2025年8月29日にNetflixで公開された映画『告白ヒストリー』
ひどい癖毛に悩む女子高生・セリが、人気の男子に告白するために奮闘！
友人達が協力するが、彼女をずっと見守っていたのは…？
韓国のドタバタラブコメディ。
前髪の横がサリーちゃんのパパみたいになるbeersyです！
長年癖毛に悩んでいる身としては、簡単に共感出来てしまうこちらの作品。
しかしストーリーがあまりにも青春過ぎて、オバの心にはちょっとしんどかった…。（心が老けた？）
この記事では、Netflix映画『告白ヒストリー』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします！
『告白ヒストリー』の評価＆感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 2
- 再鑑賞度
- 2
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 3
映画が観客の心にどれだけ響くか、感動の深さや涙の数を評価する。
物語の複雑さや、観客が考えるきっかけを与えるか、推理や考察が必要かなどを評価。
何度も見返したくなる魅力があるか、2回目以降に新しい発見や解釈ができるかを評価。
期待を裏切る展開、驚きのエンディング、斬新な演出など、映画全体のサプライズ要素を評価。
人々の間でどれだけ話題になるか、SNSでのシェアや友人・家族との会話のタネになるかを評価。
大きく膨らむ癖っ毛を持つ女子高生・セリは、髪をストレートにして王子様のような男子キム・ヒョンに告白すると決意！
好きな人のために一生懸命準備をするセリと、彼女に惜しげもなく協力する友人達が眩しいラブコメ。
正直、ラストはハッピーエンドしか考えられないけれど、それまでにどんな障害があるのか楽しみでした。
しかし…そこまでの波は来ず、高評価にしてはパンチが弱かったなという印象。
爽やか優等生な映画と言いますか。こういう作品にもうあまり感情移入出来ない事が悲しい。笑
ただ、舞台は1998年という事で昭和生まれにピッタリ、ポケベルや公衆電話など懐かしい風景が楽しめますし、釜山の街並みも素敵です。
真っ直ぐひたむきに人を想う気持ち、友達とバカ騒ぎする日々…中年にとってはノスタルジックな余韻に浸れたのも嬉しいポイントでした。
主演のシン・ウンスちゃんは本当にキュートですし、転校生役のコンミョンは30代ながら、頑張って高校生を演じていますよ！（ひとつ上の設定にしてあるのが救い）
若い方にはオススメの映画ですが、筆者も全てに疲れた時また再視聴してみようと思います。昔懐かしい学生時代を思い出せそう！
以下より重要なネタバレを含みます。
『告白ヒストリー』のネタバレ
コンプレックスとの別れ
パク・セリは、釜山にあるカラム高校の3年生。
受験を控えているが、彼女の毎日の悩みは父親譲りのガンコな癖っ毛だった。
ある日、自分のお気に入りの海で泳いでいると、学校イチの人気者キム・ヒョンと鉢合わせして一目惚れ。
女子の半分は彼に恋をしているという状況、しかも彼の好みはストレートヘアという難関だが、セリはヒョンに告白するべく奮闘し始める。
しかし、再度ヒョンに会おうと思い海で泳いでいると、見知らぬ男子が足を滑らせ溺れているのを発見。
セリは彼を助け、「危険だから泳げないなら海に入らないでください」と注意し、ため息を吐きながら海に飛んでしまった自分の制服を拾った。
ーー
セリのクラスに転校生がやって来た。
ひとつ上だというその転校生ハン・ユンソクは、昨日海で助けた青年だったが、彼は寡黙でそっけない態度をとる。
ユンソクの父親はソウル・ソンブク大学の教授らしいが、折り合いが悪く追い詰められ、学校に通えなくなり大学も受けないと言ったらしい。
それで、逃げるように母親と二人で釜山に来たのだ。
彼は、海で足に怪我を負ったらしく松葉杖を付いており、セリとセリの友人達は放っておけず、世話をするようになって仲良くなった。
ユンソクの母は美容室を営んでおり、セリは癖っ毛の友人がそこで最新で高額なストレートパーマをかけ、サラサラヘアーを手に入れた事を知る。
そこでセリは、ユンソクの足が治るまでの世話を買って出て、彼の母親にストレートパーマをかけてもらおうと計画した。
ーー
ユンソクは、半ば強引にセリの「告白大作戦」のメンバーに入れられる事に。
最初は気乗りしなかったものの、セリが一途に頑張っている姿を見て協力を始めた。
そして二人がすっかり仲良くなると、セリは父の秘密の漫画倉庫をユンソクに紹介し、二人で漫画を読み漁ったり、海が描かれたノートをプレゼント。
ユンソクは戸惑いながらも、次第に学校で笑顔を見せるようになった。
セリがあまりにも強引で、筆者は引いてしまった…。
でもコンプレックスを持つと自信が持てない、これはよく理解出来ます。
ユンソクは父親からの愛が伝わらず、自分に自信が持てないから寡黙なのかもしれませんね。
そんな二人を明るくする、セリの友人達は最高だと思います！
本当に好きな人
ユンソクは、カメラマンであるセリの父親とも仲良くなってインスタントカメラをもらう。
不器用ではあるがセリのために甲斐甲斐しく動き、カメラでよく写真を撮るようになった。
さらに、セリが「こんな髪本当に嫌」と呟くと、彼は「俺はその髪好きだよ」と声をかける。
セリはその言葉に戸惑い、徐々に彼の存在が気になり始めた。
ーー
ユンソクの足が治ると、セリは彼の母に念願のストレートパーマをかけてもらったが、ユンソクは複雑な表情を浮かべる。
セリはサラサラになった髪をなびかせ、意気揚々と修学旅行へ…。
そこでヒョンに告白する計画を立てていたが、セリは楽しい時間をユンソクと過ごすうちに、複雑な気持ちになっていた。
そしてついに、友人達のお膳立てでヒョンに告白するチャンスが来たが、セリは「私、あなたが好きだった。でも、今はなぜか別の人の事を考えちゃって…。彼の前では、素顔の自分でいられた」と明かす。
ヒョンは残念そうな表情を浮かべつつ「その誰かが羨ましいな。そいつの事が大好きなんだね」と言って笑った。
ーー
修学旅行を終えたが、セリはヒョンに告白しなかった事を誰にも言わなかった。
ユンソクも何も聞かないが、彼は自分と女子が仲良く話していた事で、セリがヤキモチを焼いている事に気付き、嬉しくなる。
二人の関係は煮え切らないまま、大学試験の日を迎えた。
しかし、セリが一人で大学を歩いていると、目の前にクマの着ぐるみが現れスノードームを渡される。
クマの中身はユンソクであり、セリを抱きしめて「がんばってね」と伝えた。
試験を終えた後、セリはスノードームをニコニコしながらずっと見つめていた。
このあたりはキュンとしました〜ヒョンはモテ男なのにめっちゃ良い子じゃん！
（なんなら別に癖っ毛でも良かったのでは？）
ユンソクが着ぐるみで激励するシーンもほっこりしました。
こんな風に励まされたら、いつもより力を発揮出来そうですね。
告白の行末
試験を終えたセリ達は、トッポッキを食べに行こうと話していたが、セリとユンソクだけが「予定がある」と言って抜け出す。
友人達は二人がこっそり並んで歩く様子を見て、キャー！と興奮していた。
セリとユンソクは、最初に出会った海に行きはしゃいで遊んでいたが、ユンソクが「セリ、俺はお前が好きだ」と告白する。
そして手を繋いで帰宅すると、セリの家の前でキスを交わし、照れながら各々の夜を過ごした。
ーー
セリはユンソクと両思いになった事を友人達に報告し、日曜日に海へ行ってサプライズパーティーを計画する。
しかしユンソクは、海に着くと誰かから連絡が来て「母さんがソウルの病院に入院したらしい。ごめん、これからソウルに行ってくる」と言って、顔面蒼白になりながら去って行った。
ユンソクが病院に着くと、怪我だらけでベッドに横たわる母と、それを見下ろしている父親が。
父は母に暴力を振るった事実を揉み消したようで、「こいつは階段から落ちたんだ。お前、受験しなかったんだって？子育てもまともに出来ない無能な女だな」と冷たく言い放つ。
そして震えて怯えるユンソクに向かって「うちに戻って来るんだ」と脅した。
ーー
セリはユンソクと連絡が付かなくなり、彼の母の美容室も閉店してしまったので、心配になってソウルへ向かう。
病院を探しユンソクを見つけて病室に近づくと、彼が母親に「アメリカの伯母さんから連絡が来たよ。危険だからこっちに来いって。もうどうしたら良いか分からない。でも俺、釜山に戻りたいよ…」と言って泣いている姿を発見した。
セリはすぐにでも声を掛けたかったが、外の公衆電話から「会いたい」と留守番電話に入れようとする。
しかし途中で切って、「私、やっぱりあなたの事は友達以上に見られない。もう連絡はして来ないで」と冷たいメッセージを残した。
そして釜山に戻り、父の漫画倉庫に入ると、テーブルの上にユンソクにあげたノートが置かれている。
中を開くと、彼が撮ったセリの写真がたくさん貼られており、「愛してる」と言った多くの想いが記されていた。
セリはノートを読むと、泣き崩れてしまうのだった。
ーー
ーー
大学生になったセリは、以前ユンソクに勧められていた得意のスイミングを専攻し、スポーツ経営学などについて学んでいた。
すると、変わらず仲の良い友人達から連絡が来て、「新しい男性を紹介するから絶対に来て！」と海へ呼び出される。
しかしその日、面倒になったセリは「体調が悪い」と嘘を付いたが、突然相手から「元気そうに見えますが」とメールが届き驚いた。
辺りを見渡しながら、かかって来た電話に出るとその相手に笑われ、イライラして「ふざけてるんですか！？」と突っぱねる。
すると後ろから「セリ」と呼ばれ、振り向くとユンソクが。
涙の再会を果たした二人は抱き合った。
実は、セリが吹き込もうとしてやめた「会いたい」というメッセージは届いていたのだが、ユンソクは涙を堪え、彼女の想いを汲んで自分の生活が落ち着くまで離れていたのだ。
二人の前に友人達も駆けつけ、あの頃のようにはしゃいで回る。
終わったと思っていた二人の告白は、やっと成就したのだー。
ラストにみんなで海で笑い合う姿、王道な青春スタイルでした。
でもユンソクは本当にもう落ち着いたのかな？お母さんは大丈夫？？
もう少し離れている間のストーリーも欲しかったですが、韓流ドラマのように長くなく、サクっと観られました。
『告白ヒストリー』が好きな人にオススメの映画
映画『告白ヒストリー』が好きな人にオススメの映画をピックアップ！
君に届け
恋愛だけでなく友情や家族愛もたっぷり詰め込んだ、これぞ王道青春ムービー！！
筆者イチオシ、いつ観ても泣いてしまう素晴らしい作品です。
漫画もアニメも大ヒットしましたが、ぜひこちらの実写映画もご視聴ください！！
