1999年6月12日公開の映画『25年目のキス』。
有名新聞社でコピーライターとして働くジョジーは、一流の記者になるのが夢。念願の潜入取材の仕事をゲットし、ヒット記事を書くために奮闘します。
主演兼製作総指揮をドリュー・バリモアが務める、ラブコメディ映画です。
映画『25年目のキス』の挿入歌28曲をシーンごとにご紹介します。
『25年目のキス』で流れた曲とは?
オープニング
Block - Catch A Falling Star
オープニングで流れた曲は、Block(ブロック)の『Catch A Falling Star』です。
地味子バージョンでも魅力的なドリュー・バリモア。子供時代はかなり苦労していましたが、出演作品はどれも素敵な役柄で好きな俳優の1人です。
映画「エバー・アフター」では、強気なシンデレラを演じています。蝶々をモチーフにした中世風ドレスがとても綺麗ですよ。
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ジョジーが自宅で1人過ごすシーン
John Lennon - Watching The Wheels
ジョジーが自宅で1人過ごすシーンで流れた曲は、John Lennon(ジョン・レノン)の『Watching The Wheels』です。
お家時間を楽しむジョジー。地味子であることを気にしつつも、自分らしく過ごすジョジーが素敵。
John Lennon関連の映画といえば、2019年の「イエスタデイ」!John Lennon好きの人は、ぜひ観てほしい作品です。
ジョジーが高校時代のいじめを思い出すシーン
Cyndi Lauper - She Bop
ジョジーが高校時代のいじめを思い出すシーンで流れた曲は、Cyndi Lauper(シンディ・ローパー)の『She Bop』です。
高校時代の元凶は、まさかの弟ロブ!家族間のやり取りを友達が悪用したのでしょうが、ジョジー本人にとってはつらい出来事。
去年の冬、私のリュックに入れていた水筒が漏れていたようで、まさにジョジーのような状況になってかなり焦りました。
ジョジーが高校生の準備をするシーン
Jimmy Eat World - Seventeen
ジョジーが高校生の準備をするシーンで流れた曲は、Jimmy Eat World(ジミー・イート・ワールド)の『Seventeen』です。
ヘアスタイルのイメージ画像が時代を感じますね。絶対周囲から浮くやつだわ、とハラハラドキドキのシーンです。
ジョジーが潜入取材する高校に到着するシーン
Kottonmouth Kings - Suburban Life
ジョジーが潜入取材する高校に到着するシーンで流れた曲は、Kottonmouth Kings(コットンマウス・キングス)の『Suburban Life』です。
真っ白のフェザースカーフを一体全体どこからゲットしたのでしょうか。真っ白なスーツセットアップも今では貴重品です。
ジョジーが遅れて入室したガイに見惚れるシーン
Cutting Crew - (I Just)Died In Your Arms
ジョジーが遅れて入室したガイに見惚れるシーンで流れた曲は、Cutting Crew(カッティング・クルー)の『(I Just)Died In Your Arms』です。
ガイが教室に入ってきた瞬間、高校時代に憧れていたビリーを思い出して言葉を失うジョジー。
Y2K映画のイケメン君はみんなガイのような感じでしたね。懐かしい。
女子高生3人に詰め寄られるジョジーのシーン
Local H - Cool Magnet
女子高生3人に詰め寄られるジョジーのシーンで流れた曲は、Local H(ローカル・エイチ)の『Cool Magnet』です。
自由席だけどなんとなく定位置ってありますよね。女子高生3人の圧が怖いですが、ラブコメ俳優のジェシカ・アルバとマーリー・シェルトンがただただ可愛い。
ジョジーが久しぶりのスクールランチでワクワクするシーン
The Murmurs - Smash
ジョジーが久しぶりのスクールランチでワクワクするシーンで流れた曲は、The Murmurs(ザ・マーマズ)の『Smash』です。
欧米映画ばかり観ているとアメリカのスクールランチに憧れを持ちますが、ぐちょっとしたコールスローサラダやマッシュポテトを見ると、日本の給食文化にありがたさを感じます。
ジョジーが体力測定で疲労困憊するシーン
Grandmaster Slice - Girls Move Their Butts
ジョジーが体力測定で疲労困憊するシーンで流れた曲は、Grandmaster Slice(グランドマスター・スライス)の『Girls Move Their Butts』です。
20代後半では、10代のありあまる体力にはついていけません。ジョジーが先生に言い返すセリフに笑っちゃいます。
ジョジーが数学クラブに入部するシーン
Blind Melon - Three Is a Magic Number
ジョジーが数学クラブに入部するシーンで流れた曲は、Blind Melon(ブラインド・メロン)の『Three Is a Magic Number』です。
潜入取材を忘れて、地獄だった高校時代を楽しくやり直すジョジーの笑顔にほこっりします。でもジョジーは25歳と思うと、奇妙なシーンです。
ジョジーが高校時代に図書館で起きた出来事を思い出すシーン
Pat Benatar - Heartbreaker
ジョジーが高校時代に図書館で起きた出来事を思い出すシーンで流れた曲は、Pat Benatar(パット・ベネター)の『Heartbreaker』です。
憧れの人からプロムに誘われたら誰だって有頂天になりますよね。友人の80年代の服装が一周回ってとても可愛く見えます。
ドライブ中にアルディスとジョジーが熱唱するシーン
The New Seekers - Free To Be Me And You
ドライブ中にアルディスとジョジーが熱唱するシーンで流れた曲は、The New Seekers(ザ・ニュー・シーカーズ)の『Free To Be Me And You』です。
年は離れていても気の合うアルディスとジョジー!仲良くなることに年齢は関係ありません!
アルディス役のリーリー・ソビエスキーは、スリラー映画「ロードキラー」に出演しています。
ジョジーがジョージから隠しカメラを受け取るシーン
Stakka Bo - Here We Go
ジョジーがジョージから隠しカメラを受け取るシーンで流れた曲は、Stakka Bo(スタッカ・ブー)の『Here We Go』です。
ゆるく気を張らずに生きている風のジョージが魅力的。ジョジーとジョジー、ボーっと観ているとややこしいキャラクター名で混乱してしまいます。
ジョジーがオゾマトリのライブに行くシーン
Ozomatli - Cumbia De Los Muertos
ジョジーがオゾマトリのライブに行くシーンで流れた曲は、Ozomatli(オゾマトリ)の『Cumbia De Los Muertos』です。
曲のノリ方に一癖あるジョジーは、久しぶりのエネルギッシュなシーンで大興奮です。サム先生のガールフレンドのマウントが必死すぎてちょっと痛い。
女子高生3人が無表情で一心不乱に踊っている姿は、どこかホラー映画のような雰囲気があります。
ジョジーがステージでダンスするシーン
Ozomatli - Cut Chemist Suite
ジョジーがステージでダンスするシーンで流れた曲は、Ozomatli(オゾマトリ)の『Cut Chemist Suite』です。
やってしまいましたジョジー。へんてんこダンスでも意外と盛り上がるライブ会場。
ショッキングピンクのファーストールも一体どこから手に入れているのでしょうか。
寝坊したジョジーが学校中から笑われるシーン
De La Soul - Me Myself And I
寝坊したジョジーが学校中から笑われるシーンで流れた曲は、De La Soul(デ・ラ・ソウル)の『Me Myself And I』です。
高校時代にトラウマを抱えるジョジーにとって、些細な失敗でも大きくのしかかるのですね。
ジョージが言うように、ゆっくり水で洗い流せばいいことですが、ジョジーの涙がつらいシーンです。傷ついたジョジーをハグしたい。
ジョジーが高校時代のプロムで受けたいじめを思い出すシーン
Madonna - Like A Prayer
ジョジーが高校時代のプロムで受けたいじめを思い出すシーンで流れた曲は、Madonna(マドンナ)の『Like A Prayer』です。
健気にプロムを楽しみに待つジョジーが可哀想で仕方がありません!ビリーたちがクズです!
ジョジーが親を悲しませたくないと振る舞うシーンでは涙が止まりません。
マドンナを聴く方法
ジョジーがスクール・カースト上位になるシーン
Hole - Heaven Tonight
ジョジーがスクール・カースト上位になるシーンで流れた曲は、Hole(ホール)の『Heaven Tonight』です。
ロブの作戦が功を奏して、高校時代に憧れていた地位で女子高生3人衆の仲間入りできたジョジー。ジェシカ・アルバの美脚が羨ましい。
デパートの買い物シーンを観ると、映画「ホットチック」の面白シーンを思い出してしまいます。
👉 映画『ホット・チック』の流れた音楽をシーンごとに全19曲ご紹介!
ロブが実家でパーティーを開いているシーン
Semisonic - Never You Mind
ロブが実家でパーティーを開いているシーンで流れた曲は、Semisonic(セミソニック)の『Never You Mind』です。
16歳に手を出そうとしているロブにドン引きします。ジョジーが怖い顔で忠告するのも納得です。詰め寄ってくるガイも何だか気持ち悪く思います。
ジョジーたちがプロム会場に行くシーン
The Pietasters - Bitter
ジョジーたちがプロム会場に行くシーンで流れた曲は、The Pietasters(ザ・ピータスターズ)の『Bitter』です。
プロムのテーマとはいえ、パンツ一丁と靴下でプロム会場に行くロブが信じられません。
ディスコ・バービーに扮したジェシカ・アルバが断トツで可愛い!マリア様への嫌味も許せてしまいます。
ロブが酔っぱらっているトレイシーに動揺するシーン
Swirl 360 - Candy In The Sun
ロブが酔っぱらっているトレイシーに動揺するシーンで流れた曲は、Swirl 360(スウォール360)の『Candy In The Sun』です。
序盤から心配だったロブは、ちゃんと理性を持っている人だったようです。10代の真っ直ぐな感情に振り回されているようですね。
アルディスたちがDNAの仮装でプロムに参加するシーン
2 Skinnee J's - Riot Nrrd
アルディスたちがDNAの仮装でプロムに参加するシーンで流れた曲は、2 Skinnee J's(トゥー・スキニー・ジェイズ)の『Riot Nrrd』です。
ジョジーの時代だったらプロムに来なかったようなタイプの子も、自分らしくプロムを楽しんでいるようでホッとします。
ジョジーがプロム・クイーンに選ばれるシーン
Transister - Look Who's Perfect Now
ジョジーがプロム・クイーンに選ばれるシーンで流れた曲は、Transister(トランジスタ)の『Look Who's Perfect Now』です。
憧れていたプロム・クイーンになったジョジーは、嬉しそうだけど切ない表情をしていて気になりました。
高校時代に憧れていたものが大したことではなかったことに気づいたのでしょうか。
ジョジーとガイがダンスをするシーン
The Cardigans - Erase / Rewind
ジョジーとガイがダンスをするシーンで流れた曲は、The Cardigans(カーディガンズ)の『Erase / Rewind』です。
クイーンとキングのダンスで『Erase / Rewind』を選曲するとは。ちょっと踊りにくそうと思ったのは私だけ?
シェイクスピアの言葉を引用して気持ちを伝えるジョジーと下ネタをかますガイの格差がひどい。ジョジーはガイみたいな男にはもったいないくらいの、最高にいい女です。
ジョジーがサム先生とダンスしながら会話するシーン
The Smiths - Please, Please, Please, Let Me Get What I Want
ジョジーがサム先生とダンスしながら会話するシーンで流れた曲は、The Smiths(ザ・スミス)の『Please, Please, Please, Let Me Get What I Want』です。
ガイとはちぐはぐな感じがありましたが、サム先生とのダンスシーンはロマンティックで溶けてしまいそうです!
社会人に戻ったジョジーが野球チームに交渉するシーン
Kendall Payne - Closer To Myself
社会人に戻ったジョジーが野球チームに交渉するシーンで流れた曲は、Kendall Payne(ケンドール・ペイン)の『Closer To Myself』です。
以前と比べると見間違えるほど自信に溢れているジョジー!内面の美しさが外面に出てきたようです。
サム先生が球場に登場するシーン
The Beach Boys - Don't Worry Baby
サム先生が球場に登場するシーンで流れた曲は、The Beach Boys(ザ・ビーチ・ボーイズ)の『Don't Worry Baby』です。
サム先生とジョジーの関係にうっとりするシーンです。ラブコメ映画の中でもトップクラスのラブシーン!
エンディング
Sonichrome - Innocent Journey
エンディングで流れた曲は、Sonichrome(ソニッククロム)の『Innocent Journey 』です。
エンディングは、キャストやスタッフの高校時代の写真で締めくくっています。
私は高校時代をすっかり忘れてしまいましたが、なんとなく苦い思い出も楽しい思い出もあった時代だったように思えます。今が一番楽しい!
筆者の感想
楽しいラブコメディかと思いきや、意外と残酷な場面が多かった『25年目のキス』。狭い世界で生きる高校生だからこそのいじめや心理描写がとてもつらかったです。
ラスト主人子のジョジーがすべてをぶちまけて成長するシーンには、涙がホロリと。弟のロブも人気者だった高校時代の栄光から脱却でき、自分の生きる道を見つけられて本当に良かったです。
脇役に、ジェシカ・アルバやオクタビア・スペンサーなど今では人気俳優が出演していて、久しぶりに観るとストーリーそっちのけでお宝発見をしてしまいます。
ほろ苦いラブコメディ映画を観たい人におすすめの作品です。