2011年3月5日公開のアニメ映画『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~』。
映画ドラえもんの第31作目で、1986年の『ドラえもん のび太と鉄人兵団』のリメイク版です。
しずかとの友情を育んだ、大人気のゲストキャラ「リルル」に加え、ジュドの化身「ピッポ」とのび太の友情にも焦点を当てた、とびきりの感動作。
1980年代生まれのbeersy、子ども時代をガッツリドラえもんと共に歩んで来ました。
筆者のベストワン映画のリメイク…。正直期待していませんでしたが、これでもかと詰め込まれた泣かせる演出に、まんまと涙腺がドンハマリ。クライマックスは泣き通しでした!!
今回は、ドラえもんに憧れドラえもんをこよなく愛するbeersyが、映画『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~』の主題歌、あらすじ、感想をまるっと解説していきます!
『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~』のあらすじ
北極(ほっきょく)で、巨大(きょだい)なロボットの足を拾ったのび太。その後、次々とロボットの部品が家の庭に落ちてくる。ドラえもんとのび太は組み立てたロボットを「ザンダクロス」と名づけるが…。
参照:Amazon公式サイト
映画『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~』で流れる曲
オープニング①
小林由美子 - アムとイムのうた
オープニングで流れる1曲目は、小林由美子の『アムとイムのうた』です。※公式配信は無し
ピッポ役の声優・小林由美子さん。『クレヨンしんちゃん』野原しんのすけ(二代目)や、海外作品の吹き替えなども担当しています。
ピッポがのび太達に歌を披露するシーンや、リルルとの回想シーン、クライマックスでも使用されている重要な歌。
優しい歌声と歌詞が、旧作にはないメカトピアのロボット達の優しさを演出しています。
オープニングから歌が流れたので、驚きました!名曲なのにあまり世に出ていないんですよね…もったいない;
オープニング②
Mao - 夢をかなえてドラえもん
オープニングで流れる2曲目は、Maoの『夢をかなえてドラえもん』です。
アニメ『薄桜鬼』の「君ノ記憶」などを担当している歌手Maoさんの曲。2007年から2019年までアニメ版のOP曲として使用されていました。
今作は、公募で採用されたイラストがなんとオープニングに使用され、キャラクターと共に町中に登場!
これ採用された子ども達・親は一生の想い出だろうなぁ。
自分が描いたイラストが動く、まさに夢のあるオープニングでした♪
ドラえもんとのび太が、ロボットの部品を運ぶシーン
千秋 - ニャバダ・ワンダフル※公式配信は無し
ドラえもんとのび太が、ロボットの部品を運ぶシーンで流れる曲は、千秋の『ニャバダ・ワンダフル』です。
ドラミ役を担当している千秋さん。「ノンタン」の声優や、タレント・アーティスト活動まで幅広く活躍しています。
謎の巨大なロボットの部品が現れ、物語が大きく動きワクワクするシーン。
ノリノリ・アップテンポのメロディと、千秋さんの元気な歌声がキュートで楽しいカットです♪
ドラえもん・のび太・しずかが山奥の湖で遊ぶシーン
小林由美子 - 羽根をつけたら※公式配信は無し
ドラえもん・のび太・しずかが山奥の湖で遊ぶシーンで流れる曲は、小林由美子の『羽根をつけたら』です。
遊んで休憩している時に、ドラえもんが謎のロボットに「ザンダクロス」と名付けるシーン。
壮大な景色とコーラスの入った挿入曲が絶妙にマッチ!前向きで優しい歌詞がまた良き。
短い曲ですが、こちらも「アムとイムのうた」同様、名曲だと思います!
のび太達がバーベキューをしているシーン
上新功祐 - 君がいてくれるなら
のび太達がバーベキューをしているシーンで流れる曲は、上新功祐の『君がいてくれるなら』です。
上新功祐さんは、作曲家・ミュージシャン。様々なアーティストのカバーをしています。
のび太達の優しさに触れ、ピッポ(ジュド)が葛藤し出すシーン。
旧作に描ききれなかった部分を、見事にまるっと入れていますね!しかしこのピッポのキュートなフォルムはズルイ…。あとBBQ美味しそう過ぎる。
聴いているだけで涙が出て来る、しっとりとしたバラードが染み渡ります!
エンドロール・主題歌
エンドロールで流れる曲は、BUMP OF CHICKENの『友達の唄』です。
BUMP OF CHICKENは、4人組ロックバンド。代表曲は「天体観測」「ray」「SOUVENIR」など。
クライマックスの鉄人兵団との戦いを描いた、超ド迫力映像には驚きました!
そして、ただ単に『のび太と鉄人兵団』の泣きどころが二倍になった今作。
とにかくしんどい最後でしたが、個人的にはしずかとリルルは旧作通り「あたしたち、お友達よ」「オトモダチ…」と言って笑顔でサヨナラして欲しかった!!(どのみち号泣でしたが)
そしてエンドロールで流れる主題歌は、のび太とピッポ、しずかとリルルの友情がじ〜んと心に広がるとても温かい歌。
ドラ映画の主題歌ランキングで、いつも上位にいる名曲!!
サウンドトラック
こちらの
何度でも観よう!「新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~」をもっと楽しめる小ネタと見どころ
クリティカルなネタバレはできるだけ避けていますが、初めて『新・のび太と鉄人兵団~はばたけ 天使たち~』を観る人は事前情報なしで一度観てから以下の秘話を観ると、2回目も楽しめておすすめです!
小ネタ1:
のび太の部屋に、コミックス第3巻に掲載されている『あやうし!ライオン仮面』のオマージュを発見。
「ライオン仮面 THE MOVIE」と描かれたポスターが貼ってあります。
「もはや逃れる事は出来んぞ!!」と、原作の大ピンチシーンのセリフが描かれているのが、細かくて大好き!
「ライオン仮面」はドラ映画でよくオマージュされていますが、スタッフに「ライオン仮面」推しがいるのかも?
ミクロスをいじっているスネ夫の部屋にも「オシシ仮面」と共にフィギュアが飾られていますし、ドラえもんはよく観るとオシシ仮面のパズルをしています。(側には漫画も置いてある)
THE MOVIEすっごく観たい!!(フニャコ先生の悪い癖で、また続いちゃうのかな。笑)
小ネタ2:
コミックス第44巻に掲載されている「スーパーコアラッコ」ネタも満載!
寝ているジャイアンの部屋に「スーパーコアラッコ」が落ちていて、その後ドラえもんがオシシ仮面に続き「スーパーコアラッコ」のパズルをしています。
まさかこんな超モブキャラまで出て来るとは!気付かない人多いと思う…笑
制作スタッフの遊び心が満載で、ファンとしては嬉しいサービスカットでした♪
小ネタ3:
スーパーへ買い出しに行った際、スネ夫が見ていたゲームソフトの中に「ラーメン大好き小池さん」や『パーマン』のパーマン2号(ブービー)のゲームがある。
パーマンはまだしも、小池さんのゲームってなに…?
いつもオバケのQ太郎やドラえもん達に、食事(ラーメン)の邪魔をされているので、ドラえもん達のカメオ出演もあるゲームなのか…?妄想が膨らんでしまう!
ちなみにここでも「スーパーコアラッコ」「オシシ仮面」が登場。
一瞬のカットなのですが、一時停止してよ〜く観てみてくださいね!
小ネタ4:
挿入曲の良さに注目!!
今作は、ストーリーのポイントとなる「アムとイムのうた」歌から始まる珍しいオープニングとなっていました。
リルルとジュドの関係性・絆がしっかりと描かれていましたが、挿入曲が多く感情移入しやすかったです。子どもにも伝わりやすい。
筆者は大満足でしたが、ピッポの登場によりミクロスの出演が微々たるものになってしまったストーリーが、原作好きとしてはちょっと悲しかったです;
ちなみに『鉄人兵団』といえば…のリルルのヌードは、肌を浅黒くしてあってあまりリアリティの無いように配慮してありました。でも旧作よりもムチムチしててセクシーさは増してた。(知らんがな)
筆者のお気に入りグッズ紹介
涙で前が見えなかったので、ドンジャラで楽しく遊んで気を取り直しましょう!!
現在は我が子と遊んでいます。麻雀はわからないけれど、何度やっても面白い!
「ザンダクロス」にちなんで…このサンタクロースドラは、ボタンを押すと踊ります。キュートな動きで、クリスマスじゃなくても年間通して癒してくれる。
『ドラえもん 新・のび太と鉄人兵団 〜はばたけ 天使たち〜』の前後作品
前作:
ドラえもん映画『のび太の人魚大海戦』の主題歌を解説!
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次作:
ドラえもん映画『のび太と奇跡の島』の主題歌を解説!
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