2024年12月26日から放送されたNetflix韓国ドラマ『イカゲーム シーズン2』。
全世界で大ヒットを記録したシーズン1の続編。
命を賭けた「ゲーム」で優勝したギフンが、新たな犠牲者を出さないようまたしてもあのゲームに参加する。
- 主演:イ・ジョンジェ
- 監督:ファン・ドンヒョク
賭け事にはめっぽう弱いbeersyです!
世界中で約1億4200万世帯が視聴した大ヒットドラマ。ついに第2シーズンが配信されました!
ギフンはこのゲームを止める事が出来るのか…?
※グロ映像が出たりするので、苦手な人はちょっと要注意!(特に4話)
この記事では、韓国ドラマ『イカゲーム シーズン2』を鑑賞した筆者が、1話ごとに感想とネタバレ解説をご紹介します。(途中まではネタバレ無しなのでご安心を♪)
Netflixドラマ『イカゲーム』のネタバレ・感想を鑑賞者が解説!
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『イカゲーム シーズン2』の評価&感想
- 感動度
- 4
- 脳トレ度
- 5
- 再鑑賞度
- 5
- サプライズ度
- 5
- 話題性
- 5
製作陣はものすごいプレッシャーなのでは?と思うほど、世界中のファンから期待されていたイカゲーム シーズン2。
ネタバレが怖くてここでは何も言えないのですが、筆者は年末を存分に楽しめました!(燃え尽きた…)
今回は前回より、ゲームというよりも人間模様がガッツリと描かれています。
特に、「死」への恐怖がリアルに描かれている事で、視聴者側の緊張感が倍増!!
心理的戦が多くて、人間の欲や臆病な心、善悪、信念とは一体何なのか、本当に守るべきものは何なのか、そういう複雑な気持ちになりました。
俳優さんたちの名演技に圧倒されますよ。
2025年に第3シーズンの配信が決定しているので、もう一周しようと思っています!
『イカゲーム シーズン2』の主要キャラ
※役名/俳優(役の説明)
主要な参加者
- 456番 ソン・ギフン/イ・ジョンジェ(主人公。前回の優勝者であり、このゲームを終わらせるため自ら参加)
- 390番 チョンベ/イ・ソファン(ギフンのギャンブル仲間。唯一ギフンが信頼している友人で、元同僚でもある)
- 222番 ジェニ/チョ・ユリ(ミョンギの子を妊娠している。彼のせいで投資に失敗し、借金返済と子どもの養育費のために参加)
- 333番 ミョンギ/イム・シワン(投資のインフルエンサーだったが、暗号通貨詐欺に遭い破産。彼を信じた者たちから狙われ逃亡し、参加を決めた)
- 120番 ヒョンジュ/パク・ソンフン(元軍人のトランスジェンダー。性転換手術の費用を稼ぐため参加)
- 007番 ヨンシク/ヤン・ドングン(ギャンブルで多額の借金を負い、参加)
- 149番 クムジャ/カン・エシム(ヨンシクの母。息子の借金を返すために参加)
- 388番 デホ/カン・ハヌル(元海軍の青年)
- 246番 ギョンソク/イ・ジヌク(似顔絵画家。白血病の娘・ナヨンの治療費を稼ぐために参加)
- サノス/チェ・スンヒョン(有名ラッパー。ミョンギが薦めた暗号通貨詐欺に遭い、多額の借金を負って逆恨みしている)
- 124番 ナムギュ/ノ・ジェウォン(クラブの支配人。サノスとは知り合い。卑屈な性格)
- 125番 ミンス/イ・デヴィッド(内気な青年。サノスに絡まれる)
- 380番 セミ/ウォン・ジアン(ボーイッシュでクールな見た目とは裏腹に正義感が強く、虐められているミンスを気に掛ける)
- 044番 ソンニョ/チェ・グッキ(アイラインが特徴的な巫女。祈祷師。不吉な予言をして周囲を動揺させる)
運営側
- フロントマン(ファン・イノ)/イ・ビョンホン(黒服を着たイカゲームの支配人。ジュノの兄)
- スカウトマン(めんこ男)/コン・ユ(地下鉄の駅のホームでめんこ勝負を持ちかけ、イカゲームに招待する男性)
- 001番 オ・イルナム/オ・ヨンス(シーズン1でギフンと仲良くなったが、実は主催者で大ボスだった。脳腫瘍で死亡)
- ピンクガード/マスクドマネージャー(□の仮面。ピンクガードの中で1番上。リーダー)
- ピンクガード/マスクドソルジャー(△の仮面。銃で武装し、敗北者に手を下す担当)
- ピンクガード/マスクドワーカー(○の仮面。ピンクガードの中で1番下っ端。死体の処理や設営などを行う)
その他
- カン・ノウル/パク・ギュヨン(兵士を倒し脱北した女性。幼い息子を置いて来てしまい、行方を探している)
- ファン・ジュノ/ウィ・ハジュン(刑事。シーズン1でイノに撃たれ崖から落ちたが、漁師のパク船長に助けられ一命を取り留める)
- キム代表/キム・ボプレ(「陽光キャピタル」代表。元々は取り立て屋だが、ギフンに雇われ協力している)
- チェ・ウソク/チョン・ソクホ(キム代表の部下で理事を務めている)
- パク船長/オ・ダルス(ジュノを助けた船長。ジュノの協力者となる)
以下より重要なネタバレを含みます。
『イカゲーム シーズン2』のネタバレ解説
第1話/パンと宝くじ
娘・ガヨンに会うため、飛行機に乗り込もうとしていたギフン。
しかし、イルナム亡きあとも残忍なあの「ゲーム」が続けられていると知り、来た道を引き返した。
ーー
ギフンは、電話口のフロントマンが自分の居場所を知っていたため、全裸になって探すと、耳の後ろに発信機が付いているのを発見する。
カッターナイフで自らそれを取り出し、戦う事を決意した。
そして、金を貸した者たちがいなくなり(ゲームに参加して死亡)困っていた、取り立て屋のキムに事情を話して金を払い、めんこをするあのスカウトマンを探す。
ーー
フロントマン=兄に撃たれ、崖から落ちてしまったジュノは生きながらえており、病院で目を覚ます。
あの島の事、ゲームの事は上司に報告したが、証拠が無く取り合ってもらえず、また兄の事も話せずに交通課に転属。
しかし、海で助けてくれた漁師のパク船長に事情を話し、独自に島を捜索していた。
ーー
数ヶ月捜索し、キムと部下のウソクがついにスカウトマンを見付ける。
ギフンは「何もせずに尾行だけしていてください」と伝え、車を飛ばして向かったが、途中で警察にスピード違反で捕まってしまった。
新米警官が切符を切ったが、そのパトカーにはジュノも乗っており、ギフンの存在に気付く。
その頃、キムとウソクはスカウトマンを尾行していたが、ギフンの忠告を聞かずに自分たちで捕まえようとする。
しかし返り討ちに会い、どこかの場所で命を賭けた「じゃんけんぽん、どっち引くの」をさせられ、ウソクを守ったキムが死んでしまった。
ギフンはキムに指定された場所へ行ったが、血痕があるものの誰もおらず、あたりを探し回る。
その姿を、スカウトマンがビルの上から見下ろしていた。
その頃ジュノは、キムの事務所を見付け、ギフンがあのゲームのスカウトマンを探している事を知る。
ーー
ギフンが潜伏先のモーテルに帰ると、スカウトマンがいて「ゲームをしましよう」と言う。
そして、銃でロシアンルーレットをし始め、あのゲームに参加した者たちを馬鹿にした。
ギフンは「俺がどんな思いであのゲームから帰ってきたか、お前には一生分からない」と言って引き金を引く。
最終的にギフンが勝利し、スカウトマンは自ら引き金を引いて自爆した。
ギフンの覚悟、心の強さ、信念。シーズン1序盤の時と、同じ男性とは思えない!
そしてコン・ユがいきなり死亡?
1話から緊迫感のあるストーリー展開で、ドキドキしっぱなしでした。
キム兄、めっちゃ良い人だった…。
ウソク役のチョン・ソクホは、2024年にヒットしたドラマ『となりのMr.パーフェクト』のミョンウ先輩役でした。
今回も重要なバイプレイヤーとして大活躍!
第2話/ハロウィンパーティー
銃声に気付いたジュノは、モーテルの中へ突入。
スカウトマンの死体の前にいたギフンを逮捕しようとするが、別の部屋に拘束されていたウソクが現れ、ジュノを殴って気絶させた。
そこでギフンは、ウソクからキムが死んだ事を聞かされ愕然とする。
その後、目を覚ましたジュノとこれまでの事を話し合い、ギフン、ジュノ、ウソクの3人は協力関係となった。
しかしジュノは、兄・イノがフロントマンだった事は伏せている。
ーー
ジュノは病気で亡くなったイノの妻の命日に墓参りに行き、母の元へ寄る。
ジュノはイノから腎臓を貰った過去があるが、イノの妻は金銭的な理由で高度な治療が出来ずに亡くなっていた。
それからイノは、あのゲームの世界へと行ってしまったらしい。
ーー
1歳の息子を置いて脱北したカン・ノウルは、ブローカーに大金を渡し探してもらおうとする。
しかしブローカーは「北朝鮮で生存している可能性は低い。忘れろ」と言って、金を受け取らず断った。
ノウルは遊園地で着ぐるみのバイトをしており、園内にいる似顔絵描きの娘・ナウルに可愛い手紙をもらう。
しかし、彼女の白血病が再発したと知り心を痛めていた。
ナウルの父親・ギョンソクは、ナウルに高額な自費治療をさせるため、あのゲームに参加する事を決意。
また、車で寝泊まりするノウルの元にも謎のスカウトマンが現れ、○△×が描かれた招待状を渡す。
ノウルは指定された場所のコンテナ内の部屋に入り、用意されたマスクを被った。
それは、運営側の兵士・ピンクガード(△)の服だった。
ーー
歯にGPSを仕込んだギフンは、ウソクが集めた殺し屋の精鋭達を護衛に付け、スカウトマンが持っていた招待状に記載されているクラブへ。
するとピンクガード(□)が現れ、ギフンはリムジンへ乗り込んだ。
スピーカーからフロントマン(イノ)の声が聞こえてきたため、ゲームをやめろと説得してみる。
しかしフロントマンは頑として聞かず、ギフンは「ゲームに参加させろ。お前らの思う通りにはいかない」と言った。
フロントマンはそれを承諾し、車内に睡眠剤を放つ。
ジュノとウソク達はリムジンを追ったが、ピンクガードにタイヤを撃たれ追跡不能となってしまった。
ノウル〜そっちか!!今回は運営側のストーリーも描かれて行くようですね。
イルナムは主催者の1人に過ぎず、本当の大ボスがまた存在するのか?それがイノなの??
ナウルちゃんの話もうまく組み込まれそうで、それぞれのキャラから目が離せません!
第3話/001
目を覚ましたギフンが見たものは、あの時と同じ光景。
番号を付けたジャージを着せられた人々が集まっており、ギフンは以前と同じ「456」を付けられていた。
そしてあの時と同じく状況を説明されるが、今回は1ゲームごとに続行か中止かを選び、多数決で決められると言う。
署名したあと各々写真を撮り、第1ゲーム「だるまさんがころんだ」が始まった。
その頃、ジュノ達はギフンの歯の発信機を頼りに船長の船で島へ行くが、すでに歯は取り外されており見つける事が出来ない。
どこからか、情報が漏れているようだった。
外界との接点が絶たれた事を知ったギフンは、意を決してゲームに挑む。
ーー
ギフンは先頭に立ち「動いたら殺されます!絶対に動かないように!」と忠告する。
しかし無惨にも、動いてしまった何人もの人たちが撃たれて行った。
人々を射殺しているピンクガードの中には、ノウルがいる。
彼女は表情を変えずに動いた人々を殺して行くが、その中にギョンソクがいるのを発見し、彼だけは撃つ事をやめた。
そんな中、ギフンはなんとか第一ゲームをクリアする。
ーー
ベッドのある部屋に戻った参加者達は、ゲームの賞金額を聞いてゴクリと唾を飲み込む。
するとギフンが、自分がこのゲームの前回の優勝者である事を明かし「このまま続けたら1人残らず死ぬ事になります!皆さん、ここで止めて帰りましょう!」と説得を試みて、「ゲーム続行or中断」の多数決を取らせる。
しかし、同点になったものの最後の一人が「続行」ボタンを押してしまい、ギフンは気落ちした。
その最後の一人、前回の主催者のオ・イルナムが付けていた「001」は、フロントマンのイノだった。
イノ参戦!イルナムと同じ事をするんだ…。
ギフンは彼の正体を知らないし、視聴者側からするとハラハラしてもどかしい気持ちになりますね。
それにしても、ギフンの形相がすごい。
口を腕で塞いでの第一ゲーム、超かっこよかった!
第4話/6本の脚
イノは、韓国語で01番を示す「オ・ヨンイル」と名乗り、ギフンに「助けてください」と言って接触する。
ギフンは「第2ゲームはカルメ焼きの型抜きです」と言って、三角がやりやすいと教えた。
それを聞いた100番の年配男性イム・ジョンデが「それを全員に伝えたら全員が助かってしまって、賞金が増えないじゃないか。この話はここにいる人だけの話にしよう」と言う。
しかしギフンは「私はここにいる人たちを助けるために来たから、次のゲームが発表されたら全員に言います」と断言。
ジョンデたちは舌打ちをして去って行ったが、イノは夜にもギフンに話しかけ、自分には(本当はすでに亡くなっているが)妻子がいる事、だから「あなたの言う事は分かるけれど金が必要なんです」と涙ながらに話した。
ーー
ゲームに負けた遺体は、闇医者によって臓器を取り出され売られるが、闇医者は「今回はすでに死んだ者が多く、臓器が使い物にならない」とボヤく。
それに加担しているピンクガードは急所を外して撃っているはずだが、11番のピンクガード・ノウルがトドメを刺しているらしい。
臓器売買を行なっている部隊長はノウルを呼び、「お前がトドメを刺しているのか。もう7年の付き合いだな。子供を探しているんだろう?気持ちが変わったのか?ボスにはバレないようにするから大丈夫だ」と話す。
ノウルは北朝鮮の兵士を銃殺して脱北したあと、部隊長に助けられ運営側の人間となっていたのだ。
しかしノウルは「希望の無い人を、苦しませず殺すのが任務だと聞いてここまでやって来ました」と言って、部隊長の命令に背く。
ーー
第2ゲームが始まった。
しかしそれはカルメ焼きではなく、5人でチームを作り5人6脚で歩き、5個の子供のゲーム(メンコ、碑石打ち、コンギ遊び、こま回し、チェギ蹴り)を5分以内にこなす…というものだった。
ジョンデたちは「騙したな!」とギフンを責め立てるが、イノは「私はあなたを信じます」と言ってギフンに微笑みかけた。
そしてギフンは、海兵隊出身で昔からの友人チョンベ、同じく海兵隊出身の青年デホ、妊婦のジュニ(父親は暗号通貨詐欺で破産した元インフルエンサーのミョンギ)、イノの5人でチームを組む。
その後ゲームが始まったが、極限状態でゲームを行うのは至難の技であり、1番目の2チームは双方制限時間をオーバーし、10人が参加者の目の前で銃殺された。
ノウルの過去が明らかになり、参加者達のバックボーンも色々描かれていました。
注目すべきは妊婦のジュニと、ダメ息子を持つクムジャ母さん。
なんだか悲しい事になりそうなフラグが立っています。私また号泣してしまうかな…。
第5話/もう一勝負
2番目に行う2チームは、あまりの恐ろしさに震えていた。
その2チームのうちの1つは、ギャンブルの借金まみれのヨンシク、その母クムジャ、大人しく弱々しい女性ヨンミ、怪しげな巫女のソンニョ、そして特殊部隊出身でトランスジェンダーのヒョンジュの5人。
連続して失敗してもヒョンジュが中心となり、互いに励まし合って、なんとか残り1秒でゴールを決める。
参加者達は自分の事のように喜び、大盛り上がりとなったが、やはりゴール出来ないチームはどんどん殺されて行く。
そんな中、ギフン達も制限時間ギリギリでクリアした。
ーー
残った参加者達は「結構残ってるじゃねぇか…賞金はいくらになるんだ」とボヤいたり、戻って来た者を労ったりしていた。
一方ノウルは、部隊長の部下のピンクガード2人に襲われ「次に俺たちの仕事を邪魔したらどうなるか分かるな」と脅されていた。
ーー
二回目の投票が行われた。
〇(続行)を押す者が多くなった時、ギフンより先にイノが全員の前で説得したが、今回は約20票差でゲームの続行が決定する。
〇を押した全ての人が、今外に出ても後のない崖っぷちの人間ばかりなのだ。
信用していたチョンベも裏切って〇を押し、気落ちするギフンの後ろ姿をイノが見つめていた。
ーー
ギフンは「今夜暴動が起きて誰かに襲われるかもしれない。前回はそれで数十人が死にました」と同じチームのメンバーに伝え、ベッドで要塞を作り順番で見張り役を立てる。
その夜は何も怒らなかったが、ギフンとチョンベが仲良く語り合っているのを、イノが聞いていた。
一方、ヒョンジュのチームも親睦を深めて行く。
また、夜中にトイレで「怖い」と泣くジュニを、妊娠に気付いていたクムジャが優しく抱きしめていた。
ーー
第3ゲームが発表される。
それは「マッチゲーム」というゲームで、メリーゴーラウンドのような円盤の上に立ち、発表された人数でグループを作って、30秒内に各部屋に入ってドアを閉めればクリアというものだ。
先ほどのチームで固まっている参加者たちは、発表された人数によって臨機応変に動こうと相談をしていた。
そして、陽気な音楽と共に円盤が回り始める。
イノが親友同士のギフンとチョンベの話を聞いていたから、そこを対決させるとかになりそう。
金が無く妻子を失ったイノは、もはやジュノが知っている情のある兄ではないのでしょう。
ヒョンジュたちのチームもバラバラになって行くのか。
夢のある明るい歌が、今は不気味な音にしか聞こえません。
第6話/〇 ×
10人、4人、3人、6人、7人、2人…。
ドアを取り合ったり、押しのけて部屋に入ったりして、ヨンミが脱落した。
また、2人と言われた際チョンベとイノが部屋に入ると、1人入っており揉めた末、イノがその1人の首の骨を折って殺害する。
第3ゲームではかなりの人数が減り、賞金は3億6千ウォンに。
賞金が増えた事もあって、かなりの人数が続行しない(×)に傾いた。
ーー
一方ジュノ達はそれらしい島を見つけ、殺し屋たちが捜索に行く。
しかしそれは罠であり、島にあった扉を開けようとすると爆発が起こった。
1人が死に、パク船長は引き返そうとするが殺し屋の1人が「無駄死にはさせない」と言って続行しようとする。
しかしウソクは「こっちの動きが筒抜けなんじゃ…」と懸念し、ジュノは携帯の使用を禁じ、無線の周波数も変えた。
ーー
×が49、〇が50で最後はイノ。
チョンベはイノの事が恐ろしくなって、彼が殺人をした事をギフンに言おうとしたが、イノは×を押したため「この場所が悪いんだ」と自分に言い聞かせ伝えられなかった。
投票は同数となったため、翌日再投票が行われる事に。
さらに食事はキンパ1つになり、ストレスも溜まったためトイレで暴動が起き始めた。
そんな中ギフンは、キンパの中にフォークが入っている事に気付く…。
うわぁ〜!前回で個人的に1番エグかったなぁと思う、「スペシャルゲーム・暴動、殺し合い」が始まるのか。
ヨンミが脱落したものの、主要メンバーがまだ生き残っているので、これからが怖い。
そしてイノもどこで本性を表すのか、本当に怖い!!
第7話(最終話)/敵か味方か
男子トイレで暴動が起き、ミョンギがサノスに首を絞められ、隠し持っていたフォークで首を刺す。
それをきっかけに〇と×の激しい喧嘩が始まり、数名が命を落とした。
残った人数を数えてみると、〇の人数が少なくなったため、ギフンは×の彼らが殺しに来ると断言する。
イノは先制攻撃をかけようと提案したが、ギフンは「ゲームを作ったやつら、ボスはこの上の階にいる。ピンクガードから銃を奪い運営側に奇襲をかけましょう。攻撃が終わるまで、何があってもベッドの下から出てはいけません」と提案。
イノが「大義のために、小さな犠牲には目を瞑るのですか?」と聞くとギフンは「このチャンスを逃したら、もっと大きな犠牲が出る」と話した。
ーー
一方ジュノたちの船。
豪雨の夜中、殺し屋の1人が目を覚ますと、何やらパク船長が捜索用のドローンをいじっている。
「何をしているんですか」と問い詰めると、船長は突然彼をナイフで刺し海に投げ捨てた。
物音がしたためウソクが起きたが、船長は「波が甲板を打ちつけた音だよ。早く寝な」と言って誤魔化した。
ーー
夜、寝静まった頃予想通り暴動が起き、多くの×派が殺される。
ミンスはセミがナムギュに襲われ刺されているのを見るが、恐怖で動けず何も出来なかった。
セミは首から大量に血を流し、絶命する。
ギフンたちは、目の前で殺されて行く人を見ながら、グっとこらえてベッドの下で収まるのを待った。
その後運営側が制圧に来ると、死体のフリをしてピンクガードを襲い銃を奪う。
有志を募り、上を倒しに行こうとするが、イノだけは複雑な表情でギフンを見ていた。
モニターで様子を見ていた部隊長は全兵士を集め「絶対に管理区域には入れるな」と指示をする。
特殊部隊にいたヒョンジュが率先して銃の扱いを教え、監視カメラを壊しつつ兵士を倒し前に進んだ。
そして、ギフンとチョンベが監視室へ向かうが、弾倉が底を尽きそうになり、ギフンがイノに援護を頼んだ。
ーー
デホが部屋に戻り、死んだピンクガードの服から弾倉を集める。
しかし集めたところで恐怖におののき、ギフンたちの元に戻る事は出来なかった。
中々戻って来ないデホを心配し、ヒョンジュが様子を見に戻ったが、デホはベッドの後ろの方で「ごめんなさい…」と怯えている。
一方、イノは男性2人を連れ後ろからピンクガードを撃とうとしたが、裏切って男性2人を射殺し、無線で「処理しろ」と指示を出した。
ーー
ヒョンジュが弾倉を持って戻ろうとすると、部屋に大勢のピンクガードが現れる。
それでも立ち向かおうとしたが、クムジャに「ここで死んではだめ」と止められ断念した。
有志の中にはギョンソクもいたが、降参したにも関わらず射殺される。
イノはギフンに無線で「作戦失敗です…」と言い、銃声を聞かせ自分が死んだと思わせた。
そしてギフンとチョンベも弾が尽き、手を挙げて降参する。
するとフロントマン(イノ)が現れ「456番、ヒーローごっこは楽しかったか?見ろ、お前のヒーローごっこの結末を」と言って、チョンベを射殺した。
ギフンはチョンベの亡骸にすがりつき、場内には慟哭が鳴り響く…。
筆者の考察・感想
うう〜ん。ギフンの「運営を止めたい」という想いは分かるのですが、やはり「ここにいる人を守りたい」と言って潜入したのに、ちょっと考えがそれこそ「人々を救い悪に立ち向かうヒーロー」的なものに変わってしまったのかな?と残念に思いました。
でも、ギフンて元々ダメンズだったし、あまりにヒーロー過ぎても違和感があるので「これが現実」として描かれたのでしょう。
イノも同じような思いなのだろうか?「大義のために犠牲を払うのか」と聞いた際、複雑な表情をしていたような気がしました。
…結局は協力してくれた有志たちが大勢死に、チョンベという唯一の親友も死んで、運営を殺すと大口を叩いて行ったのに、失敗した上に自分は生き延びてあの部屋に戻る。
今後ギフンにとって、死ぬよりもしんどい状況になると思います。これがイノの狙いなのか…。
(ていうか、ギフンはオ・イルナムと同じ001を付けたイノを、怪しいと思わないの?)
絶望的な状況で、彼は今後どう乗り越えて行くのか?
ーー
善悪の葛藤や恐怖が渦巻く中、一貫して「善」だったのが戦争を生き抜いたクムジャ母さん。
弱き者を助け強き者に屈せず、息子を信じ続けるブレない姿勢が素敵でした!
彼女がいるからこそ、ギフンの粗が目立ってしまったのかなと思います。
シーズン3で死んじゃったら、きっと号泣どころの騒ぎじゃないな…。
ーー
一方、ギョンソクも撃たれてしまいましたが、なんとなくまだ生きているような。
撃ったピンクガードがやたらアップで映っていたので、あれはノウルなのではないでしょうか?
(彼女もまた、ナヨンを助けたいという気持ちと、死への恐怖と戦っている様子だったので)
シーズン1でオ・イルナムがゲームに負けた時、撃たれた瞬間が映っておらず結局生きていたのですが、今回もギョンソクの後ろ姿しか映っていないので、彼も生きている可能性が高いと思っています。
でもあそこで命が助かったとしても、臓器を取られてしまうしなぁ…。
もし急所を外すなり、空砲にすり替えていたりして助けたのだとしたら、ノウルがどうやって彼を島の外へ逃すのかが楽しみです。
ギョンソクとノウルのストーリーは、シーズン3でもガッツリ描かれそうですね!
ーー
薬物中毒に陥っているナムギュも何をしでかすのかが怖い!今後、ミンスがセミの敵討ちをするのかな。
セミ姉さんはもっと活躍してくれると思っていたので、無惨に刺されて行くのが辛かった。
そしてジュノたちに関しては、あまり進展が無かったですね。
パク船長は命じられてジュノを助けたのでしょうか。それとも借金があって脅された?
どちらにせよずっと怪しかったので、裏切りには驚きませんでした。(というかなぜジュノは気付かない?)
このチームもシーズン3でどう運営に迫って行くのか、期待大です!早く助けに来ておくれ。
今回はシーズン3への伏線が散りばめられる展開で、しかも絶望的な状況になってしまい、スカっとして年越しをする事は出来ませんでした。
でも、続編が2025年に配信されると決定しているので、それを楽しみに続報を待ちましょう!!