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【毎話更新】アニメ『薬屋のひとりごと』のネタバレ・感想を鑑賞者が解説!

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アニメ『薬屋のひとりごと』のネタバレ・感想を鑑賞者が解説!

https://youtu.be/gquRl13WryU



2023年10月22日から日本テレビ系列で放送されているアニメ『薬屋のひとりごと』

オンライン小説、ライトノベル作品を原作としている。

舞台は中世の後宮。花街で薬師として働く少女・猫猫(マオマオ)が、薬草採取中に人攫いに遭い後宮の下級女官として売られてしまう。

面倒ごとを避けようと目立たぬようにするも、薬師としての能力を買われ、様々な事件を解決して行くのだった。

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深夜アニメながらも、その映像美が注目を浴びている作品。

難しい話なのかと思いきや、わかりやすくて入りやすい、ミステリー・ラブコメ・ファンタジーです♪

この記事では、アニメ『薬屋のひとりごと』の、1話ごとのネタバレ解説&感想をご紹介します。

アニメ『薬屋のひとりごと』で流れる主題歌/OP/ED/挿入曲をご紹介!
アニメ『薬屋のひとりごと』で流れる主題歌/OP/ED/挿入曲をご紹介!

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『薬屋のひとりごと』の評価&感想

TVアニメ『薬屋のひとりごと』本PV|10.21 25:05日本テレビ初回3話一挙放送!

  • 感動度
    4
  • 脳トレ度
    4
  • 再鑑賞度
    5
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    5

本アニメは日向夏先生のデビュー作が原案で、『月刊ビッグガンガン』、『月刊サンデーGX』にて漫画も連載されています。

毒を自分に盛って実験するほどの、誰もがドン引きする薬オタクな女の子が主人公。

とにかくクールで美男子にも振り向かない、あまり物事にも動じない、低い声でボソボソと喋る…。このあたりが、なるほど「ひとりごと」なのだなと納得!

筆者は漫画を読みましたが、昔ならではのミステリーが散りばめられたストーリー仕立てで、アニメも漫画にかなり忠実に作られているなという印象です。(小説も読んでみたいなー)

ストーリーの面白さとテンポの良さ、個性的な登場キャラ達も魅力的。

特に映像美には脱帽!!!

建造物や風景、舞い散る葉や花びらなどが事細かに描かれており、またキャラクターの動きも滑らかで、とってもリアルな技術も素晴らしい。

その映像を盛り上げる音楽も民族音楽のようで、「架空の中華風帝国」を本当の国のように演出していますよ!

もう一人の主人公とも言える美しい壬氏様と、猫猫の漫才な駆け引きもキュートで面白いですし、次から次へと観たくなってしまう作品です♪

以下より重要なネタバレを含みます。

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『薬屋のひとりごと』のネタバレ

第1話/猫猫

人攫いに遭い後宮に売られた薬師・猫猫。秀才である事を隠し、年季が明けるまで目立たぬよう、洗濯係としてひっそりと働いていた。

ある日、帝の御子が次々と死んでいるという呪いの噂が回って来る。

上級妃のうちの1人・玉葉(ギョクヨウ)の娘と、同じく上級妃の梨花(リファ)の息子も謎の病となり、また母である二人も体調を崩していた。

遠くから様子を見た猫猫は、その容体から即座に原因を突き止める。妃達が使用しているおしろいに、毒素が含まれていたのだ。

直接話すと大事になってしまうため、切った布にその旨をしたため花に結び、妃達の窓辺へ置いた。

それを信じなかった梨花の息子は亡くなり、信じた玉葉の娘は助かる。

玉葉は文を書いた人物を突き止めるよう、後宮の管理をする美しき宦官・壬氏(ジンシ)と武官・高順(ガオシュン)に頼んだ。

壬氏はすぐに猫猫の事を突き止め、問い詰めると薬屋である事を白状する。

そしてその能力を買った玉葉は、猫猫を自身の侍女として迎える事にしたのだった。

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子を持つ親にとっては少々辛い第1話。自分のせいで赤ちゃんが亡くなるなんて、なんと残酷な事でしょう;

でも、猫猫の魅力がたっぷりと詰まっているストーリーでした!

また、アニメーションが素晴らしくて、背景などは何度も見返したくなりますね。

 

第2話/無愛想な薬師

玉葉付きの侍女になった猫猫は、食事の毒味役を担当させられる。

他の侍女達は、猫猫が腕に包帯を巻いている事から「虐待の過去がある」と勘違いし、可哀想に思い優しく扱う。

しかし当の本人は、毒に並々ならぬ魅力を感じている過激な薬オタクであり、腕の包帯は自ら蛇などに噛ませた跡や、実験の傷跡を隠すためのものであった。

ある日、壬氏から「遠征に出ている異民族の討伐部隊が、毒を盛られた」という話を聞く。

彼らは木を削って自作した食器で食事をしていた…と聞いた猫猫は、またしても即座に原因を突き止めた。(木に含まれる毒素のせいだった)

次々に薬屋としての能力を発揮する猫猫に、壬氏は「媚薬を作ってくれないか」と頼む。

久しぶりの薬の調合という事で、舞い上がる猫猫。壬氏の手配で、様々な薬の材料を自由に使わせてもらえる事になった。

そして、カカオを始めとする高級食材で媚薬を作り上げる。壬氏の誘惑にも動じず、薬屋としてさらに活躍して行く事となった。

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病的な薬オタクである猫猫が、薬棚を目の前にして浮かれる様子がキュート!

これだけの才女が花街に埋もれていたとは、もったいないですよね。(だいぶクセのある人物ですが)

壬氏の誘惑には、観ているこちらがクラクラと来てしまいます!でも私は高順派!!!

 

第3話/幽霊騒動

ある日、猫猫は「東の城壁の上で、白い服を着た女が踊っている」という噂を耳にする。

その招待は武官に下賜される予定の、芙蓉妃(ふようひ)という姫だった。壬氏は、彼女が夢遊病ではないかと猫猫に相談する。

猫猫は、花街にいた頃にも同じく夢遊病の女がいた事を思い出す。その女は、年老いた相手からの身請け話が嫌で、そのストレスから夢遊病になったという。

猫猫は壬氏と玉葉に、芙蓉妃も同じような症状だろうと伝えた。しかし様子のおかしい猫猫を、壬氏と玉葉は怪訝に思っていた。

そして、ついに芙蓉妃が武官に下賜される当日。猫猫は、玉葉に本当の推理を話し始める。

実は、先日話した夢遊病の女の他にも、同じように身請け話が破談となった女がいた。女は夢遊病を装い1度目の身請けを破談させ、本命の男が半額で身請けをしたという。

芙蓉妃の相手の武官は、実は姫とは幼馴染。その武官を想う芙蓉妃は、帝に好まれないように舞踊をわざと失敗し、夢遊病のフリをして機会を待っていたのだ。

猫猫はその想いを汲んで、うまく行くように祈っていた。そして二人は無事に再会し、後宮をあとにするのだった。

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第3話は、切なくも温かい、恋にまつわるストーリー。猫猫の優しさが垣間見えた回でもありました!

好きな人と結ばれると言うのは、この時代では中々に難しい事だったのかもしれませんね。

そして、芙蓉妃が舞う月夜のシーンは本当に美しくて、見惚れてしまいました♪

 

第4話/恫喝

先日の騒動で毒性のあるおしろいは禁止されたが、梨花の容体は悪化しているらしい。

猫猫は帝直々の命を受け、梨花の看病をすることになった。

おしろいの毒素が抜けていないのが原因だと思った猫猫は、消化の良い食事を与えようとする。しかし梨花の侍女達は猫猫の事を良く思わず、いじめまがいの態度をとり梨花に会わせない。

壬氏の協力を得てやっと梨花と対面した時、あの毒おしろいがたっぷりと塗られている事に気付く。

実は侍女の一人が禁止になったおしろいを隠し持っており、梨花に美しくいてもらうため、良かれと思って毎日塗っていたのだ。

それを知った猫猫は、その侍女を平手打ちし恫喝。あまりの迫力に、侍女達は何も言えなくなった。

猫猫の必死の看病により、梨花は体調を取り戻して行く。酷い性格だと思われた梨花は、実は妃にふさわしい人格者であった。

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ビンタからのドスの聞いた声で恫喝という、猫猫の新しい一面が観られる第4話。

侍女の間違った妃の愛し方はあまりにも独りよがりで、おしろいの件は誰も指摘しなかったの?と不思議に思いました。

初見、かなり感じ悪かった梨花妃が実は穏やかな人格者で、めちゃくちゃに美しかったので驚きましたね!

 

第5話/暗躍

猫猫が仲良くなった後宮の医者とまったりしていると、一人の宦官が「呪いを解く薬を作って欲しい」と訪ねて来た。

その宦官はゴミを燃やす作業をしており、木簡を拾って炎の中に入れた際、不吉な色をした火柱が上がって、掌が酷くかぶれたのだと言う。

猫猫は冷静に考察し、何かの成分が木簡に付いていたため、炎の色が変わり手がかぶれただけだと診断して塗り薬を渡した。

それを聞いた壬氏は何か腑に堕ちない表情で、手に火傷を負った人物を探し出そうとしていた。

その後猫猫は、上級妃が一堂に会する「園遊会」という社交会が開かれる事を知る。

玉葉の侍女達により着飾った猫猫の顔からは、ソバカスが消えていた。実は自らソバカスを描いていたのだ。

壬氏が理由を聞くと、花街で危険な目に遭わないよう、わざと醜女となっていたのだと話す。そんな猫猫を不憫に思った壬氏は、自らが管理出来ていないせいだと謝る。

そして頬を赤らめながら、簪を渡すのであった。

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どんどん壬氏が猫猫の虜になって行きます。ドキドキするー!!

こういうラブコメ要素も、観ていて楽しいポイントですよね♪

でも、結局木簡の付着物の正体も分からなかったし、園遊会の前に変な事が起きたのでこれからが心配です…。真剣な壬氏もステキ!

 

第6話/園遊会

園遊会が開始され煌びやかな舞踊が始まるも、裏では上級妃の侍女達がいがみ合っていた。

そんな中、猫猫が心待ちにしていた毒味タイムが始まる。クラゲの入ったなますを見て、玉葉はいつも青魚のなますを食べるのに、間違えている事を不審に思う。

すると、1番若い徳妃の里樹(リーシュ)のもとに、玉葉用と思われる青魚のなますがあった。

魚が苦手なのか、それをビクビクしながら食べる里樹と、ニヤリと笑う毒味役を見て、その毒味役がわざとすり替えたのだと気付き嫌な気分になる。

その後猫猫は、スープを飲んだ時に恍惚とした表情を浮かべたのち、それが毒であると言い放った。

騒然とする会場。里樹の毒味役が毒と知らずにすり替えたため、それは里樹を狙っての犯行だった。

猫猫は、里樹・毒味役・壬氏・高順の前で、里樹が鯖アレルギーである事を明らかにし、毒味役の侍女を脅し牽制した。

里樹に毒を盛ったのは誰だったのか?後宮に、不穏な空気が漂うのだった。

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筆者が今の所神回だと思っている、第6話。

深夜アニメでしかダメなんじゃない!?と思うほどの、猫猫のとろんとしたイっちゃってる表情は、女でもソワソワしちゃいましたよ!

しかもその表情からの「これ、毒です」と言う顔は、勇ましくて悪い顔してて超〜カッコイイ。

考えたら大変な事が起きているストーリーなのですが、猫猫の圧が凄すぎる回でした!

 

第7話/里帰り

園遊会の次の日、猫猫は高順に頼まれ毒が盛られていた器を調べると、4人の指紋が見付かる。

そして里樹が妃でありながら、侍女達にいじめられている事に気付く。また、器の縁にある指紋が毒を盛った犯人のものだと推測した。

壬氏は、内部に犯人がいるとしながら、次々と起こる騒動に疲れきっていた。

その頃猫猫は、園遊会でもらった簪で後宮の外に出られると知り、簪をくれた武官・李白(リハク)を高級妓楼「緑青館」の紹介状で釣って誘い、里帰りする事になった。

里の花街に着いた猫猫は、李白を緑青館に置いて自宅へと向かい、養父で薬師の「おやじ」と再会する。

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毒盛り事件の犯人が気になる!壬氏を観ていると、簡単な事では済まされない雰囲気です。

そして李白が登場しましたね。彼はとても面白いキャラで、今後ストーリーにたくさん絡んで来ますよ!

故郷・花街での猫猫の様子と、穏やかなおやじとの関係性も見ものです。

 

第8話/麦稈

おやじの家でくつろいでいた猫猫を、禿(かむろ・昔の子どもの髪型、遊女見習いの幼女)が慌てて呼びに来る。

ある娼館へ行くと、そこにはベッドに倒れている男と妓女がいた。状況から2人は毒を飲んだと推測し、迅速かつ適切に処置をする猫猫。

2人は無事息を吹き返し安堵するが、別の妓女に2人についての話をされる。男は女にだらしない人間で恨みを買う事が多く、問題があればなんでも金で解決し、娼館にも護衛付きで通う御曹司。

そんな男に入れ込んでしまった妓女は、身請け話を白紙にされてしまい、技女の妹である禿は男を恨んでいた。

猫猫は、そんな妓女達の話や心中方法について疑問を持ち、1人頭の中で推理を始める。

「憶測で物を言っちゃいけない」「もう終わった事だ」と注意するおやじは、真相に気付いているようだ。

猫猫は今までの事や現場を思い出し、この事件が心中ではなく妓女による殺人未遂である事に気付く。

トリックの内容は、まずグラスに二種類の酒を混ぜて分離させ、上澄だけに毒を盛る(見た目も綺麗)。そして妓女が麦藁(ストロー)を使って下の酒だけを呑み、男は安心してそのグラスに口を付ける。

妓女は怪しまれないよう、自身の命の危険が無いほどの量を計算し、上澄だけを呑んで男と共に倒れる。

その後禿が医者ではなく薬師、しかも男が救われないように留守を狙って声を掛けに来たのだった。

様々な事を考えたら、…もしかしたら皆んながグルになっていたのかもしれない。だがそれは全て、憶測に過ぎない。

そして猫猫が後宮に帰ると、勘違いをした壬氏がヤキモチを妬いている。猫猫は全く気付いていないが、玉葉はそんな2人を見て笑うのであった。

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今回はかなりミステリー寄りのストーリーで、猫猫の洞察力・推理力が光っていましたね!

薬師なのに蘇生方法などもしっかりしていて、昔にこういう人材がいたら、近隣の人はさぞ心強かっただろうな、と思いました。

そしておやじも何者!?仙人のような達観した佇まいに、只者ではない貫禄があります!!

ラストにはしっかりと壬氏様のキュートな描写があって、ファン大満足の第8話でした♪

 

第9話/自殺か他殺か

何者か(同僚?)が酒に何かを入れているのを気付かずに、その酒を大量に呑んでいる男性がいた。

その男は浩然(コウネン)という武官。

壬氏のもとに、「酒場で亡くなった」と彼の訃報が届いた。

酒が強かったはずの彼が、本当に酒で死ぬのか?と疑問に思った壬氏は、猫猫に見解を聞く。

猫猫は、浩然に出された酒が甘くて塩辛かった事、浩然の健康面などを調査し、彼が塩味を感じない病気になっていたと気付いた。

大量の酒と塩を呑み続ければ、直接の死因となる事もあるのだ。

妻と子どもを亡くし、仕事一筋で生きて来た浩然。

猫猫は「彼に叱責された誰かが憎み、軽いイタズラのつもりで塩を大量に入れたのかもしれない…」と話すが、自分が「誰かの罰せられる原因」になりたくないがため、犯人についての明言はしなかった。

ーー

ある日、尚食の侍女の水死体が発見される。高い塀の上から入水自殺したと思われたが、猫猫は死体が纒足だったため、自力で登る事は無理だろうと推測する。

殺人かどうかは分からないが、死体の指が赤く染まっていたため、塀を登ろうと必死で引っ掻いていたのが分かり、彼女の無念さが伝わって来た。

自殺か他殺か。

これまで様々な事件を解いて来た猫猫は、それがいつ自分の身にも起こるか分からないと考える。死が他者によってもたらされたとしても、運命にあらがうことはできない…と悟る。

結局、死んだ侍女は園遊会の毒盛り事件の場に居た事実が判明した事と、遺書が見つかったために自殺として処理された。

ーー

以前、木簡から火が上がった事件で壬氏が追っていた、火傷をしている人物が判明。

それは、阿多妃の侍女頭・風明だった。

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クールに事件を解決して来た猫猫ですが、やはり心の中には傷が増えていっているのかな?と思う回でした。

非常に客観的に「生と死」を考えていて、10代とは思えない達観ぶりが美しくもあります。

園遊会や木簡の件など、まだまだ謎が散りばめられているので、また1話から見返しておくのも良いかもしれません!

 

第10話/蜂蜜

後宮では、外廷の堀に入水自殺をした女官が、園遊会で里樹妃に毒を盛った犯人であったと噂されていた。

壬氏は、ただの一介の下女が里樹妃を毒殺するのはおかしいと思い、猫猫にその女官が仕えていた「柘榴宮」に行き大掃除の手伝いをするように命ずる。

柘榴宮は、上級妃内最古参で中性的な美しさを放つ「阿多妃」の宮。

そこに仕える侍女達はとてもよく働き、また侍女頭・風明は、自らも働き者で腰の柔らかい人物であった。

彼女の実家は養蜂場で、柘榴宮内には高価な蜂蜜や蜜蝋が揃っている。

猫猫は、風明が阿多妃を慕うあまり、里樹妃を毒殺しようと考えてもおかしくはない…と推測する。

そんな柘榴宮を、蜂蜜が苦手だという里樹妃が、毒味役の侍女と様子を伺いに来ているのを見かけ、不審に思った。

ーー

以上の事を壬氏に報告する猫猫。

木簡から火が上がった事件では、袖口が焦げた女物の衣に木簡が包まれており、風明の手首に包帯が巻かれていたため、風明が怪しいのでは…という旨の話をした。

それを聞いて満足そうに頷く壬氏。猫猫に褒美をやろうと言い、蜂蜜を指に付け迫る。

ドン引きしている猫猫は、その瞬間これまでの事が思い浮かび、何かの真相に気付いた。

ーー

猫猫は里樹妃に会いに行き、里樹妃が赤子の頃蜂蜜を与えられ体調を崩し、命が危うかったという話を聞く。

また、風明とは面識があるかと聞くと、里樹妃は真っ青になり動揺していた。

ーー

里樹妃の元を離れた猫猫は、高順に後宮の過去について調べたいと言う。

案内された書庫で、17年前、今の帝がまだ東宮だった頃、現帝の弟君と同じ時期に阿多妃との間に男児をもうけていた事、妃は阿多妃だけだった事を知る。

その男児は産まれて1年後に亡くなったのだが、その男児を取り上げたのは「羅門」という薬師であると記載されていた。

それは、猫猫の育ての親の名前。猫猫は薄々気付いてはいたが、おやじが後宮にいた事実を知るのであった。

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毒盛りや木簡事件の犯人探しが大きく動いた第10話。赤子に蜂蜜とは…現代では絶対禁忌な行為で、考えただけでも恐ろしいです。

そして、阿多妃のイケメンっぷりが推せる回でもありました。冒頭、屋根の上で酒を嗜んでいるお姿…何度も観てしまうほど麗しい!!

反対に、壬氏様のキモキャラっぷりは笑えましたね♪

猫猫の大切な「おやじ」にはどんな秘密が隠されているのか、今後の展開も必見です!!

 

第11話/二つを一つに

猫猫は真実を暴きに風明の元へ行く。

阿多妃は後宮を去ることになった。

出産時、皇后と阿多妃の子が天秤にかけられ、阿多妃は後回しにされて子宮を失ってしまったのだ。

体調の悪い阿多妃に代わり、風明が赤子の世話をするも、良かれと思って与えていた蜂蜜が原因で赤子は亡くなってしまう。

蜂蜜が致命傷となる事を里樹妃から知った風明は、その事実を知られまいと里樹妃の暗殺を試み、園遊会で毒を盛ったのだった。

これが明るみになれば、風明は極刑を免れない。

猫猫は、阿多妃に献身的に支えて来た風明を不憫に思い、「二つあった動機を一つにする」事を提案する。

ーー

壬氏は猫猫を呼び出し、風明が自首をして来たと伝える。動機は「阿多妃を四夫人の座に留めさせるため」。

何か知らないかと言う壬氏に、猫猫は「何も知りません」と伝えた。

ーー

後日、風明の死刑が執行された。

眠れない猫猫が塀の上にいると、明日には後宮を去る阿多妃が酒を持って来て「一杯付き合わないか」と誘う。

息子がいなくなってから、皇帝とは友人関係にあった事。

意に反して妃の座についていた事を話し、水中に沈んだ女官を弔っていた。

阿多妃が去った後、猫猫が塀を降りると酔った壬氏が登場。猫猫を抱きしめながら、涙を流していた。

ーー

阿多妃が後宮を去る時、猫猫は阿多妃と壬氏の見た目が非常に似ている事に気付き、ある推測をする。

阿多妃は息子が「死んだ」ではなく「いなくなった」と、さも生きているかのように話していた。

出産の時、同時期に生まれた赤子がすり替えられていたとしたら…?

阿多妃はただの乳母の娘。乳姉妹である妃に過ぎない自分の子は、これからも皇后の子と比べられ、虐げられる可能性がある。

だったら、いっそのこと…。

そして後日、赤子が亡くなってすり替えがバレた時、それに気付かなかったおやじが、追放だけではなく肉刑まで受けていた事にも納得が行く。

もしそうなら、今微妙な立場にある皇帝の弟のため、後宮に留まり続けた阿多妃の想いも理解出来る。

しかしそれはあくまで猫猫の憶測に過ぎず、「実にくだらない」とその妄想を振り払うのであった。

ーー

去って行く阿多妃を、里樹妃が追いかけて行く。

自分にとても懐いていた里樹妃と話す、阿多妃その表情は、まるで母親のようだった。

ーー

高順が壬氏に、風明の一族と関係者の一覧を渡す。壬氏はそれを見てため息をつく。

後宮に、また新たな嵐の予感が訪れる。

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見事に伏線回収をした、毒盛り事件の解決編でした。その幕引きはとても悲しいものでしたね。

猫猫の妄想もスルー出来ません。壬氏の涙の理由、彼は自分の正体を知っているのでしょうか?

酔っていたとはいえ、猫猫に素を出している姿は子どものようでしたね。

そしてラストの、風明の一族と猫猫の関係とは!?

これから中々壮大なストーリーになって行きそうな、第11話でした♪

 

第12話/宦官と妓女

風明の一族はそれぞれ肉刑などを受け、また関係者名簿にあった人々は後宮を解雇された。

幸い、風明の一存で行われた事件という判断で阿多妃は刑を免れる。

壬氏は、関係者名簿の中に猫猫の名前がある事に気付き、隠蔽するか、他の者同様解雇するかで悩んでいた。

自分の命令ひとつでどうにでもなってしまう。そんな事を、猫猫が良く思うはずがないと懸念していた。

一方猫猫も噂を聞き、自身の実家も風明との繋がりがあると思い、壬氏に相談しようと後宮中を探し回る。

後宮での暮らし(毒味や薬の調合など)は気に入っていたし、しかも李白の件でやり手婆に命令された、上客を送り込む事がまだ出来ていなかったのだ。

ーー

壬氏と会って、私はどうなるのかと尋ねる猫猫。壬氏は「どうしたい?」と聞く。

猫猫は、自分はただの女官であり、解雇しないで下さいなんて言えない…と思う。

そして「命じられればなんでもやります(なので、給金を下げてでも良いから解雇しないで欲しい)」と言った。

しかし壬氏は、このまま後宮で命令され続けるのが嫌なのか…と勘違いをし、猫猫は解雇されてしまう。

2人はすれ違ったまま、猫猫は後宮を後にするのだった。

壬氏は猫猫を失った事で精力を失いウジウジしており、見かねた高順が「あの武官を尋ねるか…」と何かを閃く。

ーー

緑青館に戻った猫猫は、化粧をしてバイトに精を出していた。

するとバイト先に壬氏がいて、思わぬ再会に驚く2人。

そこで話して行くうちに、解雇については双方の誤解があったと気付いたのだった。

ーー

猫猫は実家で、夜の雪の中後宮の事を思い出す。

これからどうなるのか、全くわからなかった。

ーー

数日後、花街に壬氏が現れる。

やり手婆も目がくらむ金子と、冬虫夏草を持って1人の娘を所望したのだった。

beersy
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年末という事で、なんだか年の瀬にピッタリな回想シーンが用意されていました!

挿入歌の「雪中花」は、切なくて温かい透き通った歌声で、胸に迫るものがありましたね。(『薬屋のひとりごと』音楽記事参照)

壬氏の猫猫への想いは募るばかり…。2人の行く末が気になる!果たして恋愛に発展するのでしょうか?

 

第13話/外廷勤務

帝と壬氏が酒を酌み交わしながら話をしている。

直々に後宮管理をするように命令されていた。

壬氏は自分の美しさを利用しつつ、ここでのし上がって行こうと決意を新たにする。

ーー

壬氏に身請けされる形で、宮廷へ戻る事になった猫猫。

攫われて働かされていた前回とは違って、いつでも実家に帰れるので、穏やかな気持ちで出発の日を迎える事となった。

緑青館の姉達に美しく着飾ってもらった猫猫を見た壬氏は、今まで以上に周りの男達に嫉妬している。

そして猫猫が連れて行かされたのは、後宮ではなく壬氏の家で、官女となるための試験を受け外廷で働くように任命された。

壬氏付の侍女・水蓮は優しく穏やかな初老の女性だが、他の外廷の官女達は猫猫を良く思わないようだ。

ーー

そして迎えた女官試験。

猫猫はあっけなく落ちてしまい、壬氏付の下女となった。

猫猫は外廷に生えている薬草に嬉々とするも、官女の1人である翠苓にキツく当たられる。

そんな彼女を、不気味な男が宮廷から見下ろしているのであった。

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新年が明け、第2クールが始まりました。OP、ED曲が変わっています!(『薬屋のひとりごと』音楽記事参照)

今度は壬氏付きの下女という事で、また何か波乱が起きそうな予感…。

着飾った猫猫は独特な魅力があって、知性をも感じさせますね。(官女試験は落ちましたが)

薬の知識には長けていますが、やはりこの頃は教育が行き届いている訳ではないようです。

そして、第2クールのキーマンとなる翠苓(スイレイ)、そして謎の男・片眼鏡を付けた漢羅漢(カンラカン)も登場しましたね。

帝は壬氏が息子である事を知っているのか?と思わせる、冒頭のシーンも気になりました!

 

第14話/新しい淑妃

後宮に、阿多妃の後釜として新しい淑妃・楼蘭妃がやって来る。

玉葉妃、梨花妃の推薦により、上級妃への講義(帝に対する夜の秘め事用)を猫猫が任命された。

猫猫は無事に講義を終えたものの、楼蘭妃の態度は冷たく何を考えているのか分からなかった。

その夜、どこかで家が爆発する。羅漢は何かを見付けた様子で、首を傾げていた。

ーー

猫猫はいつも通り、薬草を探しながら宮廷内で仕事をしていた。

昨夜起こった火事について調べている李白を見かけ、話しかける。

猫猫は好奇心から、焼け跡を見て回る。どうやらここは食糧庫で、火付け(放火)の疑いがあるから李白がいるのか、と推測した。

そして倉庫内で高価なキセルを発見し、何かを閃いて実験を行う。実験は成功し、李白の前でちょっとした爆発を起こした。

猫猫は李白に、「倉庫内には小麦粉など発火しやすい粉が舞っていて、倉庫番が一服しようとキセルに火を付けた瞬間に爆発が起こったのでは無いか」

「倉庫番に、倉庫内での喫煙はやめるようにお伝えください」と真相を話した。

ーー

猫猫は、倉庫内にあったキセルをうっかり自室に持ち帰ってしまう。

そのキセルを見るとかなり上等なもので、倉庫番が持つには相応しく無いな…と怪訝に思うのだった。

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上級妃への講義、気になりますね。笑 ぶっ倒れる里樹妃が可愛い!!

第2シーズンの注目キャラ・楼蘭妃も登場しました。美しいですが何か微妙な影をまとっています。

そして、猫猫の推理力は今シーズンも健在。

しかし、上等なキセルを一体どうして倉庫番が持っていたのか?

このアニメはちょっとした事が伏線になっているので、しっかりと覚えておきたいポイントですね!

 

第15話/膾

後宮では、先日のボヤ騒動がある下女によって解決された…という噂と、壬氏が緑青館の妓女を身請けした…という噂が流れ、盛り上がっていた。

それを聞いた片眼鏡の羅漢(ラカン)は、その妓女の話に興味を持ち、噂をしている者達に探りを入れようとする。

当の本人・猫猫は、高順に「官僚の身に起こったフグの食中毒事件」を追って欲しいとお願いされていた。

昔、高順が担当した事件と似ているという事で、元同僚から相談を受けたそうだ。

フグ毒の事件とあらば、猫猫は黙っちゃいられない。

「今度、その手の料理屋に連れて行く」という高順の言葉に、尻尾を振って協力する事となった。

ーー

事件の内容は、珍味好きの官僚が、フグの膾(なます)を食べて食中毒を起こし、昏睡状態に陥ってしまったというもの。

倒れた30分後に痙攣しているので、フグ毒にあたったのではないかと捜査されている。

しかし料理人の話では、なますにフグは使っていないらしい。前日の料理に使ったという、フグの内蔵や皮は発見されている。

毒性の強い箇所である肝などは食べていない官僚が、なぜ食中毒を起こしたのか…。

猫猫は高順に、さらに情報を集めて来て欲しいとお願いした。

ーー

その後高順から、なますに使われた材料は「海藻」であったと知らされた猫猫。

そして、高順が手配した付き人・馬閃(バセン)と共に、なますが提供された料理場へと向かい、壺に入った海藻を見付ける。

そこへ倒れた官僚の弟が怒鳴り込んで来て猫猫を追い払ったが、猫猫はしっかりと海藻を盗み出していた。

馬閃と後宮へ戻った猫猫は、高順と、(何故かやって来た)壬氏に向かって推理を話した。

「官僚が好んで食べていたという海藻だが、毒を持つため石灰水に漬ける必要があった」

「冬場は収穫しにくいが、貿易商が金儲けを考え、その海藻を食べる習慣の無い南の地で生産・塩漬けし、売られていたものではないか」

「慣れていない者が毒のある食材を扱うと、無毒化されない事がある」

「その海藻を買ったのが、官僚自身でないとしたら…」

そこまで聞いた壬氏達は「誰かが故意に食べさせたのではないか?」と理解し、再度調査をしようと動き始めた。

ーー

再捜査されると、事件はアッサリと解決する。

官僚の弟が、兄を邪魔に思いフグ毒で殺そうと目論んだのだ。

そこまではよくある話だが、妙な事に「南で作られた海藻」の事については、たまたま酒場で隣に座った男性客から聞いたと言っているらしい。

猫猫は「偶然、ねぇ…」と、その事を怪訝に思うのであった。

ーー

壬氏は「軍部の高官である、羅漢という男が苦手なのだ…」と猫猫に話す。

猫猫は羅漢と知り合いのようだが、それは嫌な思い出らしく、忘れる事にしているようだ。しかし、なんだか嫌な予感がするのだった。

その羅漢は壬氏に、緑青館にいたお気に入りの妓女の事を話す。

客を客と思わない高貴な妓女を欲しがったあまり、希少価値を下げて身請けをしようとしたらしい。

壬氏はその話が一体何なのか疑問に思ったが、羅漢のペースに飲まれて行く。

そして羅漢は、「友人で宮廷御用達の彫金細工師が、後継者を育てる前にポックリ逝ってしまったため、秘伝の技術が分からなくなってしまった。推理力に定評のある壬氏の下女に、それを調べてもらえないだろうか?」と相談して来た。

猫猫の嫌な予感は的中しそうだった。

beersy
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羅漢、一体何者なのでしょうか?猫猫の知り合いなだけではなく、高順の「元同僚」というのも彼のようですね!

そして羅漢が話した妓女…。もうこれ猫猫の母じゃん!!と思うほど目元が似ていました。(相手を見下す冷酷な目がイイ…笑)

猫猫の謎めいた過去も知っているようで、この男からも目が離せません!!

 

第16話/鉛

壬氏は猫猫に、知り合いから「死んだ彫金細工師の、秘伝の技術内容を突き止めて欲しい」という依頼があった事を伝える。(羅漢の名前は伏せている)

その彫金細工師は、3兄弟への形見分けの品を遺言に遺していた。

長男には「離れの作業場」次男には「細工の施された家具」三男には「金魚鉢」である。

そして「皆、昔のように茶会でもするといい」と書かれていたそうだ。

興味を持った猫猫は、早速その家へ行ってみる事にした。

次の日、前回猫猫を付き人として現場に案内した馬閃がいて、今回も同じように2人で家へ向かう。

変わらずそっけない彼を見て、なんだか馬閃は高順に似ているなぁ…と思う猫猫であった。

ーー

到着すると、三男が2人を出迎え、現在は職人達の茶飲み場となっている作業場に通す。

そこには、長男と次男がいた。どうやら2人と三男の関係は、ずいぶん冷めているようだ。

部屋の中の家具は変わった配置にしてあり、真ん中に彫金が施された鍵付きのタンスがあって、それを囲むようにテーブルが置かれていた。

部屋の窓は一箇所のみで、その前には棚が置かれている。

この作業部屋が長男、中央のタンスが次男への形見分けだ。1番格差のあった三男の金魚鉢は、ガラス製の高価な物だった。

猫猫は、話を聞き部屋の様子を見て推理する。

ーー

金魚鉢を、絵柄を前にして窓の前の棚に置き、水を入れると日光の光がタンスの鍵を照らした。

すると、光の熱さで鍵穴に仕込まれていた鉛が溶け、中に置いてあった型に流れ込む。

そして出来上がった鍵で他の引き出しを開けると、玄関にも飾られている石が入っていた。

長男と次男は、大したものが出て来なかったため「親父に遊ばれた」と文句を言うが、三男は石を手に取り「鉛と錫…?」と言いながら見つめる。

はんだを使用していた父親は、よく腹痛や貧血などに悩まされていた。

はんだは、数種類の金属を合わせる事で、低い温度でも解かす事が出来る。

それらの事から猫猫と三男は、父親が遺した本当の遺言に気が付いた。

ーー

父親は生前、三男にこんな事を言っていた。

「長男は、ミスが無くて信頼が出来る。次男は、誰とでも打ち解けられる術を持っている」

三兄弟を同じように愛していた父は、兄弟仲良く手を取り合って欲しいと願っていたのだ。

長男と次男は、才能のある三男に嫉妬していたが、それを聞いて何かを想う。

…謎を解き解決した猫猫は、三男に「体調が悪くなったら、緑青館にいる薬師を訪ねてください」と伝えてその場を後にする。

ーー

壬氏の元を羅漢が訪れ、三兄弟のその後を伝える。

三男は、実力を伸ばして父親の後を継ぐ事になり、長男と次男は彫金師を辞め、それぞれ経理と営業として、3人で多方面から家業を支える事となったそうだ。

「埋もれた才能をそのままにしておくのは勿体ないですな」と言う羅漢は、確かに人の才能を見つけるのが得意な男だと評判で、それもあって今の地位まで上り詰めた人物である。

壬氏は、先日羅漢が話した「妓女の価値を下げる方法」が何だったのかを聞く。

しかし羅漢は「それは、その世界を知る者に聞いた方が良い」と言ってはぐらかした。

そして満足そうに「また明日♪」と言って部屋を出て行く。

やっぱり食えない男で、壬氏は疲れてしまった。

beersy
beersy

羅漢は、今回の話を持って来て猫猫の事を試したのでしょうね。才能を見つけると黙っていらいれない男…謎ですね。

今回のカラクリは、かなり頭を使うものでした。猫猫は科学的な事まで分かるので、確かに素晴らしい才能を持っています!

そして次回は、壬氏の女装が見られる!?そしたら、メイクをした猫猫と並んで欲しい…!!

 

第17話/街歩き

壬氏から「別人に変装させてくれ」と頼まれた猫猫は、粘土と油で作ったおしろいなどを使って、平民に見えるよう汚く化粧をして行く。

体型や声色も変え、やっと壬氏の美しさを消し二枚目半くらいの男性に変身させた。

その後、猫猫が久しぶりに実家へ帰ろうとしていると、高順に「途中まで壬氏様と一緒に行ってください」と頼まれる。

猫猫は「私も後宮の下女として知られていますし…」と言って断ろうとするが、水蓮が「だったらあなたも変装すれば良いのよね?」と言って化粧をし始めた。

ーー

可愛らしく着飾った猫猫と、お付きの者としてそばにいる壬氏。壬氏は「壬華(ジンカ)」と名乗る事にした。

壬氏は「ある者と会うので、待ち合わせ場所の食事処まで行きたい」と言う。

その道中、焼き鳥を食べたりしてしばしの街歩きを楽しんだ。近くでは、馬閃が2人の護衛をしている。

壬氏が猫猫に「宮廷での暮らしの方がずっと良いと思うが…」と訪ねると、猫猫は「花街に残した養父が気になりますので」と返した。

羅門は、漢方だけではなく西方の医術の知識を持っている。しかし西方の留学を理由に、先の皇太后に宦官にされてしまったらしい。

それを聞いた壬氏は「宦官、薬師、医官…」と呟きながら、何かを考え込む。

ーー

目当ての店に着く頃、壬氏は花街の客にも詳しい猫猫に「妓女の価値を下げるにはどうすればいい?」と聞いた。

すると猫猫は俯きながら、「上位の妓女ならば〝手付かずの花〟の状態である事が大切で、それを手折れば価値は半減します」

「さらに、子をはらませれば、価値など無いに等しくなります」と伝える。

想像以上の方法だったため、壬氏は絶句した。

beersy
beersy

壬氏の女装回かと期待しましたが、まさか醜くさせられるとは;が、確かにあのフェロモンを撒き散らしたら戦争が起きそうですね!

猫猫のキュートなヘアメイクもまた良き…♪

事件や推理などが無く、ただただ2人が焼き鳥を食べているシーン(OP曲のワンシーンでしたね!)にほっこりさせられた17話でした。

 

第18話/羅漢

壬氏と別れた猫猫は、羅門に頼まれ緑青館へ向かう。

離れへ行くと、そこには横たわり弱っている妓女がいた。

彼女は昔、緑青館がまだ泥をかぶっていた頃、不幸にも梅毒を患い今では精神状態が保てないほどに悪化していた。

猫猫は、そんな彼女を憂いながら世話をする。

すると子どもが来て、「メガネのお客様が来てるからここにいた方が良いって」と言いに来た。

猫猫は、どうやら緑青館の昔からの常連客である、羅漢の事が苦手らしい。

ーー

後宮へ戻った猫猫は、医局で偶然翠苓と会う。

しかしやっぱり毛嫌いされているようで、不思議に思っていた。

また、ふと壬氏の仕事内容にも疑問を持つ。半月に一度、丁寧に湯浴みをし、精進料理を食べ…それはまるで禊であり、祭祀のような行いだ。

一方壬氏の部屋には、羅漢が遊びにやって来る。

壬氏は牽制しながら話をしていたが、自分の正体を知っている様子の羅漢に身構えた。

また、壬氏は以前より猫猫の出生について調べていたが、実は彼女の父親が羅漢である事に気付いたのだった。

羅漢はニヤつきながら「娘に会いに行くと伝えてくれ」と言って去って行った。

ーー

その後、壬氏は猫猫に「お前に会いたいと言う者がいる。名は羅漢というのだが」と話しかける。

すると一瞬、猫猫の顔が見たことのない恐ろしい表情に変わった。

壬氏は驚きながら「どうにか断っておく」と言うと、猫猫は「ありがとうございます」と言って去って行く。

猫猫は「やっぱり気付かれていたか…」と呟いた。

ーー

帰る途中で薬草畑を見付けた猫猫は、舞い上がって薬草を摘み取ろうとする。

すると背後から翠苓が現れて慌てたが、「ここは非公式の畑だから別に咎めないけれど、医官も出入りしているから来ないほうが良いわよ」と忠告された。

好きなものを植えさせてもらっているという翠苓は、雑草だけを抜いて手入れをする。

そして「何を植えたのですか」と聞く猫猫に、「蘇りの薬…」と呟いた。

猫猫は驚いたが、「冗談よ。朝顔を植えるわ。…貴方はどれくらいの腕前を持つ薬師なのかしら?」と言って去って行った。

beersy
beersy

猫猫が羅漢の子どもだったとは!という事は、母親は一体誰なのか?

冒頭で猫猫が世話をしていた妓女、猫猫に似ているとも思いますが…。

情報が小出しなのでドキドキします!(あえて漫画は読んでいません。笑)

そして翠苓さんも、一体何者なのでしょうか!?登場人物が多くなって来たので、ちょっとおさらいをしようと思いました。

 

第19話/偶然か必然か

猫猫が掃除をしていると、李白がやって来て「先日あった倉庫のボヤ騒動(第14話)の日、別の倉庫で盗みがあったようだ」と言われる。

どうやら、ボヤに便乗した火事場泥棒が現れたようだ。

盗まれたものは祭具で、その倉庫の以前の管理者は亡くなっており、今の管理者は食中毒で意識を失っているという。

猫猫は、「珍味好きの官僚がフグのなますを食べて食中毒を起こし、昏睡状態に陥ってしまった事件(第15話)」が同じ頃に起きていた事を思い出し、不思議に思う。

そして亡くなった方の管理者について聞くと、その人物は「甘党で塩入りの酒を大量に呑んで死亡した浩然(コウネン・第9話)」だったと明かされた。

これは全て偶然なのか?一つ一つは事故に見えるが、意図的に引き起こされていたものだとしたら…?

すると李白は、猫猫が預けた「ボヤの時に落ちていたキセル」を出し、「これはボヤを起こした倉庫番が、ある官女にもらったものらしい。その官女の顔は隠されていたが、上背があり薬品の匂いがした…と言っていた」と話す。

猫猫は(倉庫番が高級なキセルをすぐに使ってみたくなって、火を付けた。そして火事が起こり、手薄になったところで誰かが祭具を盗んだ。官女は、もしかしてそれを狙って渡した?そしてその官女が、長身で薬の匂いがしたという事は…?)と推理すると、翠苓の姿を思い出す。

そして李白に「いくつもの偶然が重なった中心に、その長身の官女がいたとしたら?」とヒントを渡した。捜査されて翠苓にたどり着いたとしても、自分には関係のない事だと思った。

しかし、猫猫から李白とのやりとりを聞いた壬氏は「他にも罠が仕掛けられているかもしれない」と懸念する。

推理に乗り気でない猫猫を、最高級漢方薬である牛黄(ゴオウ/牛の胆石)で釣って、真相解明に努めるよう命じた。

ーー

猫猫が書庫で調べ始めると、食中毒を起こした珍味好きの官僚は「礼部(祭事を司る部署)」の者であり、また、浩然も祭事に関わる官吏だった。

そして、書庫の文官が「以前私は礼部にいて、祭場の造りについて指摘したところ、ここに飛ばされてしまったんだ」と教えてくれた。

確かに祭場の設計図を見ると、中央の祭壇の上には、天井からひれが付いた柱が降りて来る仕掛けがある。

もしその柱が落ちて来たら、1番危ないのは祭壇にいる「やんごとなき身分のお方」だ。

しかし近々祭事が行われるのであれば、盗まれた祭具は早急に作り直すはず…。

そこまで考えて、猫猫は三人兄弟が営む彫金細工師(第16話)の事を思い出す。

慌てて文官に「祭事はいつ行われるのですか」と聞くと「ちょうど今日だ」と言われたので、急いで祭場へ向かった。

ーー

猫猫が祭場に入ろうとすると、入り口の前にいる護衛が止めて来る。

そこで猫猫は、その護衛を煽って騒ぎを起こそうとした。そして、まんまと苛立った護衛に、警棒で思い切り殴られてしまった。

気を失いそうになりながらも、祭壇上にいる人物を守らねばと思い立ち上がる。

すると、後ろから羅漢が現れた。

羅漢は護衛を恐ろしい笑顔で睨みながら「この子の言う通りにしましょう…」と凄んだ。

猫猫は身の毛がよだったが、祭場へ入り込み走って行く。

すでに、天井はギシギシと音を立てていた。

そして柱が落ちて来た、その時…。

間一髪、猫猫は倒れ込みながら祭壇上の人物を押し出し、救う事に成功した。

しかし猫猫の足は傷を負って出血しており、殴られた顔の半分は腫れている。

気を失いそうになりながら助けた人物の顔を見上げると、そこには取り乱している壬氏の顔があった。

「なぜ、壬氏様が…?」そう思いながら、猫猫は気を失った。

ーー

壬氏は、足から血を流した猫猫を抱き上げて、祭場を出る。

呆然とする羅漢の隣を通って、出口へと歩いて行った。

beersy
beersy

今まで軽く観ていた事件の数々が繋がって行ったので、ゾワっと鳥肌が立ちました!!

ここに来て、本作はこれからが面白いんだと思わされました。いや〜スゴイ!!

妙な男が関わっているような気がしますが…果たして?

また、猫猫が殴られたシーンは痛々しくて顔をしかめてしまいました。

それでも命懸けで、結果的に壬氏を守った猫猫。

2人が何か大きな渦に巻き込まれているようで、恐ろしくなります…!!

 

第20話/曼荼羅華

目覚めた猫猫は壬氏の部屋にいて、水蓮が世話をしてくれていた。足は15針を縫う大怪我だったらしい。

馬閃は「一体どういうことだ!?」と怒っており、壬氏は猫猫に「どうして柱が落ちて来るのが分かったのか、なぜあそこに来たのかを教えて欲しい」と言った。

猫猫は、祭場に行く前にたどり着いた推理を話し出す。

  • 浩然が亡くなった事
  • 倉庫のボヤが起きた際、同時に別々の場所で祭具が盗まれた事
  • ほとんど同じ時期に、祭具の管理者2人が食中毒で倒れた事

これらの事故は全て偶然に見えるが、何者かの差金だとしたらそれは事件になる。

また、盗まれた祭具を作り直した彫金細工師が、金属を熱で溶かすという「秘伝の技術」を持ったまま死んでしまった事も大きく関わっている。

祭壇の柱は、金属線でつり上げて床の金具に固定していた。事故に見せかけるならば、金具に細工をすれば良い。

彫金細工師は、本当の意図を知らないままそれを依頼され、口封じのため消されたー。

猫猫は、祭事で壇上に上がる「やんごとなき身分」の人物が壬氏であった事を不思議に思い、また、今回の事件に翠苓が関わっているかもしれない…と思いながらも、「私が言えるのはここまでです」と言って、面倒ごとに巻き込まれないよう身を引いた。

ーー

だいぶ怪我が良くなって来た猫猫の元を、李白が訪れる。

彼は「翠苓が今回の事件に関わっていた事が分かったぞ。でも、彼女は遺体で発見された」と伝える。

自室で毒を煽り、自殺をはかったらしい。検視も終わっており、このまま火刑に処されるそうだ。

全てが翠苓の仕業で、他には誰も関与していないと聞いた猫猫は、あれだけの事を翠苓1人がやったとは思えなかった。

色々と考えた末、猫猫は壬氏に「翠苓を検視した医官と、死体置き場で会いたい」と頼む。

猫猫は、翠苓が「蘇りの薬…ではなくて、朝顔を埋めるわ」と言っていた事から、彼女はあの医局が出入りする畑に、朝顔に似た花「曼荼羅華(まんだらけ)」を植えた事を察した。

そして棺桶を開けると、翠苓ではない別の女性の遺体が入っていた。

ーー

遺体を検視したのは、翠苓に想いを寄せている医官であり、彼は翠苓の遺体を見て、不審なところがあっても切り刻む事は出来なかった。

それを見越していた翠苓は、彼を利用する事を思い付き、畑で曼荼羅華を育て、それと何かを使って「よみがえりの薬」を作り上げた。

そして、別の遺体が入った棺桶が置かれた時に目覚め、自分の足で業者を装い仲間達と出て行く。

「よみがえりの薬」は、「一度心停止したのち、生き返る事が出来る薬」と言われており、一説によると、材料には曼荼羅華とフグを使うらしい。

翠苓が何を使ったかは、医局の在庫を調べればわかる事だ。

猫猫は、彼女のその知性、度胸などに惚れ込み「絶対に、よみがえりの薬の作り方を教えてもらう!」と大興奮。足の傷が開いてしまった。

ーー

壬氏は、謎めいた翠苓について疑問を持っていたが、彼女の事は秘密裏に処理された。

猫猫の事も、父である羅漢との間に何かあるのだろう…と思案する。

そこへ高順が薬を持って来たが、美味しくないので鼻を摘んで飲み干した。

「幼く見えますよ」と高順に言われ、壬氏は「5年前宦官になった、齢24の美しい男。それが壬氏であり、彼になりすますために男でなくなる薬を飲んでいる…」と心で思う。

そして高順は、「先日、上の息子にもう1人孫が生まれました。末の息子・馬閃もあなたと同じ19歳なので、結婚を考えて欲しいのですが…」と呟いた。

壬氏はムっとして「壬氏は24歳だ」と言うが、高順は「早く孫を抱かせてください」と諭した。

ーー

壬氏は、コロコロと化粧や衣装が変わる桜蘭妃の機嫌を伺いに行った。

父親が、先の皇太后に気に入られた重臣で、下手に扱えない桜蘭妃のところに、主上は10日に一度通っているが、あまり食指が動かないらしい。

また、先の帝の〝幼女趣味〟を嫌悪している現皇帝は、里樹妃には手を出さないようだ。

少女の頃、現皇帝を産んだ皇太后は、その十数年後にもう1人の子を生んでいる。

その際、阿多妃のお産はないがしろにされ、現皇帝の初めての皇子は亡くなった。

「もし、その時の子が今生きていれば…」と思った壬氏は、妄想だ…とその考えを振り払うが、「さっさと次の東宮をこしらえてしまえばいい」と呟く。

ーー

玉葉妃の体調がすぐれない。どうやら妊娠した様子である。

壬氏は、玉葉妃の面倒を猫猫に任せた。猫猫は「また毒味が出来る♪」と言って喜ぶ。

そして、壬氏が「もしかして、羅漢と顔を合わせないように配慮してくれたのか?」とも思った。

ーー

李白は、緑青館で「三姫の1人が身請けされるらしい」という噂話を耳にする。

そして「身請け…!?」と思い焦り始めるのであった。

beersy
beersy

かなり内容の濃ゆいストーリーでした;

祭事や翠苓の謎は深まるばかり。また、壬氏は19歳で、誰かの身代わりとなっている事が判明!!(19でこのセクシーさだと…?)

推測すると、亡くなった皇子のなりすまし?なのでしょうが、果たして…。となると、阿多妃が壬氏の母親となりますね!?

そして、玉葉妃のご懐妊も本当なのでしょうか?

どのストーリーもまた繋がって行きそうで、ますます目が離せません!

 

第21話/身請け作戦

今では猫猫の茶飲み友達のような、医官(やぶ医者)の虞淵(グエン)。

その日は猫猫の提案で、医局内を掃除していた。休憩してお茶菓子を食べていると、彼が実家の事を話し出す。

実家が村をとりまとめて紙漉き産業を営んでいるが、先帝の母君が木の伐採を禁じたためうまく行かなくなったと言う。

一応、虞淵の実家の紙は今でも宮廷の御用達ではあるが、お金が無くなり姉は後宮へ。

更には妹も行かされそうになったので、代わりに虞淵が宦官の医官として後宮に来たらしい。

そんな話をしていると、その妹から「紙の品質が問われ、宮廷の御用達では無くなってしまうかもしれない」と書かれた手紙が来た。

猫猫が紙を見てみると、上質ではあるが強度が無い。

作り方などは時に変えてはいないが、力仕事は牛に任せたらしい。水は湧き水を汲んで使い、糊も小麦を使うなどしてこだわっている。

それらを聞いた猫猫は、牛の唾液が糊の中に入ってしまい、糊の粘土が無くなっているのではないかと指摘。

虞淵は慌てて妹に伝えようと、手紙を書き始めた。

ーー

李白に呼ばれ、翠苓の事かと思って急行した猫猫。

しかし李白は、緑青館・三姫の身請け話の噂を聞いて白鈴の事が心配になり、「妓女の身請け金の相場はいくらくらいだ?」と聞いて来た。

白鈴は母乳の出る体質で色欲が強いが、おやじに引き取られるまで猫猫の母親代わりとなった、母性のある女性である。

猫猫は呆れつつも、彼女の身請け相手として、李白は悪くないと考える。

そして「身請け金は銀1万ほどです」と答えると、給金が年に銀1000ほどの李白は愕然とした。

その後猫猫は、李白の服を脱がせて裸を確認する。彼はかなり美しい筋肉を持っている事が判明した。

そこに壬氏が現れ、何をやっているんだ!と猫猫に怒る。

猫猫は、「肉体を確認していました。彼は、しっかりと鍛え上げられており、真面目で腕の立つ人物でしょう」と見抜いた。

筋肉美が好きな白鈴に、訴えかける事が出来るかもしれないと考えたのだ。

「そんな事まで分かるのか」と感心する壬氏に猫猫は、「身体はその人を表します」と返す。

ーー

壬氏は李白に会い、「有望な官である君と仲良くなっておきたいので、銀2万を肩代わりしますよ」と持ちかける。

猫猫のために、カマをかけたのだ。

しかし李白は「自分の稼いだ金で、たった1人の大切な女性を迎えに行きます」と断った。

それを聞いた壬氏はあっさりとその場をあとにし、高順に「心配なかったな♪」と言って微笑む。

李白は、白鈴に手紙を送りながら修練に励みつつ「自分を信じて突き進むだけだ」と決意した。

ーー

猫猫は、白鈴からの手紙を読んでいる。

「私はまだまだ現役で、いつか王子様が迎えに来てくれるのを待ってるの」と書かれていた。

猫猫は、白鈴の心さえ射止めれば、1万もの銀は必要ないはずだと思って微笑む。

また噂については、「〝あの人〟が来て、身請けの話をしていたのを禿が聞いて、勘違いをしたみたい」と書かれていた。

それを読んだ途端に、猫猫の表情が曇る。

ーー

その頃羅漢は、トゲのある茎を見つめていた。

そして「青い薔薇(ソウビ)…」と呟き、不敵な笑みを浮かべている。

beersy
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すっかり仲良くなって、身の上話までするようになった猫猫とやぶ医者にほっこりしました♪

締まりのない彼も意外と苦労をしているようで…。やはり後宮には、何かしらを背負った人が多いのだと気付かされますね。

白鈴と李白のハッピーエンドにも期待です!!OPで謎だった裸の李白が、やっと放映されてスッキリ。笑

また、今回李白が白鈴を想うシーンで美しい「Ha〜」のみの歌が流れましたが、その挿入曲の情報は掴めませんでした。

配信されましたら、音楽記事のほうに記載します♪

もしかしたら、2024年4月17日発売予定のサントラ(なんと3枚組!)に収録されるのかも?

 

第22話/青い薔薇

春。

玉葉妃の妊娠は確実なものとなった。

鈴麗(リンリー)は、まだ見ぬきょうだいを楽しみにしているように見える。

ーー

壬氏はある日、羅漢に「来月の園遊会に向けて〝青い薔薇(ソウビ)〟を用意してくれ」と言われる。

薔薇は本来開花までには時間がかかるが、壬氏に「来月までにどうにかならないか?」と相談された猫猫。

壬氏の様子を見て、羅漢に言われたのだろうと察し「逃げていても腹立たしい」と思って承諾した。

まず、猫猫は梨花の元へ行き、以前作り上げた蒸気風呂を借りる。

そして壬氏に日光が入る小屋を用意してもらい、室内に蒸気を送って薔薇の開花時期を狂わせようと計画した。

しかし準備をしていると、猫猫の足の傷が開いてしまう。

そこで壬氏は猫猫と仲の良い小蘭(シャオラン)を手伝いに来させ、100株以上の薔薇を設置した。

徹夜で厳しい温度調整・管理をし、日中は日光を浴びさせ、新芽を摘んで世話をする。

そしてようやく、薔薇は蕾をつけ始めた。

ーー

猫猫は、毎日様子を見に来る侍女達の気をそらすため、宮廷内に爪紅(つまくれない)を流行らせる。

鳳仙花(ホウセンカ)と方喰(カタバミ)を混ぜると、鮮やかな赤色になるのだ。

猫猫も鳳仙花だけで爪を染めた。

ーー

園遊会当日。楼蘭妃がお披露目される。

実父の上級官僚「子昌(シキョウ)」は女帝の寵愛を受け、帝も頭が上がらない人物だ。

壬氏は、赤青黄など、色とりどりのふっくらとした蕾を付けた薔薇を束ね、帝に献上する。

「蕾を愛で、咲き誇る姿に想いを馳せるのもまた一興…」と言われた帝は、満足そうに頷いた。

壬氏は周りの妬む視線が気になったが、1番注意しなければならないのは、何を考えているのか分からない羅漢だと考える。

その羅漢は薔薇を見て「なんと嫌味な…」と呟き、挑発が失敗に終わった事にため息をつく。

ーー

壬氏は猫猫の元へ行き、どうやって薔薇に色を付けたのかと聞く。

実は薔薇は全て白いもので、様々な色水を吸わせて育てたものだった。

帝には、先に種明かしをして機嫌を取っておいたらしい。

そして、高順に何かを頼んだ猫猫は、ニヤリと笑いながら「あいつに一泡吹かせてやる」と言い羅漢の元へ行った。

beersy
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未だ謎に包まれた楼蘭妃が、園遊会でお披露目されました。

最近やっと言葉を発しましたが、まだ声優さんは明かされていません。様々な憶測が飛んでいますが…気になる!

ちなみにシキョウ役は「いないいないばぁ」でお馴染み、わんわん役・チョーさん。(お世話になっています!!)

猫猫は一体羅漢に何をしようとしているのか?慌てる彼を見てみたいですね♪

 

第23話/鳳仙花と方喰

猫猫は、羅漢に象棋(シャンチー/将棋の事)での勝負を持ちかける。

象棋は羅漢の得意な分野であったが、賭けに勝ったほうには褒美を渡す事にした。

羅漢が勝ったら、猫猫は羅漢の家の子になる。

猫猫が勝ったら、緑青館の妓女を1人身請けしてもらう。そして、象棋にはルールを設けた。

  • 変則なしの5局勝負
  • 3勝した方の勝ち
  • 5つのうち3つに薬の入った盃を用意し、負けた方は勝った方が選んだ1つを飲み干す。
  • ただし、入っている薬は少量だと身体に良いが、多く飲むと毒になる。(つまり、用意した盃を3つ飲むと毒になる)
  • どんな事があっても、試合放棄をしたら負け

対局が始まると、猫猫はすぐに二敗する。あと一杯飲めば、毒が回ってしまう可能性がある。

その後は羅漢が「娘に毒をやるわけには行かないからね」と言いながら、わざと一敗した。

猫猫に自分で選んでくださいと言われ、羅漢が選んだのは毒入りの盃だった。

そしてその盃を飲んだところ、すぐに倒れてしまう。

一部始終を見ていた壬氏と高順は驚くが、猫猫によると「薬」と称して入れたものはアルコールであり、羅漢は下戸なので一杯だけで倒れたんです…との事だった。

ーー

酔って寝てしまった羅漢は、昔を思い出していた。

名家の長男であった彼は、幼い頃から「人の顔が男女すらも認識できない」という障害があった。

幼き羅漢は碁と象棋にのめり込み、叔父貴である羅門に「声と体格で人の事を覚えなさい」と助言をもらって、次第に人の顔が象棋の駒に見えるようになる。

ーー

羅漢は、仕事も象棋も無敗が続く中、象棋が強いと噂になっている妓女・鳳仙(フォンシェン)と対局する事になった。

爪を赤く染めた妓女。楽勝だと思っていた羅漢であったが、初めて敗北する。

するとその時、初めて人の顔…鳳仙の美しい顔が見えた。そして2人は、象棋や碁をするだけの逢瀬を重ねる。

しかし、緑青館の中で鳳仙の値が釣り上がって行き、羅漢が3ヶ月に一度しか会えなくなった頃、鳳仙に身請け話が出た。

あまりに高額であり、当時の羅漢には到底払える金額ではない。

鳳仙は、いつものように来た羅漢に「たまには賭けをしませんか」と持ちかける。

「勝った方が、お互いの好きなものを授ける」という賭けだ。

そして碁を始めた2人だったが、手が触れ合うと、特に甘い会話はしなかったが初めて結ばれる。

羅漢が布団の中でまどろんでいると、鳳仙は隣で子守歌を歌っていた。

ーー

3ヶ月後、羅門が宮廷の医官を破門になり、怒った羅漢の父は羅漢に「念の為、家を出て遊学しろ!」と命じる。

同じ頃、鳳仙から「身請け話が破談になった」と文が届く。羅漢は「半年ほどで戻る」と返信した。

しかし、羅漢が戻って来た時には3年の月日が流れていた。家には、鳳仙からの文が大量に届いている。

中に巾着袋があったので開けてみると、女性の指と赤子の指がミイラ化したものが入っていた。

羅漢はハッとして家を飛び出し、緑青館へ向かう。

ーー

実は鳳仙は、あの一夜で羅漢の子を妊娠していたのだ。

そのため高額の身請け話は破談になり、鳳仙は「ゆびきり※」という呪い遊びをしたらしい。

(※遊女が、恋した相手に対し〝相愛誓約の証〟として、指や髪を切り落としたと言われている)

信用を無くした妓女は価値が無くなり、夜鷹のごとく客を取る。…その末路は言うまでもない。

羅漢はやり手婆に鳳仙の居場所を聞くが、「鳳仙はここにはもういない!3年も放置して今さらなんだ!」と激昂された。

自分は、なぜ彼女の異変に気付かなかったのか…と泣き叫んだが、今さら後悔しても遅かった。

ーー

羅漢が目を覚ますと、そこは現在緑青館のトップ3に入る妓女・梅梅の部屋だった。

鳳仙の禿だった梅梅とは、よく遊びながら象棋などを教えた仲である。

彼女は、羅漢に「猫猫が持って来ましたよ」と言って、苦い薬と枯れた青い薔薇(ドライフラワー)を渡した。

その頃猫猫も、自分用に残した枯れた青い薔薇を見て、何かを想う。

beersy
beersy

羅漢!!今回でイメージがガラリと変わりました。

なんとなく、猫猫の母を心から愛していたのだろうな…とは思いましたが、こんな悲しいストーリーが用意されていたとは。

互いに多くを語らず、象棋や碁をする事で想いを通じ合わせていたのですね。う〜ん切ない。

次回はついに最終回!原作はまだまだ続きますが、一旦見納めです。

 

第24話(最終話)/壬氏と猫猫

猫猫に負けた羅漢は、緑青館の妓女を1人身請けする事になった。

そして、梅梅の手によって病人部屋に鳳仙がいるのを発見する。

猫猫は「枯れても美しい花」という意味で、羅漢にドライフラワーを渡し鳳仙の事を知らせたのだ。

羅漢は鳳仙に碁石を渡し、泣きながら「碁をやろう」と言った。

羅漢の目には、あの時のままの、美しい鳳仙が映っている。

そして、驚くやり手ババア婆に「この妓女を身請けする」と伝えた。

ーー

猫猫は、羅漢を嫌っているわけではなかった。

子を孕んだとしても、妓女には堕胎などの手段がある。鳳仙の羅漢への思いは強かったのだろう…と思っていた。

数日後、梅梅から美しい領巾(ひれ)と、鳳仙が羅漢に身請けされたと書かれた手紙が届く。

猫猫は「私が身請けされる時は、きちんと踊るのよ?」と微笑む梅梅を思い出していた。

花街では、妓女が身請けされる際、他の妓女達が舞を踊るのだ。

猫猫は届いた領巾を身に纏い、夜に外壁の上で踊った。

そこへ壬氏が現れる。外壁の上に猫猫が行ったと聞いて、駆けつけたのだ。

壬氏は猫猫と話しながら「羅漢が誰かを身請けしたと聞いたが、誰なのだ?」と聞く。

猫猫はうまくはぐらかし、昔の事を思い出した。

ーー

猫猫の産みの親の事は、やり手婆が口止めをしていたらしいが、幼い猫猫は噂話を聞いて知ってしまった。

自分のせいで、緑青館が危殆に瀕した事。

母は、赤子だった猫猫の指の先と、自分の指を切り落とした事。

ーー

今、鳳仙は自分が母親だった事を忘れており、きっともう長くはもたないだろうが、緑青館周辺では羅漢の支払った金で、派手な宴が行われていた。

猫猫は、それでも自分は羅門に引き取られ、幸せなのだからもう関係ない…と思う。

そして壬氏に「知ってました?指の先ってまた生えて来るんですよ♪」と言って、おどけて笑った。

するとまたしても、猫猫の足の傷口が開いてしまった。

壬氏は慌てて猫猫を抱きかかえ、後宮に戻る。

猫猫は、心地よさを感じながら微笑んだ。

まだ、猫猫の物語は始まったばかり。次はどんな事件に巻き込まれるのかー。

beersy
beersy

これにて第1クール完結!続編は、2025年に放送予定です!!!

玉葉妃の妊娠や、楼蘭妃などとの絡み、今クールで謎に包まれたままだったストーリーに関しても、第2クールで明かされて行くようです。

漫画はまだまだ続いているので、楽しみですね♪

【2025年放送決定!】TVアニメ『薬屋のひとりごと』第2期 ティザーPV

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者さんが増えたら嬉しいです(?)