1976年9月18日公開の映画『タクシードライバー』
「アメリカンニューシネマ、最後の傑作」と言われ、『ジョーカー』(2019)に影響を与えた作品としても話題になった作品です。第29回カンヌ国際映画祭パルム・ドール受賞、第49回アカデミー賞ではロバート・デ・ニーロが主演男優賞に、ジョディ・フォスターが助演女優賞にノミネートされました。
この記事では、映画『タクシードライバー』で流れた音楽4曲をご紹介します。
タクシードライバー』を聴く
聴く| Apple Music | 聴く| Spotify | 聴く| Amazon Music | 聴く| LINE MUSIC | 聴く| AWA | ダウンロード| Amazon MP3 | ダウンロード| レコチョク | 買う| Amazon CD | 買う| 楽天市場 CD | 買う| タワレコ CD |
※当サイト調査。アフィリエイトリンクを含む場合あり。
映画『タクシードライバー』で流れる曲
オープニングシーン
Bernard Herrmann - Theme From Taxi Driver
オープニングシーンで流れた曲は、Bernard Herrmannの『Theme From Taxi Driver』です。
哀愁を漂わせるアルトサックスとタイトで不穏なドラム…印象的なオープニングシーンですね。サックスを演奏するのはロサンゼルス出身でウェスト・コースト・ジャズ、フュージョンを代表するサックス奏者、トム・スコットです。
「アメリカン・ニューシネマの傑作」らしいテーマ曲ですが、この映画がハリウッド映画音楽の巨匠バーナード・ハーマンの遺作となってしまいました。バーナード・ハーマンの作品はヒッチコックやタランティーノなどの様々な映画で使われており、『キル・ビル Vol.1』で殺し屋のエル・ドライバー(ダリル・ハンナ)が病院の廊下で口笛を吹くシーンの曲も彼の作品です!
Amazon Music Unlimited
ベッツィーが歌詞を引用する曲
Kris Kristofferson - The Pilgrim, Chapter 33
ベッツィーが歌詞を引用する曲は、Kris Kristoffersonの『The Pilgrim, Chapter 33』です。
一目ぼれしたベッツィーと一緒にコーヒーを飲むことになったトラヴィス。トラヴィスの話に矛盾するものを感じたベッツィーがこの曲から「予言者で麻薬の売人」という歌詞を引用していましたね。
『The Pilgrim, Chapter 33』は、全米を代表するロック、カントリー&ウエスタン歌手クリス・クリストファーソンの曲です。1971年にリリースした2枚目のアルバム『The Silver Tongued Devil and I』に収録されています。
歌詞を引用することで「ちぐはぐ」なところをやんわりと伝えられたトラヴィスですが、その意図がわからなかったのか、後に『The Silver Tongued Devil and I』のレコードを買ってベッツィーにプレゼントするシーンもありましたね…。
トラヴィスが見ているテレビから流れている音楽
Jackson Browne - Late For The Sky
トラヴィスが見ているテレビから流れている曲は、Jackson Browneの『Late For The Sky』です。
トラヴィスがコンビニ強盗を射殺した直後のシーンです。銃を手にしたまま、トラヴィスが観ていたTV番組は『アメリカン・バンドスタンド』という音楽番組です。1952年から1989年まで続いた人気音楽番組で、名司会者ディック・クラークが毎週Top40の音楽を紹介し、その曲に合わせて観客が踊るという音楽バラエティだったとか。
このシーンで紹介されていた『Late For The Sky』は、アメリカを代表するシンガーソングライター、ジャクソン・ブラウンが1974年にリリースした3rdアルバム『Late for the Sky』のオープニング曲です。このアルバムはビルボードのポップアルバムチャートで全米14位を記録し、ジャクソン・ブラウンに初のゴールドディスクをもたらしました。
マシューが口ずさんでいる歌
The Five Keys - Ling Ting Tong
マシューが口ずさんでいる歌は、The Five Keysの『Ling Ting Tong』です。
鍛えた体にランニングシャツ、タイトな黒パンツという異様な出で立ちで登場するのが「スポーツ」の名で呼ばれているポン引きのマシュー、ハーヴェイ・カイテルが演じています。ハーヴェイ・カイテルといえば『テルマ&ルイーズ』(1991)の義理人情に厚い刑事がとても印象に残っています…役者ってすごいですね。
マシューが口ずさんでいる『Ling Ting Tong』は、ザ・ファイヴ・キーズが1954年にリリースし、全米ポップチャートで最高55位、R&Bチャートで最高5位を記録しました。その後バディ・ホリーやウルフマン・ジャックによってカバーされています。
Amazon Music Unlimited
サウンドトラック
『タクシードライバー』を聴く
聴く| Apple Music | 聴く| Spotify | 聴く| Amazon Music | 聴く| LINE MUSIC | 聴く| AWA | ダウンロード| Amazon MP3 | ダウンロード| レコチョク | 買う| Amazon CD | 買う| 楽天市場 CD | 買う| タワレコ CD |
※当サイト調査。アフィリエイトリンクを含む場合あり。