2003年9月27日公開の映画『S.W.A.T.』。
クラーク・ジョンソン監督によるロサンゼルス市警のスワット(SWAT隊)がチームを結成し、護送任務に挑むアクション映画。緊迫感あふれる展開が魅力。出演はコリン・ファレル(ジム・ストリート役)、サミュエル・L・ジャクソン(Hondo役)、ジェレミー・レナー(ギャンブル役)など。
この記事では、映画『S.W.A.T.』で流れた音楽のうち17曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
公開年 | シリーズ作品 |
2003年 | S.W.A.T. |
2011年 | S.W.A.T. 闇の標的 |
『S.W.A.T.』で流れた曲とは?
スワットが出動するシーン
Theme From S.W.A.T.
スワットが出動するシーンで流れた曲は、『Theme From S.W.A.T.』です。
映画が始まってすぐ、事件が起きる!そこにスワットが呼ばれてクールな音楽が流れ、登場シーンが描かれます。映画の冒頭にぴったりな曲と演出が良いですね。
人質を取った強盗相手にギャンブルとストリートと呼ばれる男たちが行動を起こすのはハラハラします。 この曲はスワット合格時にチームが口ずさむシーン、スワットが護送するシーンなどでも流れます。
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ストリートが砂浜で走るシーン
The Rolling Stones - Shattered
ストリートが砂浜で走るシーンで流れた曲は、The Rolling Stonesの『Shattered』です。
警部補はかばってくれますが、ギャンブルはフーラーから「銃器保管庫に配属だ!」と言われて怒りを露わに…5年も相棒を務めたストリートはギャンブルが去ることになるのは仕方ないと思ったようです。
ギャンブルが去って半年後、ストリートはストイックにトレーニングをしているシーンで、勢いのあるノリの良い曲が流れました。男性ヴォーカルの特徴的な歌と共にストリートが砂浜を走ったり、サンドバックを打ったりするのを見守りましょう。
ホンドー巡査部長の銃をストリートが調整するシーン
Thicke - Oh Shooter
ホンドー巡査部長の銃をストリートが調整するシーンで流れた曲は、Thickeの『Oh Shooter』です。
元スワットのホンドー巡査部長が戻り、ストリートの銃を調整します。黙々と銃の掃除や調整をするシーンを経て、青い車が町を走るシーンへ。その際に「Shooter」の前奏だけ流れ、ジャズやソウルの雰囲気が漂う独特のサウンドがステキでした。
ストリートは女性(恋人ですかね)と切ない話をしつつ、ホンドー巡査部長に銃を返して信用を得ていくのに注目です。
ストリートが射撃訓練をするシーン
Danny Saber - S.W.A.T. 911
ストリートが射撃訓練をするシーンで流れた曲は、Danny Saberの『S.W.A.T. 911』です。
射撃訓練にてストリートが銃を撃っていると、「ストリートがTJと勝負したら勝つだろう」と賭けが始まる!低音を響かせるクールな音楽が流れる中、スマートに訓練をこなすのがカッコいいなと思いましたね。
この頃からTJとの確執が生まれてしまったのかもなと思いました。
容疑者が逃げるシーン
El Gran Silencio - Columpio
容疑者が逃げるシーンで流れた曲は、El Gran Silencioの『Columpio』です。
警官がスペイン語を話す女性に容疑者の場所を聞くと、裏手から男が逃げた!その通報を受けたホンドー巡査部長はストリートに運転させて現場に向かいます。
勢いのある男性ヴォーカルの口早な歌が流れる中、逃走劇を見守りましょう。 容疑者は工場を通ったりパレードの合間を縫ったりして逃走しますよ。
容疑者を追う際にパレードが演奏しているシーン
Zacatecas
容疑者を追う際にパレードが演奏しているシーンで流れた曲は、『Zacatecas』です。
パレードでは町の人たちが歩道に集まり、演奏している人やスポーツをする人が行進していましたね。男を無事に逮捕した際にも曲が聞こえてきました。
メキシコのザカテカス州を象徴する行進曲「Marcha de Zacatecas(ザカテカス行進曲)」メキシコの愛国的な歌として広く知られています。ザカテカス州の州歌としても公式に採用されていて、力強い旋律とリズムが特徴。メキシコ全土でパレードや祝賀行事、軍事イベントなどで頻繁に演奏されています。
おじさんを殺したアレックスが車を走らせるシーン
Linkin Park - Figure.09
おじさんを殺したアレックスが車を走らせるシーンで流れた曲は、Linkin Parkの『Figure.09』です。
アレックスは叔父さんを訪ね、「これからはオレが仕切る」と言うと不穏な雰囲気に…父親の金を横領していた叔父さんを殺し、店を出るのにはハラハラしました。
アレックスが車に乗って走らせる際にしっかりとしたリズムの激しい曲が流れましたね。かっこいい音楽と共に夜の街並みが映し出され、警察のバイクに止められるまで曲が流れます。
キー・クラブの前でブリジェットがレポートをするシーン
Buppy - Do You Want Some
キー・クラブの前でブリジェットがレポートをするシーンで流れた曲は、Buppyの『Do You Want Some』です。
キー・クラブの前でブリジェットがレポートをする中、特徴的な声の男性ヴォーカルの歌が流れます。テンポの良い歌と共にブリジェットが警察に悪態を付き、アレックスたちも映し出されました。
Buppyの歌は独特な深みとソウルフルな質感を持っていますね。少し鼻にかかったようなトーンと、しっとりとした響きが特徴的で、情熱的な雰囲気を感じさせます。
スワットの新チームがトレーニングをするシーン
Jimi Hendrix - Crosstown Traffic
スワットの新チームがトレーニングをするシーンで流れた曲は、Jimi Hendrixの『Crosstown Traffic』です。
ストリートたちが自己紹介という名のケンカを終え、ヘリコプターの降下訓練から開始!ロックな音楽と共に走るチームたち、銃を構えて人質救出訓練をしていきます。
音楽と共に勢いのある男性ヴォーカルの歌と共に訓練を見守りましょう。 トランプと射撃を組み合わせるゲームも楽しそうで良いですね。
トレーニング中に休憩するシーン
Sound Off (Duckworth Chant)
トレーニング中に休憩するシーンで流れた曲は、『Sound Off (Duckworth Chant)』です。
きつい訓練の合間に休憩するチームメンバー。その際に「キャノンボール かわいいね」と「Sound Off (Duckworth Chant)」のフレーズに合わせて歌っていたようでした。
「Sound Off(The Duckworth Chant)」は、1944年にアメリカ陸軍のウィリー・リー・ダックワース二等兵によって創作された、軍隊の行進用カデンス(掛け声)です。
民家に潜入するトレーニングをするシーン
Jane’s Addiction - Just Because
民家に潜入するトレーニングをするシーンで流れた曲は、Jane’s Addictionの『Just Because』です。
夜になり、民家に潜入する訓練をして「クリア!」と言ってホンド巡査部長が褒めます。煙を上げてクリアしていくのが続く中、時に厳しくされるのが見ものです。
ハードロックとオルタナティブロックの要素を融合させたサウンドが特徴で、力強いギターリフとダイナミックなドラムが印象的。男性ヴォーカルのエネルギッシュで感情豊かな歌声がシーンにピッタリでした。
新チームが飛行機のハイジャックを想定したテストを受けるシーン
Apollo Four Forty - Time Is Running Out
新チームが飛行機のハイジャックを想定したテストを受けるシーンで流れた曲は、Apollo Four Fortyの『Time Is Running Out』です。
ストリートたちは武装した6人が飛行機をハイジャックしたという想定で試験開始!人質とテロリストはスワットが務め、修理用の通路から彼女が潜入することに!
小刻みなギター音が流れる中、緊迫した雰囲気が映し出されるのでワクワクしますね。ギターがさらに勢いを増していくと、チームが飛行機に近づき、男性ヴォーカルの歌が流れ始めますよ。
テストに合格したチームが打ち上げをするシーン
Long John Hunter - Tell Me
テストに合格したチームが打ち上げをするシーンで流れた曲は、Long John Hunterの『Tell Me』です。
テロリストを鎮圧して試験終了!3分以上残した新記録となりました。軽快な音楽が流れる中、チームメンバーが笑顔を見せるのが良いですね。そのまま夜の打ち上げシーンとなり、スワット合格を祝うのが楽しそうです。
ディークの昔の写真があって太っていたことが知らされ、TJが犠牲になったかもしれないという厳しさもしっかり伝えるホンドーが頼もしいです。
ストリートとサンチェスがバーで飲むシーン
Sam Roberts - Brother Down
ストリートとサンチェスがバーで飲むシーンで流れた曲は、Sam Robertsの『Brother Down』です。
打ち上げが終わって夜の11時をまわり、サンチェスはまだ飲み足りなさそう!せっかくベビーシッターを雇ったのだから、まだ飲みたいようでしたね。
そうしてストリートと2人でバーに行くことになるのでした。バーでは爽やかな男性ヴォーカルの歌が流れ、盛り上がる感じがしました。店にはギャンブルがいましたが…ハラハラする展開が繰り広げられます。
サンチェスの娘の誕生日パーティーが賑わうシーン
Paulina Rubio - Y Yo Sigo Aqui
サンチェスの娘の誕生日パーティーが賑わうシーンで流れた曲は、Paulina Rubioの『Y Yo Sigo Aqui』です。
次の日、サンチェスの娘のエリザの誕生日パーティーが始まります。女性ヴォーカルの軽快な歌が流れる中、水鉄砲で打ち合いごっこが始まるのが楽しそうです。他のチームメンバーも楽しむ中、緊急の電話があって集まるのは見ものですよ。
ダンス・ポップとユーロポップの要素を取り入れたこの楽曲は、シンセサイザーとハウスビートが特徴的。クラブシーンにも合いそうです。
立て籠もり犯を追い詰めるシーン
Hot Action Cop - Samuel Jackson
立て籠もり犯を追い詰めるシーンで流れた曲は、Hot Action Copの『Samuel Jackson』です。
立て籠もった男は爆弾などもしかけており危険…そんな中、ストリートは案を出しました。準備をしていく際に低音を響かせるギターなどの音楽が流れていき、「ア・アア・アアア・アー」と男性ヴォーカルの歌も続きます。
まさか壁を剝がすような秘密兵器が見れるとは…斬新でしたね。缶詰のように壁が開き、成功を楽しむのが良いなと思いました。 この曲はエンディング曲目でも流れます。
エンディング2曲目
Molotov - S.W.A.T. T.S.O.L.P.P.
エンディング2曲目で流れた曲は、Molotovの『S.W.A.T. T.S.O.L.P.P.』です。
重低音の効いたビートと攻撃的なラップが特徴的な曲は、今作のエンディングにぴったり。勢いのあるスワットチームの訓練や実践を思い出させてくれますね。
Molotov のラップとロックが合わさったこの曲は、力強いリズムと聴く者の心拍数を上げるような雰囲気が印象的でした。