2020年7月10日公開のアクション映画『オールド・ガード』。
何世紀にも渡り人知れず世界を救って来た、アンドロマケ(アンディ)率いる不死身の戦士達。
私利私欲のために、彼らを研究材料にしようとする製薬会社のCEO・スティーブン・メリックが襲い掛かる。
- 主演:アンドロマケ(アンディ)役/シャーリーズ・セロン
- 監督:ジーナ・プリンス=バイスウッド
- 原作『The Old Guard』:グレッグ・ルッカ(『スーパーマン』『ワンダーウーマン』等のコミックライター)、レアンドロ・フェルナンデス(作画)
この記事では、Netflix映画『オールド・ガード』で流れる音楽11曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
『オールド・ガード』で流れる曲とは?
オープニング
オープニングで流れた曲は、Madalen Dukeの『Born Alone Die Alone』です。
マダレン・デュークは、カナダのアーティスト。独特なサウンドのエレクトロ・ミュージックが多く、ゴシックな世界観が素晴らしい!
死亡しているアンディが映し出されるシーンにマッチした、なんともダークなメロディの曲。
まるでヴァンパイア映画のような雰囲気のアバンタイトルと、シンプルで洗練されたタイトルシーンでした。
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アンディとブッカーが、コプリーに会いに行くシーン
アンディとブッカーが、コプリーに会いに行くシーンで流れた曲は、Krtas Nssaの『Keep This Between Us』です。
Krtas Nssaは、モロッコのラッパー・ソングライター。妖艶なメロディと神秘的な歌声が魅力的。
モロッコの市場が映し出されるシーン。とても活気付いた街並みで、たくさんの観光客がいる様子も窺えます。
コプリー役のキウェテル・イジョフォーは、『ソルト』『ドクター・ストレンジ』などでも活躍していますよ!!
筋トレを終えたナイルが、キャンプに戻るシーン
筋トレを終えたナイルが、キャンプに戻るシーンで流れた曲は、Kierra Luvの『Put You On』です。
キエラ・ラブは、アメリカのラッパー。レゲエ色の入ったヒップホップで、若々しい声のラップは聴いていて心地良い♪
首を切られたものの、何事も無かったかのように蘇生したナイル。トレーニングもこなし、誠実・実直な軍人である事が窺えます。
しかしキャンプへ戻ると冷たい視線が…。いくら気味が悪いとしても、そんな態度って。写真の中の仲間3人の笑顔が、とても切ないシーンでした。
ナイルがイヤホンで音楽を聴くシーン
ナイルがイヤホンで音楽を聴くシーンで流れた曲は、Frank Oceanの『Godspeed』です。
フランク・オーシャンは、アメリカのシンガーソングライター、音楽プロデューサー、写真家。
仲間に酷い態度を取られ自らの現状に混乱し、いたたまれずイヤホンを持って外に出たナイルが、音楽を聴くシーン。
目を閉じて、気を落ち着かせようとしている姿がなんとも不憫。そんな彼女を優しく包み込むような、優しいバラードが流れました。
ナイルを拉致したアンディが、車で砂漠を移動するシーン
Blithe - Say Your Prayers
ナイルを拉致したアンディが、車で砂漠を移動するシーンで流れた曲は、Blitheの『Say Your Prayers』です。
ブライスは、アメリカのシンガーソングライター。力強い歌い方とクールなメロディが、砂漠×シャーリーズ・セロンのドライブにマッチしています♪
でっかい車を運転するアンディ。後ろからのアングルの上腕二頭筋にウットリしてしまうシーン。
本当に、鍛え上げられたナイスバディ…。撮影当時40代後半ですよ?素晴らしい!!!
アンディとナイルが、飛行機の中で戦うシーン
アンディとナイルが、飛行機の中で戦うシーンで流れた曲は、CHAIIの『NOBODY KNOW』です。
CHAIIは、ニュージーランドのラッパー、プロデューサー、エンジニア、ディレクター。独特な世界観のMVが素敵♪
アンディの、長年の経験が生む駆け引きが冴えわたるシーン。麻薬の運び屋の飛行機で戦闘が始まります。
現役の軍人だったナイルがお子ちゃまに見えるほど、アンディの強さが露呈されました!
それにしても、やっぱり女性同士の戦闘アクションは特に燃えますね!!
アンディが教会で武装した集団と戦うシーン
アンディが教会で武装した集団と戦うシーンで流れた曲は、Ruelleの『The World We Made』です。
ルエールは、アメリカのシンガーソングライター。アメリカのテレビドラマなどで、多くの曲が使用されています。
剣と銃の二刀流アクションが観られるシーン。短いですが、筆者が本作で1番好きなカットです!
呼吸を整えるアンディも、華麗に剣と銃を操るアンディも、戦い終えたあとのアンディも、全てがカッコイイ…。
ゴシック・ロックが鳴り響き、教会という場所も相まって、ダーク・ヒーローのような彼女の姿に益々惹かれました!!
ナイルが、アンディ達を救出しに行くシーン
ナイルが、アンディ達を救出しに行くシーンで流れた曲は、Andrea Wasse & Phlotillaの『Going Down Fighting』です。
アメリカのシンガーソングライターと、バンドの曲。
「人生がどれほど困難であっても、立ち直る力を維持し、自分が信じるもののために戦うことが不可欠である」との思いを込めた楽曲だそうで、たった1人で立ち向かうナイルに非常にマッチしていますよね!
ついついシャーリーズ・セロンに目が行きますが、ナイル役のキキ・レインの今後にも注目です!!
アンディ達がメリックを殺害し、車で去って行くシーン
アンディ達がメリックを殺害し、車で去って行くシーンで流れた曲は、Marshmelloの『Silence Ft. Khalid』です。
マシュメロは、アメリカの音楽プロデューサー、トラックメイカー、作曲家、編曲家、DJ。キュートで謎めいた覆面が魅力的で、エレクトロニック・ダンス、ポップスなど様々なジャンルの曲を提供しているアーティスト。
ナイルがメリックを押さえつけながら、共に落ちて行き殺害。安堵した表情で、アンディ達は去って行きます。
最後ナイルが窓の壊れたビルと車を見たシーン、どのような気持ちだったのでしょうか。少々微妙な表情をしているようにも思えました。
「ここから落ちても死ねないんだな」「人殺しはしたくなかったな」といった複雑な胸中なのかもしれませんね。
コプリーが、アンディ達の功績を伝えるシーン
コプリーが、アンディ達の功績を伝えるシーンで流れた曲は、Active Childの『Cruel World』です。
アクティブ・チャイルドは、アメリカのシンガーソングライター、レコードプロデューサー。
アンディ達にコプリーが、ドヤ顔で今まで調べた情報のコレクションを見せるシーン。
「人類への功績は計り知れない」のに、アンディ達は誰1人としてそれを知らなかった。
別れてしまったけれど、ブッカーにも見せたかったですね。そしたら裏切りは無かったかもしれません。
哀愁のある爽やかなメロディが、アンディ達を優しく包みます。報われて良かった!!
エンディング
エンディングで流れた曲は、Elle Kingの『Baby Outlaw』です。
エル・キングは、アメリカの歌手、ソングライター、ミュージシャン、女優。グラミー賞にノミネートされた事のあるアーティストです。
スタッフクレジットと共に、今までの功績が流されるシーン。歴史の勉強になりますね!
本作は、アクション・ファンタジー・ヒューマンドラマ…など多くの要素が上手く織り混ざっていて、分かりやすいストーリーですが心にグっと来るものがありました。(でも、500年間何度も死ぬとか本当に地獄…)
そして、最後のクインとブッカー!!クインはアンディを恨んでいるでしょうね。もう続編が待ちきれません!!!
また、挿入曲のほとんどが珍しいタイプの女性シンガーで、割とゴシックな曲が多かったので、吸血鬼好きな筆者は調べていてとても楽しかったです♪
サウンドトラック