2019年12月13日公開の映画『屍人荘の殺人』。
今村昌弘のミステリー小説を原作とし、大学生たちがペンションに泊まってロックフェスも始まっていくのがストーリーの始まり。驚きの事件が発生していきますよ。監督は木村ひさし、主演は神木隆之介と浜辺美波です。斬新な設定と予想外の展開が話題を呼びました。
この記事では、映画『屍人荘の殺人』で流れた音楽6曲をご紹介します。※ネタバレを含みます
『屍人荘の殺人』で流れた曲とは?
ロックフェスのステージでバンドが歌うシーン
HAWAIIAN6 - MAGIC
ロックフェスのステージでバンドが歌うシーンで流れた曲は、HAWAIIAN6の『MAGIC』です。
英歌詞の軽快な歌で始まる曲であり、盛り上がりのあるサビの部分が「ロックフェス」が映し出されるシーンで流れましたね。もつ煮込みや海外の料理の屋台などが立ち並び、人々が行き交う賑やかなフェス!
ステージで歌うバンドメンバーに対し、観客も手を挙げて盛り上がりを見せているのが印象的です。葉村と明智がペンションで過ごした後との対比が凄いですね。
夜のロックフェスで人が噛まれていくシーン
Laura day romance - 大停電
夜のロックフェスで人が噛まれていくシーンで流れた曲は、Laura day romanceの『大停電』です。
バーベキューで明智と葉村が情報を得ていく中、再びフェスのシーンへ。ゆったりとした曲のステージに居合わせた観客が両手を波のように動かしていましたね。しかし、何人もが九に倒れて救護室に運ばれていく…腕には赤い跡があり、不穏さを思わせます。
医師が到着した際には運ばれた人がいなくなっていて驚きの隠せない中、葉村たちが歩いていくシーンに移ります。
夜のロックフェスに葉村たちが参加するシーン
浪漫革命 - サマタイム
夜のロックフェスに葉村たちが参加するシーンで流れた曲は、浪漫革命の『サマタイム』です。
「あなたと食べたいスイカ」という歌詞が印象的な曲がロックフェスに響いていましたね。バーベキューを経て葉村と明智もロックフェスに訪れますが…明智が「趣味じゃない!」と言って演歌が好きだということを明かすのには笑ってしまいました。
ステージ前には人々が集まって楽しそうな中、バンドの歌声が大きくて葉村が困ってる女性に声をかけてもなかなか通じませんでしたね。
大音量のデスメタルが聞こえてくるシーン
※公式動画は見つかりませんでした
大音量のデスメタルが聞こえてくるシーンで流れた曲は、殺助の『ゼァ!』です。
朝を迎えて穏やかな風景と共にゾンビのような者たちがゆっくりと歩き回る姿が映し出されました。みんなが部屋で過ごす中、葉村はペンションの各部屋の図面を見ていると、立浪のいる204号室から音楽が…大音量のデスメタルが響いてくるのです。
「ゼァ!」と繰り返し聞こえて来ることでみんな困っているようでしたね。この曲は映画終盤でゾンビが襲ってくる際にも「ゼア!」と口にしている者がいましたよ。
管野が重元と立浪を訪ねるシーン
殺助 - CICADA
管野が重元と立浪を訪ねるシーンで流れた曲は、殺助の『CICADA』です。
204に何者かが訪ねたような影が映りつつ、管野は重元の部屋にゴミの回収のために訪ねます。立浪の部屋のデスメタルに苦情を言うと、ちょうど「CICADA」らしき曲が止まりました。
そうしてすぐまた「ゼア!」と曲が始まり、重元が「ゼアじゃないんだよ!」と、うるささそうに叫ぶのが印象的です。立浪は屋上で葉村と話しているのに不可解なできごとだったと言えるでしょう。
エンディング
Perfume - 再生
エンディングで流れた曲は、Perfumeの『再生』です。
「最大限界行きたいわ」という女性シンガーのポップな歌と共にエンディングへ。明智が剣崎の手でとどめを刺されたという終わり方は切なさも覚えますね。このゾンビ事件の首謀は誰だったのか…独特な世界観で描かれるミステリー作品でした。
犯人とその犯行の詳細が解き明かされる中、ゾンビの群れが葉村たちを追い詰めるシーンも含め、ハラハラ&推理劇が楽しめる作品だったと思います。ロックフェスの参加者の多くは犠牲になってしまったかな…。