2012年3月3日公開のアニメ映画『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』の動画配信&主題歌を解説!
映画ドラえもんの第32作目。第30回ゴールデングロス賞優秀銀賞を受賞しました。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
「モアよドードーよ、永遠に」「ぼくの生まれた日」「ママをとりかえっこ」などの原作ストーリーが出て来る本作。
野沢雅子さん、山寺宏一さん、水樹奈々さんといった豪華声優陣の好演は見どころ!…ですが、ちょっと評価は低いです。
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』のあらすじ
「タイムトリモチ」でつかまえた、500年前に絶滅(ぜつめつ)した鳥モアをベレーガモンド島へつれていくことになったのび太たち。そこは黄金のカブトムシの力に守られた不思議(ふしぎ)な島だった…。
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』で流れる曲
オープニング
オープニングで流れる曲は、Maoの『夢をかなえてドラえもん』です。
アニメ『薄桜鬼』の「君ノ記憶」などを担当している歌手Maoさんの曲。2007年から2019年までアニメ版のOP曲として使用されていました。
メインキャラクター達が、遊園地のメリーゴーランドに乗っているOP。ポップで楽しい雰囲気ですが…。
もう、冒頭ののび太、ジャイアン、スネ夫、出木杉くんが解せない!!ワガママ・言い方や発言が意地悪過ぎてもう。
色々書いてしまうと止まらないので割愛しますが、これほどまでにキャラクター像を変えてしまってはもはやドラ映画ではありません。最初から本当に驚きました…。
のび太達が家族を思い起こすシーン
のび太達が家族を思い起こすシーンで流れる曲は、堀江美都子の『キミのひかり』です。
アニメ「ドラえもん」初期のエンディング曲「ぼくたち地球人」「青空っていいな」や、映画『のび太のパラレル西遊記』の主題歌「君がいるから」を歌った堀江美都子さんが、新ドラ映画の挿入歌を担当。
このシーンでは、のび太がコロンに対してかなりそっけない態度を取ります。すぐに思い直すとはいえ、こんなののび太じゃない!!!
胸に手を当てて家族を思い出しますが、それが演技に見えるほど筆者の心は冷え切っていました。
しかし救いは、ここで流れる堀江美都子さんの歌。相変わらずの優しい歌声で、メロディも染みる…。CDしか無いので、ぜひ音楽配信もしていただきたいです!!
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲(主題歌)は、福山雅治の『生きてる生きてく』です。
俳優・歌手の福山雅治さんが、主題歌を担当。『新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』には「福山雅秋」として登場していました♪
本作は評判が本当に良くなく、それでもドラえもん好きなら大丈夫でしょう!と観ましたが…。うーん。
OPで触れたように、キャラクターの魅力が全く味わえず。のび太がカブト虫をぞんざいに扱うところや、小さい子どもにキツく当たるところなんてのは本当に見たくなかった。
ジャイアンもスネ夫も悪ガキだけど親をバカにするような子達じゃないし、出木杉くんに至ってはもはや誰?レベル。
ドラ映画に関して偉そうに酷評するのは避けて来ましたが、かなりキツかったです;
それでも、原作ファンに嬉しいネタが多いので(下記参照)、あまり考えずに観返してみようかなと思いました!
何度でも観よう!「のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
酷評はしたものの、ドラファンとしてはなんとかこの映画を楽しみたい!!
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の小ネタを観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
ストーリー前半、毎度お馴染みのび太の部屋の小ネタは、『鉄人兵団』で活躍した「ザンダクロス」のポスターが貼ってある以外には、特に見つけられませんでした。
ドタバタ後、ドラえもんにかかって来るドラミちゃんからの着信音が「ドラミちゃんのえかきうた」なのは可愛かったです♪
小ネタ2:
30年前の野比家が映る際、突然「Ah〜青春の風に〜裸足で青いスイートピー♪」と女性の歌が流れます。
これは完全に松田聖子さんの「赤いスイートピー」、メロディは「青い珊瑚礁」のオマージュですね。
一瞬で分かってしまったアナタは、昭和のナカーマ!!
小ネタ3:
『21エモン』に出て来る芋掘りロボット「ゴンスケ」が大活躍!!
これは藤子・F・不二雄先生ファンには嬉しいポイント。モブとしての出演かと思いきや、ガッツリとストーリーに食い込んでいるのには驚きました。
また、原作の「モアよドードーよ、永遠に」(17)が元となっている本作ですが、その他にも「ぼくの生まれた日」(2)「ママをとりかえっこ」(3)といった「家族」をテーマとした話も劇中に出て来るので、原作を思い出して感動出来るポイントもあります。※()内はてんとう虫コミックスの巻数。
「ぼくの生まれた日」に関しては、映画が2002年の『ドラえもん のび太とロボット王国』と同時に放映されています。
小ネタ4(オススメ):
映画を見返したくなる、豪華な声優陣をご紹介!
- ダッケ役は、レジェンド声優・野沢雅子さん。どうしてもあの方がチラ付きますが、仕方ねぇ!!声を聴いてるだけで不思議とワクワクすっぞ!!!
- シャーマン役も、同じくレジェンド声優の山寺宏一さん。語り尽くせないほどの代表作がありますね!
- コロン役は、声優・歌手としても有名な水樹奈々さん。
- クラージョ役は、しずか役でもあるかかずゆみさん。
- フーク役は、見た目もソックリの俳優・鈴木福さん。
スネ夫の回想シーンや、のび太のパパママが観ているテレビには「甘栗旬」という俳優が登場。もちろんこのキャラは俳優の小栗旬さんのパロディで、ご本人が演じています。
小栗さんといえば『新・のび太の大魔境 ペコと5人の探検隊』のサベール役で、クールな悪役を好演していますよ!
筆者のお気に入りグッズ紹介
「家族愛」と言えば、このてんコミの表紙が大好きです!「赤いくつの女の子」「台風のフー子」「さようなら、ドラえもん」といった感動作が目白押しの第6巻!!
大活躍のゴンスケが出て来る、1981年8月1日に公開された映画『21エモン 宇宙へいらっしゃい!』のパンフレット。
ゴンスケは、かなり理不尽なキャラなので小さい頃は苦手だったのですが、なぜか妙にハマっていました。
『ドラえもん のび太と奇跡の島 〜アニマル アドベンチャー〜』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『新・のび太と鉄人兵団』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『のび太のひみつ道具博物館』の主題歌を解説!
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