2012年5月19日公開の映画『ダーク・シャドウ』。
ティム・バートンとジョニー・デップがタッグを組んだダーク・ファンタジー・コメディ映画です。
1752年、プレイボーイの御曹司バーバナスは魔女のアンジェリークを邪険に扱い呪いをかけられてしまいます。
映画『ダーク・シャドウ』の挿入歌11曲をシーンごとにご紹介します。
ダーク・シャドウ サウンドトラック
『ダーク・シャドウ』で流れた曲とは?
ヴィクトリアが電車に乗ってコリンズ家に向かうシーン
The Moody Blues - Nights In White Satin
ヴィクトリアが電車に乗ってコリンズ家に向かうシーンで流れた曲は、The Moody Blues(ムーディー・ブルース)の『Nights In White Satin』です。
ヴィクトリア役のベラ・ヒースコートは、純粋さがあるものの狂気を感じさせる雰囲気が魅力的です。レトロな外ハネヘアがすごく可愛い。
2004年の「レモニー・スニケットの世にも不幸せな物語」に出てきそうな港町が興味をひきます。
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エリザベスがヴィクトリアに娘のキャロリンを紹介するシーン
The Stooges - I'm Sick Of You
エリザベスがヴィクトリアに娘のキャロリンを紹介するシーンで流れた曲は、The Stooges(ザ・ストゥージズ)の『I'm Sick Of You』です。
反抗期真っただ中のキャロリンが可愛すぎやしませんか!気怠さとフェロモンの破壊力が大きくて息ができません。恐るべしクロエ・グレース・モレッツ。
キャロリンがダイニングでレコードをかけるシーン
Donovan - Season of the Witch
キャロリンがダイニングでレコードをかけるシーンで流れた曲は、Donovanの『Season of the Witch』です。
隅に映るキャロリンが気になってジュリアたちの会話が全く入ってきません!音楽に身を任せているだけでも可愛いとは。
起きたばかりのバーナバスが街の変化に驚くシーン
Curtis Mayfield - Superfly
起きたばかりのバーナバスが街の変化に驚くシーンで流れた曲は、Curtis Mayfield(カーティス・メイフィールド)の『Superfly』です。
じっと街の変化を見ているバーナバスが地味に怖い。血だらけに青ざめた顔、鋭い長い爪。
古いヴァンパイア映画のようなバーナバス。ティム・バートン節がきいていますね。
エリザベスとバーナバスがコリンズ家を復興させるシーン
Carpenters - Top Of The World
エリザベスとバーナバスがコリンズ家を復興させるシーンで流れた曲は、Carpenters(カーペンターズ)の『Top Of The World』です。
寝床に悩んだり歯磨きが上手にできなかったり、ヴァンパイアってこんな悩みがあるのね、としみじみと思ってしまうシーンです。
陰鬱な表情だったエリザベスがだんだんと自信に溢れ強気な表情になっていくのが印象的でした。
ウィリーがバーでバーナバスに船長を紹介するシーン
Elton John - Crocodile Rock
ウィリーがバーでバーナバスに船長を紹介するシーンで流れた曲は、Elton John(エルトン・ジョン)の『Crocodile Rock』です。
嫌な上司でもきちんと義理を通そうとする船長がかっこいい。効いているのか効いていないのかわからないバーナバスの催眠術。
バーナバスがアンジェリークの誘惑に負けてしまうシーン
Barry White - You're The First, The Last, My Everything
バーナバスがアンジェリークの誘惑に負けてしまうシーンで流れた曲は、Barry White(バリー・ホワイト)の『You're The First, The Last, My Everything』です。
映画史上最も激しいベッドシーンではないでしょうか。麗しい言葉で下ネタを発するバーナバスが面白すぎて笑えるベッドシーンです。
上目づかいだけど狂気じみたアンジェリークの視線と陶磁器のような肌が美しい。
コリンズ家が舞踏会を開くシーン
T Rex - Get It On
コリンズ家が舞踏会を開くシーンで流れた曲は、T Rex(Tレックス)の『Get It On』です。
貴族らしく優美な舞踏会かと思えば、しっかりと現代社会の流行をおさえた華やかな舞踏会を開催しています。
生きている社会が違いすぎて、舞踏会の必要性がよくわかりません!
コリンズ家でアリス・クーパーが歌うシーン
Alice Cooper - No More Mr. Nice Guy
コリンズ家でアリス・クーパーが歌うシーンで流れた曲は、Alice Cooper(アリス・クーパー)の『No More Mr. Nice Guy』です。
節々でロジャーのダメ男感を感じていましたが、自分の息子を夜遊びの見張り役にするとは!父親失格ですね!
ヴィクトリアとバーナバスがお互いの気持ちを伝えあうシーン
Alice Cooper - Ballad Of Dwight Fry
ヴィクトリアとバーナバスがお互いの気持ちを伝えあうシーンで流れた曲は、Alice Cooper(アリス・クーパー)の『Ballad Of Dwight Fry』です。
何度目の正直かわかりませんが、ステージに立つキャロリンもキュート。真っ赤なドレスのエヴァ・グリーンも恐ろしいけど素敵。
ヴィクトリアとバーナバスは、本当に両思いなのかと疑問に思うほどなんだか一方通行の恋に思えてしまうのはなぜでしょうか。
エンディング
Raspberries - Go All The Way
エンディングで流れた曲は、Raspberries(ラズベリーズ)の『Go All The Way』です。
バーナバスの血を輸血したジュリアは普通に目覚めないのかと思いきや、やはり。
全部の血を交換したわけではないはずですが、ジュリアはハーフヴァンパイアのような存在になるのでしょうか。
筆者の感想
映画「シザー・ハンズ」が好きな人が観るとがっかりしてしまうような内容ではありましたが、ティム・バートン節がきいた作品です。
期待を何度も裏切られながらも一途に想う魔女のアンジェリークが可愛くて仕方がありません。もっと広い目を持っていれば、バーバナスよりもいい人に出会えただろうに。
ミシェル・ファイファー、エバ・グリーン、ヘレナ・ボナム・カーター、クロエ・モレッツと美しき個性派女優が揃っているので、俳優好きにはたまりません。
ワンと吠えるクロエ・モレッツには、キュン死しちゃいます。
ヴァンパイアが好きな人は、1994年の「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」もおすすめ。
サウンドトラック
ダーク・シャドウ サウンドトラック