2005年12月3日公開の映画『Mr.&Mrs.スミス』。
平凡な夫婦生活を送るジョンとジェーン・スミスは、実は殺し屋…ある日、互いに正体を知らぬまま、相手をターゲットとする任務が下されたことで事態は急変!アクションとコメディが見ものです。監督はダグ・リーマン、主演はブラッド・ピットとアンジェリーナ・ジョリー。
この記事では、映画『Mr.&Mrs.スミス』で流れた音楽のうち14曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『Mr.&Mrs.スミス』で流れた曲とは?
店にいたジョンがジェーンと出会うシーン
Plastilina Mosh - Oxidados
店にいたジョンがジェーンと出会うシーンで流れた曲は、Plastilina Moshの『Oxidados』です。
夫婦でカウンセラーを受けるジョンとジェーン。5~6年前にコロンビアで出会ったという過去のシーンで、カッコイイロックな音楽が流れました。ジョンは酒を飲んでおり、ジェーンも一人だった…。
そんな中、一人旅だと疑われそうになったのが出会いのキッカケでしたね。クールで熱い音楽とともに驚きの出会いが描かれました。
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ジョンとジェーンがダンスをするシーン
Joe Strummer & The Mescaleros - Mondo Bongo
ジョンとジェーンがダンスをするシーンで流れた曲は、Joe Strummer & The Mescalerosの『Mondo Bongo』です。
ジョンとジェーンは握手を交わして二人で飲みに!乾杯してダンスに誘うジェーンの妖艶さにピッタリな音楽が流れます。熱い男性ボーカルの歌と、ゆったりとしたリズムの曲が素敵ですね。
魅惑的なダンスを踊る2人が照らされつつ、雨が降る中お酒を飲んで熱いキスをする一連のシーンから、2人の関係性が伝わってきました。
ジョンたちがアメリカで射的を楽しむシーン
Ozomatli - (Who Discovered) America
ジョンたちがアメリカで射的を楽しむシーンで流れた曲は、Ozomatliの『(Who Discovered) America』です。
「あーあーあー アメリカ♪」という歌と共にアメリカのビル群が映し出されつつ、屋台で賑わう場所(遊園地っぽかったですね)を歩くジョンとジェーン。
ジェーンは射的が上手くなさそうでしたが…ジョンは凄腕でしたね。そんな彼を見てジェーンも本気で射的の腕を見せます。ビギナーズラックで射撃を学んだとのことですが、本当でしょうか?気になる関係を見ていきましょう。
ジョンがバーの奥に進むシーン
Flogging Molly - The Worst Day Since Yesterday
ジョンがバーの奥に進むシーンで流れた曲は、Flogging Mollyの『The Worst Day Since Yesterday』です。
ジェーンが仕事に行き、ジョンはバーへ。カウンターで飲んでいる客たちの後ろを通りつつ、従業員専用の出入り口に向かいます。店内にはゆったりとした男性ヴォーカルの歌が流れ、落ち着いた感じがしましたね。
扉を通るとポーカーを楽しむ3人の男が…ジョンは間違って入ったと言いつつも、ポーカーに混ぜてくれと言うのでした。上手くいくのか、ハラハラしますね。
ジョンがポーカーを楽しむシーン
The William Tell Overture
ジョンがポーカーを楽しむシーンで流れた曲は、『The William Tell Overture』です。
ポーカーの仲間に入れてもらったジョン。他の男3人と仲良く楽しみ、調子に乗って来たと乾杯をします。ジョンはわざと負けたりしていたようですが…そんな中、男の一人が「パラランパララン」と『The William Tell Overture』の有名なメロディをノリノリで歌っていましたね。
ロッシーニ作曲の『ウィリアム・テル序曲』は、この終盤の「スイス軍の行進」が有名です。軽快で力強いリズムが特徴で、疾走感あふれるメロディは騎馬の疾走や勝利の行進を連想させるため、ゲーム中に思わず歌いたくなるのかもしれませんね。
ジョンたちが隣人のパーティーに向かうシーン
Alana D. - Baby Baby
ジョンたちが隣人のパーティーに向かうシーンで流れた曲は、Alana D.の『Baby Baby』です。
ジョンとジェーンは隣人のスージーとジョーのホームパーティーへ。パーティーに相応しい賑やかな音楽が流れ、女性ヴォーカルの歌も少し聞こえてきましたね。大勢で賑わう広い家で、ジョンは葉巻などを勧められます。
ジェーンは赤ん坊を任されて動揺しているのが新鮮。ジョンは見てみぬふりをするようでしたが…冷や冷やする関係性を見守りましょう。※上記は別の歌手による歌です
ジョンが車で現場に到着するシーン
Poison - Nothin’ But A Good Time
ジョンが車で現場に到着するシーンで流れた曲は、Poisonの『Nothin’ But A Good Time』です。
ジョンは車で現場に到着し、車で大音量のロックな音楽を流していましたね。男性ヴォーカルの歌が軽快に流れる中、土煙を上げて車が走っていくのが印象的。
ジェーンが設置した装置を倒すジョンですが、装置にも彼女にも気付くことなく音に乗ってポーズを決めます。秒読み開始となる中、ジョンがジェーンの声やにバズーカを撃ち込み、仕掛けてあった周囲の爆弾が一斉に起爆するという展開は目が離せません。
ジョンがダイナーで報告するシーン
Matt Hirt & Francisco Rodriguez - Mi Dulce Caridad
ジョンがダイナーで報告するシーンで流れた曲は、Matt Hirt & Francisco Rodriguezの『Mi Dulce Caridad』です。
ジョンが任務にジャマが入ったことを仲間に一連のことを話す中、ダイナーでは楽しそうな音楽が聞こえてきましたね。店員にメニューを注文しつつ、ノリの良い音楽と男性ヴォーカルの歌が少し聞こえてきました。
ヒントはラップトップだと伝えつつ、ジェーンの方にシーンが移ります。48時間以内にことを納めなければならない…大変な事態になってきましたね。
ジョンたちがキッチンで殴り合いを始めるシーン
Charles Wright & The 103rd St. Rhythm Band - Express Yourself
ジョンたちがキッチンで殴り合いを始めるシーンで流れた曲は、Charles Wright & The 103rd St. Rhythm Bandの『Express Yourself』です。
ジョンもジェーンも互いの素性に気付き、殺し合いに近いような状況に!車を飛ばしながら家へ戻る二人の会話に冷や冷やしつつ、先に家に入ったジェーンは銃を構えていましたね。
ジョンは何とか家に入って銃を持って彼女を探しますが…先に撃たれ、そこから隠れながらの撃ち合いへ!キッチンで肉弾戦が始まると、軽快でリズミカルな音楽が流れます。しっかりとリズムを刻む音楽と男性ヴォーカルの歌は、荒々しい戦いを繰り広げる二人にピッタリですね。
ジョンたちが朝食をとるシーン
Magnet (With Gemma Hayes) - Lay Lady Lay
ジョンたちが朝食をとるシーンで流れた曲は、Magnet (With Gemma Hayes)の『Lay Lady Lay』です。
ジョンとジェーンは互いに銃を向け合いますが、熱烈なキスシーンへ!そのまま愛し合ってからの、穏やかな朝のシーンへ。
といっても穏やかなのは音楽だけ…ケンカによってボロボロになったキッチンで朝食の準備をする中、ゆったりとした男性ヴォーカルの歌が流れます。廊下で朝食をとりつつ、殺し屋の日々について楽しそうに話をするのでした。
ジョンたちが車で移動するシーン
Air Supply - Making Love Out Of Nothing At All
ジョンたちが車で移動するシーンで流れた曲は、Air Supplyの『Making Love Out Of Nothing At All』です。
懸賞金をかけられたジョンとジェーン!家が大破して車で移動開始…ゆったりとした音楽が車内で流れる中、ちょっとした口喧嘩もする二人は微笑ましいかもしれませんね。
男性ヴォーカルの歌で和めるのも束の間となり、追っ手に気付いてカーチェイスが始まります!ジョンからジェーンに運転手が代わり、爆発や激しい車のぶつかり合いが繰り広げられますよ。
ジョンたちが銃を持ってエレベーターに乗るシーン
Alana D. - Girl From Ipanema
ジョンたちが銃を持ってエレベーターに乗るシーンで流れた曲は、Alana D.の『Girl From Ipanema』です。
ジョンとジェーンは銃を構えつつ、エレベーターへ!穏やかな歌と曲が流れているのが少し聞こえてきましたね。エレベーターを降りた瞬間、銃撃戦が始まって再びエレベーターに戻るのが少しコミカルです。店内での戦いが続き、2人のラストが気になりますね。
「Girl from Ipanema(イパネマの娘)」は、多くのアーティストによってカバーされてきたボサノヴァの名曲。ジャズやポップスのスタンダードとして世界中で親しまれています。※上記の動画は他のアーティストによるアレンジです