2019年1月25日Netflix配信開始の映画『ポーラー 狙われた暗殺者』は、クライムアクション映画。
引退間近の殺し屋ダンカンが穏やかな生活を送る中、雇い主のブルートが暗躍する物語が描かれます。監督はヨナス・アカーランド、主演はマッツ・ミケルセン、共演にバネッサ・ハジェンズ、キャサリン・ウィニック、マット・ルーカスらです。
この記事では、映画『ポーラー 狙われた暗殺者』で流れた音楽のうち17曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『ポーラー 狙われた暗殺者』で流れた曲とは?
チリの豪邸でマイケルがプールと美女を楽しむシーン
Earth, Wind & Fire - September
チリの豪邸でマイケルがプールと美女を楽しむシーンで流れた曲は、Earth, Wind & Fireの『September』です。
チリのとある場所にて、仕事を引退した男・マイケルがプールで悠々としていましたね。ノリの良い曲を流しながら、水着姿でステキな身体をしたシンディに見惚れている様子。
そんな彼女にシャンパンをかけて舐めたり、筋トレをしたり…2人を銃のスコープ越しに見ていた男は「じっとしてろディスコ野郎」と言っててハラハラ!殺し屋たちによって始末されたマイケルを見やりつつ、帰りのヘリコプターの中で皆が歌ってたのも楽しそうでした。
Amazon Music Unlimited
ヴィヴィアンが葬儀に参列するシーン
Otto Sieben - Chapel Hymn 5 (Befiehl Du Deine Wege)
ヴィヴィアンが葬儀に参列するシーンで流れた曲は、Otto Siebenの『Chapel Hymn 5 (Befiehl Du Deine Wege)』です。
教会にてマイケルの厳かな葬式が映し出され、パイプオルガンによる曲が流れていましたね。そんな中、電話の着信音が響き渡り、ヴィヴィアンが電話に出ます。ダンカンが話があると言いつつ、2人はレストランで合流。
ダモクレスの工作員が狙われているといるとわかる展開にハラハラしますね。ダンカンは50歳になったため引退とのことでしたが、今回はご指名とのことでした。
ダンカンが雑貨店で買い物するシーン
Guy Fletcher - Darling Take Me Back
ダンカンが雑貨店で買い物するシーンで流れた曲は、Guy Fletcherの『Darlin’ Take Me Back』です。
モンタナ州のトリプル・オークにて、雑貨店に立ち寄ったダンカン。穏やかな曲が流れているようで、女性ヴォーカルの歌も少し聞こえてきましたね。
女性店員とお客さんがレジで話していて、ダンカンが二人を見やるのが印象的。映画レンタル用のボックスを見つけて使ってみたり、ペットショップの犬を気にかけたり…この後の暮らしと思うと、いろいろと興味を持っているのだなと思いました。
ブルートが売り手に剣の説明をするシーン
Lars-Luis Linek, Johannes Matthias Hoffmann - Turkmenistan Violin
ブルートが売り手に剣の説明をするシーンで流れた曲は、Lars-Luis Linek, Johannes Matthias Hoffmannの『Turkmenistan Violin』です
ワシントンDCのダモクレス社にて、ブルートは剣を振るってデモンストレーション!まっ黄色なスーツと共に、「剣はダモクレスの象徴」と説明していましたね。背景ではアジア風の音楽と笛の音が聞こえていました。
父が骨とう品に目が無かったと伝えつつ、説明を受けたサングラスの3人はダモクレス社を買収する話を始めます。従業員の年金を得て負債が来年無くなる予定とのこと…従業員が死ぬと保証しているとは不穏ですね。
ホテルの受付が内線をとるシーン
Russian Beauty
ホテルの受付が内線をとるシーンで流れた曲は、『Russian Beauty』です。
ベラルーシのミンスクにてホテル「ミンスク・プラザ」の受付は忙しそう。少しだけ神秘的な音楽が聞こえて来る場所でしたね。受付の男性はマダムからの連絡を受けて修理人をすぐ呼ぶと伝えます。
そのまま高級ホテルでのワンシーンに移りますよ。 「Russian Beauty」は、冷たくも官能的な空気を纏ったインストゥルメンタル曲で、重厚なギターリフとダークなビートが特徴です。
ペドロがホテルの一室で楽しむシーン
Fiesta Mexicana (Mexican Party)
ペドロがホテルの一室で楽しむシーンで流れた曲は、『Fiesta Mexicana (Mexican Party)』です。
ミンスク・プラザのホテルの一室にて、メキシカンな音楽を流して楽しそうに流していたペドロ。女性たちと飲んで騒いでいたようでしたが…このVIP用の部屋に修理屋に変装したダンカンが迫って来ていると思うと冷や冷やしますね。
でっぷりしたペドロは電話に出てイラついた様子でしたが…修理屋がドリルやハンマーで騒音を流しているとわかって向かうのでした。ダンカンが彼を壁に張り付けにし、護衛をすぐさま殺す銃さばきが凄かったです。
ゆったり過ごすブルートの元にヴィヴィアンが到着するシーン
Royal Scottish National Orchestra - Coronation Ode Op.44: Britain, Ask Of Thyself
ゆったり過ごすブルートの元にヴィヴィアンが到着するシーンで流れた曲は、Royal Scottish National Orchestraの『Coronation Ode Op.44: Britain, Ask Of Thyself』です。
ブルートがエステでゆっくりしている中、壮大なクラシック曲が背景で流れていましたね。怒りを露わにしたヴィヴィアンがやって来てダンカンを殺そうとした件について問いただすのです。
残金を振り込むよう言いつつ、A級チームを送るとのことでしたね。その後、殺し屋たちの拷問シーンが続くので直視できません…。 ※上記の動画は別の奏者による演奏です
カミールが雑貨店の品物を戻すシーン
David Mindel - Given Time
カミールが雑貨店の品物を戻すシーンで流れた曲は、David Mindelの『Given Time』です。
カミールは雑貨店のカウンター脇にある品物を落としてしまったようですね。店員女性は気に留める感じではありませんでしたが、カミールは一生懸命元に戻します。
そんな店内では少しノリの良い女性ヴォーカルの歌が聞こえてきました。ダンカンも買い物中で店員からカミールは隣人ということや、薪について聞いたりします。まさかパーティーグッズも買うことになるとは思いませんでしたね。
ダンカンが店に来たカミールと話すシーン
Don Burnham, Jerry Burnham, Tony Vice - Let’s Ride Into The Sunset Together
ダンカンが店に来たカミールと話すシーンで流れた曲は、Don Burnham, Jerry Burnham, Tony Viceの『Let’s Ride Into The Sunset Together』です。
ダンカンが店で食事していると、カミールが来てコーヒーを頼みます。少し音楽が聞こえてくる中、カウンターの席で会話をし始める2人…家の特徴を伝えたり、この場所は平和で良い所だと話したり、穏やかな雰囲気が印象的です。
歌が少し聞こえてきたので、上記の動画の曲かなと思いました。 一方、ダンカンを探す殺し屋たちの容赦ないシーンが続きますよ。
カミールが店でダンカンに写真を見せるシーン
Guy Fletcher & Rod Williams - Hometown Sweetheart
カミールが店でダンカンに写真を見せるシーンで流れた曲は、Guy Fletcher & Rod Williamsの『Hometown Sweetheart』です。
カミールは森でフクロウや動物の写真を撮っているようでしたね。その写真をお店でダンカンに見せつつ、世間話をするのでした。カミールはダンカンが葬儀関係の仕事をしている人と聞き、99ヵ国も回ったことで驚いていましたね。
ダンカンは各国の名前を言ってみて、そのうえ8ヵ国後も話せるとのこと。カミールは子供に世界のことを教える先生になれると言いました。 この後の子供とのシーンも印象的です。
ヴィヴィアンが電話で報告を受けるシーン
Fiachra Trench - Symphony #101 ‘Clock’ 2nd Mvt.
ヴィヴィアンが電話で報告を受けるシーンで流れた曲は、Fiachra Trenchの『Symphony #101 ‘Clock’ 2nd Mvt.』です。
優雅なクラシック音楽流れる場所で、ヴィヴィアンは暗殺者からの連絡を受けます。ゆったりと流れるような曲とは対照的に、暗殺者たちは人殺しをしていましたね。肉団子のような男を押さえつけ、銃で撃ち殺していくのは悲惨でしたね。
「Symphony #101 ‘Clock’ 2nd Mvt.(ハイドンの交響曲第101番『時計』の第2楽章)」は、その独特な「時計の音」を模したリズムから、この愛称が付けられています。※上記の動画は別の奏者による演奏です
殺し屋が車で待機するシーン
Kenny Rogers & Dolly Parton - Islands In The Stream
殺し屋が車で待機するシーンで流れた曲は、Kenny Rogers & Dolly Partonの『Islands In The Stream』です。
殺し屋の仲間の一人は車で待機しつつ、「Islands In The Stream」を歌っていましたね。目を閉じてリズムを取りながら、 曲に聞き入ってるようでした。
この曲全体はゆったりとしたテンポで、軽やかなリズムギターとベースが心地よく流れるのが特徴。80年代の柔らかなポップサウンドにカントリーの温もりが溶け込んでいますよ。
ヒルデがブルートと通話するシーン
Lars Ole Payne - Wiener Bonbons
ヒルデがブルートと通話するシーンで流れた曲は、Lars Ole Payneの『Wiener Bonbons』です。
ヒルデはブルートに電話し、「あなたのためなら何でもする」と言っていましたね。二人が愛し合っているなとわかるワンシーンにて、穏やかな曲が流れていました。
「愛してる」と言って電話を切りつつ、ヒルデは仲間との会話へ。ダンカンが20万ドルをチャリティーに送金しているとわかり、事態が大きく変わっていきますよ。
殺し屋たちが銀行の前で見張りをするシーン
Jim Wolfe - Can’t Stop Lovin’ You
殺し屋たちが銀行の前で見張りをするシーンで流れた曲は、Jim Wolfeの『Can’t Stop Lovin’ You』です。
モンタナ信用金庫銀行の前に車を止めて見張りをする殺し屋たち。運転席と助手席に座る男たちは双眼鏡を手にして周囲を見張りました。ダンカンのワンシーンが挟まり、彼が店から出るところを二人が発見!
車内には穏やかな歌が流れ続けます。 ダンカンを探すため、さまざまな場所に赴き、人を殺していった殺し屋チームに注目です!
ダンカンが贈り物を探しに雑貨店を訪ねるシーン
James Walsh & Greg Hatwell - Hideaway
ダンカンが贈り物を探しに雑貨店を訪ねるシーンで流れた曲は、James Walsh & Greg Hatwellの『Hideaway』です。
ダンカンはカミールへ銃を贈りましたが、他の物を考えるため雑貨店へ。女性店員に明るく迎えられながら、店内には穏やかな音楽が流れます。
遠くに歌いかけるような歌が聞こえつつ、ダンカンが贈り物の品を考えるのでした。 贈り物用にラッピングをしてもらって店を出るダンカンですが…シンディの罠を見抜けるのかハラハラしますね。
ポーターがカラオケで歌っているシーン
Roger Miller - King Of The Road
ポーターがカラオケで歌っているシーンで流れた曲は、Roger Millerの『King Of The Road』です。
デトロイトにてダンカンはポーターのいる店を訪ねます。ポーターはバーと思われるお店の小さなステージのような場所で『King Of The Road』をノリノリで歌っていましたね。そのままカウンターにいたダンカンの元に行き、お酒をおごるのでした。
彼が殺されそうになったことを知っており、契約書に「引退する前に死んだら金は会社に戻る」と書いてあった件を伝えるのでした。 ヴィヴィアンの話や、ブルートが女を換金する場所はどこがあるかなどを話しつつ、驚きの展開を迎えたのが印象的でした。
エンディング
Deadmau5(Joel Zimmerman & Lights Poxleitner-Bokan) - Drama Free
エンディングで流れた曲は、Deadmau5(Joel Zimmerman & Lights Poxleitner-Bokan)の『Drama Free』です。
ダンカンはブルートの護衛たちをほぼ殲滅し、薬漬けにされたカミールを助けましたが…まさかの展開を迎えつつ、物語が終わりましたね。エンディングでは deadmau5特有の洗練されたエレクトロニックサウンドと、Lightsの透明感のあるボーカルが融合した曲が流れます。
クールでありながらも感情豊かな感じが、ダンカンの心情を思わせましたね。シンセサイザーの滑らかなメロディーラインと、しっかりとしたビートが特徴的でした。