ネタバレ解説

Netflix映画『第10客室の女』をネタバレ解説!海に落ちた人影、金髪の女性。全ては幻覚だったのか?ジャーナリストが真実を追い求める!

2025-11-18 beersy

Netflix映画『第10客室の女』で流れる4曲をシーン別にご紹介!

https://youtu.be/mXkN6HZ_gnc



2025年10月10日にNetflixで公開されたNetflix映画『第10客室の女』

第10客室の女性の悲鳴と、人が海に落ちたのを目撃したのに「この部屋には誰もいない」と言われたジャーナリスト。

味方がいない状況で、彼女は何を信じ真実を突き止めるのかー?

イギリスの作家であるルース・ウェアの同名小説を原作とした、アメリカのサスペンス・スリラームービー。

beersy
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夢は夫とクルージングで旅に出る事…のbeersyです!

キーラ・ナイトレイの最新作という事で、期待を大きくして視聴。

ストーリーに少し物足りなさを感じましたが、緊張感があって楽しめました!

この記事では、Netflix映画『第10客室の女』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介いたします!

『第10客室の女』の評価&感想

『第10客室の女』予告編 - Netflix

  • 感動度
    4
  • 脳トレ度
    3
  • 再鑑賞度
    3
  • サプライズ度
    3
  • 話題性
    5

『パイレーツ・オブ・カリビアン』『つぐない』『コレット』など、多くのヒット作に出演しているキーラ・ナイトレイ。

正直、筆者は久々に彼女の作品を観ましたが、圧巻の演技力は健在で、また美貌も衰えておらず見惚れました!

ストーリーは、「誰が味方なの?」とハラハラさせられるサスペンス・スリラー。

原作は未読ですが、上下巻がある大作で、どんでん返しもあるらしくかなり面白そうです。

しかしながら映画では、犯人の目星が早めに付いてしまったし、中盤からは割とあっさり解決に向かったので、ミステリーものとしてはちょっと物足りず拍子抜けしました。

では何が魅力的だったのかと言うと、やはり「海の上の船」という閉鎖された環境で、味方となる人がほぼいない事。

主人公・ローラの元彼も出て来るのですが、まぁ余計な事をするんですよね。

そのため味方になるのか敵になるのか読めず、ローラが追い込まれてパニックになる様子がリアルでした。

そんな中でも、ジャーナリスト魂で奮闘する彼女の姿には心を打たれます。

また、富裕層達のクルージングという事で、豪華な内装や食事、ファッションなども素敵!

いつかこんな船に乗ってみたい!と夢のあるセットでした。

上映時間も約1時間半と短いので、サクっと楽しみたい方にオススメ!

Netflix映画『第10客室の女』で流れる4曲をシーン別にご紹介!
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以下より重要なネタバレを含みます。

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『第10客室の女』のネタバレ

隣の部屋の女性

数多くの賞を受賞している、有名ジャーナリストのローラ・ブラックロック(キーラ・ナイトレイ)。

仕事に精を出す彼女だったが、依頼者の女性が殺害される現場を目撃したり、また恋人のベン・モーガン(デヴィッド・アジャラ)と別れたりと、精神的に参っていた。

仕事仲間のローワン(ググ・ンバータ=ロー)も心配していたが、ある日ローラに「アンネ・リングスタッド財団」から豪華クルージングの招待メールが届く。

ノルウェーの大手海運会社を継いだアンネ・リングスタッド(リサ・ローヴェン・コングスリ)は、資産家だが末期の白血病を患い、夫のリチャード(ガイ・ピアース)が事前財団を設立した女性。

財団理事をクルージングに招待し、ノルウェーに向かい募金活動をするので、ローラに取材して欲しいとの事だった。

後日、ローラは喜んで「北のオーロラ号」に乗り込むが、なんとカメラを手にしたベンと再会。

彼も同じくジャーナリストで、オーロラ号に乗っていたのだ。

船には、他に富豪達や有名なミュージシャンが乗船し、最高潮に盛り上がっていた。

ローラは8号室に通されたが、ベンを避けようとして誤って10号室の部屋に入ってしまう。

そこには、シャワーを浴びた金髪の女性(ギッテ・ヴィット)がいて驚かれ、平謝りして食事会場に向かった。

ーー

食事のあと、ローラはアンネに呼ばれて部屋に入ると「あなたは私が呼んだの。スピーチの原稿を添削して欲しい」と頼まれる。

ローラがその原稿を見ると、そこには「全ての財産は寄付する」と書かれていた。

彼女は、財団を自分やリチャードではなく、もっと優秀で誠実な人に任せたいと語り、薬のせいで体調が悪いので、投薬も点滴も中断したと明かした。

二人は明日も会う約束をし、ローラはアンネの力になろうと考えた。

ーー

その夜、ローラは女性の悲鳴を聞いて目を覚まし、ベランダに出ると人が落ちた瞬間を目撃する。

それは隣の10号室の女性らしく、壁にはベッタリと血の手形が付いていた。

すぐさま乗務員に伝え捜索が始まったが、乗員・乗客は全て無事であった。

ローラは「10号室の金髪の女性よ!」と教えるが、10号室には誰も泊まっていないと言われてしまう。

納得が行かず、ベンが撮り溜めた写真を見ると、5ヶ月前のリチャードのパーティーの写真の中に、金髪の女性を見つけた。

それをリチャードに伝えるも、過去のトラウマ(目の前で依頼者が殺された事)をベンが周りに話した事で、「彼女は精神的におかしくなっている」と思われるようになった。

beersy
beersy

リチャードが胡散臭くて、もうだいたいラストが読めてしまう。笑

それでも、船という密室で「誰も信じてくれない」という状況には、ハラハラさせられます!

 

正体

エステを受け、少しリラックスしたローラだったが、シャワーを浴びていると何者かがドアに「STOP(やめろ)」と書く。

船内の防犯カメラは富裕層のプライバシー保護のため作動しておらず、ローラは10号室に忍び込み排水溝を開け、金髪の抜け毛を手に入れた。

しかしついに、何者かがローラをプールに突き落として蓋を閉め殺そうとする。

他の乗客が気付き無事だったが、証拠となる髪の毛を盗まれてしまった。

実は、唯一髪の毛の事を知っていたベンが、ローラを庇おうとして「彼女は証拠を持ってる」と乗客に話していたのだった。

ーー

ローラが部屋にいると、何者かがベルを鳴らして逃げたため追いかける。

追い詰めて顔を見ると、なんとその正体はアンネだった。

しかしローラはすぐに殴られて気を失い、船底の船員室に閉じ込められる。

しばらくして目覚め逃げようとしたが、登る事が出来ず横になり、アンネが薬をやめた事や、ローラと会う約束を忘れていた事などから、先ほど見たアンネこそが、あの金髪の女性だったのだと気付いた。

すると上からアンネのフリをした女性が覗き込み、事情を話し始める。

  • 女性はキャリーという名前で、リチャードが顔認証システムで見つけたアンネに似た女性だった。
  • キャリーはSNSでリチャードに誘われてパーティーに行き、大金を積まれ「妻のふりをして、弁護士に会い遺言書にサインをして欲しい」と言われた。
  • アンネが資産を寄付すると知ったリチャードは、大金を自分の物にするために今回の計画を企てた。
  • リチャードがキャリーといるところをアンネに見つかり、揉み合いになって殺し、船から海へ放り投げた。(ローラが夜中に起きて目撃したシーン)
  • 貧しいキャリーは地元に子どもがおり、お金のために協力したが、リチャードが人を殺すとは思わなかった。
  • 実は、ロバートというアンネの主治医もリチャードに弱みを握られており、アンネに過剰な薬の投与を行っていた。
  • リチャードはローラが邪魔になり、ロバートに殺すよう命じた。

全てを聞いたローラは、キャリーに「サインをしてしまったらあなたも殺される」と忠告し、協力関係になる。

ーー

船が目的地に到着し、リチャード、アンネに扮したキャリー含む乗客は次々と降りたが、ロバートはローラを消すため、ベンは姿が見えなくなったローラを探すため船内に残った。

キャリーがローラを逃し、ローラはアンネの書斎から証拠となる遺書を取り出して隠し持つ。

そして通報しようとしていると、ロバートに見つかり毒薬を打たれそうになり揉み合いになった。

するとベンが駆けつけ応戦。しかし毒薬を打たれ、死んでしまった。

ローラは海に飛び込み、海岸の小屋に辿り着いてベンの事を想って泣いたが、すぐさまアンネの遺書を出し真実を暴こうと決意する。

しかしその頃、キャリーはリチャードに脅され、弁護士達立ち会いのもと遺書の変更書類にサインをしていた。

beersy
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てっきりベンと一緒に真実を暴くのかと思いきや、死んでしまうとは!

(ラストによりを戻すか、ベンも敵だと思ってた)

これには驚きましたが、彼は余計な事をし過ぎでしたよね。

そしてキャリーがすんなり事実を打ち明けたので、拍子抜けしました。

 

世知辛い時代に、愛を

ローラが従業員がいる部屋に向かうと、リチャードの警備主任・シグリッド(アマンダ・コリン)と鉢合わせてしまう。

しかしローラは本物の遺書を見せ、シグリッドが「ありえない」と言うと、「これが証明出来たら信じてくれる?」と言って協力を仰いだ。

ーー

リチャードが壇上に立ち、パーティーが開催される。

しかしそこにローラが現れ、本物の遺書を手に真実を暴露した。

本物の遺書には「自分の全財産をリングスタッド財団に寄付し、その財団を独立機関に譲渡する。これにより、夫のリチャード・バルマーは財団との関係を失います」と書かれている。

大勢に「どう言う事だ」と騒がれ、どうにもならなくなったリチャードは、キャリーを人質にとりナイフを突きつけて逃走。

小型船に乗り込もうとしたところを、シグリッドが銃で撃ち牽制した。

しかし、それでもリチャードがキャリーを殺そうとしたため、ローラが鈍器で殴り倒す。

ローラはキャリーに「もう終わったのよ。大丈夫」と言って落ち着かせ、息を切らして抱きしめた。

ーー

ーー

アンネの全財産はリングスタッド財団に寄付され、がん治療の研究費に充てられた。

ローラは事件を暴いただけではなく、アンネに寄り添った記事を発信。ベンの勇姿も伝えられた。

そんなローラに、地元に戻ったキャリーからメールが入る。

元気な子どもとキャリーの動画を観たローラは、笑みを浮かべるのだった。

beersy
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シグリッド役のアマンダ・コリン、かっこよかったー!

しかし物語後半は、あっと言う間に解決したので物足りなかったです。

もっと乗客やキャリーを掘り下げでも良かったのでは?

キーラ・ナイトレイの演技は素晴らしかった!

ジャーナリストの燃える魂が、しっかりと表現されていました。

 

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Netflix作品を中心に漁っている、ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)。子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘)