2023年7月14日公開の映画『ヴァチカンのエクソシスト』。
1987年のイタリア、サン・セバスチャン修道院を舞台に、ローマ教皇に仕える神父であるガブリエーレ・アモルトの実話を基にした映画。アモルト神父が少年の悪魔祓いのためにトマース神父と共に調査を開始…修道院の秘密に迫っていくホラー映画です。主演はラッセル・クロウ。
この記事では、映画『ヴァチカンのエクソシスト』で流れた音楽4曲をご紹介します。※この記事はネタバレを含みます
『ヴァチカンのエクソシスト』で流れた曲とは?
ジュリアが娘たちを乗せて車を運転するシーン
The Cult - She Sells Sanctuary
ジュリアが娘たちを乗せて車を運転するシーンで流れた曲は、The Cultの『She Sells Sanctuary』です。
遠くから聞こえてくるギター音に力す良いドラムが続いていく曲。勢いのある歌と共に軽快さと熱量を感じさせますね。1987年7月1日、スペインのカスティーリャの海と原っぱが遠くから映し出されつつ、音楽が流れていきました。
車に乗っているのは3人の家族。息子のヘンリーがヘッドホンで曲を聴いており、母親が運転、姉のエイミーは不機嫌そうな表情…彼女たちの行く先はどこなのか見守ってくださいね。
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ヘンリーが曲を聴きながら屋内を散策するシーン
Violent Femmes - Gone Daddy Gone
ヘンリーが曲を聴きながら屋内を散策するシーンで流れた曲は、Violent Femmesの『Gone Daddy Gone』です。
建物を改修しているシーンが映し出される中、ヘンリーは散策をしていましたね。古びたお面を付けてエイミーの元に行ったり、屋内を歩いていくときにはヘッドホンで曲を聴いていました。
ポップなシロフォン(木琴)の音色で始まり、とつとつとした歌が続いていく曲。ギターやドラムなどのも合わせてリズミカルな曲風が印象的。ヘッドホンを外して低温が響く方を覗くのですが…ここから本格的なホラーの始まりを思わせますね。
エイミーが自室でくつろぐシーン
Faith No More - We Care A Lot
エイミーが自室でくつろぐシーンで流れた曲は、Faith No Moreの『We Care A Lot』です。
エイミーは自分の部屋のベッドに座りながら、ペディキュアを塗っていましたね。ヘッドホンで音楽を聴いている今日でこの曲は今どきのしっかりとしたドラムで始まるのが特徴です。掛け声を上げていき、訴えかけるような歌はとてもエネルギッシュですよ。
母のジュリアはエイミーにヘンリーを見ててと頼み、エイミーが反抗的な態度をとるのが印象的。そのまま曲が鳴り響きながら次の日に移り、イタリアにいるアモルト神父のシーンに移りますよ。
エイミーが物音に気付いてヘンリーに呼びかけるシーン
The Saints - (I’m) Stranded
エイミーが物音に気付いてヘンリーに呼びかけるシーンで流れた曲は、The Saintsの『(I’m) Stranded』です。
神父が屋敷を訪ねる中、その夜エイミーは自室で音楽を聴いていましたね。ギターをかき鳴らしつつ、70年代の雰囲気を感じさせる男性シンガーの歌が続く曲でした。
そうして不気味さが増す屋敷ですが「ドンドドッドンドン」と壁を叩く音が聞こえ続け、ヘンリーの名を呼ぶエイミー…そして憑りつかれたヘンリーが「僕は地獄にいる」と言い放つのが恐ろしい!電話がかかってきてさらに驚くエイミーの姿にハラハラします!