2001年4月21日公開のアニメ映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』。
映画版『クレヨンしんちゃん』の第9作目で、アニメの「母ちゃんと父ちゃんの過去だゾ」が原型。
『日本オタク大賞』大賞受賞、雑誌『映画秘宝』の映画ベスト10では1位を獲得するなど、今でも人気のある高評価な映画です!
今までのクレしん映画とは違って、完全なる「悪役」はいない温かさを感じる作品です!
社会を風刺したストーリーで、子どもにはトラウマシーンも多いとは思いますが、大人は何度でも観返したくなるのではないでしょうか?
今回は、映画『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』の主題歌、あらすじ、感想をご紹介いたします!
『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』のあらすじ
春日部にテーマパーク"20世紀博"が出現。なつかしい世界に大人たちは熱中、遊びに行ったきり帰ってこなくなる。しんのすけは、大人たちを救えるか...?
『嵐を呼ぶ モーレツ!オトナ帝国の逆襲』で流れる曲
オープニング
LADY Q & 野原しんのすけ(矢島晶子)、野原みさえ(ならはしみき) - ダメダメのうた
オープニングで流れる曲は、LADY Q & 野原しんのすけ(矢島晶子)、野原みさえ(ならはしみき)の『ダメダメのうた』です。
アニメ版にて、2000〜2003年まで使用されていました。
親になってから聞くと、ちょっと耳が痛い歌詞!確かに大人の都合でダメダメ言ってる時あるな…と反省してしまいました。笑
本作の大人がハマる「懐かしいもの」は、ちょっと筆者の世代よりも昔ですが、そんなテーマパークがあったら行きたいですね!!
野原家が20世紀博から帰るシーン
BUZZ - ケンとメリー 〜愛と風のように〜
野原家が20世紀博から帰るシーンで流れる曲は、バズの『ケンとメリー 〜愛と風のように〜』です。
1972年に発表されたバズのデビュー曲で、『日産・スカイライン』のCMソング。
20世紀博が流行り、街並みもどんどん昔の雰囲気になって行くシーン。
車中で流れる曲と風景がマッチして、かなりエモさのあるカットとなっています!
子どもが、はしゃぐ大人達を白い目で見ているのもリアルですね;(たまに我が子にもそんな目をされます…)
謎の男女が話しながら歩いているシーン
ベッツィ&クリス - 白い色は恋人の色
謎の男女が話しながら歩いているシーンで流れる曲は、ベッツィ&クリスの『白い色は恋人の色』です。
公式の音源が無かったので、ここでは作詞を担当した北山修さんの動画を貼りました。北山さんは、名曲「あの素晴しい愛をもう一度」でも有名な方です!(作曲は、どちらも加藤和彦さん。)
謎の男女(ケンとチャコ)が、20世紀の街並みを歩きながら未来を憂いているシーン。
昭和の街並みが細かく描かれていますね!個人店が多く、お客さんとのやりとりが密であるところも懐かしい。
「白い色は恋人の色」は、様々なアーティストにカバーされている曲なので、ぜひいろんなバージョンを聴いてみてください!(懐かしのユニット・W(ダブルユー)辻ちゃん&加護ちゃんも歌っていますよ♪)
しんのすけ達がラジオを聴いているシーン
ザ・ピーナッツ - 聖なる泉
しんのすけ達がラジオを聴いているシーンで流れる曲は、ザ・ピーナッツの『聖なる泉』です。
双子の女性歌手である、ザ・ピーナッツ。「恋のバカンス」や「恋のフーガ」などでも有名です。
洗脳された大人達がいなくなってしまい、真っ暗な夜を過ごす子ども達。
寂しさからほとんどの子どもが連れて行かれますが、かすかべ防衛隊のみんなは賢いですよね…本当に5歳とは思えない!
ラジオから聴こえて来る不気味な声と、幻想的な歌が非常にマッチしているシーンです。
春日部の住民達が、春日部に帰るシーン
吉田拓郎 - 今日までそして明日から
春日部の住民達が、春日部に帰るシーンで流れる曲は、吉田拓郎の『今日までそして明日から』です。
日本を代表するシンガーソングライターの吉田拓郎さん。今は引退されていますが、筆者はKinKi Kidsの番組で歌っていた「全部だきしめて」が一番記憶に残っています。
ボロボロになりながら、ケンとチャコの計画を阻止した野原一家。
これほどまでに爽快で、大人っぽくしっとりとしたクライマックスはクレしん映画には無かった!
街に戻る春日部住民達のように、晴れやかな気持ちでエンディングを迎える事が出来ます。
エンドロール
小林幸子 - 元気でいてね
エンドロールで流れる曲は、小林幸子の『元気でいてね』です。
アラフォー世代以上なら誰でも知っているであろう、紅白歌合戦の常連だった小林幸子さんが本作の主題歌を担当。
小林さんの優しい歌声と、親を想う歌詞が最高に泣ける名曲です。
アクションシーンやドタバタが少なめで、しんのすけのセリフには考えさせられてしまう作品でした!
今でも人気で、たくさんの人の心に残った映画と言われているのに納得です。
昭和ならではの映像や昔懐かしい曲も多く聴けるので、おじいちゃんおばあちゃんなど含め幅広い世代で楽しめますよ♪