2024年8月16日公開の映画『フォールガイ』は、デビッド・リーチ監督が手掛けるアクション満載の作品です。スタントマンとして復帰を果たすコルト(役:ライアン・ゴズリング)が事件に巻き込まれるスリリングな展開が魅力。
共演はエミリー・ブラントやアーロン・テイラー=ジョンソンらです。音楽と共に楽しめる今作ですが、本記事では劇場鑑賞者がこの映画の詳細を解説、ネタバレを含むストーリーの全貌をお届けします。
フォールガイ
- 未体験
- 5
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 4
- 予測不可
- 5
- サウンド
- 5
(50文字程度のキャッチ)
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
『フォールガイ』は人気?どんな人が観ている?
川崎のTOHOシネマズで土曜の午後に観てきました。男女や男性のみの二人組や、一人で観ているのは40代以上の男性が多かったですね。おやつ時だったからか、ポップコーンと飲み物のセットを持っている人が多かった!売店も混雑していましたよ。
だんだんと席が埋まっていき、7割ほどは埋まっていましたね。(他の映画館の午後の回も、かなり席が埋まっていました)席の埋まり具合からも人気のようですが…上映回数自体は多くないので、興行収入は高くないかもしれません。
ライアン・ゴズリングら出演者の人気映画作品が多いので、ファンも多いのではないでしょうか?
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
スタントマンのコルト
スタントマンのコルトは、俳優のトムの代役で危険なアクションをこなしていました。ある日、高所から落下するスタントの事故でコルトは重傷を負います。カメラ担当のジョディと疎遠になり、駐車場係として働くことに…事故から1年半が経過し、プロデューサーのゲイルから電話を受けるコルト。元恋人のジョディが映画監督として「メタルストーム」を撮影していると知りました。
危険な車のスタントのため、コルトが必要とのことですが…ジョディの指名だと聞いて撮影現場に向かうことにします。コルトを迎えたのはアクション担当のダン。早速コルトを車に乗せ、爆発と共に車が8回転半する中、シーンの撮影を終えます。
ジョディは成功を喜ぶのも束の間、コルトが担当したと知って表情を曇らせました。次のシーンは火だるま…ジョディは過去の恨みと言わんばかりに、何回も撮影をやり直させます。
その後、コルトはゲイルと話し、ジョディに歓迎されていないと相談しますが…なんとトムが行方不明だと知らされます。撮影のためにトムが必要だと言われ、コルトは仕方なく彼の家へ向かうのでした。
コルトは事故の後、スタントマンに復帰する気は無かったみたいですね。自信を無くしたと言いますか…ジョディと疎遠になった理由も彼の言動から伺える演出が印象的です。
ジョディは映画の台本の説明と共に、疎遠になったコルトへの思いをぶつけていくのも序盤の見どころです。
一方で、アクションも凄かった!砂浜で車が横転していくのはハラハラしました。
トムの行方
トムが見つからなかったため、クラブで情報を聞き出し、ホテルの一室を訪ねたコルト。クラブで情報を一悶着を起こした際にドラッグを盛られてしまって幻覚が見える中、なんとバスタブに男性の遺体が氷漬けにされていたのを発見し、外に逃げ出します。
ゲイルに報告していると警察に声をかけられ、そのまま部屋へ案内しますが…バスタブには何もありませんでした。幻覚だったのかと思いつつ、コルトはスタントシーンを順調に進めます。
その後、トムのスマホを持っていた女性を見つけ、受け取ろうとすると男たちに襲われます。コルトは男たちの車から女性を助け、スマホを手に入れてダンに相談しました。
トムの家でスマホのパスコードを探すことにし、付箋を見つけたコルトたち。スマホの動画を確認すると、トムがスタントマンのヘンリーを事故で殺してしまった映像が残っていた…そこに男たちが襲ってきて、コルトは捕まってしまいます。
コルトはトムの部屋で女性に襲われたり、クラブで乱暴な輩を相手にしたり、目が離せませんでしたね!ユニコーンなどの幻覚が見えてしまう中、まさか遺体を見つけるとは…何が起きたのかと冷や冷やさせられます。
その後、遺体はヘンリーだとわかり、酒の席でトムが彼を殺してしまったと判明していくのが見どころでした。ダンと共にコルトが銃撃戦を繰り広げるのも見ものです。(犬と一緒に車のアクションを繰り広げるのも良かった!)
真相
トムの元に連れて行かれたコルトはスマホは銃撃戦で壊れたと言いました。コルトに殺人の罪を着せるため、ガソリンを撒くトムの護衛たち…火を放とうとした瞬間、コルトは含んでいたガソリンを吹きかけ、炎が上がった際にボートで逃げ出します。コルトはタンクに突っ込み、死んだと見せかけてジョディの元へ。ゲイルも共犯であることを伝えつつ、撮影時にトムを罠にかけようと持ちかけました。
映画の撮影が再開され、車のシーンでコルトが助手席に乗り込み、トムを連れ回します。トムに殺人や共犯者について話させ、大ジャンプのシーンの撮影に移るコルトたち。自供を録音しましたが、トムの仲間やゲイルがデータを持ち去ろうとしたのです。
ヘリコプターで逃げようとするトムとゲイルを追い、コルトはデータを持って高所から落下…ダンたちが準備していたエアクッションに不時着し、無事にデータを奪いました。
その後、警察が駆けつけ、トムが事故死したことから「メタルストーム」の主役は交代。コミコンで映画の発表をし、話題を呼びます。コルトはジョディとの仲を取り戻し、ハッピーエンドとなりました。
トムは爆破シーン用のエリアでスマホを使おうとして爆死…まさかの最期でしたね。まさかジェイソン・モモアが映画の主役となるとは驚くばかりです。
コルトはジョディの映画作品を完成させることを最優先に考えつつ、トムに自白させていくのが良かった!ストーリーや意外性が十分な作品でした。各シーンで流れる挿入歌やエンディングも満足です!
関連する映画ならこちらもオススメ!
スタントマンや映画の舞台裏に迫る作品として、以下の2作品もおすすめです!
ライドオン
『ライドオン』(2024年)は、ジャッキー・チェン主演の感動的なアクション映画です。ストーリーは、長年スタントマンとして活躍してきた主人公が、共に暮らしてきた愛馬との絆を守るために奮闘する姿を描きます。
ジャッキー・チェンのキャリアを反映するかのように、年齢を重ねたスタントマンが直面する困難や、スタントをこなしていく馬との友情が物語の核です。
ジャッキー・チェンならではのカンフーや驚きのアクションが満載!特に彼が自ら演じるスタントシーンは見逃せません。高齢とは思えないジャッキー身体を張った演技や熟練したスタント技術も見どころです。
ジャッキーと馬との深い絆や家族との関りは感動することまちがいなし!独りのスタントマンとしての生き様をご覧くださいね。
バビロン
『バビロン』(2023年)は、デイミアン・チャゼル監督による1920年代のハリウッドを舞台にした壮大な歴史ドラマです。無声映画からトーキー映画への転換期を背景に、主人公たちの成功と転落を描きます。
出演はマーゴット・ロビー、ブラッド・ピット、ディエゴ・カルバらです。
映画業界の過酷さをリアルに映し出しつつ、栄光という言葉が相応しいシーンもたくさん!光と闇の両方を映し出しているのが見どころですね。
中でも、マーゴット・ロビーのスタントシーンが凄かった!無声映画の撮影現場における彼女の演技などに注目ですよ。
当時の映画の製作過程そのものを生き生きと描き、革新や技術的な挑戦も勉強になるのがポイントです。
映画『バビロン』で流れた挿入歌をシーンごと解説!
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