2025年9月26日公開の映画『俺ではない炎上』は、阿部寛主演の作品。SNSで拡散された女子大生殺害画像と共に、無関係の男・山縣泰介が“犯人”と断定されるのが物語の始まりです。突如「炎上加害者」に仕立て上げられた泰介は、無実を証明するため真犯人を追い、逃亡を続けます。
この記事では、映画『俺ではない炎上』で流れた音楽のうち4曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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映画『俺ではない炎上』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!犯人の動機に驚き&案出が凄かった
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『俺ではない炎上』で流れた曲とは?
オープニング
フジモトヨシタカ - Opening Lane
オープニングで流れた曲は、フジモトヨシタカの『Opening Lane』です。
2024年12月のある日、大学生の住吉はSNSを見て血まみれになった写真について考えていましたね。写真の投稿者を調べたり、引用リツイートの内容を考えたり…そうした朝を経て車で大学まで移動する映画のオープニングが流れました。
ノリの良い管楽器の音と共に、少し声のようなエフェクトが入っていたのが印象的。登場人物や監督・脚本の人物名が、旧Twitterの呟きのように表示されていくのがおもしろかったです。
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警察2人が車で移動するシーン
フジモトヨシタカ - Offbeat Duo
警察2人が車で移動するシーンで流れた曲は、フジモトヨシタカの『Offbeat Duo』です。
警察の2人が車で移動中にヒップホップのような音楽が流れていましたね。コンビが活動中という感じのノリの良さがあり、泰介が逃走中という緊迫感から少し解放される感じがしました。
警察コンビは「公園の初動捜査でなんで遺体を見つけられなかったのか」などの苦言を呈しつつ、泰介の妻に話を伺いに行きますよ。コンビの各々の役割にも注目ですね。
泰介がひたすら走るシーン
フジモトヨシタカ - アゲていこうか
泰介がひたすら走るシーンで流れた曲は、フジモトヨシタカの『アゲていこうか』です。
泰介が車でスポーツウェアに着替えてひたすら走る!週に数回、10キロのランニングをしていたからこその身体能力に驚きです。ランニング中のワンシーンで軽快な音楽が流れていたと思います。
泰介を演じる阿部寛が走っていくのは応援したくなりましたよね。泰介は白いウェアと帽子を身に付けてスナックで食事したり、塩見のマンションを訪ねたり…追われているという緊張感もありますが、少し笑ってしまうシーンも多かくて見やすかったです。
エンディング
WANIMA - おっかない
エンディングで流れた曲は、WANIMAの『おっかない』です。
泰介の妻と娘らが互いに「自分が悪かった」と言い合う映画のラストが印象的でしたね。そうしてエンディングでは主題歌でもある『おっかない』が流れました。WANIMAらしい突き抜けるバンド曲で、炎上に巻き込まれる怖さと正面から向き合うような勇気をくれる曲に感じましたね。
歪んだギターとタイトなドラムによる疾走感、男性ヴォーカル短い言葉を畳みかけるような歌などが印象に残ります。歌詞は無責任な拡散や心ない一言に傷つく感情をまっすぐ描いているようでした。