2008年8月9日公開の映画『ダークナイト』。
ゴッサムシティを陰で守っているヒーローのバットマンが、検事のハービーと共にジョーカーと戦う中、驚きの展開が続いていく物語です。『バットマン ビギンズ』の続編であり、監督はクリストファー・ノーランで日本の興行収入は17億円ほどでした。
この記事では、映画『ダークナイト』で流れた音楽3曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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『ダークナイト』で流れた曲とは?
バットマンがクラブでマローニを捕まえるシーン
Boom Boom Satellites - Scatterin' Monkey
バットマンがクラブでマローニを捕まえるシーンで流れた曲は、Boom Boom Satellitesの『Scatterin' Monkey』です。
ノリの良いリズムと共に様々な音が組み合わされていて、時折掛け声なども聞こえてくる曲です。曲に広がりを持たせたり、静かに奏でるのも特徴です。
「ブンブンサテライツ」は1990年に結成された日本のロックユニットで、『LAY YOUR HANDS ON ME』、『SHUT UP AND EXPLODE』などの曲が有名です。
「今夜のバットマンは荒れているぞ」と噂される中、バットマンはクラブで悪党と戦っていましたね。光が点滅して『Scatterin' Monkey』の曲が鳴り響き、賑わっていました。
マローニを含めたマフィアたちはラウにお金を預けていましたが、ジョーカーがそのお金を強奪したことで事態が変わっていくのが見どころでしょう。そうした悪党に対し、ハービーとバットマンの関係性にも注目です。
検事のハービーは正義感が強くて人気があり、無法者として賛否が飛び交うバットマンとは真反対となる存在。2人の共通の知人であるレイチェル、警官のゴードンとの連携にも注目ですよ。
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バットマンがマローニを高所から落とすシーン
Boom Boom Satellites - 4 A Moment Of Silence
バットマンがマローニを高所から落とすシーンで流れた曲は、Boom Boom Satellitesの『4 A Moment Of Silence』です。
一定のリズムを刻みながら代わる代わる音が流れる曲です。時折声も入っている中、リズムが刻まれる音は鼓動の様にも聞こえてくるでしょう。
バットマンはマローニを尋問をするためにバルコニーに出て、建物の中からは『4 A Moment Of Silence』が聞こえてきます。心電図のような音が緊迫した空気を煽っているように感じましたね。
そうして「この高さから落ちても死なない」と高を括って堂々とするマローニですが…この後すぐに落とされて痛々しい音が鳴るのが悲惨!
それでも彼はジョーカーを裏切れないことや、マスクを外して顔をさらせとバットマンに言い、バットマンに選択を迫るのでした。
一方、レイチェルが狙われると知ったハービーは、ジョーカーの居場所を突き止めようと必死!彼の仲間を尋問し、コインを投げて生死を決めようとするシーンは緊張感が伝わってきます。
バットマンがその行動を止めてハービーに「堂々と悪と戦う希望の星となって欲しい」と伝えるのですが…この後、驚きの展開が続いていくのに注目でしょう。
バットマンがジョーカーを尋問するシーン
Hans Zimmer - Agent of Chaos
バットマンがジョーカーを尋問するシーンで流れた曲は、Hans Zimmerの『Agent of Chaos』です。
弦楽器が低音で響いたり、ピアノの単音を静かに弾いたりと7分弱の中で様々なムードを作り出している曲です。
中盤では単音が鳴り続けて徐々に音程が高くなっていき、危機感を強めていきます。後半にかけては迫ってくるような音楽が繰り広げられます。
ハンスジマーは1957年生まれのドイツの作曲家で映画音楽を制作しています。『Main Titles (You've Been Called Back to Top Gun)』、『Cornfield Chase(Interstellar )』などが有名な曲です。
サウンドトラックに入っている一曲であり、映画のシーンと合わせて印象に残る曲です。
逮捕されたジョーカーを尋問すべく、バットマンが怒りと共に殴りつけますがジョーカーは全く動じませんでしたね。彼は常にペースを崩さず、人を悪い方向に動かしていく様はハラハラさせられます。
ジョーカーがハービーとレイチェルの居場所を教える際には『Agent of Chaos』の中盤にあたる音が流れていましたね。単音で長く鳴り響く音が、ジョーカーとの鬼気迫るやり取りを表現しているようで凄かったです。
ジョーカーが「どっちを殺すのか」と独特な笑い声を上げながら、楽しそうにバットマンに居場所を教えるのが印象に残りました。1人を救えばもう1人は助からないと言われる中、バットマンの選択と後半にかけてのストーリーも見逃せません。
筆者の感想
ジョーカーのインパクトが凄まじいのが『ダークナイト』の一番の感想ですね。顔を白く塗って、口の周りを赤くしてピエロのようなメイクをした見た目だけでなく、性格も恐ろしい!
そして、正義感のある人を悪に染め、人殺しをさせるように操る言動は目を見張りました。そんな彼に対し、バットマンやハービーが翻弄されていく様はハラハラさせられます。
警察のゴードンとの連携も見もので、バットモービルやソナーのような機能を使って戦うバットマンのアクションなどにも注目ですよ!事件が解決した後、バットマンの選択した道がシリーズ第3弾『ダークナイト ライジング』で語られていくのでお見逃しなく。
サウンドトラック
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