2023年6月16日公開の映画『探偵マーロウ』。
1939年のカリフォルニアにて探偵をしているフィリップ・マーロウの元に奇妙な依頼が舞い込む…リーアム・ニーソン演じる探偵、そして姿を消したニコという男性の秘密など本格ミステリーが楽しめる映画です。監督はニール・ジョーダンです。
この記事では、映画『探偵マーロウ』で流れた音楽5曲をご紹介します。
※この記事はネタバレを含みます
『探偵マーロウ』を観る方法
『探偵マーロウ』で流れた曲とは?
マーロウがクレアを訪ねるシーン
Lecuona Cuban Boys - Coubanakan
マーロウがクレアを訪ねるシーンで流れた曲は、Lecuona Cuban Boysの『Coubanakan』です。
マーロウはニコについて詳しい情報を得るためクレアの家へ。そこでクレアはニコ・ピーターソンとの出会いを話しつつ、彼が轢かれて死んだとは思えないと語るりますが…。
そうして始まる過去の回想シーンでは、落ち着いた曲と鳥の鳴き声のような前奏から口笛が聞こえて来るのがおしゃれですね。
ウエスタン風の雰囲気も感じさせつつ、マラカスなどの軽快な音も印象的。男性シンガーの穏やかな歌が続いていきます。(この曲は映画の後半でも何回か流れます)
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マーロウがクレアに踊ろうと言うシーン
Billie Holiday - I'll Be Seeing You
マーロウがクレアに踊ろうと言うシーンで流れた曲は、Billie Holidayの『I'll Be Seeing You』です。
クレアがマーロウの家を訪ねた際には2人の関係性が深まるのかな?と思いましたが…マーロウは蓄音機で音楽を流し、「一緒にダンスを」と誘うという紳士的な行動に出るのです。
カッコいいな~と思いつつ、 女性シンガーの穏やかでロマンチックな歌声が響き渡りました。徐々に熱を帯びていって盛り上がる歌声に対し、マーロウは落ち着いた態度でクレアに接する…彼を演じるリーアム・ニーソンだからこその良さを感じました。
川辺でリンが発見されたシーン
Deep River
川辺でリンが発見されたシーンで流れた曲は、『Deep River』です。
ニコの妹のリンが連れ去られてから数日…マーロウに彼女が見つかったという知らせがありましたね。警察は「急がなくていい」と言っていましたが…まさか川辺に遺体が捨てられていたとは驚きです。
無残な姿をみたマーロウたちは憤りを見せる際に神秘的なコーラスが聞こえてきましたね。鎮魂歌のようなスピリチュアルな雰囲気のある曲は、悲しい雰囲気に深みを与えています。
※上記の動画は他の合唱団が歌っているバージョンです
エンディング1曲目
Jon Batiste - The Light Shines Brightest In The Dark From "Marlowe"
エンディング1曲目で流れた曲は、Jon Batisteの『The Light Shines Brightest In The Dark From "Marlowe"』です。
事件が解決し、クレアがマーロウを勧誘しつつ、それを断るという展開を経てエンディングへ。
ジャズを思わせる楽器音で始まり、男性シンガーが熱く歌っていくのが印象的ですね。
翻弄された男性陣の想いを感じさせる曲で、彼らのラストを思うと…男性陣の中でマーロウがやっぱり一番だったなと思います。麻薬を手に入れるなどの目的を持った男たちの最後も見守ってください!
エンディング2曲目
Jade Vincent - Impossible
エンディング2曲目で流れた曲は、Jade Vincentの『Impossible』です。
静かな雰囲気で音を響かせていく弦楽器に女性シンガーのしっとりとした歌がつついていくエンディング。今作に登場した女性人たちの活躍と暗躍、そして結末を改めて思わせますね。
特にクレアと母のドロシーの関係は必見でしたね。彼女たちが何を考えているのか最後までわからない…そうした中でマーロウは親子と三人で食事をするというシーンは改めて見どころだったなと思います。
リーアム・ニーソン主演映画『探偵マーロウ』の鑑賞レビュー!
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