2021年7月10日公開の映画『ウィリーズ・ワンダーランド』。ホラーアクションで、荒れ果てたテーマパーク「ウィリーズ・ワンダーランド」で夜間清掃をすることになった男(演:ニコラス・ケイジ)が、命を狙う呪われたアニマトロニクスと戦う奇想天外な物語。セリフの少ない主人公が独特です。
この記事では、映画『ウィリーズ・ワンダーランド』で流れた音楽11曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『ウィリーズ・ワンダーランド』で流れた曲とは?
アニマトロニクスが歌うシーン
Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardi - The Birthday Song / Willy’s Jingle
アニマトロニクスが歌うシーンで流れた曲は、Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardiの『The Birthday Song / Willy’s Jingle』です。
テレビでアニマトロニクスが誕生日を祝ったり、友達だねと歌ったり…不気味さ漂う歌に感じさせるのは、男女が何かに追われていく様が写されていくからでしょうね。
テレビの映像にちらりとカメラが戻り、女性の叫び声が聞こえるのは怖さバッチリの冒頭です!ここから主人公演じるニコラス・ケイジが車で走っていき、キメ顔を見せてくれるのも見どころですね。
※この歌は管理人が施設を紹介する時、ステージでウィリーが歌う時などに流れます。最後にウィリーが主人公を襲う時は不気味な歌声に変わります。エンディングでも流れますよ
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ジェドが車を見てくれるシーン
Hank and the Bumberstickers - Would You Mind If I Keep You In Mind
ジェドが車を見てくれるシーンで流れた曲は、Hank and the Bumberstickersの『Would You Mind If I Keep You In Mind』です。
ニコラス・ケイジ演じる主人公が車を走らせていたらパンクしてしまって途方に暮れる…そんな彼にジェドが声をかけ、車を見てくれるとのことでした。
車を運んできた料金と修理を兼ねると1000ドル、しかも前払いの現金のみ。困っている主人公の姿が映し出されつつ、ゆっくりとした音楽と男性ヴォーカルの歌が流れていました。 「働いて払うか?」と言われた主人公を見守りましょう。
ウィリーたちがステージで歌うシーン
Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardi - Clap Your Hands
ウィリーたちがステージで歌うシーンで流れた曲は、Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardiの『Clap Your Hands』です。
ウィリーズ・ワンダーランドの施設を次々に掃除していく主人公!カメラの視点が拭かれる側にあるのがおもしろいなと思いつつ、トイレを掃除した際のピカピカ具合は驚きです。
トイレ掃除後、ステージでアニマトロニクスたちが歌い踊っていましたね。イタチのウィリーが誕生日の子がいると聞いたと言い、そのまま歌いますが…主人公は電源を落として止めるのでした。
サラが歌いながらリブを襲うシーン
Émoi, Jessica Graves Davis - Ring Around The Rosie
サラが歌いながらリブを襲うシーンで流れた曲は、Émoi, Jessica Graves Davisの『Ring Around The Rosie』です。
リブはウィリーズ・ワンダーランドを放火しようとしますが、中に人がいるとわかって手を止めます。ツリーハウスに入ると妖精のサラがおり、動きの早さに驚きましたね。予想できない動きと共にお花の歌を歌って惑わすような雰囲気が恐ろしい!リブが無事なのか気がかりですね。
「Ring Around the Rosie」は、英語圏で古くから親しまれている伝統的な童謡で、子どもの遊び歌としても有名です。歌詞は「輪になって踊る」といった遊び方を伴い、明るいリズムが特徴的ですよ。
リブの仲間が施設に入るシーン
Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardi - We’re All Friends
リブの仲間が施設に入るシーンで流れた曲は、Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardiの『We’re All Friends』です。
リブの仲間もウィリーズ・ワンダーランドに入ってしまうと、サラたちが歌い始めます。この時は人形のように歌っているだけでしたが…8体いるはずのアニマトロニクスが1ついないことで、主人公の力量や事態の大変さが伝わってきます。
リブたちはこの場を去りますが…ボビーとキャシーが残ったままでした。ホラー映画のよくある展開に注目です。
ハッピールームの歌が歌われるシーン
Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardi - Super Happy Fun Room
ハッピールームの歌が歌われるシーンで流れた曲は、Émoi, Jessica Graves Davis, Mark Gagliardiの『Super Happy Fun Room』です。
「夢のハッピールームは楽しいよ」とアニマトロニクスが歌い続ける中、ボビーとキャシーはハッピールームの看板を見かけます。そのまま2人はハッピールームに向かってしまいますが…果たして大丈夫なのでしょうか?
一方、主人公はリブから施設の創設者が殺人犯であることなどを聞くのでした。バースデーケーキに血しぶきがパシャっと付くのが怖かったです。
リブたちが見る中、ウィリーがステージで歌うシーン
Émoi - Six Little Chickens
リブたちが見る中、ウィリーがステージで歌うシーンで流れた曲は、Émoiの『Six Little Chickens』です。
ウィリーが6羽のチキンの歌をステージで歌い、5羽になってしまったと歌い終えると…騎士のアニマトロニクスが1人をひと刺し!腹から出血し、息を荒くする男に対し、リブは「ごめんなさい」と言い残すことしかできませんでした…。
主人公はリブを信じられず、アーケードのピンボールゲームをしていましたが助けてくれるのでしょうか?
サラとキャミーが襲ってくるシーン
Émoi - Head, Shoulders, Knees and Toes
サラとキャミーが襲ってくるシーンで流れた曲は、Émoiの『Head, Shoulders, Knees and Toes』です。
保安官はリブを迎えに来て、動かないウィリーに謝罪しました。そうして残された主人公の前にはサラとキャミーが…「遊んでくれる?」と言いつつ、頭などの体の部位をポツポツ歌う歌が流れます。
BGM代わりに歌が流れる中、手を縛られていた主人公に悲壮感はありません!「あし おなか うで あご」と繰り返す歌と共に主人公が戦っていくのが見もので、キャミーを倒すと同時に歌が止まるのに注目です。
ピンボールで高得点を出していくシーン
Émoi - Willy’s Wonderland
ピンボールで高得点を出していくシーンで流れた曲は、Émoiの『Willy’s Wonderland』です。
主人公が残り一体のウィリーを確認すると、クールな音楽が流れ始めます。ピンボールのアーケードゲームを楽しくプレイする主人公…男性ヴォーカルの歌と合わせて熱量を感じさせましたね。「ウィリーズ・ワンダーランド 連れていく」という歌詞と共に、ピンボールで高得点をたたき出すフィニッシュが見ものでした。
主人公は施設を悠々と出ますが…保安官は彼に銃を向け、戻るよう促すのでした。ウィリーの姿が無いことで冷や冷やします!※この曲はエンディングでも流れます
戦い終えた主人公が施設を出るシーン
Lynyrd Skynyrd - Free Bird
戦い終えた主人公が施設を出るシーンで流れた曲は、Lynyrd Skynyrdの『Free Bird』です。
ウィリーに勝利した主人公は頬のガムテを剥がし、アップで映し出されます。その際に彼を称えるようなギター音が流れ始め、ウィリーズ・ワンダーランドを訪ねに来た男たちを一瞥…車の鍵を返してもらい、悠々と去りました。
「俺は旅を続けなきゃ」という男性ヴォーカルの感情がこもった歌と、主人公の表情が印象的ですね。そのままリブを乗せて車を出し、残された男たちの最期を見届けましょう。
エンディング
Grant Cramer and Émoi - Just The Way I Roll
エンディングで流れた曲は、Grant Cramer and Émoiの『Just The Way I Roll』です。
男たちがお祝いをしようと言いつつ、ウィリーズ・ワンダーランドをまたオープンさせようと楽しそうに話していましたが…生き残っていたサラが車に放火するという凄まじいラストを迎えました。
そうしてエンディングとなりますが、ウィリーたちの歌などが流れていきましたね。最後は男性ヴォーカルの歌の力強い歌と、しっかりと刻むリズムが特徴的な曲が流れます。ハードボイルドな感じが伝わってくる中、「口数は少なめがいい」という歌詞から今作の主人公像を思わせました。