2025年11月21日公開の映画『果てしなきスカーレット』。
細田守監督によるアニメ映画。父を殺された王女スカーレット(声:芦田愛菜)が復讐に敗れ、《死者の国》で現代日本の看護師・聖(声:岡田将生)と出会います。冷酷な叔父クローディアス(声:役所広司)らとの戦いの中で、復讐か生きる意味かの選択を迫られる物語です。
この記事では、映画『果てしなきスカーレット』で流れた音楽のうち3曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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『果てしなきスカーレット』で流れた曲とは?
キャラバンが歌い、踊るシーン
Kumu Hula - Iokepa Lōpaka Ka'ō'ōnuku'umu Igarta-De Vera - NOSTALGIA
キャラバンが歌い、踊るシーンで流れた曲は、Kumu Hula - Iokepa Lōpaka Ka'ō'ōnuku'umu Igarta-De Veraの『NOSTALGIA』です。
クムフラ Iokepa Lōpaka Ka'ō'ōnuku'umu Igarta-De Vera が歌うこの曲は、キャラバンらしさがありましたね。砂原のような、地獄のような場所で過酷さを感じさせる中、キャラバンが歌と踊りを大事にしていたようにも思えました。
スカーレットと聖(ひじり)がキャラバンと出会い、食事などを共にするシーンの中で歌と踊りに参加するのが印象に残ります。と言っても、キャラバンの人たちに優しく、誠実に接していた聖が彼らに受け入れられ、踊るように促されたのですが。
踊り手をマネするように努めた聖ですが、笑われてしまってほのぼのしました。
スカーレットが別の世界で生きる自分を見るシーン
Maya & 松田歩(離婚伝説) - 祝祭のうた
スカーレットが別の世界で生きる自分を見るシーンで流れた曲は、Maya & 松田歩(離婚伝説)の『祝祭のうた』です。
スカーレットが傷ついて気を失った際に、別の時間軸(世界)で生きる自分を見た際にお祭りを思わせるような賑やかな曲が流れます。聖の生きる現実世界の渋谷駅前を思わす場所にて、多くの人が踊っていましたね。
中心にはスカーレットと聖の姿があり、華麗に踊っていたのが印象的。歌と相まって軽快な雰囲気もありました。スカーレットは聖に「踊りが上手かった」と言い、この2人が幸せに生きる別の可能性もあったのだなと感じます。
※この歌は聖の登場時に歌っていたのと同じかも?
エンディング
芦田愛菜 - 果てしなき
エンディングで流れた曲は、芦田愛菜の『果てしなき』です。
復讐しか考えてこなかったスカーレットが平和を願う心優しき王女となった映画のラスト。その柔らかで優しい姿を思わせる歌がエンディングで流れました。
人は何のために生きるのか?という問いを思わせつつ、静かな希望と祈りを感じさせる曲でしたね。スカーレットはきっと争いを減らし、子供たちが死なないよう尽力していった…そうして生まれ変わって聖と幸せに生きたのかもしれないなと個人的には思いました。
