2023年8月11日公開の映画『リボルバー・リリー』。
1924年東京を舞台にし、百合が少年を守ろうと戦うのが主なストーリー。監督は行定勲で、綾瀬はるかはハードボイルドな役柄で主演を務めました。この作品は、混乱期の日本を背景に個性的なキャラクターたちのドラマを描いています
この記事では、映画『リボルバー・リリー』で流れた音楽(浪曲含む)4曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『リボルバー・リリー』で流れた曲とは?
1924年の東京の町が映し出されるシーン
宵待草
1924年の東京の町が映し出されるシーンで流れた曲は、『宵待草』です。
「待てど暮らせど」という歌詞で始まり、1924年8月28日の東京の町が映し出されます。夜の賑わう町で女性が岩見先生に声をかけていきましたね。彼はお店に土産を届け、百合を待ちました。
この曲は竹久夢二(たけひさゆめじ、1884年~1934年)作詞の曲です。竹久は日本の洋画家で明治から昭和初期に活躍した芸術家で女性の美しさや繊細な表情を描きました。
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百合が慎太を助けに行くシーン
村上喜剣(初代天中軒雲月)
百合が慎太を助けに行くシーンで流れた曲は、『村上喜剣(初代天中軒雲月)』です。
慎太がさらわれて百合は平岡の元へ。そこで曲が流れており、百合は銃を向けつつ平岡が交渉を持ち掛けます。交渉が成立して喜ぶ平岡の姿は、演じる佐藤二朗らしさが印象的ですね。
村上喜剣(むらかみ きけん)は、日本の小説家であり、特にミステリー作品で知られています。村上喜剣の作品では、天中軒雲月はミステリーの要素に深く関わるキャラクターとのことでした。
戻った百合がレコードで曲を流すシーン
榎本健一 - 東京節(パイのパイのパイ)
戻った百合がレコードで曲を流すシーンで流れた曲は、榎本健一の『東京節(パイのパイのパイ)』です。
百合は慎太と共に無事に戻り、丸の内などの話を歌詞にした陽気な曲を流します。明るい曲に似合わず、外には軍の姿が…慎太を狙った幾人もの男たちを前に、百合が店を出て対峙する姿は勇敢だなと感じました。
「東京節(パイのパイのパイ)」は、1950年代に作られた楽曲で、東京を舞台にした楽しい歌詞と軽快なメロディが特徴です。この曲は、東京の街の活気や魅力を歌ったものであり、当時の人々に人気でした。
慎太を預けて半年が経過したシーン
Marion Harris - It Had to Be You
慎太を預けて半年が経過したシーンで流れた曲は、Marion Harrisの『It Had to Be You』です。
港が映し出される中、慎太を海軍に預けて半年後のシーンが映し出されます。英語の歌が流れる中、百合が慎太と再会…慎太は百合にお礼を言い、彼女はお菓子を持ってきました。マロングラッセを「おいしい」という慎太の姿が印象的ですね。
「It Had to Be You」は、アメリカのポピュラーソングで、1924年に作曲されました。作曲者はイシドア・ホップキンス(Isham Jones)で、歌詞はガス・カー(Gus Kahn)が手掛けました。この曲は、何度もカバーされ、映画やテレビ番組で使われたりしています。
サウンドトラック
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