映画『ハッピー・デス・デイ 2U』で流れる11曲をシーンごとに解説！

2019年7月12日公開の映画『ハッピー・デス・デイ 2U』は、ホラーコメディで、監督はクリストファー・ランドン、主演はジェシカ・ローテ。前作の続編で、大学生トリー（ジェシカ・ローテ）がまたも殺人鬼に狙われます。タイムループの謎を解くため奮闘する中で、自らの選択が世界に与える影響を描く、笑いとスリルが絶妙に融合した作品です。

この記事では、映画『ハッピー・デス・デイ 2U』で流れた音楽11曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

『ハッピー・デス・デイ 2U』で流れた曲とは？

ライアンが車で目覚めるシーン

La Bamba

ライアンが車で目覚めるシーンで流れた曲は、『La Bamba』です。

寮の外で車中泊をしていたライアン。通り過ぎていく車が「パパパラパッパパッパ」と音を鳴らしていましたね。米フィールド大学の寮に戻るために犬に吠えられたり、ぶつかられそうになったり…普通のシーンに見えますが、ループした際も同じシーンが流れていくのに注目です。

「ラ・バンバ」のリズミカルで覚えやすい旋律は、車のクラクションやメロディホーンとして使われることもありますよ。

※この曲がライアンが殺されてループして目覚めた時も流れます

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ライアンが廊下を歩いていくシーン

Langhorne Slim and The law - Bad Dreams

ライアンが廊下を歩いていくシーンで流れた曲は、Langhorne Slim and The lawの『Bad Dreams』です。

ライアンが寮の廊下を歩いているとトロンボーンを吹いている人がいて、そこから少し歩いていくと今度は部屋から音楽が少し聞こえてきました。ロック調のアップテンポな曲はノリが良さそうです。

そのままカーターと一緒の部屋に戻りますが…すぐに出ていくよう言われてしまうのでした。研究室に呼ばれて驚きのマシンを目の当たりにする展開まで目が離せません。

※この曲がライアンがループされた後も同じシーンで流れます

シシーが起動するシーン

Adriana Kohútková and Denisa Slepkovská with the Symfonický orchester - Flower Duet from Lakmé

シシーが起動するシーンで流れた曲は、Adriana Kohútková and Denisa Slepkovská with the Symfonický orchesterの『Flower Duet from Lakmé』です。

トリーはライアンにループが移ったと確信し、殺人犯が誰なのかを確かめていくのにハラハラ！ループの原因となったマシン（シシー）が起動してしまい、スローモーションの演出へ…その際に幻想的な女性ヴォーカルの歌とゆっくりとした音楽が流れました。

トリーたちが吹き飛ばされ、ブラックアウトすると…トリーのループが再び始まります。 ※上記の動画は同じ曲の別の人が歌っているバージョンです

トリーが再びループして朝を迎えるシーン

The Trak Kartel - Busy Day Birthday

トリーが再びループして朝を迎えるシーンで流れた曲は、The Trak Kartelの『Busy Day Birthday』です。

トリーがカーターの部屋で目覚め、特徴的な歌と音の組み合わせの着信音が…9月18日月曜日と書かれたスマホを取り上げ、鬼のような形相を浮かべるのが怖いですね(笑)

ライアンを呼び出し、またループを繰り返し始めたと八つ当たりするように言い放つ剣幕が凄まじかったです。

トリーが大学の庭を歩いていくシーン

99 Bottles Of Beer

トリーが大学の庭を歩いていくシーンで流れた曲は、の『99 Bottles Of Beer』です。

ライアンにマシン（シシー）を使ってもらい、トリーは元の世界（次元）に戻りたいと言って出発！大学の庭を怒り満点で通り過ぎていくトリー…学生が26時間歌わされている横を通り過ぎる際に、トリーが「うわぁああ！」と叫び散らかすのも恐ろしかったです。

学生たちが歌っていた「99 Bottles of Beer」は、アメリカの伝統的なカウントダウン形式のフォークソング。シンプルな歌詞と繰り返しのメロディが特徴です。

トリーが寮に戻るシーン

Lip B - Số Nhọ

トリーが寮に戻るシーンで流れた曲は、Lip Bの『Số Nhọ』です。

トリーは寮に向かい、寮の前の階段で座っていたエミリーはポップ爽やかな歌を聞いていました。かわいげに手を振って挨拶をしますがトリーは目もくれません。そうして部屋に戻ると、毒入りケーキは用意されていなかった…前のループと違うことがわかり、混乱していく様を見守りましょう。

「Số Nhọ」は、ベトナムのガールズグループLip Bが2016年にリリースした楽曲。タイトルの「Số Nhọ」は「不運」を意味し、歌詞では日常生活での不運な出来事がコミカルに描かれていますよ。

ダニエルがカーターにキスするシーン

David Parry / London Philharmonic Orchestra / London Philharmonic Choir - Carmina Burana, Pt. 1, Fortuna Imperatrix Mundi: No. 1, O Fortuna

ダニエルがカーターにキスするシーンで流れた曲は、David Parry / London Philharmonic Orchestra / London Philharmonic Choirの『Carmina Burana, Pt. 1, Fortuna Imperatrix Mundi: No. 1, O Fortuna』です。

ダニエルが悠々と現れ、カーターにキス！絶望的な音楽が流れ、トリーは信じられないという面持ちでその状況を見ますが…彼女にとってカーターは恋人だと思っていたので無理もありませんよね。

色々と変化のあるループが開始される中、トリーは母親が生きてることも知ったり、病院でマスクを付けた者に襲われたりするのに注目です。

※上記の動画は他の演奏者によるものです

トリーが自殺してループを繰り返すシーン

Paramore - Hard Times

トリーが自殺してループを繰り返すシーンで流れた曲は、Paramoreの『Hard Times』です。

実験結果を一つずつ試すため、トリーはループを繰り返す！女性ヴォーカルのクールな雰囲気のある力強い歌が流れる中、除外アルゴリズムがホワイトボードに書かれていきます。

ポップな曲調と共にトリーが感電死、トイレ用の洗剤を大量に飲んで自殺、落下死などなど…。材木処理の車に突っ込むのが特に恐ろしかったですね。音楽が無ければ見てられない一連のシーンでした。合間に両親との平和な会話があったのは救いですね。

トリーの父がケーキを持って歌うシーン

Happy Birthday

トリーの父がケーキを持って歌うシーンで流れた曲は、『Happy Birthday』です。

トリーは母親との別れを決意し、ステキな会話を最後に…親子の絆を感じさせる中、父親がテラス席に誕生日ケーキを持ってきます。「ハッピバースデートゥユー」と歌いながらトリーたちの元に歩いていくのが良かったですね。

トリーが元居た次元（世界）に戻れば母親はおらず、その代わりにカーターとの恋仲を取り戻せるという設定が考えものだなと思いました。

カーターに着信があるシーン

James Blunt - You’re Beautiful

カーターに着信があるシーンで流れた曲は、James Bluntの『You’re Beautiful』です。

研究室へ忍びこむ作戦を立てる中、カーターのスマートフォンに着信があります。「You’re Beautiful」と繰り返す男性ヴォーカルの歌が流れ、ダニエルからの着信だということに色々と思うことがありますが… 。

ダニエルがこの着信音を設定したと言っていましたが、まぁ、彼女らしいですね。その後、トリーはダニエルをおそらく脅し（男を連れ込んでいた件ですかね）て、ブロンソンの気を引いて鍵を盗む作戦を見守りましょう

エンディング

Lizzo - Stayin Alive

エンディングで流れた曲は、Lizzoの『Stayin Alive』です。

病院での殺人を阻止し、カーターとの恋仲を取り戻したトリー！今度こそハッピーエンドが迎えられて良かったです。エンディングでは「Stayin' Alive！」と明るく高らかな女性ヴォーカルの歌が流れました。

トリーが死にかけつつも（死んでループを繰り返したりもしましたが）、母への思いに決着をつけられ、恋人も取り戻すという流れは2作通して見て良かったなと思いました！エンディング後のワンシーンで、シシーが使われるのにも笑ってしまいました。

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