2024年6月15日から放送された韓国ドラマ『Missナイト&Missデイ』
就活に失敗し続けている20代のミジンが、不思議な力によって、陽が上ると同時に50代の女性に変身してしまうことに…!!
一方、検事のジウンは不可解な事件を追っていた。
毎話続きが気になってしまう、ドタバダラブコメディ&ファンタジー&サスペンスドラマ。
- 主役/イ・ミジン役:チョン・ウンジ(女性グループApinkのボーカル。『応答せよ1997』『酒飲みの都会の女たち』)
- 監督:イ・ヒョンミン(『力の強い女 ト・ボンスン』『ごめん、愛してる』)
公開されるや否や、ランクインし続けている人気ドラマ。
ただのラブコメファンタジーと侮る事なかれ、これはれっきとしたサスペンス…!!
この記事では、ドラマ『Missナイト&Missデイ』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
『Missナイト&Missデイ』の評価&感想
- 感動度
- 3
- 脳トレ度
- 4
- 再鑑賞度
- 4
- サプライズ度
- 3
- 話題性
- 5
1人の女性が、別人に変わってしまう…というなんともファンタジーなストーリー仕立て。
しかし観進めて行くと、甘酸っぱくなりそうなラブ要素と、不穏なサスペンス要素が加わって来て面白さ倍増です!
ギャグ要素も強いので、明るさと暗さが融合している作品だと思いました。
そのため、ファンタジーものが苦手な方でも楽しめるかと思いますよ♪
※また追記して行きます!
以下より重要なネタバレを含みます。
『Missナイト&Missデイ』の主要キャスト
役名/役者(キャラ説明)
イ・ミジン/チョン・ウンジ(主人公。頑張り屋だが、公務員試験に落ち続けている。)
イム・スン/イ・ジョンウン(ミジンの変身後の姿。中身は20代なので、ハイスペックおばさんとなっている)
ケ・ジウン/チェ・ジニョク(検事。堅物・冷徹・仕事人間。何かの事件を追っている)
イム・チョン/チョン・ヨンジュ(ミジンの母。精肉店を営んでおり、気が強くコワモテ)
コ・ウォン/ペク・ソフ(スーパーアイドル。何かの事件を起こし、ジウンに略式起訴された)
ト・ガヨン/キム・アヨン(ミジンの友人で、人気美容系YouTuber)
チュ・ビョンドク/ユン・ビョンヒ(ソハン地検の捜査官。ジウンの捜査に協力している)
『Missナイト&Missデイ』のネタバレ解説
エピソード1
イ・ミジンは、公務員採用試験に落ち続け、30歳を目前にしている女性だ。
8浪した末、またしても試験に落ちてしまい、「採用の便宜を図る」と言われた男性に騙され詐欺に引っかかってしまう。
偶然居合わせた検事 ケ・ジウンにより、犯人はすぐに逮捕されたが、ミジンは母であるイム・チョンが経営している精肉店のお金や、通帳まで犯人に預けてしまっていた。
泣き崩れるミジンを、ジウンは自分の車で警察に送り届ける。
バイトで老けメイクをしている上、悲壮感の漂う彼女を見て、ジウンは中年の女性だと思い込んでいた。
ーー
ミジンの家では、チョンが区役所に問い合わせ、同姓同名の女性が合格していた事で勘違いし、ミジンが合格したと思って喜び安堵している。
ミジンは本当の事を言えず自暴自棄になり、就活関連の書類などを燃やして夜の庭で酒を飲んでいた。
すると、日中に出会った猫がふらりと現れたが、誤って井戸に落ちてしまう。
助けようとしたミジンも落ちたが、どうでも良くなり「いっそ違う人になりたい」と願った。
ーー
翌朝ミジンが起きると、身体が中年のおばさんに変わっていた。
両親は突然現れた女性がミジンだと信じず、大騒ぎになり警察沙汰になる。
逃げ惑っていたミジンだったが、陽が暮れると元の姿に戻った。
そしてまた翌朝になるとおばさんに変わっており、ミジンは一緒に落ちた猫が何かの手掛かりになると考え、探す事にした。
その頃その猫は、物置で「尋ね人 イム・スン」と書かれたポスターを見ていた。
ーー
ミジンの身体は、日中は50代の女性、夜になると元の姿に戻るという奇妙な変化を繰り返していた。
病院や祈祷師など多くの場所を訪れ、自分の容姿について相談をしたが、どこもきちんと取り合ってはくれない。
川に落ち踏んだり蹴ったりの日々を過ごしていたが、「就職もせず20代を終えるのは嫌だ!」と気持ちを奮い立たせ、「イム・スン」と名乗ってシニア枠の採用試験(シニアインターン)を受ける事にした。
ーー
面接会場を見渡すと、周りは60〜70代ばかり。面接で初めて「最年少です」と言われた。
しかも、スンの中身は20代なので、物覚えや語学力、身体能力など、群を抜いた能力を見せつける。
面接官は、スーパーハイスペックな中年女性を見て、立ち上がって称賛した。
そして後日、無事に採用が決まり、やっと掴んだ合格に歓喜するのであった。
ーー
ミジンを助けたジウンは、敏腕検事として多くの犯罪者を起訴して来たが、20時間働くその仕事人間な性格には難が有る…という事で有名だった。
ある日、そんな彼に、検事の花形であるソウル地検への辞令が出たが、ジウンはなぜかソハン地検への移動に希望を出す。
彼は何かの事件を追っている様子だった。
ミジンのカーチャン強烈ゥ〜!!背も高いし存在感と圧が凄い。パパ小さい。
ドタバタコメディでたくさん笑えました♪
そして、本作の目玉であるミジンとスンの早代わり、とても華麗な演出ですね。
どちらの俳優さんも素晴らしい演技ですが、イ・ジョンウンさんのアクティブな動きには脱帽です!!
エピソード2
ミジンが名乗った「イム・スン」とは、伯母(母・チョンの妹)の名前である。
伯母はミジンが幼い頃突然失踪したのだが、成人の失踪の捜査は難しいという事で警察は動いてくれず、チョンが必死で探していた。
しかし今現在も、彼女の行方は分かっていない。
ーー
ミジンは、家族に怪しまれないよう変身する前の早朝に家を出る。
朝日がのぼり、スンに変身すると、職場であるソハン地検に初出勤した。
すると、ちょうど赴任して来たジウンと会い、彼が検事だと知って驚いていた。
ーー
ジウンは、スーパーアイドルのコ・ウォンを略式起訴したため、ファンから非難を浴びていた。
そしてウォンは、この騒動を収めるべく、ソハン地検に社会服務する事になった。
彼が検察に到着すると、ファンの中から1人の男性が現れ、突然無防備なウォンに硫酸をかけようとする。
それに気付いたスンがモップで阻止したが、液体は自分の方に向かって来た。
しかしそこを間一髪、ジウンが傘で守る。
抱き抱えられたスンは、ジウンにときめいていた。
ーー
ジウンはミジンの自宅を訪問し、車で送った際に入れ替わってしまった書類を返して欲しいと言う。
中身を確認せず、就活資料などと共に古本屋に処分してしまっていた…と気付いたミジンは、慌ててジウンにその書店へと連れて行ってもらい、探し始めた。
ジウンは、大量の書籍の中から、ミジンが捨てたたくさんの書き込みのある書籍を見つけ、「一生懸命努力したんだな」と感心していた。
ーー
ミジンの本を発見したため、もう少しでジウンの書類も見つかるという時、同僚のチュ・ビョンドクからジウンに「殺人事件が起きた」との一報が入る。
何かを探っていたジウンは、何も言わずに慌てて現場へ向かった。
するとそこには、無惨にもバラバラにされた足が…。
それを見たジウンは、幼い頃母が殺された日の事を思い出す。
そして、現場の状況から犯人がまだ近くにいると考えた。
しかし、ジウンの近くに隠れていた犯人は、車(SUV)に乗って逃走する。
その方向は、ミジンがいるであろう本屋の近くの道だった。
焦ったジウンは、ミジンへ電話したが繋がらないため、走って救出に向かった。
ーー
ミジンはやっと書類を見付けて振り向いたが、ジウンの姿が無くなっている。
そこで「先に帰ります」とメールを送り、道を歩きながら書類の中身を出してみた。
するとそこへ、猛スピードを出した車が近付いて来る。
ミジンは驚いて振り向くが、次の瞬間書類が宙を舞った。
突然のサスペンス…!!しかも、バラバラ殺人はエグい。
ミジンの伯母である、イム・スンの不可解な過去も明らかになりましたし、これは見逃せない展開になって来ました。
ジウンが調べている事件も、ミジンが変身する理由に大きく関わって来そうですね!!
エピソード3
殺人犯はミジンを殺そうとしたが、ジウンが現れたため逃走する。
ジウンはミジンから書類を受け取り「ソハン市連続失踪事件」の概要を読んでいたが、「カン・ギョンヒ」という女性の死亡者身元情報の書類だけ破れていた。
ーー
スンはウォンを守った功績を讃えられ、職場から表彰される。
世間でも大きな話題となり、ウォンからは多くのお礼の品が送られた。
しかしその荷物は、ミジンがスンの住所をガヨンの家にしていたため、ガヨン宅に運ばれてしまい、ミジンは仕方なく正体を見せた。
ガヨンは驚愕したものの、変身の原因かもしれない猫を探す事に協力し始める。
ーー
ウォンはスーパーアイドルだが、睡眠薬の代理受領で逮捕され有罪判決を受けた。
そして兵役する事になったが、椎間板ヘルニアを患ったため、公益勤務に従事する事になりソハン地検で仕事をしている。
スンはウォンに、お礼の品々を返却し「毎日アイスコーヒーをおごってもらうだけでいい」と話した。
ウォンは、事件の後からパニック症状に悩んでいたが、スンのお陰で少々元気を取り戻す。
ーー
ジウンは、バラバラ殺人事件の犯人を追っている。
しかしどうやら犯人は、被害者を生きたまま切断したらしく、まだ切られた女性は生きている可能性が出て来た。
その残忍さは過去にあった事件…ジウンの母が殺された事件に似ている。
ジウンは、目星を付けたSUVの写真をミジンに見せるが、ミジンは「暗くてよく見えなかったので分かりません。でも、車からは何か独特な臭いがしました。それが分かれば助けになれるかも…」と言って考え込んだ。
ーー
スンの職場に、同じシニアインターンとして、ファドン病院の元院長であるペク・チョルギュが配属された。
スンの同僚のソ・マルテは、なぜこんなところに有名な病院の元院長なんかが来るのか?と首をかしげていた。
そんな中、スンは次長に呼び出される。
何事かと思ったが、辞令を下され、ジウンのオフィスの実務官補助として働く事になった。
ジウンが冷たくあたった実務官が辞めてしまい、人手不足を懸念した次長がスンに白羽の矢を立てたのだ。
突然、年上のおばさんと仕事をする事になったジウンは、大きくため息をついた。
ものすごくコメディなのに、ウォンを襲った犯人やジウンが追っている殺人事件が猟奇的過ぎて、色々な意味でドキドキします;
伯母さんは殺されてしまったのか…?猫ちゃんに転生したのか?
エピソード4
年配者が苦手なジウンは、ビョンドクに唆され、スンが自ら辞めたくなるよう無理難題を押し付け始める。
しかしミジンは、1分間で1000文字を投稿するバイトをしていた過去があったり、エクセル関数に長けていたり、また体力面でもクライミングの清掃バイトなどで培われたものがあったので、どの業務も完璧にこなして見せた。
何をしてもパーフェクトなスンに、2人は度肝を抜かれた。
一方、ウォンは帰宅途中自転車に乗るスンを見つけ、話しかけようとし車で追いかける。
しかし途中で突然若い女性にすり替わったので、混乱していた。
ーー
ウォンを襲った犯人、チ・ドングウォンの血液から、フェンタニルが検出される。それは、最新の麻薬貼付剤の変形型かもしれない。
ジウンは、母であるカン・ギョンヒの体内からも同様のものが検出されており、何らかの関連性があると考える。
調査を進め、あるクラブでフェンタニルが売買されているという情報を得た。
そして、ミジンの身が心配になったジウンは、護身用のグッズを与え、自分の番号を登録し、こっそりGPSも付ける。
一方のミジンは、自分を守ってくれるジウンに惹かれており、上機嫌でいた。
ーー
ビョンドクとスンが、クラブに潜入し捜査を行う事になった。
しかし年配者は門前払いされるため、ビョンドクは変装したものの追い出されてしまう。
スンは、ガードマンに追い払われる直前にリミジンに戻り、クラブ内への潜入に成功した。
クラブに入り浸っていたミジンは、難なくVIPルームに通され、麻薬の取引がされている現場を抑えようと試みる。
しかし、バッグに入っていた隠しカメラをVIPルームの連中に見つけられ大ピンチに。
そこへ、心配してクラブに突入して来たジウンが駆けつけた。
ミジンがあまりにも高スペックなのに、公務員に採用されなかった事に驚きました。
次々と業務をこなすスンを観ていると、スカっとしますね!
しかし、早くもクラブで正体がバレてしまうのか…?
ウォンにもバレてしまいそうですし、新しいシニアインターンのペク・チョルギュも気になります。