Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』をネタバレ解説!一生懸命、今と向き合う2人の物語。

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Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』をネタバレ解説!一生懸命、今と向き合う2人の物語。

https://youtu.be/dx3SFtJzXgU



2024年6月27日に公開された、Netflix映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』

ある日、余命1年と告げられた男子高校生と、生まれながらにして病を患い、余命半年と宣告されている少女の物語。

原作:森田碧作・小説『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話』(2021年1月5日発行)

主演:永瀬廉(King & Prince、Mr.KINGのメンバー。『弱虫ペダル』など)

監督:三木孝浩(『ソラニン』『アオハライド』)

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胸キュン映画三巨匠の1人、三木監督と永瀬くんのタッグ!

映画観る前からティッシュを準備…。

CMで泣く涙腺弱弱オバ筆者は耐えられるのか?

この記事では、映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』を鑑賞した筆者の感想やあらすじ、ネタバレ解説をご紹介します!

『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の評価&感想

映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』予告編 - Netflix

  • 感動度
    5
  • 脳トレ度
    3
  • 再鑑賞度
    4
  • サプライズ度
    5
  • 話題性
    5

映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の評価をどうぞ!

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ものすごく悲しいお話を想像して挑みましたが…ちょっと違う!!!

「余命」系の作品は多くあり、今回もなんとなく予想をしながら観たのですが、とても前向きになれる映画でした。

所々、高校生らしい描写やセリフなどがあって、ストーリーにリアルさも感じます。

甘酸っぱい恋と、生死に向き合わなければならない2人の心情と、周りの家族や友達と。

青春とラブと生きる事まで、違和感なくまるっとひとつの映画にした製作陣、そしてそれを体当たりで演じたキャスト陣、さすがです…!!

 

以下より重要なネタバレを含みます。

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『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』の主要キャスト

役名/俳優名(説明)

  • 早坂秋人/永瀬廉(高校一年生。絵が好きで実力もある)
  • 桜井春奈/出口夏希(絵が好きな17歳。余命半年と言われている)
  • 三浦綾香/横田真悠(春奈の親友。仲違いしている)
  • 桜井葉月/松雪泰子(春奈が入院している病院の看護師長)
  • 早坂一樹/仲村トオル(秋人の父。必死に治療法を探す)
  • 早坂慈美/大塚寧々(秋人の母。秋人に余命宣告を聞かせた事に思い悩む)
  • 実希子/木村文乃(病院の近くにある生花店店主)

 

『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』のネタバレ

出会い

早坂秋人は、絵を描く事が好きな高校一年生。

「二科展」という絵などの公募展に応募するため、張り切っていた。

しかしそんな矢先、道で倒れてしまい病院に行くと「原発性の腫瘍が心臓に出来ています。余命はあと1年ほど」と余命宣告を受ける。

その現実は辛く悲しく、自ら命を絶とうとさえ思い病院の屋上に行ったが、ベンチで絵を描く女の子を見つけた。

ーー

彼女の名は桜井春奈。

春奈は、生まれつき病を患っており、余命半年と宣告されているという。

しかし彼女は、「病気」を「打ち明け得ると、嫌な人が逃げて行く魔法」と言い、死ぬのは怖くないと話していた。

秋人は、死を恐れている自分とは真逆の春奈が気になり、足繁く病室へ通い始める。

彼女が「デッサン用になる手土産が欲しい」と言うので、病院近くの花屋の店主・実希子に薦められたガーベラを持って行った。

色とりどりのガーベラにはそれぞれ花言葉が付いているが、まとめると「希望」という言葉だそうだ。

秋人は色の違う5本のガーベラを花束にして、春奈に渡した。

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美しい出会い!三木監督は、空を使ったカメラワークが素晴らしいですね。

秋人と春奈の悲しい出会いでもあるのですが、なんだか心が晴れるようなOPでした。

 

春奈

春奈は、ほとんど外に出られず学校にもあまり行けなかったが、たった1人の友達がいた。

しかし、「今は友達じゃないんだ」と寂しそうに呟く。

秋人は、その人物が同じ学校の三浦綾香だという事を知り、「お見舞いに来てくれないかな」と話しかける。

しかし綾香は、「もう高校入ってからは会ってないし、今は友達じゃないから」と言って断った。

次に秋人は、春奈が「アウトドアが好きなお父さんに会って、こんな身体で生まれて来てごめんなさいって謝りたい」と言うので、病院の看護師長に家族の事を聞きに行く。

すると実は、その看護師長・葉月が春奈の母であり、父親は交通事故で亡くなったと聞いた。

ーー

5年前、外出許可の下りた春奈を、父親が車に乗せ海に連れて行こうとした。

しかし、春奈は体調が悪いのを隠しており、途中苦しみ出したのを見て、運転中の父親は慌ててしまう。

そして目を離した瞬間トラックと衝突し、春奈は助かったが父親は亡くなってしまったのだ。

春奈は、その事をずっと自分のせいだと言い責めている。

ーー

翌日、秋人が学校をサボって花屋に行くと、実希子に「ガーベラは6本にすると〝あなたに夢中〟という花言葉になるのよ」と言われ、1本サービスしてもらった花束を持って行く。

春奈に「初恋の人は?」と聞かれ、秋人は「幼馴染み」と答えた。

幼馴染みの絵里は、秋人の親友である翔太の事が好きらしい。それを知ってから、秋人は想いに蓋をしたのだ。

そして、秋人が「春奈は恋した事あるの?」と聞くと、春奈は「期限付きの恋は怖い。片想いでも、未来のある秋人が羨ましい」と言って寂しそうに笑った。

それを聞いて、秋人は自分の余命の事を打ち明けようとしたが、春奈に「君は長生きしなきゃダメだよ。天国で、秋人くんがどんな人生を送るか見ていたいから」と言われる。

秋人は、自分の余命の事は伏せておこうと思い、自分に残された時間を、彼女のために使おうと決心する。

「毎日来るから」と言うと、春奈は「待ってる」と言って微笑んだ。

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こんなに不幸な事ある?と思うほど、桜井家を襲う悲劇。葉月辛すぎるでしょ…。

春奈は強く秋人を支えます。たくましいですが、痛々しくもあって胸が苦しい!

 

花火と約束

春奈の病室から、夏に花火が見えるらしい。

1人で見る花火は怖かったと言う彼女に、秋人は「8月20日ね。今年は一緒に観よう」と約束した。

しかし秋人はその直後、絵里と翔太と映画を観ようとした際、不整脈を起こし倒れてしまう。

目を覚ますと、母に「倒れてから1週間経ってるのよ。心臓に器械を埋め込む手術をしたの」と言われて愕然とした。

今日が8月20日だったため、秋人は春奈と同じ病院の違う病室で、同じ花火を見ながら、春奈に電話をかける。

春奈は「嫌われたかと思ったよ!初恋の絵里さんとうまく行ったんでしょ?気にしないで。…でも、この花火を見るのはこれで最後かな」と呟いた。

秋人は涙を流しながら「もっと生きようよ!調べたら、余命宣告されて10年生きた人もいる。だから、来年の花火は一緒に観よう。クリスマスも新年会も、4月の18歳の誕生日も祝おう」と伝える。

春奈は微笑んで何かを言いかけたが、言うのをやめた。

ーー

秋人は、翔太に車椅子を押してもらい病院内を移動していると、葉月にバッタリ会ってしまう。

葉月は心配したが、秋人は「この事は伏せておいてください。春奈には、天国を楽しみにするんじゃなくて今を楽しんで欲しい。普通の17歳のように」と言って口止めした。

そして退院した後、真っ先に綾香の元へ行き「春奈はあと3ヶ月生きられるかも分からない。病院に行こう」と強引に連れ出す。

綾香は春奈と会い、抱きしめて「ごめんね。死んじゃうなんて嘘だよね?」と言って涙を流した。

春奈もまた涙を流し「ごめんね」と言って泣いた。

ーー

春奈と綾香は、小学2年生の時に出会った。

意気投合した2人は、自称「最強のバディ」と言ってずっと一緒にいたが、中学生になると春奈はほとんど学校に行けず、距離が出来てしまう。

それでも卒業式には、綾香は寄せ書きされた手作りの卒業証書を持って、病室を訪れた。

しかし春奈は、「何これ嫌味?綾香を友達だと思った事なんてない!私は綾香になりたかっただけ。でも無理だしなりたくもない!」と言って激しく罵ってしまう。

綾香は驚き傷ついて「そんなんだから友達いないんだよ!」と言って病室を出て行った。

2人はそれきり、絶縁していたらしい。

ーー

綾香は文化祭に春奈を呼び、秋人が車椅子を押して周った。

春奈は心から楽しんで、帰りには父と行くはずだった海を秋人と見に行く。

ここでも秋人は自分の余命の事を話そうとしたが、春奈は「今は幸せな事しか聞きたくないから、言わないで」と言った。

ーー

父・一樹が医師と共に見つけた心臓の手術を、秋人に勧める。

しかし秋人は、3ヶ月もの間入院しなければならないと聞いて、春奈を想い断った。

一樹は妻の慈美と共に、「余命宣告をした事は合っていたのか、やめた方が良かったのか…」と思い悩む。

秋人はそんな両親の姿を見てしまったが、何も言えずに部屋に戻った。

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春奈と秋人と綾香も本当に良い子!!

若い頃の友情ってこんなにもキラキラしてたっけ…と遠い目になりました。

来年も3人で花火を観て欲しいと願うばかりです。

 

最期まで

願い虚しく、春奈の容体は悪化して行く。

葉月に「もう持たなそうだから、残りの時間を愛しんで欲しい」と言われた秋人は、春奈の姿をデッサンした。

春奈は涙を流しながら「死にたくない。1分でも1秒でも長く生きたい。秋人くんと綾香に会ってそう思った。病気と戦う」と宣言する。

その言葉に秋人は心を動かされ、父・一樹が見つけてくれた手術を受ける決意を固めた。

しかし翌日、秋人がスケッチブックを持って病室へ向かうと、横たわった春奈が運ばれて行く。

ICUの前で「春奈、起きろよ…」と不安になっていると、突然心臓が悲鳴を上げ、その場で倒れてしまった。

ーー

春奈は亡くなった。

綾香によると、死に際に目を覚まし、秋人の名前を呼んでいたらしい。

事情を知らない綾香は「なんであの時いなかったのよ!」と怒って秋人の元から去って行く。

そんな秋人に葉月は、「あの子は現実逃避のために絵を描いていたけれど、あなたに会ってからは、あなたに見て欲しくて描いていたのよ」と言って、春奈のスケッチブックを手渡した。

秋人が、春奈がいた病室でそれを開くと、最後のほうに秋人への感謝が綴られている。

そして「長生きしてね。いつか空の向こうで、おじいちゃんになった秋人くんに会えるのを楽しみにしています」と書かれており、死の前日に描いたであろう、美しい3本のガーベラの絵が現れた。

ーー

秋人はガムシャラに絵を描き、見事美大に合格した。

しかし、手術も受けたのだが入退院を繰り返し、癌が背骨に転移してしまう。

それでも「春奈にもらった、人生2度目の最初の絵」という大きな花の絵を描いていた。

すると、病院に綾香が来て「春奈のSNSに、限定公開の投稿がある」と教えられる。

秋人は「秋に生まれた君へ」と書かれたその鍵付きの投稿に、思い付く限りのパスワードを入れるが中々開かない。

そしてスケッチブックを見て「3gerberas」と入力すると、ついに一致し「余命半年の私が、余命一年の彼と出会った話」と題された文章が現れた。

ーー

そこには、実は春奈が毎日秋人のお見舞いを心待ちにしていた事、秋人の余命を知ってしまったが、秋人の想いを汲んで黙っていた事、綾香と仲良くして欲しいという事、そして6本のガーベラの意味を知っていた事などが書かれていた。

そして最後に「花火大会の日言いかけた事は、黙っておくね。私から、君にこの花束を贈ります」という文と共に、3本のガーベラを描いた写真が貼られている。

3本のガーベラの花言葉は「あなたを愛しています」だった。

あの日春奈は、「本当は私、君の事…」と告白しようとしていたのだ。

ーー

綾香もまた、生前の春奈に「秋人くんと友達になって欲しい」と言われていた。

秋人の病を知ってからは、5本のガーベラを持って毎日のようにお見舞いに行く。

そして寝ている秋人の指に、こっそりガーベラのネイルを施すイタズラをして「春奈、早坂はこれを見たら怒るかな?それとも困るかな?」と言って笑った。

ーー

秋人は、余命一年を宣告されてから3年半後に亡くなった。

綾香は夢を叶えてネイリストになっており、バスに乗りながら春奈の最後の投稿を読む。

すると、そこに返信が付いているのを発見し、見てみるとそれは秋人からのものだった。

「もうすぐ春奈のところに行きます。春奈のおかげで、人生に最後まで挑む事が出来ました。あと、三浦さんも毎日来てくれていて助かっています」

「さっき起きたら、指に3本のガーベラが描かれていました。きっと三浦さんの仕業だけど、3本のガーベラの花言葉を知らないと思うので、あとでからかってやります」と書かれていた。

ーー

それを呼んだ綾香は「知ってるよ、バカ…」と呟いて微笑む。

彼女は、3本のガーベラの花束を二つ持っていた。

ーー

〜エンディング〜

二科展の入選作品の展示会が開かれる。

そこには「早坂秋人・桜井春奈 共作『ふたりの空』」と題された、ガーベラを持つ少女の絵が飾られていた。

『人生と芸術の意味を与えてくれる色が、一つだけある。それは、愛の色だ。ーマルク・シャガールー』

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号泣なんです!なんですけども!!なんとも心が晴れ渡るようなエンディングでした!!

綾香ちゃんが、ラストにこんな気持ちにさせてくれるとは。

よくある「愛する人の手を握りながら最期を迎える」ではなく、秋人が春奈の最期に会えなかったのがこれまた複雑な、驚きの演出で。

恋だけじゃない、これこそが青春。

いや、本当に素晴らしい作品で高評価なのも頷けます。あぁ語彙力が足りない…。

 

『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』が好きな人にオススメのNetflix映画

映画『余命一年の僕が、余命半年の君と出会った話。』のような、青春を体験出来る映画と言えばこちら!

「君の膵臓をたべたい」予告

こちらはコッテリ恋愛ストーリーですが、まさかの結末に涙の嵐!!

小栗旬さん、北川景子さん、北村匠海さん、浜辺美波さんといったキャスト陣の演技もさることながら、音楽も風景も全てが美しく感動的です。

忘れていたあの甘酢っぺ〜心を思い出したい時には、ぜひ♪

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ビール党のアラフォーで二児の母beersy(ビアシィ)子ども就寝後、夜な夜なテレビを付けては夫婦で動画視聴。仕事や家事から意識を飛ばすのが得意技。アクション好きだが、雑食性で何でも鑑賞するタイプ。しかしその実態はただの筋肉好き。いつかシルヴェスター・スタローンに会うのが夢であり、それゆえ筋トレを欠かさない(嘘) 私の記事を通して、筋肉好きの読者様が増えたら嬉しいです(?)