2022年7月8日公開の映画『ソー ラブ&サンダー』。
ソーが元カノのジェーンと共に、神々を滅ぼそうとするゴアと戦うというストーリーの映画です。監督はタイカ・ワイティティで、クリス・ヘムズワース、クリスチャン・ベール、ラッセル・クロウが出演します。
この記事では、映画『ソー ラブ&サンダー』で流れた音楽9曲をご紹介します。
※『流れる曲紹介』ではネタバレがあるので、動画視聴後にお楽しみください。
公開日 | シリーズ作品名 |
2011年 | 『マイティ・ソー』の動画配信&流れる音楽 |
2014年 | 『マイティ・ソー/ダーク・ワールド』の動画配信&流れる曲 |
2017年 | 『マイティ・ソー バトルロイヤル』の動画配信&流れる曲 |
2022年 | ソー ラブ&サンダー |
『ソー ラブ&サンダー』で流れた曲とは?
ゴーグがソーのこれまでを語るシーン
Enya - Only Time
ゴーグがソーのこれまでを語るシーンで流れた曲は、Enyaの『Only Time』です。
穏やかな前奏と共に女性シンガーの広がりのある歌が続いていく曲です。声を響かせながら歌い、スローテンポなのが特徴。エンヤは1961年生まれのアイルランドの女性シンガーで、『Echoes In Rain』、『Wild Child』などが有名な曲です。
ゴーグはこれまでのソーの歩みを伝説のように語っていくシーンで『Only Time』が流れ、神秘的な雰囲気は神であるソーを語るのにピッタリですね。
彼が愛した地球人のジェーン、死んでしまった両親、そして弟ロキのこと…彼らの回想でロキだけは3回ほど死に際のシーンが出てきたのは少し笑ってしまいます。そうしたユーモアを含めつつもシリアスな話をしていくのが今作の特徴ですね。
ソーは地球で新しいアスガルドの小さな国を作った際に、自堕落な生活をしていたため太っていましたが…ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーと共に戦いに出るにあたり、シェイプアップ!瞑想なども取り入れたとのことで、彼の頑張りを感じさせました。
ソーがガーディアンズに頼まれて戦うシーン
Guns N’ Roses - Welcome To The Jungle
ソーがガーディアンズに頼まれて戦うシーンで流れた曲は、Guns N’ Rosesの『Welcome To The Jungle』です。
ギターを小刻みにかき鳴らしつつ曲が始まり、ベース音を響かせて男性シンガーの歌が加わっていく曲です。勢いのあるシンガーの歌声が特徴。
「ガンズ・アンド・ローゼズ」は1980年代を中心に活躍したアメリカのロックバンドで、『Paradise City』、『Knockin' On Heaven's Door』などが有名な曲です。
ガーディアンズ・オブ・ギャラクシーが救援に向かった先の星では、ならず者たちが神殿を占拠!頼りにされたソーが敵を次々に倒していく際に『Welcome To The Jungle』が流れ、爽快感のある戦いを見せてくれました。
ソーは斧の形をした武器「ストームブレイカー」を振り回し、雷を発生させて広範囲を攻撃するのが凄いですね。ガーディアンズたちもその姿を見やりつつ、ソーが両足を開脚させながら乗り物を止める際には呆れ顔を見せていました。
ストームブレイカーにまたがって魔女がホウキで飛ぶ時の様に空を飛んだり、ソーがストームブレイカーと語り合うのにも注目ですよ。
地球でヴァルキリーが指導者として活動するシーン
Guns N’ Roses - Paradise City
地球でヴァルキリーが指導者として活動するシーンで流れた曲は、Guns N’ Rosesの『Paradise City』です。
穏やかなギター音に力強いドラムの音が加わる前奏に、男性シンガーのパワフルで高い声の歌が続いていく曲です。勢いを感じさせる構成が特徴でしょう。
ヴァルキリーはアスガルドの民や他の星の民が安心して暮らせる地域作りのために奔走していましたね。一つの小さな国を治めるにあたり、CMに出たり書類仕事もしたりと忙しそうでした。
国ではテーマパークのような乗り物があったり、ソーとロキの伝説を演劇を催したりもしていたため楽しそう!そうした地球でのワンシーンを紹介するにあたり『Paradise City』が流れ、賑やかな雰囲気が伝わってきたのが印象的です。
演劇で過去作での出来事をおさらいしつつ、コミカルな雰囲気を見せてくれるのが良いですね。
ソーがジェーンと過ごした日々を思い出すシーン
ABBA - Our Last Summer
ソーがジェーンと過ごした日々を思い出すシーンで流れた曲は、ABBAの『Our Last Summer』です。
女性シンガーの広がりのある高い歌声が響き、オルガンの力強い音が伝わってくる曲です。ハッキリとした歌声やギターソロがあるのが特徴。
「アバ」は1970年代後半に活躍したスウェーデンの音楽グループで、『Dancing Queen』、『Gimme! Gimme! Gimme!』などが有名な曲です。
ソーはシフからの救難信号をキッカケに地球のニューアスガルドへ!ゴアはシャドウモンスターを使って人々を襲い、影から出て来るモンスターを相手にソーは奮闘することになります。
そんな折、粉々になったはずの愛槌「ムジョルニア」を見かけて歓喜するソー。感動的な再開になるかと思いきや、ジェーンがムジョルニアを手にしていたことで驚愕することに…。
彼女の姿を見かけた際に、仲良く過ごした日々を思い出しつつ『Our Last Summer』が流れるのが微笑ましいですね。テレビを見たり、ローラーブレードを楽しんだりと普通のカップルのように見えました。どうして別れることになったかの経緯にも注目ですよ。
ヴァルキリーがポータブルスピーカーで曲を流すシーン
Mary J. Blige - Family Affair
ヴァルキリーがポータブルスピーカーで曲を流すシーンで流れた曲は、Mary J. Bligeの『Family Affair』です。
小気味よいリズムで始まり、女性シンガーの明るくポップな歌が続いていく曲です。ノリの良いリズムが続いていき、スピーディーな歌のパートがあるのも特徴。
メアリー・J. ブライジは1971年生まれのアメリカの歌手で、『Be Without You』、『One』などが有名な曲です。
ニューアスガルドの子供たちがゴアにさらわれ、ヘイムダルの息子のアクセルのおかげで行く先がわかるという展開に引き込まれますね。
そうしてソー、ジェーン、ヴァルキリーは子供たちを助けるべく、仲間を集うことに…ジェーンはガンで蝕まれている身体を気にかける中、ヴァルキリーに共に行こうと誘われるのです。
ヴァルキリーは武器の準備は万端だと言う中、手りゅう弾のような見た目のポータブルスピーカーを取り出して『Family Affair』を流すのがおもしろいです。
ゼウスの元から去るシーン
Guns N’ Roses - Sweet Child O’ Mine
ゼウスの元から去るシーンで流れた曲は、Guns N’ Rosesの『Sweet Child O’ Mine』です。
緩やかにリズムを刻みつつ、小気味良いエレキギターの前奏が数小節続き、ドラムが加わっていって男性シンガーのハッキリとした歌声が響いてく曲です。この曲はYouTubeやSpotifyで10億回再生を越えています。
神々が集う場所に向かったソーはたち。ソーはゼウス登場を心待ちにしていると、派手な演出でゼウスが登場するのです。
ゼウスは傲慢で絶対的な存在だったため、好きに生きているという印象がありましたね。そのため、ソーがゴアの脅威を訴えかけても耳を貸そうとしませんでした。
驚きの展開を見せつつ、ソーはゼウスの武器「サンダーボルト」を奪って、宇宙を渡る船に乗ってその場を去ることになるのです。その際に『Sweet Child O’ Mine』が流れますが、新たな旅立ちと言う雰囲気を感じさせました。
この曲はエンディングでも流れます。
船で宇宙を渡ってゴアの元に向かうシーン
Ciara - Goodies
船で宇宙を渡ってゴアの元に向かうシーンで流れた曲は、Ciaraの『Goodies』です。
男性のラップに女性シンガーの甘い歌声が加わる曲です。ノリの良さがあり、男女が交互に歌うのが特徴。
シアラは1985年生まれのアメリカの歌手であり、モデルや女優も務めていて『1, 2 Step』などが有名な曲です。
ヴァルキリーはソーやコーグと船で話している際にスピーカーで『Goodies』を流していましたね。彼女らしい雰囲気を感じさせる歌だと思いつつ、話している内容も気になります。
ゼウスの攻撃を受けたコーグは石が集まったような身体だったことで一命を取り留めました。顔だけになっても元気なコーグが、ヴァルキリーが昔、戦いの末に大切な仲間たちを失ったことについて尋ねるのです。
彼女は仲間を想って涙を流すのが印象的…一方、ソーはジェーンと話して過去のわだかまりを解いていくのですが、彼女がガンだと知って身を案じることになっていくのにも注目ですよ。
ソーがゴアと戦って追い詰めるシーン
Guns N’ Roses - November Rain
ソーがゴアと戦って追い詰めるシーンで流れた曲は、Guns N’ Rosesの『November Rain』です。
シンセサイザーなどが奏でられて静かな雰囲気で始まる曲で、男性シンガーの特徴的な歌声が続いていくバラード曲です。力強い歌とギターのソロが特徴です。
ソーとジェーンが協力してゴアと戦うシーンで『November Rain』が流れるので、激しいアクションが際立ちましたね。ソーはニューアスガルドの子供たちに力を与えてシャドウモンスターと戦う力を持たせたのも見ものでした。
子供たちがソーに鼓舞されて勇ましく戦いますが、一撃加えるだけで敵を倒していくのが凄かったです。また、ヘイムダルの息子のアクセルを筆頭に活躍が見れたのが良かった!
ソーは剣を振るうゴアの動きを止め、ジェーンがムジョルニアを投げて神殺しの剣を破壊するのが見ものでしょう。2人が協力してゴアを追い詰めるという展開はラストに相応しいシーンだったと思います。
エンディング
Dio - Rainbow In The Dark
エンディングで流れた曲は、Dioの『Rainbow In The Dark』です。
シンセサイザーの独特な音とギターの力強い音で始まり、パワフルな男性シンガーの歌声が続いていく曲です。
「ディオ」は「ブラック・サバス」を脱退したロニーが結成したバンドで、ヘビィメタルなどを制作しました。『Holy Diver』、『Last In Line』などが有名な曲です。
力強い曲と共にエンディングが流れ、色彩豊かな演出で彩られるスタッフロールも印象的でしたね。映画を通してソーの新たな旅立ちが始まるという展開だったのが心に残ります。
元カノのジェーンと出会い、家族を失った過去を思い出し、最後は新たな仲間と共に出発する…物語としても良かったなと思いました。
ロックな音楽が多数登場する中、ストームブレイカーやムジョルニアによる激しい戦いを繰り広げるのがピッタリだったと改めて思います。
筆者の感想
マイティ・ソー第4作目となる今作は、最初のマーベルでおなじみのタイトルが出る際の音楽も、ギターアレンジがかかっていて引き込まれた!
ユーモアたっぷりで笑いどころも多かった中、ストームブレイカーがソーに寄り添うように動くのも見ものでしたね。また、ムジョルニアはソーとの約束を忠実に守っていたのも印象的です。
武器という名の相棒たちの雰囲気、ジェーンとの恋仲、ヴァルキリーと共に戦う姿など見ていてあっという間だったなと改めて思いました。
サウンドトラック
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