2023年8月11日、Netflixにて公開されたオリジナル映画『ハート・オブ・ストーン』。
アメリカのアクション・スパイ映画。
『ワンダー・ウーマン』『ワイルド・スピード』のガル・ガドットが主演兼製作を務める。
『ミッション・インポッシブル』などの製作陣が集結し、ド派手なアクション映画を作り上げました。
幼い子どもがいる親にとって、Netflixは最高の現実逃避世界。ビール片手にアクション映画を観る事で、日々のストレスを発散しているbeersyです♪
リンダ・ハミルトン、アンジェリーナ・ジョリー、ミラ・ジョヴォヴィッチなど、数々のアクション女優を崇拝する私のイチオシ、ガル・ガドット!
完璧なスタイル、セクシーさとチャーミングな表情もチラ見せする彼女の魅力がたっぷり味わえる、嗜好のスパイ・アクション映画です♪
この記事では、Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』を鑑賞した筆者の、感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します!
Netflix映画『ハート・オブ・ストーン』で流れる曲をシーンごと解説!
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評価『ハート・オブ・ストーン』の感想&あらすじ
- 感動度
- 2
- 脳トレ度
- 4
- 再鑑賞度
- 3
- サプライズ度
- 4
- 話題性
- 4
世界を股にかけた平和維持組織に所属する陰の諜報員。最も危険な武器となりうる最重要テクノロジーがハッカーの手に渡るのを阻止するべく、彼女の命がけの戦いが始まる。
ガドット自ら、過酷なトレーニングやワークアウトをこなし、様々なスタントを身につけて挑んだ彼女の自信作。
本作の魅力は、空・陸・雪山などで撮影されたド派手なアクションですが、AIが進化し始めた現代社会への警笛、清々しい程に真っ直ぐな主人公・レイチェルの心情など、見どころがたくさんあります。
ただ単に頭を空っぽにして観るような作品ではなく、スパイムービーならではの伏線や登場キャラ達の思惑など、ちょっと予想したり考えたりする時間も必要。
特に映画冒頭、タイトルシーンまではよくわからないままストーリーが進んで行くので、登場人物や関係性などを覚えておかないと巻き戻しするハメになりますよ!
とはいえそこまで複雑な訳では無く、難しい話では無いのでご安心を♪
疲れた時にスカッとしたい!というよりは、困難に立ち向かう主人公・レイチェルに背中を押してもらいたい、前向きになりたい時に観るのがオススメです♪
役職 | キャスト・スタッフ名 |
監督 | トム・ハーパー |
脚本 | グレッグ・ルッカ、アリソン・シュローダー |
主演 | ガル・ガドット |
以下より重要なネタバレを含みます。
『ハート・オブ・ストーン』のネタバレ
レイチェル・ストーンの正体
イギリスの諜報機関「MI6」のメンバー、パーカー&ヤン&ベイリー、そしてIT部員として配属された新人、レイチェル・ストーン。
世界的な武器商人・マルバニーを捕まえようとするも、高度なハッキングに遭いパーカー&ヤン&ベイリーにピンチが訪れる。
現場諜報員では無いレイチェルは、MI6の3人に自分の正体を隠しつつ、謎の男性と通信しながら衝撃の強さでマルバニーの手下を全滅。秘密裏に動いてメンバーを救うも、マルバニーは青酸カリを飲んで自殺してしまう。
ベイリーは、ハッキングをしたのが、世界平和のために国境を超えて存在する「チャーター」という、謎の秘密組織が関係しているのではないかと推測。
しかし実は、MI6の新人・レイチェルこそが「チャーターのハート部門」の一員であるのだった。
現場では使えないと思われたレイチェルが、実は実力派の諜報員だったというストーリー冒頭。
ちょっとダサい洋服を着て華奢な女性を演じるガドットですが、どうしてもオーラがビンビンに出ちゃっています。笑
多分「驚きでしょ!?」ポイントなのでしょうが、そもそも、主演がガドットなので…この展開に関しては、特に意外性はありませんでしたね。
OPで特筆すべき点は、やっぱり彼女の華麗なアクション!雪山にパラシュート降下、男性を相手に立ち回る戦闘アクションなど、見応えがたっぷりですよ。
そして、チャーターのIT部員・ジャックが操る本作の重要ポイント「ハート」は、世界の全ての情報をハッキング出来るAIで、未来まで予測するというなんとも驚きのチートアイテム。
ここがややこしいのですが、レイチェル・ジャック・責任者のノマドが所属する部隊の名称も「ハート」なので、会話の内容に少し混乱しました;
パーカーの正体
高度なスキルを持ち、MI6を攻撃したハッカーが、インドの犯罪組織と共謀している「ケヤ・ダワン」という女性である事が判明。
チャーターはこの事をMI6にリーク。メンバーはケヤを捕えようとするものの襲撃され、レイチェルはハートの指示を無視しながらMI6を救出し、正体を明かす。
しかし、メンバーのうちの一人であるパーカーが突然ヤンとベイリーを殺害。レイチェルは毒を仕込まれ、極小装置を埋め込まれる。
その装置によってハートは侵入され、情報が流出。チャーターを追われたレイチェルの奮闘も虚しく、飛行船「ロッカー」からハートがパーカーに強奪されてしまった。
この危機にノマドは、チャーターのトップである「クラブ、スペード、ダイヤのキング」達と密会。
実はパーカーは、過去に反政府勢力への武器供与作戦でチャーター襲撃され、組織に強い恨みを持つ人物だったという事が判明した。
パーカーが突然銃でヤンとベイリーを襲撃したシーンでは、さすがに「え!!?」となりました。
勝手に、レイチェルとカップルになって、クライマックスで死ぬものだと思っていたので…。いや『ワンダー・ウーマン』の観過ぎでしょうか。笑
もうちょっと二人が良い感じになってたり、レイチェルとMI6の仲間とのやりとりが多ければ、本作にも感動ポイントがあったのかな?と感じますが、あくまでスパイアクション・ムービーだと思えば、溜飲は下がりました。
そして雪山アクションに続く、飛行船の戦闘・爆発シーンは圧巻!身体を酷使しているのが目に見えて分かりますよ。
ケヤの揺れ動く心と葛藤、その後
パーカーにロッカーを爆破され、命からがらアフリカの砂漠に降り立ったレイチェルとケヤ。
二人は歩きながら話をし、ケヤは両親の仇であるカーチェの罪を暴くために、ハッカーとなっている事を明かす。
レイチェルはパーカーの危険性を説き、ケヤを改心させようとするも失敗。レイチェルはチャーターのメンバーに救出され、ケヤはパーカーのもとに戻ってしまう。
その後パーカーはチャーターを罠に陥れ大勢を殺害、ハートのメンバーがいる地下壕を封鎖し、窒息死させようとする。
そんなパーカーの恐ろしさにやっと気付いたケヤは、パーカーを裏切りレイチェルに協力をし始めた。
そしてついに、2人で協力しパーカーを葬り、ハート部門のメンバーも無事に解放され平穏が戻る。
その後レイチェルは、服役中のケヤをスカウト。ケヤはチャーターの一員として世界平和のため、任務に携わるのであった。
ケヤが登場した時は、浅はかな考えの若い女の子キャラで、むしろレイチェルとのやりとりを面白がっていた様子でしたが、人が命を奪われるたびに、悲壮感が漂う表情になって行ったのが印象的でした。
彼女が自身のしている事を理解・葛藤し、レイチェル側に付く過程がしっかりと描かれており、MI6の描写を薄くした分、物語に厚みが出たのでは無いかと思います!
しかし、中盤からの殺戮シーンは観ていて辛かったですね…。
特に、クラブ部門のキングが死を悟り目を瞑るシーンは、何を考えたのだろう?と、脇役のキャラに思わず感情移入しました。
エンディングでは「ハートは機械でしかないのだから、確率だけに頼ってはいけない」と、レイチェルが現代社会を危惧するような想いをケヤに伝えます。
地下壕にいるノマドとの連絡手段が、昔懐かしいダイヤル式の電話だったのも、アナログの強さが強調されていて斬新でしたね!
いくらAIが進化しようとも、あくまで最後は人間による判断が大事な事だと、そう問いかけて来るようなストーリーでした!
『ハート・オブ・ストーン』が好きな人にオススメのNetflix映画
映画『ハート・オブ・ストーン』は、諜報員の女性が活躍する物語。
そこで、アクション女優が繰り広げる、ハラハラドキドキ&騙された!と思うスパイ映画をご紹介します♪
ANNA/アナ
『ニキータ』『レオン』などの巨匠・リュック・ベッソン監督が送る、ゴリゴリのスパイアクション!
主演のサッシャ・ルスは、主人公・アナと同じくモデル出身。
ディオールのフレグランス「アディクト」のCMでも有名ですが、本作ではものすごい戦闘アクションを繰り広げていますよ!
劇中の、モデルをしている時の衣装やヘアスタイルにも注目です♪
ソルト
アンジェリーナ・ジョリーが主演を務める作品。
主役のソルトは『ハート・オブ・ストーン』と違って、非常に孤独な諜報員です。
アンジーの見事なアクションもさることながら、最後まで彼女に騙され同情し、こちらの心を鷲掴みにしてしまう魅力的な一作!