2022年10月7日公開の映画『ザ・コントラクター』。
妻子を持った主人公が軍から除隊となり、民間軍事組織へ。戦友と共に任務に赴きますが驚きの展開に…ベルリンで逃走劇を繰り広げます。クリス・パイン、キーファー・サザーランドが出演し、監督はタリク・サレ。「ジョン・ウィック」シリーズを手がけたプロデューサーによる作品です。
この記事では、映画『ザ・コントラクター』で流れた音楽をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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『ザ・コントラクター』で流れた曲とは?
ジェームスがマイクの紹介でラスティに会いに行くシーン
ALMA CORA - This Breakdown
ジェームスがマイクの紹介でラスティに会いに行くシーンで流れた曲は、ALMA CORAの『This Breakdown』です。
カントリー風の曲で始まり、穏やかな男性シンガーの歌が続いていく曲で「う~う~う~」というハミングのようなパートが特徴です。
のんびりとした曲がジェームスの車から流れる中、彼は仕事先を見つけるために真剣な眼差しなのが印象的。軍を名誉除隊となって借金もあることから焦燥感もあったでしょうね。
妻子のために良い仕事に就けると良いのですが…ラスティの経営するコーヒー焙煎の土地にも注目ですよ。
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畑にいるラスティとジェームスが話をするシーン
Kiefer Sutherland - Shirley Jean
畑にいるラスティとジェームスが話をするシーンで流れた曲は、Kiefer Sutherlandの『Shirley Jean』です。
警護などの仕事を民間で請け負ってたラスティ。畑仕事をしながらラジオで『Shirley Jean』を聞いていましたね。ゆったりとした曲に渋い男性シンガーの歌が続いていくのが特徴。
ジェームスはラスティと話しつつ、雇ってもらえるか伺っているようでした。2人とも穏やかな調子で話していますが、「何の仕事か」という肝心な点については未だ触れない様子…。
ジェームスは雇ってもらえることになりますが、果たして警護などで済むのか要注目です。
この曲はラスティ役のキーファー・サザーランドの歌であるのもポイントでしょう。
ジェームスが待ち合わせ先のホテルに到着するシーン
Vico Torriani - Silberfaden
ジェームスが待ち合わせ先のホテルに到着するシーンで流れた曲は、Vico Torrianiの『Silberfaden』です。
ジェームスはマイクに強奪した研究データを渡し、湖とつながる大きな水道管で休みをとります。膝の悪い彼がようやく動けるようになり、向かった先は待ち合わせのホテル。
ロビーで『Silberfaden』が流れ、蓄音機から流れるような音と伸びのある男性シンガー歌が特徴的でした。ジェームスは警戒しつつも客室に入ると置き手紙があり、緊張感を持ったまま待機…。
緊迫感が伝わってくるワンシーンです。果たしてマイクはラスティに任務の報告ができたのか、展開が気になることでしょう。
ジェームスはケガの治療を受けて家主と話すシーン
William Bell - What Did I Do Wrong
ジェームスはケガの治療を受けて家主と話すシーンで流れた曲は、William Bellの『What Did I Do Wrong』です。
ジェームスは追手の海兵を殺した際に隠れ家を教わり、そこの家主に助けられましたね。それまで全く気の休まることが無かった彼にとってようやくの休息時間となりましたが…。
家主を演じるエディ・マーサンの優しそうな表情が心に残ります。ジェームスを気遣いつつ、追われている身であることから家には戻れないだろうと諭す夕食のシーンも印象的。
ゆったりとした気分になれる『What Did I Do Wrong』が流れ、男性シンガーの力強く歌うパートは元気にさせてくれる気がしますね。
筆者の感想
主人公のジェームスを演じるクリス・パインの神妙な面持ちや、ラスティ役のキーファー・サザーランドの鬼気迫る演技に引き込まれましたね。
雇い主であるラスティが敵に回り、ジェームスは命を狙われていくという展開は見ていてハラハラしました。軍の出身だからこそのリアルな行動や所作、銃撃戦や逃走劇などシリアスな展開が続くため目が離せません。
時折流れる穏やかな曲に耳を傾けつつも、最後まで見守りたくなる作品!ジェームスは最後に平穏を取り戻したと信じたいです。
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