2024年9月6日公開の映画『エイリアン:ロムルス』は、人気シリーズ「エイリアン」の最新作!。廃棄された宇宙ステーション「ロムルス」を舞台に、若者たちが未知の生命体と戦いながら、生き残りをかけた壮絶なサバイバルを繰り広げます。
監督はフェデ・アルバレス、出演はケイリー・スピーニー、デビッド・ジョンソンらです。
エイリアン:ロムルス
- 未体験
- 4
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 5
- 予測不可
- 4
- サウンド
- 5
懐かしくも新しいスペースサバイバル&ホラー!エイリアンの脅威は健在だった!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
『エイリアン:ロムルス』は人気?どんな人が観ている?
川崎の映画館でレイトショーで観に行ったら、年代は割とバラバラな人たちの鑑賞が多かったですね。男女2人組や1人で観に来ている人がいました。静かな映画館で上映を待ち、映画が始まると宇宙を舞台にしていることから臨場感がたっぷり!
エイリアンの脅威を映画館の大きなスクリーンで目の当たりにできるのが見どころですね。過去作やシリーズ関連作を見ていなくても、『エイリアン:ロムルス』は楽しめるはず!逆に今作から他の作品を見たくなる可能性が高いですよ。
9月1週目の注目作になりそうです!個人的には以下の映画のサントラを改めて聞いていたくなりました。
以下より重要なネタバレを含みます。
ネタバレありで解説!
レインとアンディ
レインとアンドロイドのアンディはとある星で暮らしていましたが、その星は太陽光が射さず、劣悪な環境でした…そのため、過酷な星から抜け出すため、レインとアンディは元カレのタイラー、彼の妹で妊娠中のケイ、アンドロイド嫌いのビヨン、そしてナヴァロの友人たち合計4人と計画を立てます。貨物船に乗りアンディの力を借りて廃棄された「ロムルス宇宙ステーション」の船内へ。
冷凍睡眠装置を使い、9年かけて新天地へ向かおうとしますが装置の燃料が不足。燃料がある保管室へ取りに行くと警報が鳴り響きます。保管室のドアがロックされ、室内の気温が上昇。その影響で保管されていたエイリアンのサンプルが次々と動き出しました。
無音の宇宙から始まり漂っていたエイリアンから物語が動き出す!音楽や効果音、美術が80年代の作品を彷彿とさせるもので、今作が改めてエイリアンの作品だという期待に胸が高鳴りましたね。映画館ならではの体験が始まります!
エイリアン
閉じ込められた仲間を助けるため、レインは船内で見つけたアンドロイドのチップをアンディに使います。アンディは船内の制御が可能になり、なんとか保管室から逃げ出すことに成功。しかし、寄生型エイリアンがナヴァロに飛びかかり、それを剥がすための方法を探すことに…冷凍燃料を使ってエイリアンを弱らせました。
ナヴァロの体内に卵(種)が産み付けられ、アンディは彼女を置いていくべきだと主張。しかし、ビヨンはナヴァロを助けたいと思って抵抗し、レインたちを宇宙ステーションに置き去りにしました。貨物船内でナヴァロの体内からエイリアンが飛び出し、宇宙ステーションの格納庫に激突。レインは助けに行こうとしますが、船内の寄生型エイリアンが行く手を遮ります。
危険はあったものの格納庫に到着しますが、ケイは大型のエイリアンに連れ去られます。扉を開けようとしないアンディに対し、レインとタイラーは怒りを露わにしますが…チップの影響で変わってしまったアンディは冷たく応対。脱出する方法の交換条件のため、アンディと共に地下へ向かい特殊な薬剤を回収し、貨物船へ向かうための通路に出ます。
特殊な薬剤はエイリアンの因子を抽出したもので、使えばあっという間に傷が治る脅威的な代物でしたね。しかし、実験作のため体がエイリアンのように変貌してしまう…そんなリスクをわざと見せないシーンが特徴的でした。
アンディはチップの影響で大きく様子が変わってしまい、味方なのか敵なのか分からなくなってしまったのが印象的。レインを優先する姿は一貫しているように見えました。過去の作品では裏切る場面も少なくないため、鑑賞中は疑心暗鬼がぬぐえませんでした。
気弱で頼りない自分を変えたいためにチップを手放さなかったアンディ。チップを失ってからもエイリアンに立ち向かい、レインを助けた姿は本当に味方なのだと確信できるシーンでした!
レインの戦い
通路はエイリアンの巣となっていましたがケイの声が聞こえ、先へ進むレインたち。ケイを助けますが、大型のエイリアンの手にかかってタイラーが死亡。アンディも倒れ、レインとケイだけが脱出エレベーターへ…レインはケイに特殊な薬剤を持たせて先に行くよう促します。レインはアンディを助けに戻り、大量のエイリアンに襲われそうになったため機転を利かして酸の血液が船体を傷つけないように無重力状態にして応戦。銃でエイリアンを殲滅し、格納庫へ向かいました。
レインはケイと合流し、彼女を冷凍ポッドへ。アンディに操縦を任せ、レインも冷凍ポッドを使おうとしますが警報が鳴り響きます。ケイの体内からエイリアンが産まれ落ち、レインは小さなエイリアンを外に出そうとしますが…酸性の液と共にエイリアンは貨物エリアに到達。そのエイリアンはすぐに大きくなり、アンディを襲います。ケイの悲鳴を聞いたレインは彼女の元に向かうと、新型のエイリアンがケイを殺害。
襲われたレインは貨物室におびき寄せます。エイリアンの酸を使って穴を開けて逃げ道を作り、貨物室ごとエイリアンを切り離して逃げました。レインはボイスレコーダーに記録を残し、冷凍ポッドで眠りについて物語は幕を閉じます。
新型のエイリアンは、ケイがエレベーターで移動中に痛みに耐えきれずに薬剤を使用してしまい胎児が変貌したことで誕生しましたね。その姿は人間に近くエイリアンの特徴を併せ持つため、とても不気味に見えました。顔立ちや肌の色などプロメテウスのエンジニアに近いこともあり、宇宙に適応した人類が彼らなのではと思えました。
関連する作品ならこちらもオススメ!
今作を見た上で以下の2作品もおすすめかなと!他のエイリアンシリーズ作品と合わせてご覧くださいね。
エイリアン
『エイリアン』は、1979年に公開されたリドリー・スコット監督によるSFホラー映画。後のエイリアンシリーズの礎を築いた作品です。物語は、貨物宇宙船の乗組員が、未知の信号を受けて惑星に降り立ったことから始まります。彼らは謎の生命体エイリアンと遭遇し、船内に閉じ込められながら恐怖に直面します。
見どころは、エイリアンのデザインとそれに伴う不気味な存在感です。H.R.ギーガーによるエイリアンのデザインは、異質な恐怖を感じさせますね。映画全体のダークな雰囲気にぴったりで、シガニー・ウィーバー演じる主人公のリプリーの強さと合わせて目が離せません。
プロメテウス
『プロメテウス』は、2012年に公開されたリドリー・スコット監督による映画。『エイリアン』シリーズの前日譚として位置づけられています。物語は、人類の起源を探るために宇宙探査に出た科学者たちが、謎の惑星で未知の異星生命体に遭遇するという内容です。
見どころは、その壮大なビジュアルと哲学的なテーマ!自分たちの存在や創造主に関わる恐ろしい真実に直面するのはハラハラしますね。人類の起源や生命の意味といった深遠な問いに挑み、単なるSFアクション映画に留まらない奥深さがあります。