1998年12月12日公開の映画『アルマゲドン』。
アメリカの映画。
主演:ブルース・ウィリス。監督:マイケル・ベイ。
この記事では、映画『アルマゲドン』で流れた音楽14曲をご紹介します。
『アルマゲドン』で流れた曲とは?
男性が犬と散歩しているシーン
Jon Bon Jovi - Mister Big Time
男性が犬と散歩しているシーンで流れた曲は、Jon Bon Joviの『Mister Big Time』です。
1998年にリリース。
ジョン・ボン・ジョヴィは、アメリカのシンガーソングライターで、ロックバンド・ボン・ジョヴィのボーカル。
※ネタバレ有り
オープニング、スペースシャトルが隕石によって破壊されるという超ショッキングな映像が流れ、物語は始まります。
この映画を初めて観た時はまだ中学生だったので、かなり心臓に来ましたね…。
得体の知れない何かに怯え、為す術もなく立ち尽くす大人たちに愕然とした記憶が。
この映画、かなり怖いなと思いました!
ですが、その後アメリカのコメディアンであるエディ・グリフィンと可愛いわんこが登場し、ちょっと和みます◎
チャカチャカ歩くわんこと、大事そうにあるくエディが可愛い♪
怖いだけではなく、ちょっとしたコメディも用意してくれているであろう展開に安心しました。笑
ここで流れる曲は、ジョン・ボン・ジョヴィの「Mister Big Time」
ギターとベースがメインで、ハスキーな高音ボイスがまさにロック!なアガる楽曲です♪
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犬を連れた男性が、大柄な男性と喧嘩しているシーン
Patty Smyth- Wish I Were You
犬を連れた男性が、大柄な男性と喧嘩しているシーンで流れた曲は、Patty Smythの『Wish I Were You』です。
1998年にリリース。
パティ・スマイスは、アメリカのロック・ポップスシンガー。
大柄な男性が、自分のゴジラグッズをわんこに噛まれ激怒!
(この大きい人サモア人かな?髪型やガタイがそんな感じですよね。)
それを飼い主の男性が逆ギレするけど、いやどう見ても飼い主の過失では。笑
…とは思うのですが、男性同士喧嘩になってしまったシーン。
でもそれも長くは続かず、たくさんの隕石が降って来て辺りは一変します!
こんなの…怖過ぎるでしょ!!!割とトラウマになる場面です。要注意。
この喧嘩をしている最中に、うしろでうっすらと流れているのは「Wish I Were You」
女性ボーカルの声がハスキーで、全体的に爽やかなポップス。
とても聴きやすく素敵な楽曲なのですが、作中ではほぼ存在感がありません。笑
もったいないので個別に聞いてみてください♪
日本人観光客とタクシーの運転手が会話するシーン
Shawn Colvin - When The Rainbow Comes
日本人観光客とタクシーの運転手が会話するシーンで流れた曲は、Shawn Colvinの『When The Rainbow Comes』です。
1998年にリリース。
ショーン・コルヴィンは、アメリカのシンガーソングライター。
日本人らしき観光客がタクシーに乗っており、あたりの状況に驚きながらも観光したいとゴネているシーン。
ここでは我らが永遠のアイドル、聖子ちゃんがカメオ出演していますよ!!
なんでも、当時映画の巨大市場と言われていた日本での話題作りのために、お声が掛かったのだとか。
しかし、若いね〜!!くるんと巻いたカールヘアがすごく可愛い。笑
聖子ちゃんはここのみの出演ですが、日本人としては嬉しいポイントです♪
タクシーの中で聞こえないくらい小さく流れているのは「When The Rainbow Comes」
先ほどの「Wish I Were You」くらい存在感が消されている。笑
こちらも爽やかなポップスでドライブにピッタリ!なので、ぜひ聞いてみてください♪
ハリーが石油採掘場でゴルフをしているシーン
ZZ Top - La Grange
ハリーが石油採掘場でゴルフをしているシーンで流れた曲は、ZZ Topの『La Grange』です。
1973年にリリース。
ZZ Topは、アメリカのスリーピース・ロック・バンド。
18日後に地球が滅びる…!衝撃的なストーリー展開。細菌すら生き延びれないとは…。
恐竜が滅びた時の(諸説ありますが)隕石とはケタが違うらしい。でもありそうで怖いですね。
そして、その後やっと登場するのは、物語の主役であるハリーを演じるブルース・ウィリス!!
石油採掘に反対をしている船に向かって、ゴルフボールを打ち込んでいるシーンです。
ワイルドですね〜ほんとシブい俳優さんです。引退してしまったのがとにかく悔やまれますね。
ここで流れるのは「La Grange」
低音のシブい歌声とエレキギターがカッコ良くて、石油採掘という男らしい職業を表しているかのよう。
ワイルドなハリーの登場にマッチしたロックミュージックです♪
アメリカ政府がハリーの部下達を連行するシーン
Aerosmith - Come Together
アメリカ政府がハリーの部下達を連行するシーンで流れた曲は、 Aerosmithの『Come Together』です。
1978年にリリース。
エアロスミスは、アメリカのロックバンド。
地球の危機を救う方法は、隕石を掘り内部に核を設置、中から隕石を壊す方法のみ。
ということで、掘削のプロであるハリーが招集され、ハリーが信頼のおける部下たちも呼び集めるシーン。
まぁ、アクの強い面々が勢ぞろい。笑
その前にはベン・アフレックが演じるAJ、リヴ・タイラー演じるグレースも登場します。
ちなみに、リヴ・タイラーのパパはエアロスミスのボーカルである、スティーヴン・タイラー。
自慢の父娘ですよね!素敵過ぎる…。大きな口元が一番似てるかも。笑
ハリーの部下たちがそれぞれ連行されるシーンで流れる曲は「Come Together」
タイトルの通り「共に行こうぜ!」なシーンにマッチした、ロービトのギターロックです♪
ハリーの部下達が適性検査を受けるシーン
Curtis Mayfield - Pusherman
ハリーの部下達が適性検査を受けるシーンで流れた曲は、Curtis Mayfieldの『Pusherman』です。
1972年にリリース。
カーティス・リー・メイフィールドは、アメリカのミュージシャン。
ハリーと共に、部下たちも宇宙へ!そのための適性検査を受けるシーン。
宇宙に行くには、心身ともにかなり厳しいチェック項目をクリアーしなければならないと、かの富豪であるM澤さんが言っていました◎
特に精神やられそうですよね…筆者はビビリなので絶対に無理です。飛行機ですら怖い!!
作中の部下たちも、メンタル・肉体的に落第点。それでも体力はクリアーなので合格に。いくら有事でもコレええんか?笑
ここでは、それぞれのキャラの性格などがサクっと理解出来る場面なので、見どころポイントの一つだと思います。
中でもロックハウンドは、マサチューセッツ工科大学で地質学と化学の博士号を取得したほどの頭脳の持ち主。
その個性的な顔立ちとキャラクターは、ストーリーの中にスパイスを効かせる美味しいポジションですよね!
適性検査のシーンで流れている曲は「Pusherman」
ベースの重低音と高い歌声がとてもよくマッチしている、少々R&Bも入った軽やかなジャズです♪
ハリー達が訓練や整備をしているシーン
Aerosmith - Sweet Emotion
ハリー達が訓練や整備をしているシーンで流れた曲は、Aerosmithの『Sweet Emotion』です。
1975年にリリース。
ついに宇宙飛行士としての訓練開始!
プールに入ったり、掘削する機械「モンスター・アルマジロ」に悪態をつきイジりまくるシーン。
鬼教官によりめちゃくちゃな飛行訓練にも参加し、洗礼を浴びます。
トンデモ野郎たちですが、きちんと適応しているあたり素晴らしい!果たして無事に出発出来るのでしょうか?
愛着が湧きまくっているので、みんな無事に帰還して欲しいです。
訓練中や「モンスター・アルマジロ」の整備をしているシーンで流れているのは、エアロスミスの「Sweet Emotion」
静かに始まりだんだんと盛り上がって、最後は結構ハードな曲調になります。
冒頭が神秘的な雰囲気で、未知の世界に飛び立とうとしているシーンにマッチした、エアロスミスらしいロックですよ♪
ハリーの部下たちが、自由時間を得るシーン
Bob Seger & The Silver Bullet Band - Roll Me Away
ハリーの部下たちが、自由時間を得るシーンで流れた曲は、Bob Seger & The Silver Bullet Bandの『Roll Me Away』です。
1983年にリリース。
アメリカのロックミュージシャンであるボブ・シーガー&共同作業者であるバンドの曲。
みんな連日の訓練でヘトヘト。メンタルもまずいぞってことで、10時間の自由時間を設けることに。
みんな大はしゃぎで訓練場を出て行くシーンです。
そりゃそうですよね、いきなり招集されて世界を救うために宇宙へ行けって…おかしくもなる!!
それに気付いたハリーはさすが。交渉ではなく命令に近い形で、休息する時間を得ました◎
そして、自由になったロックハウンドは何やらお金を借りているもよう。
なんだかはっちゃけてしまいそうで心配ですね。笑
みんなを乗せた車が外に出て行くシーンで流れるのは、ロックの殿堂入りを果たしたボブ・シーガーの「Roll Me Away」
力強いシャウトが素敵!ピアノも入ったポップなロックです♪
AJとグレースが共に過ごすシーン
Aerosmith - I Don't Want To Miss A Thing
AJとグレースが共に過ごすシーンで流れた曲は、Aerosmith の『I Don't Want To Miss A Thing』です。
1998年にリリース。
やっと訪れた休息、AJとグレースが思いっきりイチャコラするシーン。
クッキー使って何してんですか。笑
それはさておき。口には出さないけれど「これが最後になるかもしれない」という大きな不安と、二人でいる幸せを噛み締めているような、切なくも愛情がたっぷり感じられる場面です◎
ハリーがなんと言おうとこの二人は大丈夫な気がするよ!!
そして、チックは別れた妻と息子くんのところへ。
息子くんは父親のことを知らされておらず、この人は?と聞きます。
その時のチックの表情が切なくて切なくて。
奥さんに今までのことを謝罪し、スペースシャトルのおもちゃを置いて去ります。
チックはハリーの右腕的存在なので、やはりバックボーンがしっかりと描かれていますね◎
AJ、グレース、チックの温かくキュンとなるシーンで流れたのは、エアロスミスの「I Don't Want To Miss A Thing」
この映画の主題歌であり、言わずと知れた名曲!サビが有名ですが、それ以外のメロディも素敵なんですよね。
歌詞も濃厚なラブストーリー。王道のバラードです♪
ロックハウンド達がクラブで呑んでいるシーン
Aerosmith - What Kind Of Love Are You On
ロックハウンド達がクラブで呑んでいるシーンで流れた曲は、Aerosmithの『What Kind Of Love Are You On』です。
1998年にリリース。
案の定、借りたお金で散財しているロックハウンドたち。
セクシーな女性たちを従えて超遊んでいます。めちゃくちゃハメ外してるけど大丈夫かなー?
何かのフラグにならないことを祈ります。笑
意外とオスカーがチャラい見た目とは裏腹に、セクシーな女性たちに気後れしてる様子が可愛かった◎
そして、ベアーがいない?と思ったら、うっすら影がありました。
みんな休みまで一緒なんて、やっぱり家族同然の仲なのでしょうね。と、ちょっとほっこり◎
ここで流れるのはエアロスミスの「What Kind Of Love Are You On」
スティーブン・タイラーの高いキー、高度なギター&ベース&ドラム。これぞハード・ロック!!
宇宙へ飛び立つ前の最後の夜に、ハメを外すメンバーたちを後押しするかのような、激しい楽曲です♪
ロックハウンド達が逮捕されるシーン
Journey - Remember Me
ロックハウンド達が逮捕されるシーンで流れた曲は、Journeyの『Remember Me』です。
1998年にリリース。
ジャーニーは、アメリカのロックバンド。
クラブでお金をバラまき調子に乗るロックハウンド。そりゃ女の子たちも寄って来ます。
それで大男たちに因縁を付けられ、乱闘になり警察に捕まってしまうシーン。
最初、因縁を付けられた相手に「口を出すな、タコ野郎」と喧嘩をふっかけたのはフレディ。
この人、一応掘削メンバーではあるものの、全体通して影が薄いんですよね…。
他のキャラたちが濃過ぎて霞んでしまったのでしょうか?笑
全員警察に捕まり、ロックハウンドが「俺はNASAの宇宙飛行士だ!国家の安全に関わる義務がある!」と叫びます。
え、めちゃくちゃ喋っちゃってる!が、ただの酔っ払いのたわ言にしか聞こえないのでセーフ◎
ここでうっすら流れているのは「Remember Me」パトカーやら話し声やらでほとんど聞き取れません。
乱闘後のシーンにはあまりマッチしていない、爽やかでちょっと切ない素敵なロックです♪
AJ達がみんなで歌うシーン
Chantal Kreviazuk - Leaving On A Jet Plane
AJ達がみんなで歌うシーンで流れた曲は、Chantal Kreviazukの『Leaving On A Jet Plane』です。
1998年にリリース。
ニール・ヤングは、カナダのフォーク・ロックのシンガーソングライター。
ハリーとグレース、仲直りして本当に良かった。
これから絶対に泣くシーンがいっぱいあるのに、もう涙涙で…涙腺よわよわオバさんツラいわぁ。
覚悟を決め宇宙服を着用、いざ出陣!という時に、AJたちが歌い出すシーンです。
ここではマックスの無駄にクオリティの高い歌声に注目。笑 もっと聞いていたかった!!
みんな歌が上手で、きちんとハーモニーを奏でているのにちょっと笑ってしまいました◎
彼らが熱唱している曲は「Leaving On A Jet Plane」
元の歌は女性シンガーがしっとりと歌い上げる、癒し系のポップスです♪
ハリーら乗組員がロシアの宇宙基地に到着するシーン
Limpopo - Don't Blame Me,My Dear
ハリーら乗組員がロシアの宇宙基地に到着するシーンで流れた曲は、Limpopoの『Don't Blame Me,My Dear』です。
1997年にリリース。
Limpopoは、ロシアのフォークロックグループ。
無事にロシアの宇宙基地とドッキングし、インディペンデンス、フリーダムの乗組員が再会するシーン。
やっぱり宇宙っていうのは緊張感がありますねー!
何かあるんじゃないかとハラハラばかりしてしまいます。
ここで登場するロシア人キャラは「レヴ・アンドロボフ大佐」これまたアクが強い!
さすが、単独でこの宇宙ステーションに18カ月滞在している猛者ですね◎
彼がステーション内で流している曲は、ロシアンバンドの「Don't Blame Me,My Dear」
独特なリズムと曲調、クセがあるのにハマる。まさに大クセ大佐であるレヴにピッタリの楽曲です♪
ハリーら乗組員がロシアの宇宙基地で燃料を補給するシーン
Limpopo- Korobeyniki
ハリーら乗組員がロシアの宇宙基地で燃料を補給するシーンで流れた曲は、Limpopoの『Korobeyniki』です。
1992年にリリース。
レヴ大佐が燃料補給のノウハウをAJに伝え、上に戻ってくるシーン。
この人の喋り方、ロシア人という設定なので舌が巻き巻き、独特な英語になっていますね!英語わからんけど。
自らを「ロシアの英雄だ!」と言い放ち燃料庫から登って行きますが、AJは圧倒されています。笑
確かに英雄だよ、こんなところで一人で作業しているなんて…!
かなり存在感のあるキャラクターが終盤に出て来て、また面白くなりました◎
ここで流れているのは、この直前にも流れていたロシアンバンドLimpopoの「Korobeyniki」
カスタネットやアコーディオンの音色で奏でられている、ロシア民謡のようなロックです♪
あまり馴染みのない曲調なので、ジワジワとハマりますよ〜!
エンディング
Aerosmith - I Don't Want To Miss A Thing
エンディングで流れた曲は、Aerosmithの『I Don't Want To Miss A Thing』です。
AJとグレースが共に過ごすシーンでも使用されています。
エンドロール
Chantal Kreviazuk - Leaving On A Jet Plane
エンドロールで流れた最後の曲は、Chantal Kreviazukの『Leaving On A Jet Plane』です。
AJ達がみんなで歌うシーンでも使用されています。
筆者の感想
映画史に残る名作「アルマゲドン」の舞台は宇宙という未知の世界。ですが、なぜかリアルに感じ、いつか実際に起きるのではないか?という恐怖心が芽生えました。
しかし、ストーリーがわかりやすく「悪」が存在しないため、切なさや悲しいシーンはたっぷりあるものの、見終えたあとは安堵し達成感が残ります◎
今では観られないブルース・ウィリスの演技も素晴らしい。
「頑固で屈強な天才肌の男・ハリー」というのは「ダイ・ハード」のジョン・マクレーンにも通ずるものがありますが、ハリーのほうが人情味があり、娘を愛する父親像としては完璧なのではないでしょうか。
ハラハラして感動して、時にはコメディもあって、「ただの感動する映画」では無いと私は思う!!
当時とても流行って流行って、それがゆえ観たことが無い…という声もちらほら聞くので、時間のあるときにぜひ観て頂きたい作品です。
また、挿入歌に関しては、エアロスミスやボン・ジョヴィ以外はうっすらとしか聴こえないものが多いですが、ひとつひとつ聞くとそれぞれ味があって楽しめますよ♪
サントラは超豪華なので要チェック!!