2013年5月31日公開の映画『オブリビオン』。
人が住めなくなった地球を舞台に主人公が調査をしたり、ドローンによる新たな発見をしたりする映画です。宇宙や近未来的な演出がSFの世界観を表している作品。主演はトム・クルーズ、監督はジョセフ・コジンスキーで、日本の興行収入は13億円ほどでした。
この記事では、映画『オブリビオン』で流れた音楽3曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
オブリビオン サウンドトラック
『オブリビオン』で流れた曲とは?
ジャックが植物や川などに囲まれて過ごすシーン
Led Zeppelin - Ramble On
ジャックが植物や川などに囲まれて過ごすシーンで流れた曲は、Led Zeppelinの『Ramble On』です。
植物がほとんどなくなった荒廃した地球で、ジャックは木々や川、取りの声が聞こえる場所を見つけていました。彼だけの居場所という感じで、普段着でバスケットを楽しむのが印象的。
レコードから音楽を流し、ギター音が聞こえてきます。川の水を飲みつつ泳いでいる魚に別れを告げる際に男性シンガーの爽やかで少し切ない声が聞こえてきます。
ここで暮らしたいとぼやくジャックが昼寝をすると、地球が元の姿だった時の記憶がよぎるようでしたが…心当たりのない女性に驚く様子が印象的です。
この曲はジャックがラストでテットに向かって宇宙船に乗るシーンでも流れます。フライトレコーダーから驚きの事実が明かされますよ。
Amazon Music Unlimited
ジュリアがジャックの家屋で目覚めるシーン
Procol Harum - A Whiter Shade Of Pale
ジュリアがジャックの家屋で目覚めるシーンで流れた曲は、Procol Harumの『A Whiter Shade Of Pale 』です。
ジャックはクローンと戦い、負傷したジュリアを連れて隠れ家へ。本やレコードが残された家屋が映し出される中、穏やかな音楽が聞こえてきます。
伸び伸びとした曲と共にジュリアがジャックに「あなたの好きだった歌」と話しかけます。記憶の中でジュリアを愛していたと話しつつ、ジャックは遠くを見つめる…。
湖畔の草地と共に描かれる2人のロマンスは今作の見どころの一つでしょう。男性シンガーの歌によるサビが流れると同時にキスを交わすのはロマンティックですよ。
エンディング
M83 featuring Susanne Sundfor - Oblivion
エンディングで流れた曲は、M83 featuring Susanne Sundforの『Oblivion』です。
ジャックがテットを爆発させ、クローン52号は3年もの間、ジュリアたちのいる隠されていた家を探していましたね。
彼の姿を見てジュリアと幼い女の子は驚いたようでしたが…ある意味ではハッピーエンドを迎えたのかもしれません。
こうしてエンディングに移り、空から映し出された地球の映像と共に女性シンガーの歌が流れます。軽快で響き渡るような音楽はSF作品にぴったりだと言えるでしょう。
ジュリアを助けることができたジャックのことを改めて思い出させてくれる曲でした。
筆者の感想
トム・クルーズのシリアスな演技から、隠れ家で伸び伸びしている時の演技などに引き込まれる映画でしたね。
SFならではの世界観を描き、最初は大きな希望に向かって主人公が頑張る物語かと思いましたが…まさか彼が信じていた世界が偽りだらけだとは驚きです。
ジャックたちのクローンがたくさんいる、ヴィカやサリーは信用できないといった展開から目が離せませんでしたね。そうして最後までどうなるかわからない中、ジャックの生き様が見どころでしょう。
宇宙や近未来を思わす音楽や、ジャックが昔の生活を懐かしむ時の歌にも注目ですよ。
Amazon Music Unlimited
サウンドトラック
オブリビオン サウンドトラック