2024年4月9日からテレビ朝日系で放送中のテレビドラマ『Destiny』
キャッチコピー「時をへて、愛は、歪む。」
父の死をきっかけに検事となった奏(かなで)が、愛していた元恋人・真樹(まさき)と再会し、大学時代に起きたある事件に向き合って行く。
1人の女性検事の20年の時を描く、サスペンスラブストーリー。
- 西村奏(にしむらかなで)役:石原さとみ(『リッチマン、プアウーマン』『恋はDeepに』)
- 野木真樹(のぎまさき)役:亀梨和也(『ごくせん』『野ブタ。をプロデュース』)
- 及川カオリ役:田中みな実(『悪女について』)
- 監督:新城毅彦、星野和成、中村圭良
- 主題歌:椎名林檎「人間として」
永遠にKAT-TUNを応援したいアラフォーオバ、beersyです!
さぁ、また火曜日が盛り上がって来ましたよ。
サスペンス要素と、ラブ要素も楽しめそうな本作を毎話追って行きます♪
この記事では、ドラマ『Destiny』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
『Destiny』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 3
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 5
※現在進行しているドラマなので、評価は変わっていきますよ〜
『Dr.コトー診療所2006』などの脚本家・吉田紀子さんと、数々のテレビドラマや映画を手がけて来た新城毅彦監督らが送る、火曜9時枠のサスペンスラブ!
石原さとみさんが、3年ぶりにドラマ復帰をするという事で話題になっています。
それだけではなく、亀梨和也さんや田中みな実さん、佐々木蔵之介さん、仲村トオルさんといった、主役級の面々も勢揃い。
ラブコメものでも面白くなりそうなキャスト陣ですが、実はシリアスな雰囲気のサスペンスドラマです。
亀梨さんの出演作品は、最近サスペンスものが多く好演されていますね!
ドラマを追いながら、また加筆して行きます♪
以下より重要なネタバレを含みます。
『Destiny』のネタバレ解説
エピソード1
検事の西村奏は、建造物等放火事件の被疑者に会いに行く途中、亡き父の事を思い出す。
父・英介は東京地検特捜部の検事であったが、汚職事件の罪を着せられ、奏が中学3年生の時に自殺を図ったのだ。
その後奏は「真実を知りたい」と思いながら努力を重ね、現在は横浜地検中央支部の検事として働いている。
今回、奏が担当するの被疑者は、大学時代の同級生で元恋人の野木真樹だった。
ーー
2010年、奏は信濃大学法学部の2年生となった。
父の死後、身を潜めるように生きていた奏だったが、真樹、祐希(矢本悠馬)、知美(宮澤エマ)、カオリと友達になって、遅めの青春を謳歌する。
彼らは、この友情がいつまでも続いて欲しいと願っていた。
ーー
2年後、奏は真樹に告白され、周りに内緒で付き合い始める。
奏は幸せに浸りながらも、真樹の事を想っているカオリの本心には、気付かないふりをしていた。
一方のカオリは就活に苦戦しており、「私の1番欲しいものは手に入らない」と常々口にし落ち込んでいた。
ある日、知美が見付けた事件をカオリが調べ上げ、真樹を呼び出し車に乗せる。
真樹は奏と一緒にいたが、「コンビニに行く」と嘘を付いて出て行った。
カオリは行くあてもなく車を走らせ、突然停めると「奏のお父さんは自殺じゃない。殺されたんだよ。だから真樹は奏と付き合っちゃダメ!」と泣きながら話した。
しかし真樹は、突然の一方的な話にイラ立つばかり。
するとカオリは突然「一緒に死なない?」と言って、車のアクセルを踏み込んだ。
ーー
奏の元に知美が来て、カオリが事故死した事を報告される。
真樹は助かり入院していたが、カオリの同乗者という事で疑われ事情聴取を受けていた。
しかし、真樹の父で敏腕弁護士の浩一郎(仲村トオル)が現れ、警察上層部に話を付ける。
結局事故はカオリの過失とされ、真樹は無実になるも、その後消息を絶った。
ーー
奏は、カオリの葬儀に参列しながらも、2人の間に何があったのかが気になってしまう。
暗い面持ちで、知美、祐希と共に葬儀場を出ると、外に真樹が立っていた。
3人の姿を見るや否や、彼は一目散に逃げ出したので、奏は必死で追いかける。
横断歩道が赤信号になって、端と端に立った時、真樹は奏に向かって「ごめん!俺がカオリを◯◯◯◯」と叫ぶ。
しかし、そこで車のクラクション音が鳴り、何を言ったのかは聞こえなかった。そして真樹は、また姿を消してしまう。
ーー
12年後。
奏は奥田貴志(安藤政信)という医師と同棲していた。
多忙で連日泊まり込む彼のために、荷物を用意し病院へ向かうと、ストレッチャーで運ばれる1人の急患とすれ違う。
その男性は、怪我をした真樹だった。
いきなり田中みな実さんがいなくなっちゃったので、驚きました!
カオリの車の中のシーン、最高にサイコパスな感じで怖かったです…田中さんは女優としても大活躍ですね。
そして、横断歩道での真樹は「ころした」と奏に言ったように見えました。
どう言う事!?パパがもみ消したようですが、果たして…?
エピソード2
奏は、横浜のバーで違法薬物の売買が行われたという事件を担当していた。
逮捕された3人の中に、民事党現幹事長の次男・川越拓海がおり、世間の注目を浴びている事件だ。
しかし川越は、警察が踏みこんだ際に薬物を所持しておらず、事件への関与を否認。
奏はなんとしてでも起訴に持ち込みたかったが、上司・大畑節子(高畑淳子)に起訴状を提出すると「これで裁判がもつと思うのか」と叱責され、必死で証拠探しをしていた。
そんな時、同棲相手の貴志にプロポーズをされる。
ーー
貴志との出会いは2012年のこと。
真樹がいなくなり、ロースクール受験にも失敗して、落ち込む奏の元に彼が現れた。
付き合い始めた2人は、お互いに多忙だったためすれ違った事もあるが、同棲を始める。
一方、知美は祐希の子を妊娠し司法の道へ行く事を諦め、子育てに専念していた。
そんな昔を思い出していた奏だったが、貴志はプロポーズの答えを聞く前に出張へ行ってしまう。
ーー
カオリの13回忌。
奏は、薬物売買が行われたバーのオーナーが、川越と一緒に写っている写真を見つけ、「客がした事だ」ととぼけていたオーナーから、重要な証言を得る事に成功する。
そして起訴状の作成を事務官の加地(曽田陵介)に任せ、急いで新幹線に乗った。
奏、知美、祐希の3人は、一周忌、三回忌…と、カオリを弔うごとに絆を取り戻していたのだ。
しかし、奏は結局13回忌の法要には間に合わず、墓参りした後、なんとなく大学に寄った。そして、真樹と出会った思い出の講義室に座る。
するとそこへ、真樹がやって来た。
驚いた奏は涙ながらに、「カオリの13回忌って知ってたの?今までどこに」と話しかけるが、真樹は「ごめん」と言って去って行く。
奏からその事を聞いた知美は、「今さらなんなの。絶対真樹と会っちゃダメだよ」と釘を刺す。
一方の祐希は、何かを思い出したような、複雑な表情を浮かべた。
ーー
奏は大畑に起訴状を提出し、これから戦いが始まると思った矢先、バーのオーナーが証言台に立つ事を拒否すると言い始めた。
驚いていると、大畑の元に電話がかかって来て、川越の弁護士が真樹の父・野木浩一郎に代わった事が伝えられる。
浩一郎は不当逮捕を訴え、川越は証拠不十分で釈放された。
奏は、20年前の父・英介の事件の時も、浩一郎が同じように取材陣の前で「自白の強要が行われた!」と叫んでいた事を思い出す。
ーー
浩一郎の元に、突然真樹が現れる。
真樹は父に、「20年前の環境エネルギー汚職事件で、逮捕直前に自殺した、元東京地検検事・辻英介についての話がしたい」と言った。
しかし浩一郎は「久しぶりに会って何なんだ。お前に話す事は何もない」と言って、真樹の前に金を置いて去ろうとする。
真樹は「俺は事実を知りたいだけだ。お前が辻を殺したんじゃないのか!それで、俺はカオリを…」と掴みかかった。
そこへ、奏が偶然現れるー。
カオリの事件と、奏の父の事件は繋がっている!?真樹は一体何をしようとしているのか。
真樹のレントゲンも気になる…。大病を患っているようですが、医療従事者の方は、何があるのか見たら分かるのかな!?
貴志は真樹の事を知っていそうですし、こちらからも目が離せません。
また、チラっと映った祐希の表情もなに…!?実は真樹と連絡を取り合っていたのかしら?
色々な事が気になる第2話でしたね…。
あと個人的には高畑淳子さんの演技が大好きなので、これからもっと出て来てくれると嬉しい!!
エピソード3
真樹と浩一郎のやり取りを見た奏は、驚いてその場から逃げてしまった。
そして父・英介が関わった「環境エネルギー汚職事件」を調べ始める。
英介は、東京地検特捜部の主任検事として、ある政治家を収賄罪で起訴した。
しかし、その証言のほとんどが捏造であったと指摘され、自殺に追い込まれたのだ。
その時の政治家の弁護士の名は、野木浩一郎だった。
ーー
そこまで調べていると、突然奏のオフィスに浩一郎がやって来る。
奏は「父が捏造なんてすると思えない。きっと何か理由があったはず」とストレートに聞いた。
しかし浩一郎は、「ではなぜお父さんは闘わなかった?私は正義を貫いた。そして彼は負けたんだ」と突っぱねる。
また、「じゃあカオリの事故との関係は?」と奏が聞くと、浩一郎は「私はその件については何も知らない」と返答し、部屋を出て行った。
納得がいかない奏は、警察署に問い合わせカオリの事故の資料を取り寄せる。
そして、車のハンドルに真樹の指紋が付いていた事を知って愕然とする。
英介の事を調べていると勘付いた大畑は、奏に「気を付けなさい」と助言するが、奏が動き始めた事は何故か浩一郎に筒抜けだった。
ーー
貴志は、奏の実家に行き改めてプロポーズをする。
奏はOKし母は歓迎したが、実家で英介の資料を探す奏を見て「お父さんの事はもう忘れていいのよ」と慮った。
しかしその後、英介と浩一郎が一緒に写っている写真を見付け、二人が同僚だった事を知った奏は、やはり真実を追い求めようとする。
ーー
奏は知美の家を訪ね、知美にこれまでの事を全て話し「真樹がカオリを殺して、真樹のお父さんがそれを揉み消したのかもしれない」と話した。
すると、突然祐希が真樹を連れて帰って来る。祐希は真樹と繋がっており、それでカオリの13回忌にも顔を出したらしい。
しかし、知美に「今更何なの?奏は結婚するんだから近づかないで」などと糾弾されると、真樹は「ごめん」と言って家を出て行った。
奏は一瞬迷ったが、真樹に真実を聞くために追いかける。
祐希が知美に「あんな言い方しなくても…」と言うと、知美は「私のせいなの!」と言って泣き出した。
ーー
奏は、真樹に「父の事を知っていたの?カオリの事故とどういう関係があるの?」と言って問い詰める。
真樹は「俺もそれを調べているんだ。何か分かったら連絡していい?」と答え、奏は了承した。
二人は別れ、カオリの13回忌の時のように道路を挟んで向かい合う。
真樹は「(結婚相手を)離しちゃダメだぞ!」と言って、奏と付き合っていた頃に見せた「絶対手が離れない繋ぎ方」をした。
幸せだった頃の記憶を思い出した奏は、いてもたってもいられず真樹の元に駆け寄る。
そして、「いけない事」だと分かっていながら、二人はキスを交わしてしまった。
貴志推しとしては、無性に腹の立つラストでした。奏、ダメだよぉ…。
知美は「私のせい」と言いましたが、何をしたのか?学生の頃、英介の事を調べたカオリに対し、冷たく突き放した事でしょうか。
大畑さんも何かを知っていそうですね。でも奏を応援しているような雰囲気がします。
そして真樹の病状は…??貴志の表情を見ると厳しそうですが、果たして!?