2015年9月11日公開の映画『キングスマン』。
イギリスとアメリカの共同製作作品で、架空のスパイ組織「キングスマン」の活躍が描かれた、アクション・スパイ映画。
マーク・ミラーとデイヴ・ギボンズのマーベル・コミックが原作で、映画版は豪華なキャスト陣を迎えシリーズ化されました。
- 主役/ゲイリー・“エグジー”・アンウィン役:タロン・エガートン(日本語版吹き替え:木村昴)
- ハリー・ハート(ガラハッド)役:コリン・ファース(日本語版吹き替え:森田順平)
- リッチモンド・ヴァレンタイン役:サミュエル・L・ジャクソン(日本語版吹き替え:玄田哲章)
- 監督:マシュー・ヴォーン
- 音楽:ヘンリー・ジャックマン、マシュー・マージェソン(英語版)
この記事では、映画『キングスマン』で流れる音楽9曲をご紹介します。
※以下ネタバレ有り
公開日 | シリーズ作品名 |
2015年 | キングスマン |
2018年 | キングスマン:ゴールデン・サークル |
2021年 | キングスマン:ファースト・エージェント |
『キングスマン』を観る方法
『キングスマン』で流れる曲とは?
オープニング
オープニングで流れた曲は、Dire Straitsの『Money For Nothing』です。
ダイアー・ストレイツは、イギリスのロックバンド。
1985年にリリースされた、MTVに出演するアーティスト達を痛烈に批判するという、なんともロックな歌。ニヤニヤとゆる〜く歌う感じがクセになる!
時は1997年中東、ヘリコプターが建物に爆撃を仕掛けるシーンで流れます。
崩れ落ちる岩がクレジットになるという、オシャレなOP!映像にマッチした、効果的な音楽の使い方が面白いです♪
エグジーが警察とカーチェイスするシーン
エグジーが警察とカーチェイスするシーンで流れた曲は、Dizzee Rascalの『Bonkers』です。
ディジー・ラスカルは、イギリスのヒップホップMC、プロデューサー。
ノイズが入りつつ同じメロディがリフレインされるので、不思議な感覚に襲われるグライム・ヒップホップ。
不遇な環境で生きる不良になってしまったエグジーが、義父の車を奪い警察とカーチェイスを繰り広げるシーンで流れます。
夫を亡くした母の荒れようが酷い;哀れな妹に優しく出来るエグジーは、不良であっても心の綺麗な少年ですね!
このあと、ハリーに助けられたエグジーが、不良達から逃れ見事なパルクールを披露するシーンでも使用されました。
キングスマンの研修生達が、クラブに行くシーン
クラブにいるシーンで流れた曲は、Rudimentalの『Feel The Love (ft. John Newman)』です。
イギリスの4人組バンド・ルディメンタルと、シンガーソングライター・DJのジョン・ニューマンのフューチャリング曲。
UKダンスには欠かせないバンドの楽曲で、疾走感のある独特なサウンドがクラブ・シーンにピッタリ!
キングスマンへの道のりは厳しく、過酷で残酷な試験の数々が立ちはだかります。女性を口説き落とす試験とは一体…?ハラハラドキドキの連続です!
凶暴化したハリーが、教会にいる人々を殺戮するシーン
凶暴化したハリーが、教会にいる人々を殺戮するシーンで流れた曲は、Lynyrd Skynyrdの『Free Bird』です。
レーナード・スキナードは、アメリカのサザン・ロックバンド。1973年にリリースされた曲。
サミュエル・L・ジャクソンが演じるヴァレンタインが、恐ろしい実験をする、とても残忍でグロ注意なシーン!
この哀愁のあるゆるりとしたエモいロックが、逆に不気味さを演出しています。
マーリンの操作により、ヴァレンタインの部隊や有力者達の頭が爆発して行くシーン
マーリンの操作により、ヴァレンタインの部隊や有力者達の頭が爆発して行くシーンで流れた曲は、エドワード・エルガーの『Pomp and Circumstance/威風堂々』です。
エドワード・エルガーは、20世紀前半に活躍したイギリスを代表するロマン派の作曲家、指揮者。
「威風堂々」は、現代でも様々なシーンで聴くことのある彼の代表曲で、イギリスでは第2の愛国歌と言われています。
そんな名曲が、人々の頭がポンポン、まさに花火のように爆発して行くシーンで使用されています;
よく観るとエグいので、うわぁ〜花火大会みた〜い♪と思わないと直視出来ませんでした。笑
SIMカードにより凶暴化した世界中の人々が、殺し合いをするシーン
KC & The Sunshine Band - Give It Up
SIMカードにより凶暴化した世界中の人々が、殺し合いをするシーンで流れた曲は、 KC & The Sunshine Bandの『Give It Up』です。
KC&ザ・サンシャイン・バンドは、1970年代に活躍したアメリカのバンド。
ハリーの殺戮シーンや頭ポンポンシーン同様、軽やかなディスコ・ミュージックが重い映像とミスマッチ!
非常に胸糞悪い感情にさせられます;
コメディなのかシリアスなのか、本当に不気味で気持ち悪いシーンの数々でした。(使用曲自体はとても名曲です…)
囚われたティルデ王女が、エグジーにご褒美をあげるシーン
囚われたティルデ王女が、エグジーにご褒美をあげるシーンで流れた曲は、 Bryan Ferryの『Slave To Love』です。
ブライアン・フェリーは、イギリスのロック・ミュージシャン、作曲家。
1985年にリリースされた曲で、ゆったりとしたビート・メロディとギターが官能的!
生死をかけた戦いの直後、こんなイイコト出来るんですかね…?だいぶ引いたエンディングでした。笑
ちなみに、このティルデ王女はシリーズ第2弾にも登場しますよ!
エンドロール①
エンドロールで流れた一曲目は、Take Thatの『Get Ready For It』です。
テイク・ザットは、イギリスの国民的ポップ・ボーカルグループ。
爽やかで重厚感のあるサウンド、広がりのある声が聴いていて心地良い!本作の映像をバックに歌うMVも必見です♪
本作は、マーベルコミックでありながらも「マーベルヒーロー」では無い、人間味のある作品。
ただし、ヴァレンタインが行った悪行はとても規模の大きい計画で、たった3人で挑むストーリーにはドキドキしました!
エンドロール②
エンドロールで流れた二曲目は、Iggy Azaleaの『Heavy Crown Ft. Ellie Goulding』です。
オーストラリアのラッパー、シンガーソングライターのイギー・アゼリアと、イギリスのシンガーソングライターであるエリー・ゴールディングのフューチャリング曲。
イギーは、劇中前半のニュースで「行方不明になっている」と報道されていました。ちょっと期待しましたが、ご本人は登場しませんでしたね;
本作最後に流れるのは、独特なビートを刻むサウンドと世界観、豪華なMVも釘付けになってしまうほど魅力的でオシャレな一曲!
オーストラリアの田舎町から飛躍したイギーの力強いリリックと、EDMシーンの新星と呼ばれるエリーのセクシーで透き通る歌声が、絶妙にマッチしています♪
エンドロールも劇中曲も、音楽センスが素晴らしく光っている映画なので、ぜひサントラも使用曲も一緒に楽しんでくださいね♪
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