2013年8月16日公開の映画『ホワイトハウス・ダウン』
『マジック・マイク』や『親愛なるきみへ』で知られるチャニング・テイタムが大統領の護衛を務めるシークレットサービスとして活躍するアクションスリラー映画です。興行収入2億ドルのヒットを記録しました。
この記事では、映画『ホワイトハウス・ダウン』で流れた音楽7曲をご紹介します。
『ホワイトハウス・ダウン』を聴く
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『ホワイトハウス・ダウン』で流れた曲とは？
イーライ下院議長の携帯電話着信音
Herb Alpert & The Tijuana Brass - Spanish Flea
イーライ下院議長の携帯電話着信音は、Herb Alpert & The Tijuana Brassの『Spanish Flea』です。
ジョンが警護を担当しているイーライ・ラフェルソン下院議長を迎えにきたシーンで聞くことができます。
米音楽界の重鎮トランぺッター、ハーブ・アルパート&ティファナ・ブラスのインストゥルメンタル・バージョンで最もよく知られています。この曲が収録された5thアルバム『Going Places』(1965)が米国1位のヒットとなり、翌1966年にシングル『What Now My Love』のB面のインストゥルメンタルとしてリリースされました。
1967年にアカデミー短編アニメ賞を受賞した『A Herb Alpert and the Tijuana Brass Double Feature』の挿入歌としても有名です。
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エミリーがイヤホンで聴いている音楽
He Met Her - Chevy Knights (Mickey & Mallory)
エミリーがイヤホンで聴いている音楽は、He Met Herの『Chevy Knights (Mickey & Mallory)』です。
ホワイトハウスにむかう車の中、助手席に座るエミリーはずっとイヤホンをつけたまま…ジョンが学芸会をすっぽかしたことでエミリーは不機嫌な様子です。
2009年に米・L.Aで結成されたHe Met Herが歌う『Chevy Knights (Mickey & Mallory) 』です。『ホワイトハウス・ダウン 』の映画音楽を担当した二人のオーストラリア作曲家トーマス・ワンカーとハラルド・クローサーによって作られた曲で、映画のサントラ盤の最後に収録されています。
この曲はエンディングでも再び流れていましたね！
会議終了後ケーキが運ばれてくるシーン
Traditional - For He’s A Jolly Good Fellow
会議終了後ケーキが運ばれてくるシーンで流れた曲は、『For He’s A Jolly Good Fellow』です。
シークレットサービスが、その日のスケジュールを確認しています。会議が終了し、退任するマーティン・ウォーカー隊長にむけて隊員たちがはなむけの歌『For He’s A Jolly Good Fellow』を歌います。
結婚式や子どもの誕生、職場での昇進、定年退職、スポーツで優勝した時など、祝いの席で誰かを褒めたたえる時に使われる定番のお祝いソングです。18世紀後半に広まった『マルブルーは戦争に行く』というフランス民謡が原曲で、19世紀にイギリスで「For He’s a Jolly Good Fellow」という歌詞で歌われ、その後アメリカでも歌われるようになりました。
コンピュータールームでかかっている音楽、1曲目
Ludwig van Beethoven - Symphony No.5, Op.67 (I. Allegro con brio)
コンピュータールームでかかっている音楽、1曲目は、Ludwig van Beethovenの『Symphony No.5, Op.67 (I. Allegro con brio)』です。
テロリストの一人、スキップ・タイラーは、元アメリカ国家安全保障局のサイバーセキュリティアナリストで、「キング・オブ・ハッカー」と呼ばれています。ホワイトハウス内のコンピュータールームを占拠したタイラーが「ショータイム！」といってパソコンのキーボードを叩くと、この曲が流れます。
「ダダダダーン」という有名な動機で始まる交響曲第5番 (作品67) は、「運命」の題名で広く知られています。1808年に初演されたベートーヴェン37歳の時の作品です。
コンピュータールームでかかっている音楽、2曲目
Ludwig van Beethoven - Symphony No.7, Op.92 (I. Poco sostenuto – Vivace)
コンピュータールームでかかっている音楽、2曲目は、Ludwig van Beethovenの『Symphony No.7, Op.92 (I. Poco sostenuto – Vivace)』です。
ジョンはキャロルの指示を受け、ケネディ大統領がマリリン・モンローを忍び込ませたという秘密の地下通路からソイヤー大統領を脱出させようと試みます…そんな通路があるなんてびっくりですね！しかし、地下通路ににはセンサーが仕掛けられていて二人の居場所が知られてしまいました。
このシーンでコンピュータールームに流れている曲は、ベートーヴェンが1811年から1812年にかけて作った交響曲第7番(作品92)の第1楽章です。テレビアニメ『のだめカンタービレ』や、2020年の年末ジャンボ宝くじのテレビCMなどでも使われていたので耳にしたことがある方も多いでしょう！
コンピュータールームでかかっている音楽、3曲目
Ludwig van Beethoven - Piano Concerto No.3, Op.37 (I. Allegro con brio)
コンピュータールームでかかっている音楽、3曲目は、Ludwig van Beethovenの『Piano Concerto No.3, Op.37 (I. Allegro con brio)』です。
ワシントンD.C.を低空飛行する戦闘ヘリ・ブラックホークの接近をセンサーの反応で知った時、タイラーがいるコンピュータールームでかかっている音楽です。この曲の終わりと同時に最後のファイアウォールが破られます。
ベートーヴェンは20代後半から持病の難聴が徐々に悪化していき、1802年にはその絶望感などから「ハイリゲンシュタットの遺書」をしたためています。この作品はベートーヴェンが1796から1803年にかけて作ったピアノ協奏曲第3番(作品37)で、ベートーヴェンが作った5曲のピアノ協奏曲中唯一の短調です。
エンディング
The Rolling Stones - Street Fighting Man
エンディングで流れた曲は、The Rolling Stonesの『Street Fighting Man』です。
映画の冒頭と同様、大統領がリンカーン記念館を見るためリフレクティング・プール（ワシントンの中心にある人工の池）の上を飛んでくれと頼むシーンでエンディングを迎えます。ジョンとエミリー、二人もとっても喜んでいましたね！
『Street Fighting Man』は、1962年ロンドンで結成されたイギリスの伝説的ロックバンドThe Rolling Stones初の本格的なプロテストソングです。インドの民族楽器を重ねて作られた独特なサウンドが魅力的です！1968年にシングルリリースされた後、アルバム『ベガーズ・バンケット』に収録されました。
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サウンドトラック
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