2018年8月10日公開の映画『オーシャンズ13』。
ラスベガスのホテル王バンクと共同経営することになっていたルーベンですが、バンクに裏切られ生きる気力を失います。ルーベンの近況を知ったダニーたちは、バンクに復讐を果たすため、綿密な強盗計画を立てます。
新キャストにアル・パチーノとエレン・バーキンを迎えた豪華クライム・エンターテインメント・ストーリーです。
映画『オーシャンズ13』で流れた音楽1曲をご紹介します。
『オーシャンズ13』で流れた曲とは?
オーシャンズがラスベガスの花火を眺めるシーン
Frank Sinatra - This Town
オーシャンズがラスベガスの花火を眺めるシーンで流れた曲は、Frank Sinatra(フランク・シナトラ)の『This Town』です。
1940年代から1960年代頃に活躍したアメリカのシンガー兼俳優。1990年代まで現役で活動しました。
『This Town』は、1967年のアルバム「The World We Knew」の収録曲です。
見事ルーベンの復讐を果たしたオーシャンズは、ラスベガスの豪華な花火を楽しみます。裏をかいたつもりのベネディクトとナイト・フォックスでしたが、オーシャンズが一枚上手でした。
カール・ライナーとバーニー・マックが亡くなった今、オーシャンズの背中を観ていると涙が出てきますね。もう揃うことはないのだと実感が湧きます。
バンクとダニーの会話に出てくるフランク・シナトラは、実際にラスベガスで10年以上公演を行っており、大人気のカジノホテルのシーザーズ・パレスでも公演しました。大人気の公演だったにもかかわらず、当時の録音レコードはごくわずかしかないのだとか!
シーザーズ・パレスは、ルーベンが「オーシャンズ11」でカジノ強盗は無理だとダニーたちを諭したシーンでも出てきますよ。
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筆者の感想
『オーシャンズ13』ではテスとイザベルが出てきませんので、少し物足りなさを感じますが、前シリーズよりもキャラクターたちの個性が強調されユーモアに溢れています。『オーシャンズ13』の映像もより一層クールでスタイリッシュな仕上がりになっていますね!
冒頭シーンのローマンと執事のグリーンティーのやり取りがおかしくて何度観ても笑えます。日本人だからこそ笑えるジョークなのかもしれませんね。ローマンは「オーシャンズ12」では脇役で気になっていたキャラクターだったので、『オーシャンズ13』で大活躍して嬉しく思います。どうやら私は癖のある登場人物が好きなようです。
バシャーのルーベンに宛てた手紙にはホロリとします。友愛に溢れていますね。ルーベンがどれだけオーシャンズに愛されているのかがわかります。ベネディクトの余計な一言にあきれるダニーの顔も見ものです。
仲間を傷つけるような悪い奴はとことん懲らしめて、巻き込まれた善良な人には使い切れない程の大金をしっかりと渡すオーシャンズが痛快!ベネディクトがなんだかんだ言って美味しいところを取ったのが鼻で笑ってしまいます。
仲間内や客同士の会話も言葉遊びがあったりひねりがあったりと、ちょっとした場面がとても面白いのが『オーシャンズ13』の魅力です。ソール役のカール・ライナーとフランク役のバーニー・マックが亡くなっていますので、オーシャンズ・シリーズのメンバーが全員揃うのは『オーシャンズ13』で最後となります。年を重ねたオーシャンズのストーリーを期待していた分、続編がもう出ないのは残念に思います。
サウンドトラック
映画「オーシャンズ」シリーズ
オーシャンズ11(2001年)
👉 映画『オーシャンズ11』流れた挿入歌全5曲をシーンごとにご紹介!
オーシャンズ12(2004年)
👉 映画『オーシャンズ12』流れた挿入歌全2曲をシーンごと紹介!
オーシャンズ13(2007年)
オーシャンズ8(2018年)
👉 映画『オーシャンズ8』流れた挿入歌全7曲をシーンごと紹介!