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映画『ドラキュラ デメテル号最期の航海』をネタバレ解説!船の中に潜む魔物…未知なる敵に立ち向かう。

2025-04-07 beersy

映画『ドラキュラ デメテル号最期の航海』をネタバレ解説!船の中に潜む魔物…未知なる敵に立ち向かう。

https://youtu.be/a5UVziSwUz8



2023年9月8日に日本で公開された映画『ドラキュラ デメテル号最期の航海』

デメテル号の船長が残した航海日記には、ある魔物との壮絶な戦いが記されていた。

ブラム・ストーカーの古典ホラー小説『吸血鬼ドラキュラ/第7章・デメテル号船長の航海日誌』を原作とした、アメリカのホラー映画。

beersy
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採血の注射器をガン見しがちなbeersyです!

ホラーが苦手の癖に、こりゃあ怖そうな吸血鬼ムービーだ…と思いながら視聴。

そして不気味で静かな恐怖を味わいました。怖い眠れない!

この記事では、映画『ドラキュラ デメテル号最期の航海』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!

『ドラキュラ デメテル号最期の航海』の評価&感想

映画『ドラキュラ/デメテル号最期の航海』日本版予告編<9月8日(金)公開>

  • 感動度
    3
  • 脳トレ度
    3
  • 再鑑賞度
    4
  • サプライズ度
    4
  • 話題性
    4

つい先日、ネトフリで解禁されたドラキュラ・コメディ映画『レンフィールド』を観たばかりで、あまり深く考えずに観てみましたが、これが中々面白くて怖過ぎた!!

謎の航海日誌、不吉な前兆、不気味に「航海の無事を」と祈る港のおじさん達…。

オープニングからゾワ〜っとする仕掛けがたくさん散りばめられていて、再視聴するとより深くこの作品を堪能する事が出来ました。

そして無慈悲な、本当に悲惨な描写があって、心をえぐられましたね。

え!そこそうしちゃうの!?イヤァー!!!…と叫びたくなりました。

最後まで観てもスカっとはしないです。とにかく悲しくて、切なくて、可哀想で。

でも続編がありそうな雰囲気で終わったので、ワクワクする気持ちは残りました!

本作の主演は『ウォーキング・デッド』『6アンダーグラウンド』のコーリー・ホーキンズ。

クールな目つきが素敵な俳優さんですが、今回はアクションが出来なそうな医師役。

それでも無骨に、ドラキュラと対峙する姿に心を打たれました。

原作も読んでみるとさらに楽しめそうです。

以下より重要なネタバレを含みます。

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『ドラキュラ デメテル号最期の航海』のネタバレ

得体の知れない魔物

1897年8月6日、イギリス・ロンドン。

座礁した船・デメテル号から、航海日誌が見つかる。

生存者はおらず「神はデメテル号を見放した。我々はあいつらを止められなかった」と書かれていた。

ーー

デメテル号が発見される4週間前。

1897年の76日、デメテル号はブルガリアに入港する。

行き先はイギリス・ロンドンだ。

クレメンス医師は、エリオット船長の息子・トビーを事故から助けた事で乗組員となる。

積荷である木箱を多く運び終えたデメテル号は、ロンドンを目指して航海に出た。

この仕事は実入の良いもので、エリオット船長はこの航海を最後に引退し、航海士のヴォイチェクに船を託すと語ていた。

ーー

しばらくすると、突然積荷の木箱が開き、密航者の若い女性が現れたが瀕死の状態だ。

エリオットは手当をしたが、別の木箱からは「何か」が這い出ていた。

その直後、船の中にいた家畜が全て死んでしまう。

さらに、たくさんいたネズミが一匹残らず消えており、船員のオルガネスは、夜中に何かがいるのを目撃した。

エリオットは「私は科学と自然しか信じない」と言ったが、悪天候も相まって、船員達は「この船には魔物がいる」と怯え始める。

beersy
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色々なドラキュラ映画を観て来ましたが、普通に見た目がキモチワルイ。

エリオット船長は最後の航海なのに、無事に帰る事は出来るのか。もうフラグのようですが。

そしてわんこがやられちゃうの、本当に辛かった…。

 

感染

ついに最初の犠牲者が出た。

船員の1人が、魔物に首を喰われ殺されたのだ。

しかし死体は無くなっており、甲板には血の海だけが残っている。

すると、クレメンスが輸血で助けた女性・アナが目を覚まし、クレメンスに「私は山の上に城がある村で育ったけれど、親が取引をしてその城に住まわされた。そこの主人は人間の血を吸う。そいつの名は〝ドラキュラ〟よ。この船にいるもう逃れられない」と語った。

アナの身体には無数の酷い傷跡があり「私を喰らうためにここに連れて来たのよ」と明かし、クレメンスは言葉を失う。

ーー

724日。

夜、船員がまた襲われ1人死亡。

それを目撃し、自らも襲われたオルガネスは一命を取り留めたが、何かに取り憑かれトビーを襲う。

クレメンス達が駆けつけ取り押さえたが、トビーはドラキュラに首を噛まれてしまった。

オルガネスを甲板の柱にくくりつけたが、朝日が昇ると彼の体は炎に包まれる。

クレメンスは「トビーも同じ事になるだろう」と予想し、そうなる前にドラキュラを退治しようと考えた。

木箱を調べると荷札を発見し、ドラキュラの館の場所を知る。

しかしその夜、救命ボートで逃げ出そうとした船員が殺された。

ーー

翌朝トビーの呼吸が止まってしまい、クレメンス達は海に葬ろうとしたが、エリオット船長が「今、動いた!やめてくれ!」と言ってトビーの遺体が入った袋を開ける。

するとトビーは目を開けたが、やはり感染しており、身体が燃え盛る中エリオット船長に襲いかかった。

船員が船長を引き離し、クレメンスがトビーを海に投げ入れる。

幼いトビーは黒焦げになって、海の中へと沈んで行った。

beersy
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トビーだけは!きっと助かると思っていたのに、本当に動物子供がエグい死に方をしていて、観ていてしんどくなりました。

アナはどうして感染しないのだろう?

 

戦い

ロンドン到着まであと1日となり全員殺されると考えたクレメンスは、ドラキュラもろとも船を沈め、人間は救命ボートで脱出しようと計画を立てる。

船長とヴォイチェクは船を捨てる事に難色を示したが、覚悟を決めた。

しかし、なんとその夜ドラキュラは羽を羽ばたかせ、まずは銃で狙っていた船員とヴォイチェクを襲う。

さらにエリオット船長も襲われ、トビーと船を想いながら息絶えるのだった。

ーー

残ったクレメンスがついにドラキュラと対峙し「私はお前など恐れない!」と言い放つが、ドラキュラはニヤリと笑って首筋に爪を滑らせる。

すると、アナが銃でドラキュラを何度も撃った。

しかしドラキュラは銃弾をもろともせず襲いかかり、アナの血を貪る。

クレメンスがまた倒そうとするが反撃され、万事休すと思った瞬間、アナが機転を利かし帆のロープを切った。

するとドラキュラは、落ちて来た支柱とマストに挟まれ動けなくなる。

その隙にクレメンスとアナは海に飛び込み、デメテル号は海岸に乗り上げた。

ドラキュラは支柱を払い、雄叫びを上げていた。

ーー

朝日が昇る頃、クレメンスとアナは無事に海岸の近くまで漂流する。

しかしアナは感染が始まっており、クレメンスが助けようとするが「輸血しても遅らせるだけ。ごめんなさい、分かっていたの。でも私はあれになりたくない。今まで私の人生は村人とアイツが決めて来たけれど、最期は私が決める」と言って微笑む。

そして1人海原へ戻り、朝日を浴びて燃えゆくのだった。

ーー

ロンドンでは、座礁したデメテル号を「幽霊船」と呼び「生存者はいなかった」と書かれた新聞が配られる。

助かったクレメンスはパブに行き、ドラキュラの棲家である「カーファックス屋敷」について店員に聞いていた。

馬車で二時間ほどらしいので、その夜はパブで過ごす事に。

無惨に散って行った仲間達を想っていたが、杖を叩く音がして振り向いた。

するとそこに、ドラキュラが

ドラキュラは一瞬にして外へ出て行き、クレメンスは追いかけながら「命を捧げた者たちに誓う。この害悪を消し去り、地獄に送り返す事を」と決意するのだった。

beersy
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アナの最期が切ないし、死に方も衝撃的。燃えるの怖いよ…。

そしてドラキュラが目の前に!追いかけるクレメンス勇気ありすぎ。

日中襲えばなんとかなるのかしら?棺を開けてしまうとか?

続編がありそうなので、ちょっとワクワクしながら待つ事にします!

 

『ドラキュラ デメテル号最期の航海』が好きな人にオススメの映画

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ブレア・ウィッチ・プロジェクト

『ブレア・ウィッチ』予告編(30秒)

「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」の公式予告が無かったので、続編の「ブレア・ウィッチ」を貼りました。

懐かしい!と思った方も多いのでは?

あの頃に観たからこそ怖かった映画なのですが、やっぱり「敵」が何なのか最後まで分からなくて、不気味映画の中では上位に来るのではないかと思います。

画面酔いしやすい方は要注意!

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)