であり、マットは彼女の家が安全だと考えていたのだ。
しかしジニーにはその事を伝えておらず、またエミリーは、14歳でアメリカの寄宿学校に行かされた事を恨んでおり、仲が悪いままずっと会ってはいない。
それでも、子供達を守るには鍵を取り戻すしかないと考え、学校から無理やりアリスとレオを連れ出して、エミリーの実家があるイギリスへ飛び立った。
ーー
4人は偽装パスポートで無事イギリスに入国。
アリスは偽装パスポートに気付き、両親は犯罪者なのではないかとレオに話していた。
すると途中、車で立ち寄ったガソリンスタンドに数人の追手が現れ、マットとエミリーが派手にやり合う。
それを子供達が見てしまい、逃げている最中マットがついに「パパとママは『QRN』という、緊急対応の非公式CIA秘密諜報員だったんだ」と明かした。
アリスもレオも「かっこいい」と目を輝かせたが、逃げている両親は気が気じゃない。
ーー
翌朝、やっとジニーの家に到着。
彼女にはナイジェルというかなり若い恋人がいるが、落ちこぼれのためジニーが日々訓練しているらしい。
エミリーはそんな母を見てため息をつき、やはり言い合いの喧嘩をしてしまった。
しかしジニーは、アリスに「あの子は寄宿学校へやった事を恨んでいるようね。でも、それはあの子が望んだ事だったのを忘れているみたい」と諦めの表情で話す。
2人の間には思い違いがあり、昔ジニーは仕事に身を捧げていたものの、今でもエミリーを愛している様子だ。
母と祖母の様子を見たアリスも、「私はママを嫌いじゃない」とジニーに伝えた。
一方エミリーとマットは、子供達をナイジェルに任せ、キーを取りに外へ行く。
無事に回収したが、上空をバロン達のヘリコプターが飛んで来たため、急いで家に戻った。
すると、ジニー、ナイジェル、アリス、レオが拘束されており脅されたため、キーを渡そうとする。
しかしそこへ現れたのはバロンではなく、なんと死んだはずのチャックだった。

メインキャラっぽいチャックがすぐ死んじゃった…と思ったので、少々不思議でしたがそういうことか!
バロンの相棒がどうしても悪党に見えなかったですし、勘の良い視聴者はすぐに気付いたでしょうね。
ジニーは最高にクール!ナイジェルは面白い動きをしそうなキャラ。
それにしても、振り回される子供達が本当にかわいそうだ。
家族の絆
実はチャックは、エミリーとマットが死亡し、キーをも紛失したという責任を取らされ、仕事も金も家族も失っていた。
バロンは純粋にゴールとボルカを追っており、チャックはエミリーとマットをけしかけるため撃たれて死んだフリをしていたのだ。
「復讐と金のため」かつての仲間にそう言われて愕然とする2人。
すると、拘束を解いたジニーが家中に隠しておいた武器を使い、護衛達にこっそり攻撃を始める。
しかしナイジェルが声を出してしまい、エミリーとフランクも銃を手にしたが子供達はヘリコプターで連れ去られてしまった。
その後大人達4人は、レオが指輪型のGPSを付けていたため、パソコンで位置情報を確認する。
すると「テート・モダン」という国立近現代美術館が示された。
調べると美術館内でパーティーが行われ、チャックはそこで富豪にキーを売るつもりらしい。
エミリーとマットは正装に着替え、会場へと急いだ。
ーー
チャックは、富豪達にデモンストレーションを見せる。
ロンドンの街並みの明かりを全て消したり、ダムを決壊させようとした。
そして強欲な者達の間で競りが行われ、キーは二億五千万円で買い取られる事になった。
その頃、数々の追手を倒したエミリーとマットの前に、大勢の部下を連れたバロンが現れる。
彼らは2人を指名手配していたが、事情を全て把握しており協力関係となった。
そして競りが行われている部屋に突入し、戦闘が始まる。
しかしチャックが逃走し、子供達が船で連れ去られてしまったため、エミリーとマットはジニーの狙撃の援護を受け、追手のバイクで追いかけた。
一方、車で大人しく待っていたナイジェルは、目の前にキーを持ったチャックの手下の女が現れ、1人で車に乗り込むのを目撃する。
ジニーに「動かないで」と命じられていたが、悩んだ末、車で女の車に突っ込んだ。
ーー
エミリーとマットは、船で逃げるチャックのもとへ。
ついに追い付き乗り込んで、次々と護衛達を倒して行く。
アリスが襲われた時にはレオがボンベで殴り倒し、2人で海へ投げ込んだ。
そして目の前には、開かれた水門が現れる。
同じ頃、ナイジェルがジニーと連絡を取り合い「キーを手に入れた!」と報告し、気を失っている女のパソコンを開く。
ジニーがそれをエミリーに無線で伝えると、エミリーは「水門を閉じてと伝えて!」と叫び、子供達にライフジャケットを着せた。
そしてアリスに「ママを信じて」と言って海に放り込み、レオは自らそれに続いて海へ。
姉弟は手を取り合って、両親が乗った船が猛スピードで行ってしまうのを見つめた。
ーー
ナイジェルはジニーに閉門するように言われたが、そんな芸当は出来ないので慌てふためる。
しかし癇癪を起こしパソコンを叩くと、何故か閉門する画面が出て来て「うまくいった」と喜び、コードを入力した。
そしてエミリーとマットは、揉み合いの末船を運転するチャックを倒し、間一髪海に飛び込む。
チャックが起き上がった時、水門は閉められており船が激突、大炎上した。
ーー
ーー
家族に笑顔が戻り、力を合わせてピンチを切り抜けた4人の絆は強固なものとなる。
また、エミリーはジニーとも和解した。
しかしそんな幸せいっぱいのエミリーとマットの前に、またしてもバロンが現れる。
彼は「チャックの死体が上がっていない。君にもまた任務に就いて欲しいし、君のお父さんをリクルートして欲しい」と言った。
マットは怪訝な顔をして「お父さん?」と聞く。
エミリーは「あれ?話してなかったっけ?」と返事をした。

アクション・コメディなのを良い事に、まさかのナイジェルがあんな古典的な方法で世界を救うとは!
かなり拍子抜けしてしまいました。もうちょっと緊迫感が欲しかったような…。
そしてまさかの第二作に続く?だとすると、キャストが気になりますね。
ストーリー的にはこのまま終わりで良かったような気がしますが、続報を待ちましょう!
『バック・イン・アクション』が好きな人にオススメの映画
映画『バック・イン・アクション』が好きな人にオススメの、家族をテーマにしたアクション作品をピックアップ。
ファミリー・プラン
元殺し屋の父・ダン(マーク・ウォールバーグ)が組織に狙われ、家族旅行というテイでNYからLAへ!
家族愛とアクションをたっぷり楽しめて、ロードームービー感もあり見応え十分な作品です。