2004年7月24日公開の映画『シュレック2』。
ドリームワークス制作の3DCGアニメ映画で、シュレックとフィオナが結婚後が描かれます。フィオナの両親が治める「遠い遠い国」へ招待されますが、父である王は娘をフィリップと結婚させたいようで…フェアリーゴッドマザーたちの陰謀に注目です。長ぐつをはいた猫が登場し、ドンキーとの掛け合いも見せてくれます。
この記事では、映画『シュレック2』で流れた音楽のうち21曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『シュレック2』で流れた曲とは?
シュレックとフィオナのハネムーンのシーン
Counting Crows - Accidentally In Love
シュレックとフィオナのハネムーンのシーンで流れた曲は、Counting Crowsの『Accidentally In Love』です。
映画の冒頭、フィリップがフィオナを助けにドラゴンの塔へ!そこにいたのは狼だったことに驚きつつ、フィオナの現在のシーンへ…彼女はシュレックと共にハネムーンを楽しんでいましたね。
「ヘンゼルとグレーテル」のお菓子の家に入っていく二人はがカメラで撮影され、男性ヴォーカルの歌がていきました。暖かく楽しそうな雰囲気が伝わってくる音楽が良いなと思いました。
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シュレックの家でドンキーが歌っているシーン
Eddie Murphy - One
シュレックの家でドンキーが歌っているシーンで流れた曲は、Eddie Murphyの『One』です。
シュレックとフィオナは砂浜で食事を楽しんでいる中、人魚姫とひと悶着あったのも印象的。彼女に指輪を渡して良い雰囲気となったり、一緒に泥の風呂に入ったり…ハネムーンらしい回想シーンが続きました。
そうして戻った2人を待っていたのはドンキー。ソファの上であおむけになるような姿勢で、寂しさを噛みしめるように歌っていたのが印象的。ワンフレーズだけ歌うシーンでしたが、シュレックたちが戻ってとても喜んでいましたね。
フィオナの両親の使いがファンファーレを鳴らすシーン
Hawaii Five-O
フィオナの両親の使いがファンファーレを鳴らすシーンで流れた曲は、の『Hawaii Five-O』です。
シュレックたちの家を訪ねてきたのは、フィオナの両親であり、国王である父たちの使いでした。笛をファンファーレのように鳴らす際の音楽が「Hawaii Five-O」でしたが…調子に乗って吹いていた男は叱られていましたね。
シュレックとフィオナは何事かと思って使いの読み上げる手紙を聞きましたが…舞踏会への招待があり、どうなるかなと楽しみになるシーンでした。
シュレックたちが遠い国へ向かうシーン
Chic - Le Freak
シュレックたちが遠い国へ向かうシーンで流れた曲は、Chicの『Le Freak』です。
フィオナに言い負けて遠い遠い国へ向かうことになったシュレック。留守番はピノキオや三匹の子豚たちが「任せて!」と言い、勢いのある掛け声のような歌が流れました。
男性ヴォーカルならではのパワフルな感じが良かったですね。その後はドンキーがノリノリで歌っていましたが…長い長い旅路に疲れそうですね。
旅路でドンキーが歌うシーン
Eddie Murphy - Theme from “Rawhide”
旅路でドンキーが歌うシーンで流れた曲は、Eddie Murphyの『Theme from “Rawhide”』です。
長~い旅路を送る際にドンキーがノリノリで歌うのは、上記の動画の後半のステージ上で歌われている曲です。西部劇ドラマ『ローハイド』(1959年)の主題歌で、荒野を進むカウボーイの逞しさを表現した楽曲ですよ。
力強いビートと勢いのあるメロディが特徴で、「Rollin', rollin', rollin'」のフレーズが印象的で、ドンキーが陽気に歌い、旅のワクワク感を演出しているようでした 。
遠い遠い国に到着するシーン
Lipps - Funky Town
遠い遠い国に到着するシーンで流れた曲は、Lippsの『Funky Town』です。
遠い遠い国へ到着すると、ドンキーは楽しそう!豪華な建物や、妖精のゴッドマザーの看板など、都会な感じが印象的です。このシーンで流れていたのはアメリカのディスコ/ファンクグループ、Lipps Inc.が1980年に発表したヒット曲です。
軽快なシンセサイザーのリフとダンサブルなビートが特徴で、都会的で洗練された雰囲気を表していた感じがしました。
※この曲はエンディング3曲目でも流れます
フェアリーゴッドマザーがフィオナの元に現れるシーン
Jennifer Saunders - Fairy Godmother Song
フェアリーゴッドマザーがフィオナの元に現れるシーンで流れた曲は、Jennifer Saundersの『Fairy Godmother Song』です。
フィオナの涙に気付いてフェアーゴッドマザーが穏やかに歌いながら現れました。フィオナの姿に驚いたようですが、彼女のために魔法を披露!ミュージカル風の歌とダンス、家具たちとのやり取りが楽しそうでした。
普通のお姫様ならこのミュージカルで良い雰囲気に変わったと思われますが…シュレックが来てケンカしてしまうのが心苦しかったです。
ハロルドがバーを訪ねるシーン
Tom Waits - Little Drop Of Poison
ハロルドがバーを訪ねるシーンで流れた曲は、Tom Waitsの『Little Drop Of Poison』です。
フィオナの父であり、国王であるハロルドはフェアリーゴッドマザーとの約束を守るべく…夜な夜な「毒リンゴ」というバーへ。怪しげな魔法使いや魔法生物らがいる中、海賊の船長がピアノを弾きながら歌っていましたね。
国王は怪物の命を狙いたいとママに相談し、怪物退治の専門家の元へ…プスは姿を現さないという演出が良いなと思いました。
シュレックが眠れずにいるシーン
Eels - I Need Some Sleep
シュレックが眠れずにいるシーンで流れた曲は、Eelsの『I Need Some Sleep』です。
シュレックは自室のベッドで眠れなさそう…そんなシーンでオルゴールを思わす前奏から切なさを感じる歌が入っていく曲が流れます。暗い部屋で外を眺めたり、小物を手に取ったり…。
そこでシュレックがフィオナの日記を見て「みんなでいつまでも幸せに」というラストを目の当たりにするのでした。国王がやって来て驚くのと合わせてビックリしましたね。
シュレックたちがゴッドマザーの元に向かうシーン
Eddie Murphy - Ain’t No Stoppin’ Us Now
シュレックたちがゴッドマザーの元に向かうシーンで流れた曲は、Eddie Murphyの『Ain’t No Stoppin’ Us Now』です。
シュレックとドンキーは森の奥に進み、長靴をはいた猫と出会う!そしてフェアリーゴッドマザーに会うためにオフィスに向かうことになりました。
シュレックがドンキーを誘い、ノリノリで旅を始めようとする際にドンキーが「Ain’t No Stoppin’ Us Now」のワンフレーズを歌います。 ドンキーは長靴をはいた猫を疎ましく思っていくのにも注目ですね。
薬を盗んだシュレックたちが逃げるシーン
Pete Yorn - Ever Fallen In Love
薬を盗んだシュレックたちが逃げるシーンで流れた曲は、Pete Yornの『Ever Fallen In Love』です。
フェアリーゴッドマザーの倉庫に忍びこみ、長靴をはいた猫に「いつまでも幸せに」という薬を盗ませる!ドンキーのナイスキャッチと同時に警報が鳴り響き、男性ヴォーカルの勢いのある歌が流れました。
シュレックがドンキーたちを抱えて工場のような場所を走って逃げる爽快感と合っていましたね。追っては弓矢を飛ばしてくる中、薬がまき散らされて兵が動物などに変化していくのが派手でした。
雨宿り中にドンキーが歌うシーン
Eddie Murphy - Tomorrow
雨宿り中にドンキーが歌うシーンで流れた曲は、Eddie Murphyの『Tomorrow』です。
「いつまでも幸せに」という薬を飲んだドンキーとシュレックですが、何も変化は無く…落ち込んでいると大雨が降ってくるのでした。雨宿りをするシュレックたちは悲しそうにも思えましたね。
「ドンキーが「日はまた昇る」とAndrea McArdleの曲をワンフレーズ歌うとと、とても眠そう…と思いきや寝てしまいましたね。シュレックも気絶するように寝てしまいましたが、果たして何か起こるのでしょうか?
シュレックたちがフィオナの元に向かうシーン
Butterfly Boucher Featuring David Bowie - Changes
シュレックたちがフィオナの元に向かうシーンで流れた曲は、Butterfly Boucher Featuring David Bowieの『Changes』です。
薬の効果でかっこいい人間に変化したシュレック!白馬になったドンキーに乗ってフィオナの元へ!城下町の人々は彼に見惚れるようになりつつ、ポップさと勢いのある女性ヴォーカルの歌が流れました。
フィオナも美女の姿となり、シュレックと再会するかと思いきや…フェアリーゴッドマザーが現れると同時に音楽が止みました。明るく楽しそうな曲から一転する感じが良いですね。
シュレックたちがバーカウンターで話すシーン
Nick Cave & The Bad Seeds - People Ain’t No Good
シュレックたちがバーカウンターで話すシーンで流れた曲は、Nick Cave & The Bad Seedsの『People Ain’t No Good』です。
フィオナはチャーミングと一緒の方が幸せになれるのでは…そう思ったシュレックは城を出ます…切なさと暗いムードをまとめるような男性ヴォーカルの歌が流れましたね。
バーで海賊がピアノを弾きながら歌っているような演出で、カウンターに並ぶシュレックたちの状況がよく合っていましたね そしてハロルド国王がお忍びでバーの奥に入っていく…フェアリーゴッドマザーとチャーミングとの怪しげな会話にハラハラします!
クッキーマンたちがシュレックたちを助けるシーン
Mission Impossible
クッキーマンたちがシュレックたちを助けるシーンで流れた曲は、の『Mission Impossible』です。
クッキーマンやピノキオが助けに来て、映画『ミッションインポッシブル』のテーマのアレンジが流れます。彼らが着火&爆破!
牢に入っていく際にはピノキオが操りようの糸を使うのがカッコイイ…かと思いきや、驚きの嘘をついてシュレックたちの鍵を解除するのが見ものです。 そして、フィオナのキスを止めようと努める一同の作戦に注目!大きなクッキーマン「ジャンボ」が凄いですね。
フェアリーゴッドマザーが歌で盛り上げるシーン
Jennifer Saunders - Holding Out For A Hero
フェアリーゴッドマザーが歌で盛り上げるシーンで流れた曲は、Jennifer Saundersの『Holding Out For A Hero』です。
フェアリーゴッドマザーが雰囲気を良くしようと愛について歌う!ダンスフロアやステージも盛り上がる一方で、ジャンボが大暴れする展開も気になります。フィオナたちが華麗に踊りつつ、「ヒーロー!」と熱い歌が続いていくのも見どころですね。
長ぐつを掃いた猫が可愛い目をする際にいったん歌が止まりつつ、再び歌が始まるという展開も良かったです。 魔法の杖の争奪戦の末、フィオナがクールに決めるのも最高でした。
ハッピーエンドと共にドンキーが血が歌うシーン
Eddie Murphy & Antonio Banderas - Livin’ La Vida Loca
ハッピーエンドと共にドンキーが血が歌うシーンで流れた曲は、Eddie Murphy & Antonio Banderasの『Livin’ La Vida Loca』です。
ハッピーエンドを迎えて長靴をはいた猫の合図と共にドンキーもノリノリ!ステージで盛り上がる2匹の歌が良いですね。ドラムなどもありつつ、キャラクターたちが思い思いに踊るのも賑やかでした。「ラ・ヴィダ・ロカ!」と繰り返すのは元気がもらえました。
ドンキーたちが歌ったRicky Martinによる元の曲は上記の動画です。見惚れてしまう感じとステージの雰囲気の再現が良かったですね。
エンディング1曲目
Frou Frou - Holding Out For A Hero
エンディング1曲目で流れた曲は、Frou Frouの『Holding Out For A Hero』です。
ゆったりとした前奏とエレクトロニカ風のアレンジと繊細なボーカルが特徴的な曲。曲が進んでいくと勢いよく「ヒーロー!」と掛け声を上げるように歌うのもカッコイイエンディング曲でした。
クールさもある音楽であり、女性ヴォーカルの歌でヒーローを思わせる歌詞が流れるため、フィオナとヒーローのようなシュレックを思わせましたね。
エンディングの合間にドンキーが歌うシーン
Eddie Murphy - All By Myself
エンディングの合間にドンキーが歌うシーンで流れた曲は、Eddie Murphyの『All By Myself』です。
エンディング1曲目が終わるとドンキーのシーンへ。パーティーが終わってステージ上で独りぼっちだと歌うドンキー。「オール・バイ・マイセルフオール・バイマイセルフ」と切なそうだったのが印象的です。
猫は女性たちと楽しそうにしていましたが…ドンキーにも迎えが!ピンクのドラゴンが来て、数頭の子供も一緒だとは驚きました。 Céline Dionによる元の曲は上記の動画です。しっとりとした良い曲ですね。
エンディング2曲目
Joseph Arthur - You’re So True
エンディング2曲目で流れた曲は、Joseph Arthurの『You’re So True』です。
スタッフロールと共にゆったりとした男性ヴォーカルの歌が流れましたね。アーサーが映画のために特別に書き下ろしたもので、感情豊かな雰囲気が印象的です。
アコースティックギターの温かみのある音色と、コーラスもステキ。心地よい安定感と徐々に感情が高まっていく展開も魅力的でした。 曲のクライマックスでは、楽器とボーカルが一体となった感動的なフィナーレを迎えますよ。
エンディング4曲目
Dashboard Confessional - As Lovers Go
エンディング4曲目で流れた曲は、Dashboard Confessionalの『As Lovers Go』です。
エンディング4曲目は、アコースティックギターを主体とした温かみのあるサウンドと男性ヴォーカルの歌が流れましたね。クリス・カラバの感情豊かなボーカルが特徴的。ゆったりとしたリズムと伸びのある歌声は、心地よい落ち着きを与えますね。
静かなイントロから徐々に盛り上がりを見せる展開が続き、感情が高まっていく感じがステキ。楽器とボーカルが一体となってクライマックスを迎えますよ。