1997年制作の映画『ロミーとミッシェルの場合』。
高校時代から仲良しのロミーとミッシェルは、10年経った今でも二人一緒。
二人が高校時代に思い出すのは意地悪なクリスティのことばかりですが、ひょんなことから同窓会に参加することになります。
「誘惑のアフロディーテ」のミラ・ソルヴィノと「フレンズ」のリサ・クドローが共演するアメリカン・コメディ映画です。
映画『ロミーとミッシェルの場合』で流れた音楽22曲をご紹介します。
『ロミーとミッシェルの場合』で流れた曲とは?
オープニング
No Doubt - Just A Girl
オープニングで流れた曲は、No Doubt(ノー・ダウト)の『Just A Girl』です。
No Doubtは、グウェン・ステファーニ率いるアメリカのロックバンドです。代表曲に「Don't Speak」や「Hey Baby」があります。
オープニングは、海外のカラフルな布地がランダムに出てきてきます。布地のカラーセンスが日本と違いますね。
日本もポップなカラーデザインはありますが、アメリカの布地はパキッとした色合いが多いような気がします。
ロミーとミッシェルの暮らすアパートの場面では、映画「プリティ・ウーマン」のシーンが!ミッシェルと同じく、可哀想なヴィヴィアンと思いました。
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ロミーとミッシェルがクラブのダンスフロアで踊るシーン
N-Trance - Stayin' Alive
ロミーとミッシェルがクラブのダンスフロアで踊るシーンで流れた曲は、N-Trance(エヌ・トランス)の『Stayin' Alive』です。
1995年にリリースされたアルバム「エレクトロニック・プレジャー」に『Stayin' Alive』が収録されています。
ビージーズの「Stayin' Alive」をサンプリングしています。
新しい出会いを求めてロミーとミッシェルは、行きつけのクラブへ出かけます。いつも通り、バーテンダーからはチェリーのサービス。
ロミーはレズビアンだったら良かったとぼやきますが、ミッシェルはたまにヤッてみる?と提案します。
ロミーとミッシェルの2人の空気感は、男が間に割って入れないほど最強なので、このまま2人で仲良く老後を過ごしてほしいな、なんて私は思います。
ロミーとミッシェルが卒業アルバムでヘザーを見つけるシーン
The Smithereens - Blood and Roses
ロミーとミッシェルが卒業アルバムでヘザーを見つけるシーンで流れた曲は、The Smithereens(スミザリーンズ)の『Blood and Roses』です。
The Smithereensは1980年に結成されたアメリカのロックバンドです。
リードボーカル兼ギターのパット・ディニツィオは2017年に亡くなりました。
偶然、高校の同級生ヘザーに再会したロミーは、大はしゃぎでミッシェルに早速報告します。
10年ぶりに卒業アルバムを開いたロミーとミッシェルは、ヘザーの写真を発見。どうやらヘザーは、口の悪い変わり者だったようです。
ヘザーと聞いて、すぐさまウィノナ・ライダーの「ヘザース」を思い起こしました。ガールズムービーならではの意地悪映画ですが、「ヘザース」も面白いですよ。
高校時代のヘザーとサンディが研究発表会に参加しているシーン
Thomas Dolby - She Blinded Me With Science
高校時代のヘザーとサンディが研究発表会に参加しているシーンで流れた曲は、Thomas Dolby(トーマス・ドルビー)の『She Blinded Me With Science』です。
Thomas Dolbyはイギリスのミュージシャンで発明家です。1993年にHeadspaceを設立しました。
ロミーとミッシェルは、自分たちがスクールカーストのどの位置だったか思い出そうとします。
2人はチアリーダーのクリスティのようなスクールカースト上位グループ(Aグループ)でもなく、ヘザーとサンディのようながり勉グループ(Cグループ)でもありませんでした。
「スパイキッズ」や「バーレスク」で個性的なキャラクターを演じたアラン・カミングの若かりし頃が観れます!
ただのがり勉には見えない、変態っぽさを残すのがアラン・カミングの魅力ですね。
ロミーがビリーを見つめるシーン
Bow Wow Wow - I Want Candy
ロミーがビリーを見つめるシーンで流れた曲は、Bow Wow Wow(バウ・ワウ・ワウ)の『I Want Candy』です。
Bow Wow Wowはイギリスで結成されたニューウェイヴ・バンドです。
高校時代からお洒落なロミーとミッシェル。ロミーは高校のエース、ビリーに夢中でした。
ランチ中もビリーの肉体美に見とれていますが、残念な点は意地悪なクリスティのボーイフレンドということだけ。
女子あるあるシーンに胸が痛くなります。一人が悪口を言っている時に、悪口の相手を良く言うと空気が一気に自分へ非難集中。無言でいることが吉です。
プロムのダンスフロアで楽しむロミーとミッシェルのシーン
Wang Chung - Dance Hall Days
プロムのダンスフロアで楽しむロミーとミッシェルのシーンで流れた曲は、Wang Chung(ワン・チャン)の『Dance Hall Days』です。
Wang Chungはイギリスのポップ・デュオグループです。『Dance Hall Days』は、1982年と1984年にリリースされています。
ムチのようなポニーテルを振り回して踊るロミーがキュートなシーンです。
プロムのダンスフロアで楽しむロミーとミッシェルのプロムドレスは、さすがはファッショニスタ!マドンナをオマージュしたドレスにしています。
クリスティは1980年代に流行したブリブリのレースにパステルカラーのボリュームドレス。ロミーとミッシェル、クリスティたちのプロムドレスでキャラクターの性格が分かりやすく区別されています。
ロミーとミッシェルが田舎を抜け出して都会に憧れる姿は、遠い昔に私にもあったなと懐かしさを感じます。
プロムでヘザーがトビーに悪態をつくシーン
Robert Palmer - Addicted To Love
プロムでヘザーがトビーに悪態をつくシーンで流れた曲は、Robert Palmer(ロバート・パーマー)の『Addicted To Love』です。
Robert Palmerはイギリスのロック・ミュージシャンで、「恋におぼれて」ではグラミー賞を受賞しました。
サンディに夢中のヘザーは、プロムのラストダンスにサンディを誘いますがふられてしまいます。間が悪くやってきたトビーに八つ当たりするヘザー。
ヘザーの口悪さは最上クラスですね。ヘザーのような人に出会ったら、私なら裏で泣いてしまうかもしれません。
意中の相手が振り向いてくれずイラつくヘザーもティーンならではと言いますか。
『Addicted To Love』のMVどこかで見たなとモヤモヤしていましたが、映画「ラブ・アクチュアリー」のワンシーンでした!『Addicted To Love』をオマージュしていたようですね。
ビリーとクリスティがロミーをからかうシーン
Devo - Whip It
ビリーとクリスティがロミーをからかうシーンで流れた曲は、Devo(ディーヴォ)の『Whip It』です。
Devoはアメリカのロックバンドで、2003年のサマーソニックに出演しました。
ビリーをラストダンスに誘うことに成功したロミーは、意気揚々とミッシェルに報告します。そこへ半泣きのクリスティが現れ、ロミーを責めたてます。
どこまでも意地の悪いクリスティとおバカなビリーですね!ロミーが気の毒で仕方がありません。
クリスティとビリーは小指を角にぶつけろ、と悪態をつきたくなる気分になります。
プロムのダンスフロアに取り残されたロミーのシーン
Cyndi Lauper - Time After Time
プロムのダンスフロアに取り残されたロミーのシーンで流れた曲は、Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)の『Time After Time』です。
Cyndi Lauperは、グラミー賞やエミー賞を受賞しているアメリカのシンガーソングライター兼俳優です。『Time After Time』でグラミー賞の最優秀楽曲賞にノミネートされました。
ロミーはダンスフロアでビリーを待ち続けますが、一向にビリーが現れる気配がありません。
気の毒に思ったミッシェルは、ロミーをダンスフロアに誘います。
好きな人にロミーのような仕打ちをされたら、しばらくは恋愛不信に陥ってしまいます。クリスティとビリーに呪いをかけたくなりますね!
映画後半にある、サンデイ・ロミー・ミッシェルの同窓会での謎のダンスシーンでも『Time After Time』が使用されています。ダンスシーンは一体何だったのでしょうか。何を見せられていたのか。考えてはいけないシーンかもしれません。
ロミーとミッシェルが同窓会に出発するシーン
Kenny Loggins - Footloose
ロミーとミッシェルが同窓会に出発するシーンで流れた曲は、Kenny Loggins(ケニー・ロギンス)の『Footloose』です。
『Footloose』は1984年にシングルリリースされました。ケヴィン・ベーコン主演の映画「フットルース」の主題歌です。
同僚とチョメチョメをして手に入れたクールな車でロミーはミッシェルを出迎えます。
ミッシェルはドライブ用のカセットテープを準備して、いざ出発!かと思いきや車が思うように進みません。
ミッシェルのバンダナコーデが可愛いですね。ワンピースと同じカラーリングでそろえています。アクセントカラーに濃いめのブルーのサングラス。パーフェクトマッチなコーディネートに脱帽です。
ドライブ中にミッシェルが隣車線の車にちょっかいを出すシーン
The Vapors - Turning Japanese
ドライブ中にミッシェルが隣車線の車にちょっかいを出すシーンで流れた曲は、The Vaporsの『Turning Japanese』です。
The Vaporsはイギリスのロックバンドで、『Turning Japanese』で大ヒットしました。
ドライブを楽しむミッシェルでしたが、隣車線を走る車の子どもに気を取られます。子どもはミッシェルに対していたずらを仕掛けます。
ミッシェルは子どもに負けず劣らずやり返します。モラルはさておき、ミッシェルの天真爛漫な性格がよくわかるシーンですね。
車の窓ガラスは誰が拭き取るのでしょうか。衛生面でもよろしくないと思う、などと色々気になります。
ロミーとミッシェルがガソリンスタンドのダイナーで着替えるシーン
Desert Rose Band - Hello Trouble
ロミーとミッシェルがガソリンスタンドのダイナーで着替えるシーンで流れた曲は、Desert Rose Band(デザート・ローズ・バンド)の『Hello Trouble』です。
Desert Rose Bandはアメリカのカントリーバンドです。1980年代~1990年代に活躍していました。
ドライブの途中でガソリンスタンドのダイナーに立ち寄ったロミーとミッシェルは、ビジネスウーマンらしいセットアップに着替えて準備万端です。
ビジネスウーマンらしいランチセットをテイクアウトしようとするロミーとミッシェル。どうでもよさげなウェイトのおばあちゃん。
淡々とオーダーをとるおばあちゃんが笑えるシーンです。
ロミーとミッシェルが車の中でビジネスウーマンの設定を考えるシーン
Culture Club - Karma Chameleon
ロミーとミッシェルが車の中でビジネスウーマンの設定を考えるシーンで流れた曲は、Culture Club(カルチャー・クラブ)の『Karma Chameleon』です。
Culture Clubはボーイ・ジョージ率いるイギリスのポップ・バンドです。1983年リリースの『Karma Chameleon』の邦題名は、「カーマは気まぐれ」です。
ウェイターのおばあちゃんに言われて、ビジネスウーマンの設定が甘かったことに気づいたロミーとミッシェル。
ロミーの天才的なひらめきでひと安心かと思ったら、ミッシェルの設定があいまいになってしまいました。納得のいかないミッシェルは、心の底ではミッシェルのことを見下しているロミーに傷つきます。
親友だからこそできる喧嘩の内容ですね。ただの友人では、ロミーとミッシェルのように腹を割って言い合いができません。本音で付き合える友人は一生大切にしたいものですね。
ロミーとミッシェルが同窓会の会場に入るシーン
Naked Eyes - Always Something There to Remind Me
ロミーとミッシェルが同窓会の会場に入るシーンで流れた曲は、Naked Eyes(ネイキッド・アイズ)の『Always Something There to Remind Me』です。
1982年リリースの『Always Something There to Remind Me』は、アビー・ロード・スタジオでレコーディングされ、アメリカで大ヒットしました。
同窓会に到着したロミーとミッシェルは、到着してすぐ別行動になります。ミッシェルはロミーの後を追うようにして、同窓会に入場します。
早速ビリーに話しかけるロミーはビジネスウーマンの設定を利用し、ミッシェルは宿敵のクリスティに話しかけます。
未だにビリーに夢を見ているロミーに呆れしまいますね。ビリーのどこがいいのかさっぱり私はわかりません。
ミッシェルがクリスティを言い負かすシーンでは、スッキリ爽快です!
ミッシェルが夢から覚めて同窓会の会場に向かうシーン
The Pretenders - Don't Get Me Wrong
ミッシェルが夢から覚めて同窓会の会場に向かうシーンで流れた曲は、The Pretenders(プリテンダーズ)の『Don't Get Me Wrong』です。
『Don't Get Me Wrong』は、イギリスのロックバンドThe Pretendersが1986年にリリースしました。アルバム「Get Close」と「The Singles」に収録されています。
ツッコミどころ満載のシーンから一転、車の中で寝落ちしていたミッシェルは起きて同窓会の会場に向かいます。
何を見せられているのだろうと呆然としていましたが、ミッシェルの夢でした。
スクールカーストトップのAグループだったリサの変身っぷりが気持ちいいです。悪趣味な友達とはきっぱり縁を切って、再スタートした姿に好感度アップです。
ロミーとクリスティがマウント合戦を繰り広げるシーン
The Go Go's - Our Lips Are Sealed
ロミーとクリスティがマウント合戦を繰り広げるシーンで流れた曲は、The Go Go's(ゴーゴーズ)の『Our Lips Are Sealed』です。
The Go-Go'sは、1980年代に人気のあったアメリカのガールズ・グループです。デビューアルバム「Beauty and the Beat」に『Our Lips Are Sealed』が収録されています。
ビリーを探していたロミーですが、最悪なことにクリスティたちに遭遇してしまいます。クリスティたちは相変わらず意地悪な雰囲気を醸し出しています。
クリスティは3人の子どもに恵まれ、愛する夫ビリーと幸せな結婚生活を自慢。ロミーは起業で成功したビジネスウーマン。最新の携帯電話も持っています。
どちらも見ていて痛い。つらい。でも、ロミーとクリスティの会話は日常生活でよくある出来事ですよね。
「自慢話だけど」と言って話し始めてほしいものです。そうすれば、言う側も聞く側も不愉快な思いをせずに済むかと思うのです。
ロミーにヘザーが話しかけるシーン
Bananarama - Cruel Summer
ロミーにヘザーが話しかけるシーンで流れた曲は、Bananarama(バナナラマ)の『Cruel Summer』です。
Bananaramaは1981年にイギリスで結成されたガールズ・グループです。代表曲は「It Ain't What You Do」。
マウント合戦をしていたロミーですが、タイミング悪くヘザーがやって来ます。ヘザーは空気が読めないのか、余計なことばかり話します。
思わずヘザーに怒りの矛先が向かいます!口も悪い、空気が読めないあなたは引っ込んでて!と叫ぶ私がいます。
クリスティにこてんぱんにやられたロミーが気の毒で気の毒で。クリスティを親に持った子どもたちの将来が心配です。
吹っ切れたロミーとミッシェルが同窓会に再登場するシーン
Bananarama - Venus
吹っ切れたロミーとミッシェルが同窓会に再登場するシーンで流れた曲は、Bananarama(バナナラマ)の『Venus』です。
『Venus』の原曲はThe Shocking Blueが1969年にリリースしました。Bananaramaがカバーした『Venus』は、日本やアメリカで大ヒットを記録しました。
マウント合戦に敗れたロミーを励ますミッシェル。結局のところ、自分らしくいることが一番の成功と気づいた2人は、ビジネスウーマン風のセットアップを脱ぎ捨て、ポップでキュートなドレスに着替えます。
映画のカバー写真にもなったロミーとミッシェルのドレス姿は、パステルカラーだけどメタリックな生地で攻めています。可愛い以外に言葉が見つかりません。
はっきりとクリスティに大嫌いと言い放ったロミーに大拍手!リサもかっこいい!
性根が腐った人とまともに取り合おうとしても意味がありません。相手にしないことが一番です。
ヘザーがロミーとミッシェルに謝るシーン
Tears For Fears - Everybody Wants To Rule The World
ヘザーがロミーとミッシェルに謝るシーンで流れた曲は、Tears For Fears(ティアーズ・フォー・フィアーズ)の『Everybody Wants To Rule The World』です。
Tears For Fearsは、1980年代にヒットしたイギリスのロックバンドです。2022年に17年ぶりのニューアルバムをリリースしました。
高校時代はどこのグループにも属していないと思っていたロミーとミッシェルですが、ヘザーはAグループだったロミーとミッシェルに憧れていたと告白します。
思いの外素直に謝るヘザーにキュンとしてしまいました。悪態をついてごめんなさい。トビーもちゃんとヘザーの口の汚さに傷ついたことが言えて良かったです。
高校時代自分がどういう風に思われていたかなんて気にしたことがありませんでしたが、久しぶりに卒業アルバムを探してみようかと思います。
大成功したサンデイが同窓会に登場するシーン
Robert Palmer - Bad Case Of Loving You
大成功したサンデイが同窓会に登場するシーンで流れた曲は、Robert Palmer(ロバート・パーマー)の『Bad Case Of Loving You』です。
『Bad Case Of Loving You』の原曲は、1978年に Moon Martinがリリースしました。Robert Palmerが1979年にカバーしヒットした曲です。
噂でゴムを開発して大成功したらしいサンデイが、満を期して同窓会に登場します。ヘリコプターで同窓会に乗りつけ、グッチのスーツをまとって堂々たる姿のサンデイです。
サンデイの目的はただ一つ、愛しのミッシェルに再会することです。
リッチなサンデイですが、どこか変態っぽさが残っています。金持ちで変態か、貧乏でまともな人か、究極の選択ですね。
ロミーとミッシェルがサンデイのヘリコプターで同窓会を去るシーン
Belinda Carlisle - Heaven Is A Place On Earth
ロミーとミッシェルがサンデイのヘリコプターで同窓会を去るシーンで流れた曲は、Belinda Carlisle(ベリンダ・カーライル)の『Heaven Is A Place On Earth』です。
The Go Go'sのメンバーであるBelinda Carlisleは、1987年に『Heaven Is A Place On Earth』をリリースしBillboard Hot 100で1位を獲得しました。
見事同窓会で返り咲いたロミーとミッシェルは、サンデイのヘリコプターで華々しく同窓会を去ります。
クリスティも少し可哀想な目にあいますが、これまでの意地悪を考えたらいい気味です。
人生に迷走中だったロミーとミッシェルは、やりたい事を見つけてしっかりと形にします。素直にかっこいい!有言実行ですね。
エンディング
The Go Go's - We Got The Beat
エンディングで流れた曲は、The Go Go's(ゴーゴーズ)の『 We Got The Beat』です。
『 We Got The Beat』はイギリスでは1981年、アメリカでは1982年にリリースしました。
最後までロミーとミッシェルらしくマイペースにエンディングを迎えます。
2人の独特なリズムの会話や謎のダンスシーンで困惑しますが、お気に入りのガールズムービーのひとつです。
挿入歌も80年代のヒット曲が集まっていて、ジュークボックスを聴いているようでした。
筆者の感想
Y2Kの代表作『ロミーとミッシェルの場合』は、ピンクファーにメタリックブルーにとファッション好きにたまらない映画です。ロミーとミッシェルのコーディネートは、セクシーだけどキュート、自信のある部位は惜しみなく見せるべし!なアイテム使いが多いですね。
同窓会に行く相談をするシーンでのミッシェルのチェーリーコーディネートが一番のお気に入りです。Y2Kファッションをやってみたい人は、ぜひ『ロミーとミッシェルの場合』をチェックしてみてください。
真面目に『ロミーとミッシェルの場合』を観ていると、ちょっとしんどいかなと思う場面が多いですが、全体的にポジティブなストーリーで勇気づけられるストーリーです。ロミーとミッシェルの自由行動で、途中観ている側を全力で置いてけぼりします。
クリスティみたいな意地の悪い人ってどこにでもいますよね。クリスティのような人をうまくかわして立ち回れればいいのですが、傷ついた心は簡単には戻れません。ヘザーのように、気づかないうちに自分が人を傷つけていることも。
いい歳になってもクリスティにいじめられていたロミーとミッシェルでしたが、最後はハイスクールの呪縛から解き放たれて人生を謳歌します。人生楽しんだ者勝ち!
80年代・90年代の懐メロ洋楽ポップスとともに、若い頃の苦い思い出を笑い飛ばしたい時におすすめです。