2007年5月25日公開の映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』。
七つの海を駆けめぐった海賊の時代が、終わろうとして監督はゴア・ヴァービンスキーで、日本の興行収入は109億円ほどでした。
この記事では、映画『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』で流れた音楽14曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
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公開日 | シリーズ作品名 |
2003年 | 『パイレーツ・オブ・カリビアン/呪われた海賊たち』で流れる16曲をシーンごと解説! |
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2007年 | パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド |
2011年 | 『パイレーツ・オブ・カリビアン/生命の泉』で流れる8曲をシーンごとに解説! |
2017年 | 『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』で流れる17曲をシーンごとに解説! |
『パイレーツ・オブ・カリビアン/ワールド・エンド』で流れた曲とは?
絞首台に多くの者が送られていくシーン
Hans Florian Zimmer, Ted Elliot, Terry Rossio-Hoist the Colours
絞首台に多くの者が送られていくシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmer, Ted Elliot, Terry Rossioの『Hoist the Colours』です。
子供の歌から始まり、大人たちの合唱が続いていく曲です。ベケットは多くのものを絞首台に送り、その中には子供の姿も…男の子が「ヨーホー」と切なげに歌い始めると、周りの者たちも歌い始めるのは圧巻。
映画の始まりから引き込まれましたね。「俺たちは くたばらない」と歌う大合唱を聞いたベケットは大きな変化を予期し、この後エリザベスが手漕ぎボートの上で同じ歌を歌うシーンにつながっていきますよ。
サオ・フェンのアジトにエリザベスたちが到着するシーン
Hans Florian Zimmer-Singapore
サオ・フェンのアジトにエリザベスたちが到着するシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Singapore』です。
アジア風の雰囲気を感じさせる楽器の演奏で始まり、徐々にパワフルな雰囲気を表していくのが特徴。この曲はエリザベスとバルボッサはシンガポールのサオ・フェンの元を訪ねる際に流れます。
光がぼんやりとある川の先にサオ・フェンのアジトがあり、中で蒸気を上げていたのが特徴。ウィルや海賊の船員たちと共に忍び込んでいくのにハラハラさせられますね。バルボッサの交渉術と共に見守りたくなるでしょう。
デイヴィ・ジョーンズがパイプオルガンを切なそうに弾くシーン
Hans Florian Zimmer-At Wit's End
デイヴィ・ジョーンズがパイプオルガンを切なそうに弾くシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『At Wit's End』です。
静かな声が響き渡るような始まりに、音階が流れるようにして続いていきます。曲の後半からパイプオルガンの音が続いていきますが、これはデイヴィ・ジョーンズが悲しそうに演奏するシーンで流れます。
オルゴールの曲と共に彼が涙を流す姿は切ないですね。涙を確認したデイヴィ・ジョーンズは怒りに震えていることから、不本意でベケットに従っているのだと改めて思わされます。
心臓を人質にされた彼の行方が気になることでしょう。
ジャックがデイヴィ・ジョーンズの墓場にいるシーン
Hans Florian Zimmer-Multiple Jacks
ジャックがデイヴィ・ジョーンズの墓場にいるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Multiple Jacks』です。
小さな曲と共に始まり、不安定な音楽が続いていく曲で、ジャックがこの世の果ての「デイヴィ・ジョーンズ」の墓場で参っている様子にピッタリですね。永遠の地獄と表現された、白を基調としたこの場所でたった一人…。
もう一人の自分と話し始めるジャックですが、数人のジャックがブラックパール号を動かそうと努めるのはシュール!無風地帯で何も無い中、丸い石の形をしたカニがたくさん現れるのに注目ですよ。
小舟に乗った死者たちをエリザベスたちが見やるシーン
Hans Florian Zimmer-I See Dead People in Boats
小舟に乗った死者たちをエリザベスたちが見やるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『I See Dead People in Boats』です。
悲し気な長く伸ばしていく音が響き渡り、静かな雰囲気が漂う曲です。ジャックと現世に戻ろうとする際に死者たちの乗った小舟を見やる際に曲が流れます。
デイヴィ・ジョーンズは海で亡くなった者をあの世に送り届けるという命を海の女神カリプソから受けていた…そうした事実が明かされる中、エリザベスは父の姿を見て悲しい展開を迎えるのが印象的。
カリプソとデイヴィ・ジョーンズの関係性が気になりますね。
ジャックが現世に戻る方法を見つけるシーン
Hans Florian Zimmer-Up Is Down
ジャックが現世に戻る方法を見つけるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Up Is Down』です。
オーケストラによるリズミカルな曲で始まり、テンポよく音を刻んでいきます。木管楽器がメインで音を奏で金管楽器が盛り上げていくのが特徴。
「上は下」と地図には書かれており、謎解きにお手上げとなったバルボッサたち。ジャックも地図を見て確認しつつ、日没と日の出の関係性から船を回転させることを思いつきます。
そうして船員が右から左、左から右に繰り返し一斉に走っていくことで船を降らし、その際に曲が流れます。大砲なども利用して船を横転させる中、船が上下が逆になって、日没を迎えると同時に現世に戻れるという展開は凄いですね。
評議会にティーグ船長が現れるシーン
Hans Florian Zimmer-The Brethren Court
評議会にティーグ船長が現れるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『The Brethren Court』です。
少しコミカルな音が混ざりつつ、リズムをしっかり刻んでいく曲で、途中から変わった楽器音も入っていきます。掟の番人であるティーグ船長が登場する際に曲が流れ、威厳とジャックと似た雰囲気を感じさせました。
ジャックの父であるティーグは掟を守ることを徹底させ、ギターを片手に評議会に参加している姿も印象的。口数は少ないのにそこにいるだけで場が引き締まりますね。
『ローリングストーンズ』のキース・リチャーズがティーグ役を務めているのもポイントです。
ジャックたちとベケットたちが砂浜で話し合うシーン
Hans Florian Zimmer-Parlay
ジャックたちとベケットたちが砂浜で話し合うシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Parlay』です。
少しずつ迫ってくるような音と共に徐々に音量が大きくなり、ハードボイルドな雰囲気が続いていく曲です。ジャック、エリザベス、バルボッサの三人が、ベケット、デイヴィ・ジョーンズ、ウィルと砂浜で話し合うシーンにぴったりな曲。
今にも撃ち合いが始まりそうな曲と共に彼らが交渉をしていく様は目が離せません。そんな中、デイヴィ・ジョーンズの足元には海水を貯めた桶があるのにも注目ですよ。
バルボッサが女神カリプソを解き放つシーン
Hans Florian Zimmer-Calypso
バルボッサが女神カリプソを解き放つシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Calypso』です。
静かな歌声のような曲が響き渡り、徐々に盛大になっていくのが特徴。崇めるような声が入っていくため、カリプソの曲にピッタリです。
海賊長たちの証を燃やし、「カリプソよ 人間の身体を出でよ」と唱える際に曲が流れ始めます。ティア・ダルマは徐々に巨大化していき、カリプソと呼ばれた際に睨みを利かすのが恐ろしいですね。
身体が解けていくようにして無数のカニが散っていきましたが…彼女にデイヴィ・ジョーンズへの恨みを思い出させたことで、大渦を引き起こしてくれたのかなと思いました。
エリザベスが味方を鼓舞するシーン
Hans Florian Zimmer-What Shall We Die For
エリザベスが味方を鼓舞するシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『What Shall We Die For』です。
静かな曲調で始まり、勇敢な雰囲気の音楽に変わっていく曲です。エリザベスは大艦隊を前にして戦意を削がれた船員に向けて演説をし、旗を上げるよう言い放つシーンにピッタリな音楽でしたね。
エリザベスが自由を尊ぶ自由な人間であることや、力を見せつけろと鼓舞していくのはとてもカッコ良かった!海賊長たちもやる気になり、武器や旗を掲げていく様子は海賊たちの戦いとしての勢いを感じさせます。
ウィルとエリザベスが結婚の誓いをするシーン
Hans Florian Zimmer-I Don't Think Now Is the Best Time
ウィルとエリザベスが結婚の誓いをするシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『I Don't Think Now Is the Best Time』です。
弦楽器が小刻みに紡がれ、徐々に盛り上がっていく曲です。音を伸ばしつつ、緊張感も感じさせるのが特徴。曲の途中から盛大になっていき、ウィルとエリザベスが結婚の誓いを立てる際に流れる曲となります。
大雨と激しく揺れる船の上で、しかも敵が多数押し寄せるという中でウィルとエリザベスがキスをかわすのはロマンチック…かもしれませんね。
戦いの終結が見えない中、ようやく結婚を果たしたウィルたちのその後が気になることでしょう。
ベケットを倒して勝利を収めるシーン
Hans Florian Zimmer-One Day
ベケットを倒して勝利を収めるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『One Day』です。
押しては引いていくような波を表し、終わりに向かうような雰囲気の曲です。ベケットの船を挟み撃ちにして粉砕させたジャックとウィルたち!壮大な音楽と共に海賊長たちも喜ぶ姿が映し出されるのも印象に残りますね。
みんなが帽子を高く投げつつ、ジャックもそれに習う…ギブスが拾いに行くまでの一連のシーンは笑ってしまいました。
この後、ウィルは人の姿に戻った父に呪いが解けたと告げつつ、彼らが海賊として生きていく様子が続いていきますよ。
バルボッサがジャックに出す抜かれるシーン
Hans Florian Zimmer-Drink Up Me Hearties
バルボッサがジャックに出す抜かれるシーンで流れた曲は、Hans Florian Zimmerの『Drink Up Me Hearties』です。
コミカルなリズムで曲が奏でられ、バルボッサはジャックに出し抜かれたことに気付くのは笑ってしまいますね。ブラックパール号をまたもや持ち去ったバルボッサですが、目的地を示す地図はキレイにくりぬかれていたのです。
一方、ジャックは手漕ぎボートで地図を確認しつつ、「生命の泉」を目指すという展開が熱い!第4弾に続いていくので、続きを見たくなるでしょう。
曲が続いていく中、お馴染みのテーマ曲と共にエンディングに移っていきます。
ジャックが手漕ぎボートで海に出るシーン
Yo Ho A Pirates Life For Me
ジャックが手漕ぎボートで海に出るシーンで流れた曲は、『Yo Ho A Pirates Life For Me』です。
バルボッサにブラックパール号を盗まれたジャックは「ヨーホーヨーホー 俺の海賊暮らし」と陽気な歌を口ずさんでいましたね。
一人で船を出す姿は寂しさも感じますが、地図の仕組みを解きつつ、フロリダの生命の水を目指そうとする様は海賊らしさも感じます。
酒を飲みつつ、コンパスが指す先へ向かっていくのは壮大な雰囲気を思わせてエンディングにピッタリです。ジャックは再びブラックパール号に戻れるのか、見守りたくなることでしょう。
サウンドトラック
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