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映画『ロングレッグス』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!映像や音で不安を煽るのに注目!

こでぃも

映画『ロングレッグス』のネタバレを劇場鑑賞者が解説!映像や音で不安を煽るのに注目!

https://youtu.be/Z03AyAkracY



2025年3月14日公開の映画『ロングレッグス』は、​オズグッド・パーキンス監督・脚本による2024年公開のホラースリラー映画です。​1990年代半ばのオレゴン州を舞台に、FBI新人捜査官リー・ハーカー(演:マイカ・モンロー)が、30年間未解決の連続一家惨殺事件を追います。ニコラス・ケイジ演じる男に注目です。

ロングレッグス

  • 未体験
    4
  • 感情移入
    3
  • 再鑑賞
    4
  • 予測不可
    5
  • サウンド
    5

単純なサスペンスではなく、映像や音にこだわった作品!見る以外の感覚で不安を煽るのが凄かった!

評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。

『ロングレッグス』は人気?どんな人が観ている?

ロングレッグスのパンフレット

川崎の映画館に観に行ったら、席の埋まり具合は半分くらい。30代以上の大人の人がメインでした。男の人がほとんどでしたが、女性もいましたね。

ホラーとして見に来る人も多いようですよ。鑑賞後の意見が分かれるという意味では、注目度があるかもしれません。鑑賞後にどんな風に感じたか、感想などを見たくなるかも?個人的にはホラーとしてもアリだなと思いました!

※パンフレットを買ったら、証拠品一式みたいなデザインで満足!

映画『ロングレッグス』の評価をどうぞ!

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以下より重要なネタバレを含みます。

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ネタバレありで解説!

『ロングレッグス』3.14 予告編

殺人犯

FBIの新人捜査官リー・ハーカーは特異な直感に一縷の望みをかけて殺人犯「ロングレックス」の逮捕協力をカーターから要請されます。30年で10以上の家族が、犠牲になっている…連続殺人犯は現場に暗号と「ロングレックス」という名を残していました。

リーは被害者の共通点として誕生日などを見出しましたが犯人の糸口とはならず…そんな中、犯人らしき男がリーの家に侵入。暗号文と思われる手紙が置かれ、文面から暗号解読を進めます。上司のカーターに報告し、ロングレックスは一定のアルゴリズムにもとづいて殺人を犯していると伝えました。

こでぃも
こでぃも

映画始まりでは、リーの9歳の誕生日に男が来たというシーンがありましたね。それからリーが大人になったシーンに移りましたが…冒頭のシーンが大切だったとよくわかります。

過去の場面では画角が狭く、現在では広くなる演出やリーを斜めから映したりと構図や色彩にこだわった映像に目を引かれました。

進展

新たに事件が起きた現場を見つけ、カメラ農場という現場にて、床板の下から精巧な人形を発見。農場の事件にあった人形と瓜二つだったことから、少女が入院する精神病院へ。彼女は人形を見つけてから病状が回復しました。

その前日にはリーを名乗る男が現れた…少女から聞いた男にリーは心当たりがありました。少女はリーの母親も関わっていると言います。リーは母から話を聞きに家に戻ります。リーは子供の頃の自室からロングレックスと思わしき男の写真を発見…カーターに報告し、緊急指名手配をかけます。

すると男が逮捕され、事件が進展するかと思われましたが…彼はリーの誕生日の歌を延々と繰り返すだけ。リーは彼に共犯がいないか尋問しますが、ロングレックスの話は支離滅裂。最終的にはテーブルに頭を突きつけて自殺したのです。

こでぃも
こでぃも

ロングレックスが薬局での不審な行動や車内での歌唱、そして逮捕シーンと登場する度に全く違う様子を見せるニコラスケイジの演技に注目ですね。

人形も大切なキーワードとなりましたが…ラストの展開を思うと、もう一度見たくなるかもしれませんね。

情報を得られなかったリーは、ロングレックスから母の話が出たため再び家へ。しかし、母はリーと一緒に来た捜査官を射殺。リーに瓜二つの人形に銃を突きつけ、ロングレックスが死んだと聞いて引き金を引きました。人形の中の銀色の球体が砕かれると同時にリーは意識を失いました。

実はリーの誕生日にロングレックスが来訪し、写真を撮ったこと。そして人形を贈られたこと。その人形にロングレックスの魂の一部が入っていた…人形はロングレックスの魂を通じて悪魔を憑りつかせ殺人を引き起こしていたのです。

狙われたリーを助けるために、母はロングレックスの殺人に加担していました。母は誕生日を迎えた少女を訪ね、人形を贈っていたのです。真実を知ったリーは母を探しますが見つからず…家の地下室にずっとロングレックスが住んでいたことがわかります。

そこにカーターの娘の誕生日を知らせる電話があり、リーは慌てて家へ。しかし、カーター一家は悪魔の犠牲に…リーは襲い掛かってきた母を撃ち、カーターの娘にそっくりの人形を壊さずに去ります。

こでぃも
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看護師だった母が修道女の格好で各家庭に人形を送り届けて崩壊する姿を見届ける姿は悲痛で、最終的には悪魔崇拝者へと変貌してしまうのは悲しかったです。

リーが真実を知った時に最初の事件を解決した方法が悪魔の囁きであり、実はそれ以外にもスライドのシーンに悪魔の姿と最初からあちこちに痕跡が散りばめられていましたね。

悪魔は見せたいものしか見せないという言葉から、リー自身が悪魔の影響を大きく受けて9歳から家を出る日まで認識できずにずっとロングレックスと一緒に暮らしていたという真実に気付かされた時はゾッとしました。

 

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閉ざされた空間での緊迫感と、次第に明かされる遺体の正体がスリリングに描かれ、静かに迫る恐怖と緻密なサスペンスが特徴の一作です。

こでぃも
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『ロングレックス』と共通するのは、解明困難な謎に迫る過程と、じわじわと忍び寄る不安感!『ジェーン・ドゥの解剖』でも、不可解な現象が「何かの意図」に導かれているかのように描かれ、真実が明かされる瞬間の恐怖は『ロングレックス』に通じる緊張感があります。

また、密室での静かな恐怖や、人間の理屈では説明できない超常的要素も共通。両作とも「見えない恐怖」の演出が秀逸で、心理的なスリルを味わいたい人におすすめです。

 

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スコット・デリクソン監督によるオカルト・サスペンス映画。主演はエリック・バナとエドガー・ラミレス。物語は、実在の元ニューヨーク市警の刑事ラルフ・サーキが体験したという実話を基に描かれています。

サーキ刑事(演:エリック・バナ)は、奇怪で凄惨な事件を捜査する中で、超自然的な現象と対峙することに…。事件の背後に悪魔的な存在が潜んでいると確信し、神父のメンドーサ(演:エドガー・ラミレス)と共に真実を追求していきます。

こでぃも
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『NY心霊捜査官』の見どころは、現実と超自然の境界が曖昧になるスリルと、捜査の過程で高まる緊張感!主人公の刑事は、科学や常識では説明できない事件に直面し、悪魔的な存在と対峙する中で信念を揺さぶられる…『ロングレックス』と同様に、解明困難な謎に挑む姿勢と、見えない恐怖に追い詰められていく展開が魅力ですよ。

密室での恐怖演出や、闇に潜む存在がもたらす不気味さが、静かに恐怖を高めます。ホラー好きにもおすすめですね。

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年100本以上の洋画を見て海外ドラマもついつい見続けてしまう こでぃもです。新作公開映画は年に20本観るので時間が欲しくてしょうがないです(笑)マーベル、DC、ディズニーを見たり、ネットフリックスのオリジナル作品も凄いなと思う今日この頃。アクション映画の迫力、ファンタジーの魅力などなど、皆さんにも映画のおもしろさを伝えつつ、楽しんでいければと思いますのでよろしくお願いします!