2012年10月20日公開の映画『エクスペンダブルズ2』。
アメリカのアクション映画。
主演:シルヴェスター・スタローン。監督:サイモン・ウェスト。
この記事では、映画『エクスペンダブルズ2』で流れた音楽11曲をご紹介します。
公開日 | シリーズ作品名 |
2010年 | エクスペンダブルズ |
2012年 | エクスペンダブルズ2 |
2014年 | エクスペンダブルズ3 ワールドミッション |
2024年 | エクスペンダブルズ ニューブラッド |
『エクスペンダブルズ2』を観る方法
『エクスペンダブルズ2』で流れた曲とは?
バーニーとクリスマスが軍用機の中で会話するシーン
Dion - The Wanderer
バーニーとクリスマスが軍用機の中で会話するシーンで流れた曲は、Dionの『The Wanderer』です。
1962年にリリース。
ディオンは、アメリカのシンガーソングライター。
※ネタバレ有り
冒頭からいきなりのアクションシーンが満載!
ハラハラするし、懐かしのメンツは相変わらずで安心したし、ガンナーも元気そうだし、前作同様ワクワクさせられました◎
新しいメンバーも加入しており、シリーズ2作目も期待大です。
さて、冒頭ではエクスペンダブルズが捕らえられた人質を救出するのですが、なんと拷問を受けていたのはシュワちゃん演じるトレンチ!
シーザーが武器を貸し、放った一言が「壊したら溶鉱炉で溶かすぞ」←これはターミネーター2のラスト、名場面ですね。笑
今回も大御所ならではのオマージュが入り面白そう♪
そして、無事に中国の富豪を救出し、帰路に就く一行。
このシーンで流れたのは「The Wanderer」
任務を終え、まったりとしているメンバーを癒すかのような、明るいR&Bです♪
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エクスペンダブルズのメンバー達が、バーでお酒を呑んでいるシーン
Sir Mack Rice - Mustang Sally
エクスペンダブルズのメンバー達が、バーでお酒を呑んでいるシーンで流れた曲は、Sir Mack Riceの『Mustang Sally』です。
1965年にリリース。
サーマックライスは、アメリカのシンガーソングライター。
任務を終え、メンバー達がバーで楽しく酒盛りをしています。
こんなオシャレな場所でビール瓶片手に呑みたいですねー♪
バーニーは、浮気された元カノとヨリを戻したクリスマスが心配な様子。なんだかお父さんみたい。笑
そして、ガンナーの過去はなんと化学工学の修士!
こんな見た目で博識とは。ギャップがあるにも程がある。
何があってこのような裏稼業に来てしまったのか、意外と隠れファンの多いキャラクターなのでもっと掘り下げて欲しかったりして…。
ヤク中からは抜け出したみたいだけど、まだまだ危うい視線にハラハラしちゃいます!!
バーの中で流れている曲は「Mustang Sally」
この直前に流れている曲と同じく、ローテンポの癒されるようなR&Bです◎
バーニーとビリーが会話をするシーン
Frank Stallone - You Don't Want To Fight With Me
バーニーとビリーが会話をするシーンで流れた曲は、Frank Stalloneの『You Don't Want To Fight With Me』です。
2012年にリリース。
フランク・スタローンは、アメリカの俳優、歌手、ギタリストで、シルヴェスター・スタローンの弟。
チームに新しく加入したビリーは、裏稼業から足を洗いたいとバーニーに相談。
ここでもお父さんみたいに温かく受け入れるバーニー、やっぱり素敵だなぁ!!
若くしてここまでの実力を兼ね備えていますし、目をかけている様子が優しい眼差しから伝わります。
ただ、フラグが立ちまくってるよ…!良い子なのに何かが起きそうな予感。
ちなみに、このビリー役のリアム・ヘムズワースは、なんか観た事あるなと思ったらお兄さんが、マーベル映画「マイティ・ソー」のソー役である、クリストファー・ヘムズワースなのですね!
よく似てらっしゃいますが、弟さんのほうは甘い感じがする♪
そして、ここで流れている曲は、なんとシルヴェスター・スタローンの弟であるフランク・スタローンが作曲した「You Don't Want To Fight With Me」
バーニーとビリーの温かい関係と、スタローン兄弟の関係性が似ているのでしょうか◎
軽快なギターの音が耳馴染みの良い、ポップなギターロックです。
ガンナーがマギーを気にしているシーン
Tommy James - Crystal Blue Persuasion
ガンナーがマギーを気にしているシーンで流れた曲は、Tommy Jamesの『Crystal Blue Persuasion』です。
1969年にリリース。
トミー・ジェイムス&ザ・ションデルズ は、アメリカのロックバンド。
チャーチが派遣させた謎の女性・マギーと共に、エクスペンダブルズは任務地・アルバニアへ。
同じ軍用機に乗るマギーの気を引こうと、ガンナーが咳払いをしまくり声をかけようとしますが何も言えずに撃沈するシーン。
それを見たみんなは失笑、落ち込むガンナーがちょっとキュートで和む場面でした◎
しかしですね、その前にいきなり登場したチャーチ(ブルース・ウィリス)の存在感たるや…。
ブルース・ウィリスの代名詞である「ダイ・ハード」の時とは違って、あの「シックス・センス」のような不穏な空気を纏わせている演技、さすがです…!!
病のため、俳優業を引退してしまったのが悔やまれますね。
ここで流れているのは「Crystal Blue Persuasion」
パーカッションの音とリズムがラテンのような、癒し系のR&B・ソウルミュージックです♪
バーニーとクリスマスがヴィランの手下と戦うシーン
Ustata & Azis - Tochno Sega
バーニーとクリスマスがヴィランの手下と戦うシーンで流れた曲は、Ustata&Azisの『Tochno Sega』です。
2005年にリリース。
ブルガリアのラッパーであるウスタタと、ブルガリア出身のロマのチャルガ歌手であるアジスのフューチャリング曲。
※ネタバレ有り
ジャン=クロード・ヴァン・ダム演じるヴィランにビリーを殺され、復讐を誓うエクスペンダブルズ。
あぁ、ビリー…。フラグビンビンだったもんなぁー。
これ、スタローンの映画あるあるなのですが、近しい人が死んでしまう事が多く!
「ランボー」「ロッキー」「クリフ・ハンガー」など、だいたい主人公と関係の深い人がいなくなってしまうんですね。
エクスペンダブルズ1ではそういった事が無かったので安心していましたが、今作では「復讐」がキーワードになっていました!
バーニーとクリスマスが向かった、ヴィランの手下たちが立ち寄っているバーで流れている曲は、ウスタタ&アジスの「Tochno Sega」
独特のテンポと世界観、ブルガリアの音楽である「チャルガ」をーフューチャーさせた、じわりとハマってしまう楽曲です♪
MVもクセになりますよ!
バーニー達が、最後の晩餐の話をするシーン
Harmonica Blues Band EXpen - Lip Smackin'
バーニー達が、最後の晩餐の話をするシーンで流れた曲は、Harmonica Blues Band EXpenの『Lip Smackin'』です。
2011年にリリース。
潜伏先を決め、みんなで夜ごはんを食べるシーン。
コショウ?を振り、リガトーニをグツグツ作っているシーザーが可愛い。笑
なんでこうも映画のごはんって美味しそうなのかしら…?
最後の晩餐、バーニーが選んだ食べ物はドーナツ。私はビールかなぁ。(食べ物じゃない)
ここでもガンナーはマギーを口説こうとしますが撃沈!
ていうか、すでにみんながマギーとも仲良くしてるのがほっこりしますね◎
ここで流れている曲は「Lip Smackin'」
アーティストの情報が無いのですが「Harmonica Blues Band」というだけあって、美しいハーモニカでしっとりとしたR&Bが演奏されています♪
バーニー達が廃屋で朝を迎えるシーン
Felix Cavaliere - A Beautiful Morning
バーニー達が廃屋で朝を迎えるシーンで流れた曲は、Felix Cavaliereの『A Beautiful Morning』です。
1968年にリリース。
フェリックス・キャヴァリエは、アメリカのシンガーソングライター。
バーニーの葉巻を吸う姿が素敵過ぎる夜を越え、「It's A Beautiful Morning〜♪」というフレーズから始まる朝やけのシーン。
大イビキをかくガンナーはうるさ過ぎてバーニーに殺意を抱かせたり、シーザーは可愛く両手でコーヒーを嗜みトールはそれをもらえなかったり。
各々の朝がキャラクターに合わせて描かれており、ほっこりする戦士達の休息シーンでした◎
しかし、夜も朝もろくにごはんも食べず、みんなスゴイなぁ…。
強靭な肉体があればへっちゃらなのかしら?
この「It's A Beautiful Morning〜♪」の歌は、1960年代のR&Bバンド「ラスカルズ」のフェリックス・キャヴァリエの曲。
気だるい朝にピッタリな、歌声が爽やかで心地良いリズムの楽曲です♪
バーニー達が襲撃されるシーン
Little Richard - Rip It Up
バーニー達が襲撃されるシーンで流れた曲は、Little Richardの『Rip It Up』です。
1957年にリリース。
リトル・リチャードは、アメリカのミュージシャン、シンガーソングライター。
さ〜て、ヴィラン率いるテロ武装集団・サングの居場所も突き止めたし、そろそろ行かなきゃなぁ〜とシーザーがコーヒー片手にドアを開けると…傭兵だらけ。
シーザー「伏せろー!!」からの激しい戦闘シーンです。
いつも思うけどなんで走ってる時に弾が当たらないんだろう?笑
手持ちの弾は無くなるし戦車も出て来ちゃったし絶対絶命!!
このハラハラドキドキシーンが開始する時に、銃弾が当たってバグったジュークボックスから流れた曲は、ロック界の創始者であるリトル・リチャードの「Rip It Up」
ヤバイ!と思う場面と、陽気な曲の対比が面白いですよ♪
ブッカーが登場するシーン
Ennio Morricone - The Good, the Bad & the Ugly
ブッカーが登場するシーンで流れた曲は、Tommy Jamesの『The Good, the Bad & the Ugly』です。
1966年にリリース。
エンニオ・モリコーネは、イタリアの作曲家。
※ネタバレ有り
エクスペンダブルズ絶体絶命の危機!
が、誰かがさらっと全員やっちゃいました。戦車も一発で破壊。
だれ?だれ?とザワザワしているメンバーたちの前に「一匹狼・ブッカー」が登場するシーン。
なんともカッコよ過ぎる演出…!!彼、強過ぎない?
そして、必要以上に加勢はせずさらっと別れるのも超クール。一気にファンになっちゃいました♪
ただならぬ存在感を放つ、ブッカーを演じているチャック・ノリスは、ブルース・リーと共演したり、「地獄のヒーロー」という映画がシリーズ化されたり、アクション俳優として生ける伝説となっているお方です◎
長年俳優業はしていなかったので、この登場シーンも今作の見どころ!レジェンドとの共演は、きっとキャストたちも嬉しかったことでしょうね。
ここで流れる曲は、ミステリアスなキャラ・ブッカーにマッチした、未知のアマゾンを思わせるような不思議な楽曲です♪
サングが牛耳る村にバーニー達が到着するシーン
Felix Cavaliere - Groovin
サングが牛耳る村にバーニー達が到着するシーンで流れた曲は、Felix Cavaliereの『Groovin』です。
1967年にリリース。
※ネタバレ有り
ブッカーから聞いた「サングを恨んでいる村」に行ってみるシーン。
ここには、加勢してもらうどころか銃もまともに使えない女性と子どもしかいませんでした。
サングに何をされているかという話を聞いていると本当にかわいそうで、胸が締め付けられます。
それでも故郷を守ろうとする女性たち、たくましいですね!
村自体はのどかな田舎って感じで、派手さはありませんがとても良さそうな場所です。
バーニーたちは一度立ち去るものの、サングの手下どもが現れた瞬間に壊滅させるのでした。胸スカーッッッ!!
ここで流れた楽曲は「Groovin」
「バーニー達が廃屋で朝を迎えるシーン」でも起用されたフェリックス・キャヴァリエの、力強くも美しい歌声と、ゴズペルの女性たちの歌声が綺麗に重なる明るいR&Bです◎
エンディング〜エンドロール
Rare Earth - I Just Want To Celebrate
エンディング〜エンドロールで流れた曲は、Rare Earthの『I Just Want To Celebrate』です。
1971年にリリース。
レアアースは、かつてのアメリカのロックバンド。
※ネタバレ有り
シュワちゃんとブルース・ウィリスのドンパチが観られるとはね…!
しかもそこにチャック・ノリスとシルヴェスター・スタローン、ヴァン・ダムまで絡んじゃって。
それぞれの映画をパロったセリフが満載で、ここが超〜面白いです。笑
いや〜胸アツ!アツ過ぎてコゲましたよもう。お腹いっぱいのラストアクションでした!!
諸々片付きエンディングは、みんなで歌って帰るシーン。
ボコボコになったバーニーの顔を見たクリスマス「ボクシングでも習えよ」
最後はスタローンの代表作のひとつ「ロッキー」をパロってグータッチして終了。
今作のラストも、豪華俳優陣が揃うエクスペンダブルズならではの演出でした◎
こちらのエンディング〜エンドロールで流れる曲は「I Just Want To Celebrate」
スカっとするエンディングにマッチした、ノリノリのファンク・ロックです♪
筆者の感想
エクスペンダブルズ2は、1と同じように良い意味で頭を空っぽにし、何も考えず楽しめる映画です!
とはいえ、アクション以外にも男同士の友情があったり、仲間を思いやる愛があったりと、ストーリーは決して浅くはありません。
そして、前作よりも増して豪華な俳優陣が集結しているので、本当に観ていて飽きない…!
特にラストのスタローンvsヴァンダムの戦闘シーンは、ずっと観ていたい気持ちになりました。
でもひとつ残念なのは、ジェット・リーの出番の少なさ。
冒頭のアクションシーンは変わらず素敵だったので、もっとおかわりが欲しかったなぁ。
音楽に関しては、インストゥルメンタルが多めだった前作と比べ歌が多く使われており、また1950年代〜2000年代と幅広い楽曲を楽しめます。
挿入歌を揃えたサントラも欲しいところですね♪
さぁ、この映画は特にスカっとしたい時に。イケおじたちが活躍する映画を、とくとご覧あれ!!
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