『ジョン・ウィック』で流れた挿入歌9曲をシーンごとに解説！

2015年10月16日公開の映画『ジョン・ウィック』。

キアヌ・リーヴスが引退した殺し屋を演じ、ウィレム・デフォーと共演する作品。シリーズ1作目では妻を亡くしたジョンが愛犬を殺されると言う展開から始まっていきます。監督はチャド・スタエルスキで、日本の興行収入は3.3億円ほどでした。

この記事では、映画『ジョン・ウィック』で流れた音楽9曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます

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『ジョン・ウィック』で流れた曲とは？

ガソリンスタンドでヨセフがジョンに話しかけるシーン

T-B0 Featuring Bengie B - Get Money

ガソリンスタンドでヨセフがジョンに話しかけるシーンで流れた曲は、T-B0 Featuring Bengie Bの『Get Money』です。

ヨセフが乗っていた車から流れてくるのは、スラング満載な歌詞のラップが続いていく曲。ジョンの車に興味を持ったヨセフは売ってくれと言いますが…。

ガソリンスタンドで唐突に言ってきたことを考えると、あしらわれても仕方ありませんね。そんなヨセフをジョンは相手にせず、マスタングのクールな車を走らせます。

まさかヨセフが自宅に押しかけて来るとは思いもよりませんでしたが…一連の展開からジョンの悲しみが伝わってくることでしょう。

奪った車をヨセフがガレージに運ぶシーン

T-B0 - Hunid One's

奪った車をヨセフがガレージに運ぶシーンで流れた曲は、T-B0の『Hunid One's』です。

ヨセフはジョンから奪ったマスタングをガレージに運び、「俺の車にする」と言っていましたね。その際に車からノリの良いラップを流していたのが印象的。

ヨセフはガレージのオーレリオに新しいナンバーを依頼しますが、断られた…彼は車の持ち主がジョンだと知っていたため、ヨセフを殴りつけるのには驚きました。

大きな争いの予感を残しつつ、後からオーレリオを訪ねたジョンがその経緯を聞いて車をもらう展開に注目ですよ。

ヴィゴがジョンを恐れてロシアの子守歌をぼやくシーン

Russian Lullaby

ヴィゴがジョンを恐れてロシアの子守歌をぼやくシーンで流れた曲は、『Russian Lullaby』です。

ヴィゴはヨセフにジョン・ウィックの恐ろしさを語るのが見ものですね。不可能だと思われた仕事をやり遂げたジョンのおかげでヴィゴは今の地位を得たとのこと…。

そして、ジョンが妻を亡くして間もない彼に対して、車や愛犬などを奪ったことに対し叱責するシーンはハラハラします。

ヴィゴは「早く寝ないとブギーマンが来るぞ」とぼやくように繰り返し歌うのには、ロシアの子守歌らさも感じましたね。この曲はヴィゴ役のミカエル・ニクヴィストが静かに歌います。

ジョンがコンチネンタル・ホテルに向かうシーン

Marilyn Manson And Tyler Bates - Killing Strangers

ジョンがコンチネンタル・ホテルに向かうシーンで流れた曲は、Marilyn Manson And Tyler Batesの『Killing Strangers』です。

ジョンはチャーリーに家の清掃を任せ、暗殺に失敗したヴィゴは200万の懸賞金をかけましたね。クラップ音による軽快な前奏の曲と共に空から街並みを写すカメラワークを経て、ジョンの車に移り変わります。

ジョンは「コンチネンタル・ホテル・ニューヨーク」へ行き、改装されていて驚いていましたね。818号室に荷物を置きつつ、ジョンは一般人が入れない地下のバーへ向かうのにも注目。

この曲は復讐を終えたジョンがマーカスにお礼を言い、マーカスが帰路に着く際にも流れます。ヴィゴを裏切ったマーカスを見守ってくださいね…。

ジョンがホテルのバーで支配人と話すシーン

The Candy Shop Boys - Evil Man Blues

ジョンがホテルのバーで支配人と話すシーンで流れた曲は、The Candy Shop Boysの『Evil Man Blues』です。

ホテルの地下に秘密裏にあるバー。そこでステージで女性シンガーが歌い、楽器がジャズを奏でる中、ジョンは支配人のウィンストンに声を掛けます。

ホテルには掟があり、ここならジョンの命が狙われることはない…そうウィンストンは語りますが、ヴィゴは暗殺者を既に仕向けているとわかる展開から目が離せませんね。

そうしてジョンは「レッド・サークル」というナイトクラブについて教わり、行動を始めますよ。

ヨセフがクラブの地下の室内プールで楽しむシーン

M86 And Susie Q - In My Mind

ヨセフがクラブの地下の室内プールで楽しむシーンで流れた曲は、M86 And Susie Qの『In My Mind』です。

ヨセフはナイトクラブの地下にある浴室（プール）で楽しんでおり、周りには護衛がたくさんいましたね。落ち着いた雰囲気を感じさせる女性シンガーの歌が流れるのですがこんな時でなければ楽しそうに思えます。

ジョンが殺しに来るのでは恐れる護衛たちに対し、ヨセフは気を張っていたのが印象的。早く酒を盛って来るよう仲間に命じ、恐れを吹き飛ばそうとしているようでした。

一方、ジョンが少しずつヨセフの元に迫っていくのが見ものですよ。

ヨセフの居場所を聞き出したジョンが地下のプールに向かうシーン

Kaleida - Think

ヨセフの居場所を聞き出したジョンが地下のプールに向かうシーンで流れた曲は、Kaleidaの『Think』です。

落ち着いた曲が流れる中、ジョンはヨセフを探しに来るシーンはハラハラ！女性シンガーのクールな歌だけが聞こえてくる中、ジョンは警護の者たちを次々と殺していきます。

男たちに叫び声を上げさせないことで、ヨセフに近付いていく姿はまさにプロだなと思いました。しかし、敵は多く、ジョンが見つかってしまったことで事態は急変！

迷いなく銃を撃ち、激しい戦いを始めるジョンのアクションから目が離せませんよ。

ジョンがダンスフロアで戦うシーン

Le Castle Vania - Led Spirals

ジョンがダンスフロアで戦うシーンで流れた曲は、Le Castle Vaniaの『Led Spirals』です。

エレクトリックな曲が流れる中、クラブのダンスフロアでは踊りを楽しむ客たちであふれていましたね。ヨセフが逃げていく中、ジョンは警護の者たちを瞬時に撃ち殺していくのがかっこいい！

銃を手前で構えて敵の意表を突いたり、的確に頭を撃ち抜いたりというアクションをクールなBGMと共に楽しめるワンシーンとなっています。

ナイトクラブ特有の紫や白の光による演出と共に見入ってしまうことでしょう。この後も同じような曲調の『Shots Fired』が流れていくのにも注目です。

ヴィゴからヨセフの居場所を聞き出してジョンが向かうシーン

Ciscandra Nostalghia - Who You Talkin' To Man?

ヴィゴからヨセフの居場所を聞き出してジョンが向かうシーンで流れた曲は、Ciscandra Nostalghiaの『Who You Talkin' To Man?』です。

ジョンはヴィゴからヨセフをかくまっている隠れ家を聞き出してブルックリンへ！厳重な警護に対し、ジョンが一人ずつ片付けていく際に歌が流れます。

ヨセフは護衛が一人、目の前で撃たれたのを見た時に曲が一瞬止むという演出が良いですね。その後、ヨセフは必死に逃げようとする中、ジョンに追い詰められるという展開まで曲が続いていく演出が見どころでしょう。

この曲はスタッフロールが流れるエンディングでも流れます。

サウンドトラック

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