2025年5月9日公開の映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』は、シリーズ第3作であり、ドゥーガル・ウィルソン監督による作品。パディントンは、育ての親のルーシーおばさんを訪ねてペルーへ旅立つのが物語の始まりです。
古代遺跡や宝探しの要素、家族の絆とユーモアが詰まった感動のファミリー映画です。
パディントン 消えた黄金郷の秘密
- 未体験
- 3
- 感情移入
- 4
- 再鑑賞
- 2
- 予測不可
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- サウンド
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パディントンの冒険とお宝の謎解きが楽しい!明るくポップな映画作品!
評価は年間100作品以上を鑑賞する執筆者こでぃもの実体験をもとにしています。
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映画『パディントン 消えた黄金郷の秘密』で流れる4曲をシーンごとに解説!
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『パディントン 消えた黄金郷の秘密』は人気?どんな人が観ている?
吹き替えで見ましたが、席の埋まり具合は3割ほどで、ゆったり見れましたね。上映開始時にお子さん連れの人も増えました。(男の子の方が割合としては多いようでした)
クマのパディントンが巻き起こす騒動は親子で見るのにおすすめですね。今作は3作目でしたが過去作を観ていない人でもわかりやすいストーリー。逆に過去の二作品を観ていなければ、パディントンがロンドンに来た経緯や家族との出会いと騒動を楽しめると思いますよ。
※でも、ラストのおまけ映像は、2作目の最後からの続きという感じでした!
以下より重要なネタバレを含みます。
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』をネタバレありで解説!
パディントン
クマのパディントンは育ててくれたルーシーおばさんと手紙をやりとりしていました。ある日、ルーシーおばさんのいる高グマホームの院長から手紙をもらい、ルーシーおばさんに会いに行くことに…ブラウン一家も一緒にペルーに向かいます。
到着した一行は院長から「ルーシーおばさんが姿を消した」と言われ、パディントンは大慌て。彼女の部屋で地図を見つけて「ルミロック」まで探しに行くことにしました。
川を渡るための船を見かけ、船長をパディントンが説得。船長のジーナが船を操縦し、一家は川を渡っていきます。船長は欲に呪われた一族の末裔であり、ジーナは宝に固執してしまうのではと不安になりますが…船長はジーナを陸に降ろして宝探しを続けようとします。しかし、操縦者を失った船は帆を荒ぶらせ、船長はそれにぶつかって落下。何も知らないブラウン一家は朝を迎えました。

ブラウン一家の一員として、隣人との付き合いも良かったパディントン…2作目までのできごとが懐かしくなる中、ペルーに向かう展開にワクワクしますね。パディントンの証明写真の撮り方に笑ってしまいました。
ルミロックを経てエルドラドに向かう展開や、インカの遺跡とお宝が関わるという冒険を楽しみましょう。
船旅
朝食を待つブラウン一家でしたが、パディントンが操縦席を見に行くと誰もおらず…懸命に舵をとろうとしましたが、船は横転。救命胴衣を着た一家はなんとか陸に上がります。
その後、はぐれたパディントンは船長と再会。彼と共にルーシーおばさんを探します。パディントンは大きな声で吠え、ルーシーおばさんが吠え返す方向に歩いていきます。途中、船長は先祖たちの霊にそそのかされつつ、パディントンについていってエルドラドのお宝を狙うのでした。
パディントンは声の先にたどり着きましたが、自分の声が木霊していただけだと気付きます。しかし、行き着いた岩壁にルーシーおばさんのハンカチの切れ端があったことで、ブレスレットを使えば壁の向こう側に行けるかもしれない…そこで船長はブレスレットを奪おうとし、パディントンは逃げ回りました。

ルーシーおばさんがいつも付けていたブレスレット…それとメガネだけが発見されたことで彼女を探し始めましたが、まさかキーアイテムだったとは驚きましたね。
待機していたブラウン家のおばあちゃんが院長を怪しみ、一緒に家族を助けに行くという展開も見ものです。
エルドラド
パディントンは岩に追われたり、船長に追い詰められたりする中、小型飛行機に乗ったブラウン一家が到着。院長が操縦していましたが、なんと彼女は船長のいとこだったのです。強欲な血を継いでいた院長は、老クマホームで宝のヒントを探していた…そうしてルーシーおばさんのことを知り、パディントンがエルドラドの案内人だと確信していたのです。
院長はジーナにマスケット銃を向け、ブレスレットを渡すように言いました。船長は機転を利かせてジーナを助け、パディントンはブレスレットを使ってエルドラドまでの道を開きます。そこにはオレンジの木がたくさんある村があり、ルーシーおばさんが無事だったことを喜ぶパディントン。みんなでママレードを作り、家族はそれを見守りましたが…パディントンは一家と共に帰りたいと言いました。
その後、院長は北極で働くことになり、パディントンはエルドラドのクマたちを招いてロンドンを案内するのでした。

院長も宝を狙っていたとはビックリでしたね。結局、船長は先祖の亡霊を振り払えたようでしたが、娘のジーナのおかげだったのかなと思いました。
パディントンが逃げ回る際には遺跡のような場所で岩に追われるのはハラハラ!船長に見つからないように逃げ隠れしているのもコミカルでしたね。隣人から贈られた黒い傘を活用するパディントンを応援したくなりました。
映画の最後はやっぱりハッピーエンド!家族のその後も描かれつつ、おまけの映像としてヒュー・グラント演じる囚人・ブキャナンのその後も楽しめました。
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』に関連する作品ならこちらもオススメ!
『パディントン 消えた黄金郷の秘密』に関連する以下の2作品もおすすめ!
ミッシング・リンク 英国紳士と秘密の相棒
19世紀末のイギリス。孤高の冒険家ライオネル卿は、伝説の生き物を探す冒険映画です。アメリカの山奥で出会った“未確認生物”のMr.リンクと共に彼の仲間を探したりしていきます。
全編ストップモーションアニメで作られた、美しい世界とコミカルな感じがおすすめポイントです。

Mr.リンクは体は大きくて不器用だけど、とても優しくて純粋なキャラクター!そんなMr.リンクと紳士のライオネルの掛け合いは笑ってしまうことが多いですよ。友情が芽生えていく様子は、1作目の映画『パディントン』を思い出させてくれます。
絵本のような色彩の豊かさや、細部まで作り込まれた映像美も見どころですよ。
カンフー・パンダ3
ドリームワークスが手がける人気アニメシリーズ第3弾。カンフーの達人でありながら、どこか抜けているパンダのポー…そんな彼のもとに突然、実の父親が現れ、「パンダの村に帰ろう」と誘われるのでした。
ポーは遠い山奥の“秘密のパンダ村”へ向かう中、最強の敵との決戦が迫ります。

カンフーアクションが見ものでありながらも、ポーの言動に笑わされることが多い作品!そんなポーがパンダ村に着いた際に少しずつ自分の居場所を考え始めるのも見どころです。
“本当の強さとは何か”というテーマや、血のつながりよりも“絆”で築かれる家族の在り方に注目ですよ。