2025年5月2日公開の映画『サンダーボルツ』は、マーベル・スタジオ製作、ジェイク・シュライアー監督によるMCUフェーズ5の作品。元ヴィランやアンチヒーローたちが政府の指揮下で極秘任務に挑むのが物語の始まりです。出演はセバスチャン・スタン、フローレンス・ピュー、ワイアット・ラッセルら。
サンダーボルツ
- 未体験
- 5
- 感情移入
- 5
- 再鑑賞
- 5
- 予測不可
- 5
- サウンド
- 4
笑いあり、涙あり、アクションはかっこいい!ストーリーに引き込まれて、今後も楽しみになった!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
-
映画『サンダーボルツ*』流れる曲(挿入歌)4曲を予告動画と共に解説!
続きを見る
『サンダーボルツ』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館で土曜日の午後に観に行きました!大人の二人組や複数人で観に来ている人が多く、開演後に談笑している人も多かったですね。今作で登場するキャラクターに関する映画の話や、マーベル作品の話をしている人も多かったです。
席の埋まり具合は8割ほどで、男性の方が少し多かったみたいでした。『アベンジャーズ』に関する映画を観た人や、ディズニープラスで配信中のドラマを見た人なども多いのではと思います。今作の登場人物に関する映画やドラマを見ておくとより楽しめること間違いなしだなと思いました!

以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
エレーナ
ブラック・ウィドウの妹のエレーナは、スパイ機関「レッド・ルーム」出身で、現在はヴァルの元で任務をこなしていました。虚無感を感じることも多い中、ヴァルに次の任務を最後にして欲しいと言いますが…彼女から言い渡された任務先で命を狙われます。
CIAの長官であり、人体実験も指揮してきたヴァルは弾劾されそうになっていました。ヴァルはこれまでの研究の証拠を消すため、エレーナに指示を与えた…その場にタスクマスター、ウォーカー、ゴーストがおり、各々がターゲットであると思って殺し合いを始めたのです。
タスクマスターが死に、エレーナ含める3人はその場にあった研究の証拠と共に焼却処分されそうになります。カプセルで眠らされていたボブが目覚め、一緒に死にそうになりますが彼らは力を合わせて脱出しました。

懐かしのタスクマスターが早々にフェードアウトしてしまって残念!しかし、ゴーストが姿を消しながら戦ったり、ドアを抜けてみんなを助けたり、見どころも多かったです。そんなゴーストですが、音波による妨害があるとすり抜けができなくなるという展開にもハラハラしました。
謎の男・ボブは一般人なのか気になる中、4人が縦長の空間を背合わせにして上っていくのにも手に汗握ります!
セントリー計画
ヴァルは”セントリー計画”の実験体だったボブが生きていると知り、生け捕りを考えます。ヴァルの手下が施設を囲む中、ボブは囮になった…銃弾を浴びたボブでしたが、傷一つありません。ヴァルはボブを連れ帰り、エレーナたち3人はその場を離れます。
エレーナの危機を知ったのは父のアレクセイでした。車で迎えに来た彼と共にエレーナたちは移動しますが…ヴァッキーが彼らを急襲。エレーナ、ウォーカー、ゴースト、アレクセイは捕まります。
ヴァッキーはヴァルの助手のメルから連絡を受け、ヴァルを弾劾するための証拠を得ようとしていました。しかし、ヴァルがボブを利用してセントリー計画の再開を目論んでいると知り、エレーナたちと協力することに…ボブを助けるため、元・アベンジャーズ・タワーに急ぎます。
ヴァルはボブの力を上手く引き出し、ヒーローとして仕立て上げようとしていました。そこにエレーナたちが到着し、悪人である彼らを倒すようボブに命じます。セントリーとして強大な力を持ったボブはエレーナたちをすぐに追い払ったのでした。

スーパーマン並みの強さを発揮するボブに驚きを隠せませんでしたね。殴られたり斬られたりといった攻撃は全く効かず、ヴァッキーたちを文字通り「一捻り」で倒していくが凄かったです。
諦めることなく攻撃を続けるアレクセイたちも応援したくなりましたが…ボブが彼らに助けられたことも踏まえて、傷つけたくないと言うのに救われた感じがしましたね。
影
ヴァルはボブにさらに命令しようとしますが、彼は「自分の意見も聞くべきだ」と主張。ボブに殺されそうになったヴァルですが、メルが「キルスイッチ」を押してボブは亡くなった…と思いきや、ボブの中のもう一人が暴走し始めます。ニューヨークが影に飲み込まれていき、それを見たエレーナは自ら影に飛び込みました。
エレーナは過去に捕らわれそうになりながらもボブを探し出します。彼に「一緒にここを出よう」と言い、2人を助けに来たアレクセイたちと共に脱出しようとしました。ボブが影に飲み込まれそうになり、エレーナたちは彼を助けつつも脱出成功。ヴァルに詰め寄ろうとしますが彼女は「彼らが新しいアベンジャーズです」と報道陣に発表し、エレーナたちは拍手を浴びました。
14ヶ月後、活動を続けていたエレーナたちは宇宙から何かが近付いていると察知する中、物語は幕を閉じます。

ボブの姿が影のように真っ黒で演出されるのが恐ろしかった!人々に手を向けただけで影にしてしまい、消失してしまうように見えたのと合わせてどうなるかと思いましたね。
エレーナがボブを心配して助けに来た展開や、影に飲まれそうなボブを止めるためにみんなが彼の元に駆けていくシーンは感動的でした…戦うシーンや感動的なシーンを思うともう一度みたいです!
新しいアベンジャーズとして活躍するのか、そして映画『ファンタスティック4:ファースト・ステップ』との関連も気になりました!
関連する作品ならこちらもオススメ!
異色のチームやエレーナに着目した以下の2作品もおすすめ!
ザ・スーサイド・スクワッド “極”悪党、集結
DCコミックス原作、ジェームズ・ガン監督によるアクション映画。マーゴット・ロビー演じるハーレイ・クインを始めとし、イドリス・エルバやジョン・シナが出演します。
政府の極秘任務をこなす異色のチームだが…服役中の悪党たちが危険な戦地へ投入されるのに注目です。

正義のヒーローではなく、悪党によって結成されるチームが見どころ!各々の過去や信念と向き合う様から、助け合って戦う姿が魅力ですね。窮地に陥るスリルや人間らしさを感じる一面にも注目ですよ。
激しいバトルとブラックユーモアも満載なので、クセの強いキャラクターどうしの掛け合いが好きな人には特におすすめです。
ブラック・ウィドウ
『アベンジャーズ』シリーズで活躍してきたブラック・ウィドウことナターシャの知られざる過去、そして彼女がかつて家族と呼んだ人々との再会が描かれます。
監督はケイト・ショートランド。エレーナを演じるフローレンス・ピューがシリーズに初登場し、その後の『サンダーボルツ』にも繋がる重要な役割を果たしたという経緯があります。

スパイ映画としての緊張感あふれる展開と、家族との絆を描いた人間ドラマが見どころ!幼い頃からスパイとして育てられ、自由を奪われてきたナターシャとエレーナ…彼女たちがそれぞれの人生を取り戻そうとする姿に注目ですよ。
育ての親であるアレクセイ(レッド・ガーディアン)や母とのやり取りと合わせて、ぎこちなくも確かな愛情の描写もお見逃しなく!